高周波熱錬（5976） – 2021年度　決算説明会資料

202１年度 決算説明会2022年(令和4年)5月25日目次Ⅰ. ２０２１年度 決算概要Ⅱ. 経営実績の推移Ⅲ. 第15次中期経営計画の進捗Ⅳ. 成長戦略Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2目次Ⅰ. ２０２１年度 決算概要Ⅱ. 経営実績の推移Ⅲ. 第15次中期経営計画の進捗Ⅳ. 成長戦略Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved31．202１年度 連結決算の概要 売上高は前期比24.5%増収の530億円 半導体不足の影響長期化、鋼材価格等が高騰するも、これまでの投資の成果による増収効果、原価低減活動により前年から大幅増益を達成(単位：百万円)売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益ＲＯＥ(自己資本当期純利益率)ＲＯＡ(総資産経常利益率)Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2020年度 ２０２１年度増 減増減率42,56753,004１０，４３７24.5%9203,7042,784302.6%1,4754,4182,942199.4%2682,6902,422903.4%0.5％4.6％1.9％5.6％4.13.7－－4２．連結損益計算書科 目売上高売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益営業外収益営業外費用経常利益特別利益特別損失税金等調整前当期純利益法人税、住民税及び事業税法人税等調整額当期純利益（内訳）親会社株主に帰属する当期純利益非支配株主に帰属する当期純利益期 別２０２０年度 ２０２１年度増 減増減率(単位：百万円)42,56734,4748,0927,172920617611,4756889651,19848210061553,00441,71211,2927,5883,704782684,4183222734,4671,245963,12524.5％10,43721.0％7,23739.6％3,2005.8％416302.6％2,78426.8％16511.3％62,942199.4％▲366 ▲53.2％▲692 ▲71.7％272.7％3,268158.0％762▲3.7％▲3407.7％2,5092683472,6904342,42287903.4％25.2％Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved53．連結営業利益の増減要因 売上高が前期比24.5%増加したことにより44億円の増益 一方、主として鋼材価格の高騰により変動費が増加(単位：億円)8070605040302010092020年度営業利益売上増による売上総利益増変動費増▲1１＋４４固定費増▲5372021年度営業利益Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved64．特別損益の主な内訳特別利益金 額摘 要投資有価証券売却益214 政策保有株式の売却(単位：百万円)(単位：百万円)特別損失金 額摘 要減損損失(岡山工場)162 半導体部品不足による自動車業界からの受注減少減損損失(九州高周波熱錬)79 半導体部品不足による大型の工作機械業界からの受注減少Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved75．セグメント情報(連結売上高) 製品事業部関連: 土木・建築関連製品は前期比増加、自動車、建設機械関連製品は大幅に増加 ＩＨ事業部関連(受託加工): 工作機械、建設機械業界の受注が回復し、前期比大幅に増加 IH事業部関連(装置関連): 設備投資需要が回復基調、前期比増加(単位：百万円)事業区分主な製品・サービス２０２０年度 ２０２１年度増 減増減比製 品 事 業 部関 連 事 業ＰＣ鋼棒関連製品高強度せん断補強筋高強度ばね鋼線ITW®中空ラックバー旋回輪(建設機械部品)Ｉ Ｈ 事 業 部関 連 事 業熱処理受託加工誘導加熱装置・サービス24,53731,2056,66727.2％17,89821,6663,76821.1％そ の 他 賃貸事業ほか13113211.2％合計42,56753,00410,43724.5％Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved86．