サンエー化研（4234） – 第113期（2022年3月期）決算説明会資料

第113期（2022年3月期） 決算説明会 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 2022年6月7日 目 次 1．第113期（2022年3月期）決算概要 連結貸借対照表（資産の部、負債・純資産の部） 連結損益計算書 営業利益の要因分解 2．各セグメントの概況 セグメント別業績内訳 事業の内容及び概況（軽包装材料、産業資材、機能性材料） 3．第114期（2023年3月期）業績予想と今後の施策 4．参考情報 トピックス 基本情報 翌期業績予想 セグメント別の業績予想（軽包装材料、産業資材、機能性材料） 利益率の推移と今後の施策（軽包装材料、産業資材、機能性材料） 設備投資及び研究開発費 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 1 目 次 1．第113期(2022年3月期)決算概要 連結貸借対照表 （資産の部、負債・純資産の部） 連結損益計算書 営業利益の要因分解 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 2 第113期決算概要：連結貸借対照表（資産の部） 科 目 2020年3月期末 （第111期末） 2021年3月期末 （第112期末） 2022年3月期末 （第113期末） 対前期 増減額 対前期 増減率 （単位：百万円） 流動資産 現金預金 売上債権 棚卸資産 その他 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 20,075 22,420 22,570 6,341 7,147 7,296 149 148 0.7% 2.1% 10,341 11,628 10,671 ▲956 ▲8.2% 3,274 117 3,605 39 4,269 332 663 293 18.4% 742.4% 11,552 13,567 13,376 ▲191 ▲1.4% 6,520 7,325 7,060 ▲264 ▲3.6% 27 54 47 ▲7 ▲13.6% 投資その他の資産 5,004 6,188 6,268 80 1.3% 資産合計 31,627 35,988 35,946 ▲42 ▲0.1% Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 3 第113期決算概要：連結貸借対照表（負債・純資産の部） （単位：百万円） 科 目 2020年3月期末 （第111期末） 2021年3月期末 （第112期末） 2022年3月期末 （第113期末） 対前期 増減額 対前期 増減率 流動負債 12,303 12,625 12,085 ▲539 ▲4.3% 仕入債務 短期借入金 その他 固定負債 長期借入金 その他 負債合計 純資産 負債及び純資産合計 6,148 4,120 2,034 1,982 355 1,627 14,286 17,341 31,627 6,888 3,470 2,267 3,503 1,393 2,110 16,129 19,859 35,988 7,019 3,530 1,536 2,932 1,364 1,567 131 60 1.9% 1.7% ▲731 ▲32.2% ▲571 ▲16.3% ▲28 ▲2.1% ▲543 ▲25.7% 15,017 ▲1,111 ▲6.9% 20,928 35,946 1,069 5.4% ▲42 ▲0.1% Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 4 第113期決算概要：連結損益計算書 科 目 2020年3月期 （第111期） 2021年3月期 （第112期） 2022年3月期 （第113期） 対前期 増減額 対前期 増減率 販売費及び一般管理費 売上高 売上原価 売上総利益 営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 特別利益 特別損失 税金等調整前当期純利益 税金費用他 親会社株主に帰属する当期純利益 29,698 29,986 26,480 26,275 3,217 3,036 181 284 628 ▲161 1 1,133 ▲1,294 43 ▲1,338 3,711 3,097 613 330 37 906 469 64 1,311 210 1,101 28,674 (32,110) 24,769 (28,203) 3,904 3,162 741 298 66 973 615 12 1,576 61 1,515 (2,124) (1,928) 193 64 128 ▲32 29 67 145 ▲52 264 ▲149 414 （単位：百万円） (7.1%) (7.3%) 5.2% 2.1% 21.0% ▲9.7% 78.4% 7.4% 31.0% ▲80.8% 20.2% ▲71.0% 37.7% Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. ※第113期の括弧内は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値 5 第113期決算概要：営業利益の要因分解 販売面においては、販売数量の増加が＋3億59百万円の増益要因となりましたが、比較的低価格の製品の売上比率が高くなったことで平均販売単価が低下し、▲79百万円の減益要因となりました。 費用面においては、当期半ばより原材料価格が上昇したことで▲308百万円の減益要因となりましたが、外注委託の抑制による変動経費圧縮で＋66百万円、子会社（ペンリード）の清算その他で固定費削減を果たした結果＋62百万円、それぞれ増益要因となりました。 また、上記要因に前期半ばに子会社化したシノムラ化学工業の営業利益28百万円が加わり、連結営業利益は1億28百万円の増益となりました。 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 6 （単位：百万円） 1,0000500第112期613第113期741＋66▲79＋359原材料単価上昇分販売数量増加分変動経費圧縮分固定費削減分＋62▲308販売単価低下分+28シノムラ営業利益目 次 2．各セグメントの概況 セグメント別業績内訳 事業の内容及び概況 （軽包装材料、産業資材、機能性材料） Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 7 各セグメントの概況：セグメント別業績内訳 （単位：百万円） 科目／ セグメント 2020年3月期 （第111期） 2021年3月期 （第112期） 2022年3月期 （第113期） 対前期 増減額 対前期 増減率 売上高 29,698 29,986 軽包装材料 11,760 12,000 産業資材 7,300 8,967 機能性材料 10,040 8,581 その他 営業利益 軽包装材料 産業資材 機能性材料 その他 596 437 181 253 613 397 ▲547 ▲236 466 ▲14 487 ▲12 (2,124) (616) (2,569) (▲922) (▲139) 128 28,674 (7.1%) (32,110) 11,285 (5.1%) (12,617) 9,464 (28.7%) (11,536) 7,639 (▲10.7%) (7,658) 283 (▲32.0%) (297) 741 21.0% 338 ▲58 ▲14.7% ▲84 484 2 151 17 17 － － 30,00020,00010,0000800600400※第113期の括弧内は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 売上高 （百万円） 29,698 29,986 28,674 第111期 第112期 第113期 営業利益 （百万円） 741 613 2003.8% 0181 第111期 第112期 第113期 8 各セグメントの概況：事業の内容及び概況（軽包装材料） 軽包装材料セグメント 食品、医薬品、医療器具、精密機器等の包材の製造・販売 主要顧客 生産拠点 静岡工場 奈良工場 東邦樹脂工業 食品製造業 医薬品・医療器具製造業 精密機器製造業 その他製造業 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 9 各セグメントの概況：事業の内容及び概況（軽包装材料） 食品用包材 「レンジＤｏ！」、「ポロソ」、清涼飲料用パウチなどが安定した売上を支える。 市場環境 同業400-500社程度 汎用品は競争厳しい 環境対応包材のニーズ高まる 収益性・成長性 コロナ禍で「レンジＤｏ！」の需要拡大 業務用包材の需要回復に期待 医薬品・医療用包材 徹底した品質管理で顧客の信頼は厚い。「テクニフィルム」の拡販に期待。 市場環境 品質要求厳しく新規参入困難 市場は拡大傾向 収益性・成長性 高防湿医薬品包材の需要拡大 高齢化の進行で医療分野は成長期待 日用品等の包材 多様な製品展開で受注変動リスクに対応。独自製品の開発・拡販に注力。 