セグメント情報(連結営業利益) 製品事業部関連: 鋼材価格高騰の中、販売量増による増収効果と販価改定により前期比増益 ＩＨ事業部関連(受託加工): 受注回復による増収効果により前期比大幅な増益 IH事業部関連(装置関連): 設備投資需要が回復基調、増収効果により前期比増益(単位：百万円)事業区分主な製品・サービス２０２０年度 ２０２１年度増 減増減比製 品 事 業 部関 連 事 業ＰＣ鋼棒関連製品高強度せん断補強筋高強度ばね鋼線ITW®中空ラックバー旋回輪(建設機械部品)Ｉ Ｈ 事 業 部関 連 事 業熱処理受託加工誘導加熱装置・サービス6851,31763192.2%1702,3272,157 1267.7%そ の 他 賃貸事業ほかセグメント間取引消去577545▲3▲5.7%▲1 ▲17.6%合計9203,7042,784302.6%Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved97．2021年度 資産残高の推移(連結) 総資産は前年度末比6４億円の増加、有形固定資産が減少したものの、現預金・売上債権が増加8211621188061721037627551448514390400309 302 308 291 (単位：億円)1,0008006002000売上債権投資有価証券 等有形固定資産その他資産82015690280 292 231 228 224 229 2017年度2018年度2019年度2020年度2021年度※ その他資産は、主として現預金および棚卸資産などが含まれておりますCopyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved108．2021年度 負債・純資産残高の推移(連結) 負債は借入金が減少したもの、仕入債務や未払法人税等が増加 純資産は業績向上により利益剰余金が増加、円安により為替換算調整勘定が増加仕入債務借入金その他負債純資産820722157 負債:151億円純資産:668億円821812255 806773547 762603044 755582743 661 645 627 627 668 (単位：億円)1,00080060040020002017年度2018年度2019年度2020年度2021年度Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved119．2021年度 キャッシュ・フロー(連結) 営業CF: 業績向上により増加 投資CF: 設備投資の厳選、政策保有株式の売却を継続実施 フリーキャッシュフロー: 前期比 3,083百万円増加科目２０２０年度２０２１年度増 減税金等調整前当期純利益減価償却費減損損失売上債権の増減仕入債務の増減その他営業活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フローフリーキャッシュ・フロー借入金自己株式の取得配当金の支払額その他財務活動によるキャッシュ・フローキャッシュ・フロー期末残高Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved1,1983,03477298▲241▲8933,969▲7583,211▲253▲506▲571▲264▲1,59513,3094,4672,954241▲9031,303▲1,7286,335▲ 406,294▲631▲0▲877▲460▲1,97018,099(単位：百万円)3,268▲80▲530▲1,0011,544▲8342,3657173,083▲377505▲306▲196▲3744,79012１0．連結設備投資 21年度は、事業環境を考慮しつつ、新規の設備投資を厳選 22年度以降は、成長分野を中心に積極的な投資を予定2018年度 ２０１９年度 ２０２０年度 ２０２１年度(単位：百万円)２０２２年度(予定)設 備 投 資 額4,8724,1771,4261,3774,000減 価 償 却 費3,2673,1893,0342,9543,000Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved13１1．地域別売上高の推移 21年度: 韓国を除き販売量増、販売価格改定や円安効果により増加 22年度: 全地域で販売量増、販売価格改定や円安効果により増加(億円)日本(億円)中国＜備考＞• 売上高にはグループ内取引を含む。• 2022年の海外拠点の売上高（計画）は下記のレートで円転。1中国元 = 19.26円1韓国ウォン = 0.1013円1インドネシア・ルピア = 0.0086円1チェコ・コルナ = 5.61円1米ドル = 122.39円1メキシコ・ペソ = 6.16円(億円)北・中米(億円)欧州(億円)アジア(中国以外)Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved14Ⅰ. ２０２１年度 決算概要Ⅱ. 経営実績の推移Ⅲ. 第15次中期経営計画の進捗Ⅳ. 成長戦略Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved1512．連結売上高の推移 22年度は、販売量増、販価改定活動、円安効果により、前期比1３．２%増の600億円(単位：億円)8006002000530 400269 488 239 261 249 下期 売上高上期 売上高530 600 425 242 183 286 244 18年度実績19年度実績20年度実績22年度予想21年度実績 22年度見通し第１４次中期経営計画第１５次中期経営計画【換算レート】• 21年度 １中国元＝1８.０６円、１ＵＳドル＝115.０２円• 22年度 １中国元＝19.26円、１ＵＳドル＝1２２.３９円Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved1613．営業利益・営業利益率の推移 22年度は、鋼材価格、電力費、輸送費等の高騰によりコストアップ、販価改定およびより一層の原価低減を推進し、利益確保に努める6.737 18 19 営業利益(億円)806040200-204.3 21 10 11 下期 ＋16上期 ▲72.2 9 7.0 37 19 18 下期 営業利益上期 営業利益営業利益率6.036営業利益率％()8.06.04.02.00.0-2.018年度実績 19年度実績 20年度実績 21年度実績 22年度見通し22年度予想第１４次中期経営計画第１５次中期経営計画Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved1714．セグメント情報(連結売上高) 製品事業部関連: ２2年度は販売量増、販価改定活動、円安効果により、前期比17.9％増収 ＩＨ事業部関連 : 22年度は販売量増により前期比6.5％増収製品事業部関連ＩＨ事業部関連その他284244265221245179368312217231(単位：億円)50040030020010001.31.31.31.31.322年度予想第１４次中期経営計画第１５次中期経営計画※ 18年度以降はセグメント区分を変更Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved1815．セグメント情報(営業利益・営業利益率) 製品事業部関連: 22年度は鋼材価格等の高騰による販価改定を推進するも、前期比12.8%減益 ＩＨ事業部関連 : ２2年度は電力費が上昇するも、販売量増により前期比3.1％増益営業利益(億円)706050403020100-10製品事業部ＩＨ事業部その他営業利益率(製品)営業利益率(ＩＨ)8.15.519156.72.01452.81.0710.710.44.23.12324131115.010.05.00.0営業利益率％()0.50.520.50.50.5下期 ＋8上期 ▲1下期 ＋8上期 ▲618年度実績 19年度実績 20年度実績 21年度実績 22年度予想22年度予想第１４次中期経営計画第１５次中期経営計画※ 18年度以降はセグメント区分を変更Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved1916．ROE・ROAの推移 ２2年度は、前期比減益予想のため、ＲＯＥ 4.1％、ＲＯＡ 5.1％ を見込む(単位：％)8.06.04.02.00.0ＲＯＡＲＯＥ5.02.61.60.41.90.55.64.65.14.1ＲＯＥ 目標(23年度)5.0％以上18年度実績19年度実績 20年度実績 21年度実績 22年度実績22年度予想第１４次中期経営計画第１５次中期経営計画Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2017．設備投資・研究開発投資の推移 設備投資: ２2年度より成長分野を中心に積極的な投資を実施予定 研究開発投資: 次世代技術の開発、持続的成長を見据えた投資を継続設備投資研究設備投資研究開発投資4942国内： 33億円海外： 7億円40111014146612第１４次中期経営計画第１５次中期経営計画22年度予想Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved21(単位：億円)604020018．配当の推移基本方針 連結配当性向40%以上 自己資本配当率(DOE) 1.5%を下限(単位：円)403020100期末配当中間配当2513 12 229 13 149 5 3017 13 3015 15 18年度実績19年度実績20年度実績22年度予想22年度予想21年度実績/予定第１４次中期経営計画第１５次中期経営計画Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2219．