市場環境 環境対応包材の引き合い増加 高機能・利便性のニーズ高い 一般包材は競争厳しい 収益性・成長性 詰替え用パウチは多様化で競争厳しく 耐内容物包材は潜在需要見込める 環境対応製品開発を進め新市場を開拓 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 10 売上高 5,391百万円 売上高 1,893百万円 売上高 4,000百万円 各セグメントの概況：事業の内容及び概況（軽包装材料） 軽包装材料 売上高 (百万円） 11,760 12,000 11,285 売上高 ：11,285 百万円※売上高下段は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値 （12,617 百万円 前期比 5.1 % 増） 営業利益 ： 338 百万円 （前期比 14.7 % 減） 食品用包材は、コロナ禍長期化による巣ごもり需要と従来タイプからの切替えが進み、電子レンジ対応食品包材「レンジＤｏ！」が好調であったが、他の食品用包材は低調。 医薬品・医療用包材は、高防湿PTP包材用フィルム「テクニ第111期 第112期 第113期 フィルム」をはじめ、全般的に受注回復。 営業利益 (百万円） 397 338 253 日用品等の包材は、エアー緩衝材と化粧品関連の不調が続くも、ハンドソープ、消毒液等の詰替え用パウチが好調。その他の包材も受注堅調。 売上高は従来基準で増収となったが、夏以降の原材料費第111期 第112期 第113期 高騰の影響を受け、減益。 12,00010,0008,0006,0004,0002,00004003002001000Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 11 各セグメントの概況：事業の内容及び概況（産業資材） 産業資材セグメント 粘着テープ基材及び各種剥離紙の製造・販売 主要顧客 生産拠点 テープ・ラベル製造業 掛川工場ＷＥＳＴ 袋井工場 東邦樹脂工業 シノムラ化学工業 プラスチック製品製造業 電子部品製造業 その他製造業 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 12 各セグメントの概況：事業の内容及び概況（産業資材） 紙・布へのラミネート製品 売上高 3,814百万円 剥離紙 売上高 5,650百万円 主に粘着テープ用基材をテープメーカーに販売。 市場規模 （推定） 重包装袋 ： 約900百万m2/年 紙テープ用 ： 約420百万m2/年 布テープ用 ： 約200百万㎡/年 市場環境 紙テープの国内生産量は横ばい 海外品ＯＰＰテープとも一部競合 収益性・成長性 一般品は生産数量の確保が課題 布テープは防災用途で需要増が期待 シノムラ化学工業子会社化により布テープ用基材のシェア拡大、競争優位に 樹脂代値上がりによる収益への影響大 テープメーカーの他、電子・化学・自動車関連等、ユーザーは多岐にわたる。 市場規模 （推定） 約2,700百万m2/年 市場環境 国内ユーザーの海外移転一服で国内需要は底打ち 収益性・成長性 一般用途は競争厳しい 自動車関連部材用の拡販に期待 メディカル用途の拡充を目指す ＦＰＣ用工程紙は成長過程にあるも、ＩＴ業界の動向による受注変動大 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 13 各セグメントの概況：事業の内容及び概況（産業資材） 産業資材 売上高 （百万円） 8,967 9,464 7,300 第111期 第112期 第113期 営業利益 (百万円） ▲ 236 ▲ 84 ▲ 547 10,0008,0006,0004,0002,00000▲ 200 ▲ 400 ▲ 600 売上高 ： 9,464 百万円 ※売上高下段は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値 （11,536 百万円 前期比 28.7 % 増） 営業利益 ：▲84 百万円 （前期実績 ▲236百万円） 紙・布へのラミネート製品については、防災用品としての養生用テープの市場拡大と物流の回復に伴う梱包用テープの需要増加により、受注回復。 剥離紙については、新型コロナと半導体不足の影響でＰＯＰラベル関連及び自動車関連部材向けが低調。ＦＰＣ（フレキシブルプリント基板）用工程紙は、上期に新規採用が増えるも、下期に入り減速。 上記要因に加え、2020年10月に連結子会社化したシノムラ化学工業の業績が通期で寄与し、大幅増収。 第111期 第112期 第113期 夏以降の原材料費高騰の影響を受け、黒字回復ならず。 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 14 各セグメントの概況：事業の内容及び概況（機能性材料） 機能性材料セグメント 機能性プラスチックフィルム（各種表面保護フィルム等）の製造・販売 主要顧客 生産拠点 掛川工場 袋井工場 奈良工場 ＦＰＤ関連メーカー 電気製品メーカー 住設機器・建材メーカー その他製造業 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 15 各セグメントの概況：事業の内容及び概況（機能性材料） オレフィン系粘着加工品 売上高 3,021百万円 最初に生産を開始したＰＯ系の表面保護フィルムで、用途は多岐にわたる。 