業界別売上高の推移 22年度は、すべての業界で売上増加、特に自動車業界向けが大きく増加(単位：億円)800600530 40028320006164662333488 2734953652721425 2284050612917530 2706471682829自 動 車工作機械建設機械建築土木その他600 323727871312518年度実績19年度実績20年度実績21年度実績22年度予想22年度予想第１４次中期経営計画第１５次中期経営計画Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2320．業界別売上高比率 22年度は自動車向けの売上が大きく増加することにより、相対的に比率が増加２０２１年度 実績２０２２年度 予想建築12.8%建設機械13.4%その他5.5%土木5.2%工作機械12.1%自動車51.0%その他4.4%土木5.1%建築11.8%建設機械12.9%工作機械12.0%自動車53.8%Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2421．高強度ばね鋼線(ITW®) 売上高の推移 21年度: ＥＶ化が進む中、軽量化に貢献する高強度ばね鋼線ＩＴＷ®の需要は大幅増、鋼材価格高騰による販価改定や円安効果もあり大幅に増収 22年度: 更なる販売量の増加を見込む(単位：億円)200ＮＣＺ(チェコ)ＮＡＣ(米国)上海中煉線材(中国)ネツレン(日本)150100500117 17 22 45 33 109 11 19 44 34 132 19 22 58 33 国内シェア47％90 7 17 39 28 168 29 27 76 35 18年度実績19年度実績20年度実績21年度実績22年度予想22年度予想Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2522．PC鋼棒・異形PC鋼棒 売上高の推移 21年度: 耐震補強目的の物流倉庫へのPC鋼棒の拡販を強化し、売上増加 22年度: 大型物件の受注により売上増を見込む(単位：億円)8060402005151484956国内シェア35％18年度実績19年度実績20年度実績21年度実績22年度予想22年度予想Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2623．高強度せん断補強筋 売上高の推移 21年度: 顧客でメリットを出せるカットオフ工法の設計折込により大幅増加 22年度: 高層マンション着工数は減少するが、カットオフ工法を用いた置換え提案を強化し、売上増を見込む(単位：億円)60402003836344344国内シェア28％18年度実績19年度実績20年度実績21年度実績22年度予想22年度予想Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2724．旋回輪(建設機械部品) 売上高の推移 21年度: 中国を除くすべての地域向けの需要増により大幅増加 22年度: 中国・ロシアを除く地域向けの売上増を見込む(単位：億円)6040200売上高[海外]売上高[国内]43 13 30 Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved48 11 49 10 37 39 28 7 32 10 21 22 18年度実績19年度実績20年度実績21年度実績22年度予想22年度予想※ グループ内取引を含む2825．誘導加熱装置・サービス 売上高の推移 21年度: 新型コロナによる設備投資抑制が顕著も回復基調 22年度: 全拠点で需要回復を見込む(単位：億円)誘導加熱装置電源装置80604005310 5 2038 装置売上高サービス売上高韓国熱錬(韓国)塩城高周波(中国)ネツレン(日本)436 7 30 4481225317717301820国内シェア１７％Neturen Indonesia(ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ)Neturen USA(米国)韓国熱錬(韓国)塩城高周波(中国)ネツレン(日本)253 3 17 234 2 16 20331323341522331518年度実績19年度実績20年度実績21年度実績22年度22年度予想予想18年度実績19年度実績20年度実績21年度実績22年度22年度予想予想※ グループ内取引を含むCopyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved2926．熱処理受託加工 売上高の推移 21年度: 自動車向け回復、建設機械・工作機械向けは大きく増加 22年度: すべての業界向けに売上増を見込む(単位：億円)250200150100500売上高[海外]売上高[国内]157 13 146 13 155 19 162 18 131 13 118 国内シェア４５％144 133 136 143 18年度実績19年度実績20年度実績21年度実績22年度予想22年度予想Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved30Ⅰ. ２０２１年度 決算概要Ⅱ. 経営実績の推移Ⅲ. 第15次中期経営計画の進捗Ⅳ. 成長戦略Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved3127．第15次中期経営計画の進捗①基本方針「NETUREN VISION 2030 (進化と躍進)」 の達成に向けた第一フェーズとして「持続可能な社会づくりへの貢献」と「企業価値向上」を目指す第１の戦略 コア事業の更なる競争力強化、新技術・新商品・新事業の市場投入で収益基盤を確立第２の戦略 ＮーＤＸ体制でデジタル化を促進し情報展開力を向上させ、３年後の完全運用を目指す第３の戦略 ＳＤＧｓを経営の中心に据え、ＣＯ２削減を推進し持続可能な社会づくりに貢献第４の戦略 グローバルにグループ営業力、マーケティング力の強化を担う人財の輩出主要経営指標(連結)2021年度実績2022年度予想2023年度目標売上高営業利益営業利益率ＲＯＥ(自己資本当期純利益率)ＲＯＡ(総資産経常利益率)530 億円37 億円600 億円３6 億円7.0％4.6％5.6％6.0％4.1％5.1％５６０ 億円４０ 億円７．１％５．０％以上５．５％以上Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved3228．第15次中期経営計画の進捗②第1の戦略：コア事業の更なる競争力強化、新技術・新商品・新事業の市場投入で収益基盤を確立2021年度の成果2022年度の主な施策製品事業部関連 ①高強度せん断補強筋: カットオフ工法を用いた①高強度せん断補強筋: 折込活動強化による売上増 (前年比+19.4%)カットオフ工法の折込活動継続、市販構造計算ソフトへの適用開始②PC鋼棒の用途開発・拡販: プレグラウトPC鋼棒②PC鋼棒:桁橋の架設工法に採用・量産開始木造建築への適用に向けPR強化③ダブルスターク®：ゼネコン各社へPR、実物件での検討開始③ダブルスターク®: ゼネコン各社と採用に向けた実物件検討、大学との実験推進IH事業部関連(熱処理受託加工)①重点課題への原低活動、自動化・IoT化の推進①労働生産性の改善継続による労働生産性の向上 (前期比向上)②新規製品(EV関連): 7車種受注、うち2量産開始②新規製品の開拓(EV関連)の推進IH事業部関連(誘導加熱装置・サービス)①FPGA搭載電源装置の外販開始、21年度: 20台受注、11台販売①旧タイプ電源のFPGA搭載電源への更新提案強化、拡販継続②半導体製造装置(SiC成膜装置) 用の高周波電源の販売拡大： 26台受注、25台販売②半導体製造装置: 次世代開発機用および既存用高周波電源装置の受注③ｻﾌﾞｽｸﾋﾞｼﾞﾈｽの販売開始③ｻﾌﾞｽｸﾋﾞｼﾞﾈｽ(定期ﾒﾝﾃﾅﾝｽ)受注拡大Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved3329．第15次中期経営計画の進捗③第2の戦略：N-DX体制でデジタル化を促進し情報展開力を向上N-DXの構築「進化と躍進する企業へ変革」するための全社的な活動を開始N-DXプロジェクト準備委員会(～21年9月末)で議論し、「N-DXプロジェクト(21年11月～)」を正式に発足「N-DX推進室」を組織化、ネツレングループを横断的に統括し、活動を推進No.取り組み課題21年度下期22年度23年度24年度30年度～1 経営の舵取りスピードアップ（経営状況の常時把握）(A)現状調査分析(A)レガシー業務精査(A)グランドデザイン策定(A)業務設計システム設計（A)システム構築テスト2 客先情報の一元管理システム(B)現状調査検証分析の構築、展開、活用（SFAシステム定着）(B)営業支援定着設定(B)一元管理情報決定(B)グランドデザイン（B)営業支援稼働(B)カスタマイズ案件(B)営業スタイル革新3 変化に対応できるデータ収集(C)現状調査検証分析とデジタル技術活用(C)要件定義(C)グランドデザイン（C)生産管理・工程管理（C)自社開発（C)システムアジャイル開発・構築テストDX体制構築に向け、クラウドシステム、生産設備のICT化等に3年間で10億円規模のインフラ投資を計画レガシーシステムの刷新・統合システム運用データ集約・分析DX人財の確保(継続)デジタル企業への変革・企業価値向上Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved3430．第15次中期経営計画の進捗④第3の戦略：CO2削減を推進し、持続可能な社会づくりに貢献ＣＯ２排出量削減目標「CO2排出量削減委員会」 発足、推進体制強化(2021年4月～) 再生可能エネルギーの最大活用 太陽光発電システムの導入(2022年度:新規2拠点で計画(神戸、尼崎)) 省エネ・高効率稼働、設備更新 高効率設備の開発 輸送CO２排出量削減： 中継活用、積載率向上、モーダルシフトの実証試験中 IH熱処理、当社製品の拡販によるCO2排出量削減への貢献2013年度2030年度2050年度第4の戦略:グローバルにグループ営業力、マーケティング力の強化を担う人財輩出ダイバーシティの実現多様な働き方の実現技能人財の育成 グローバルなエンジニア育成のため、海外拠点との技術交流を継続 海外トレーニー制度の活用 女性の活躍機会の確保：女性管理職人数を倍増へダイバーシティ研修の開催育児・介護支援の社内制度の整備 在宅勤務の浸透・定着業務ペーパーレス化→自宅で仕事できる環境レベルアップ 年次有給休暇の取得日数増の推進 従業員意識調査の実施・活用 スキルマップの整備・活用推進 優先教育講座(テーマ別研修)の実施、更なる講座の充実自発的貢献意欲を醸成しながら生き生きと働く職場環境を整備し、従業員一人ひとりのキャリア形成を支えていきますCopyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved3531．第15次中期経営計画の進捗⑤ キャピタルアロケーション基本方針 財務の健全性を確保しつつ、バランスシートの改善を実施（ＷＡＣＣ・ＲＯＥの改善） 営業ＣＦおよび資産売却で得た資金を将来の成長に向けた戦略・成長分野に積極的に投資 短期および中長期的な成長に伴う利益拡大に対しては、更なる株主還元（配当・自己株式取得）を実施第１５次中期経営計画キャッシュイン営業CF+資産売却＆手元資金キャッシュアウト定常投資戦略投資研究開発、新商品、DX、環境・省エネ・CO2削減、M&A増産、省人化・合理化、工場耐震補強・設備修繕40～70億円以上70億円以上株主還元配当30億円以上自己株式取得30億円程度5/20取締役会で自己株式15億円の取得を決議営業ＣＦ150億円以上資産売却＆手元資金30億円以上※資産売却には、政策保有株式売却を含む※必要に応じ負債による調達（デッド）も活用※配当は、連結配当性向40%以上下限はDOE1.5%Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved36３2．第１５次中期経営計画の進捗⑥積極的なIR活動への取り組みNo.IR活動の内容1 個人投資家向けIRへ参加 (２０２２年２月)2 ESGコーポレートDAYへ参加 (2022年２月)3 企業分析レポート（SR社）を発行 (２０２２年５月)4 ファクトシート（ユーロランド社）を発行(2022年６月予定)5 英文開示の拡充 (2021年度より)社会貢献への取り組み個人投資家向けIRへの参加ESGコーポレートDAYへの参加環境・教育・文化関連学術・研究関連 若手音楽家の活動・育成支援 大学（８大学）と連携した 若手建築家の養成支援 地域社会の環境整備支援 国際文化交流支援高周波焼入れ関連の共同研究・技術開発【事例】① 高周波焼入れによる金属の強じん化② ３D造形チタン合金の高強度化Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved37Ⅰ. ２０２１年度 決算概要Ⅱ. 経営実績の推移Ⅲ. 第15次中期経営計画の進捗Ⅳ. 成長戦略Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved3833．成長戦略① ITW®のグローバル展開軽量化、EV化に貢献するITW®のグローバル拡販を推進 ＥＶ化が進む中、軽量化に貢献する高強度ばね鋼線ＩＴＷ®の需要は大幅増、22年度以降もグローバルで着実な成長を目指す地域別のITW®販売量の推移欧州北米中国欧州新規顧客へ納入開始、新規モデルへの搭載に向けた活動強化日系・米系顧客のいずれも需要拡大22年度の第1次、23年度の第2次増設により、生産能力を40%拡大上海・重慶の2拠点で中国全土をカバー重慶の需要増、EVに貢献する太径ITW®により更なる成長日本堅調に推移、顧客の新規冷間化の動きへ対応欧州米国中国日本20年度実績21年度実績22年度予想23年度予想Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved3934．成長戦略② インドネシアへ設備増強、事業基盤の強化インドネシアにおける自動車用軸受部品の熱処理受託を増産インドネシアの市場環境 インドネシアの国内自動車市場は緩やかな成長、同国からの輸出も増加傾向 自動車メーカーの部品の現地調達強化の流れネツレンインドネシアの動き① 2019年、軸受部品の熱処理受託を新規受注、設備投資を決定② ２０２１年10月、量産開始・順調に推移③ 2022年5月、23年量産の新規5品番を受注、増産投資を決定投資金額： 3億円投資内容： 熱処理設備2式稼働：2023年3月稼働予定生産能力：従来比2倍Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved200150100500PT.NETUREN INDONESIAネツレンインドネシア売上高(百万円)2020年実績2021年実績2022年計画2023年計画4035．成長戦略③ ダブルスターク®部分高強度鉄筋「ダブルスターク®」 の需要拡大・新規需要創出への取組強化ダブルスターク®拡販の取組み 「性能証明」を取得し、本設計法を一般化、業界へのPR推進中 ゼネコン各社へ認知度向上のためのPR、実物件での検討を推進 有効性を活かせる設計法確立のための実験も推進 (更なる鉄筋量の削減)需要拡大・新規需要の創出へ増産体制確立に向けて、6億円規模の投資を検討中在来工法本工法柱・梁接合部へのダブルスターク® の使用により、• 居住空間の拡大、豊かな採光が可能• 鉄筋量を20～30％低減、省資源・CO2削減に貢献 !Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved41高強度部分(700MPa)低強度部分(390MPa)スッキリ！36．成長戦略④ フロントフォーク用インナーチューブの需要拡大2輪車 フロントフォーク用インナーチューブの需要拡大市場環境 オフロードバイク、高級2輪車用のインナーチューブとして、欧州向けに販売 ネツレンIH焼入技術を用いた高精度な薄肉鋼管 の高い評価 顧客の増量要請に従い、1.5億円規模の増産投資を検討中インナーチューブ売上高(百万円)フロントフォークネツレン製インナーチューブ1,200800400018年度 19年度 20年度 21年度 22年度23年度予想予想搭載バイクの事例 (主にKTM社)Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved4237．成長戦略⑤ (研究開発)３Dプリンターの導入３Dプリンターを活用し、誘導加熱コイルの納期を半減へ(2030年度)誘導加熱コイル製作の現状•IH技術において誘導加熱コイルの品質は特に重要• 対象部品に合わせて様々な形状が要求される(一品生産)熟練技術者による手作業が多く、リードタイムが長い3Dプリンターで製作した誘導加熱コイルの一例「コイル製作リードタイムの大幅短縮」、「品質向上(寿命向上)」を目的とし、『３Dプリンターによるコイル製造技術の確立』 を実現へ(※)加熱コイルの納期(現行比)： 2025年 30%短縮、2030年 60%短縮3Dプリンターの導入投資金額：2億円導入時期：2022年度【研究開発の内容】３Dプリンターならではの設計自由度により理想的な加熱コイル設計を追求、当社のCAE解析技術との連携により水路や電流経路の最適化を図るCopyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved4338．新商品・新規事業の売上高推移 21年度: ITW®重慶分公司、太径ITW®、フープ筋カットオフ工法 等の拡販により大幅増 22年度: マイルド浸炭事業等が登録期間満了により減少するが、引き続き高い水準を維持(単位：億円)8006004002000530488948946新商品・新規事業 売上高既存商品・事業 売上高新商品・新規事業 売上高比率(単位：％)53019600169995605040302010042511494418年度実績19年度実績20年度実績21年度実績22年度予測22年度予想Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved44（注）当資料に記載の将来に関する予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により開示した予想数値と異なる場合があります。Copyright @ Neturen Co., Ltd. All Rights Reserved