市場規模 （推定） 収益性・成長性 サニテクト （粘着塗工タイプ） ＰＡＣ （２層押出しタイプ） 粘着塗工タイプ 約300百万㎡/年 （光学用途） ２層押出しタイプ 約900百万㎡/年 （光学用途） 粘着塗工タイプ 品種により他社製２層タイプとも競合 一般用途は国内市場縮小で需要が減尐傾向 光学用途はＰＣ・タブレット向けの需要が堅調 ２層押出しタイプ 偏光板用途は一定の需要が見込まれ、品質面の差別化でシェアＵＰも可能 強粘着タイプの拡販が課題 その他の粘着加工品 売上高 4,618百万円 ＳＡＴ、 サニテクトＮＳその他 （PET基材タイプ他） ＰＥＴフィルムを基材とし、品質要求レベルの高い用途に使用される。 市場規模 （推定） 収益性・成長性 精密塗工タイプ 約500百万m2/年 （光学用途） 液晶テレビ向けの需要は、中国の新型コロナの影響により当面不透明 スマートフォン関連は５Ｇ対応による需要が期待 テレワーク・オンライン授業の普及に伴い、ＰＣ・タブレット向けは需要堅調 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 16 各セグメントの概況：事業の内容及び概況（機能性材料） 機能性材料 売上高 (百万円） 10,040 8,581 7,639 売上高 ： 7,639 百万円※売上高下段は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値 （7,658 百万円 前期比 10.7 % 減） 営業利益 ： 484 百万円 （前期比 3.8 % 増） オレフィン系粘着加工品については、自動車メーカーの減産の影響を受けるも、テレワーク・オンライン授業の普及により、「サニテクト」が増収。「ＰＡＣ」についても光学用途の回復に伴い、スマートフォン関連案件が伸長し、増収。 第111期 第112期 第113期 営業利益 (百万円） 487 466 484 その他の粘着加工品については、ＰＥＴ基材の「サニテクト」ＮＳタイプの拡販が進展するも、半導体供給不足の影響と長鼎電子材料との資本関係解消により、「ＳＡＴ」の受注が減尐し、減収。 第111期 第112期 第113期 失注した「ＳＡＴ」の多くは低収益品につき採算面の影響軽微。他方で増収となったオレフィン系が貢献し、増益。 10,0008,0006,0004,0002,00005004003002001000Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 17 目 次 3．第114期(2023年3月期)業績予想と今後の施策 翌期業績予想 セグメント別の業績予想 （軽包装材料、産業資材、機能性材料） 利益率の推移と今後の施策 （軽包装材料、産業資材、機能性材料） 設備投資及び研究開発費 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 18 第114期業績予想と今後の施策：翌期業績予想 科目／ ｾｸﾞﾒﾝﾄ 2021年3月期 （第112期） 2022年3月期 （第113期） 売上高 29,986 軽包装材料 12,000 産業資材 8,967 機能性材料 8,581 その他 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 437 613 906 28,674 (32,110) 11,285 (12,617) 9,464 (11,536) 7,639 (7,658) 283 (297) 741 973 2023年3月期 （第114期） （予想） 29,500 11,500 9,700 8,000 300 （単位：百万円） 対前期 増減額 対前期 増減率 825 214 235 360 16 2.9% 1.9% 2.5% 4.7% 5.8% 売上高 （百万円） 29,986 28,674 29,500 第112期 第113期 第114期 （予想） 営業利益 （百万円） 455 ▲286 ▲38.7% 613 600 ▲373 ▲38.4% 741 455 30,00020,00010,000080060040020001,101 1,515 420 ▲1,095 ▲72.3% ※第113期の括弧内は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値 第112期 第113期 第114期 （予想） 19 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 第114期業績予想と今後の施策：セグメント別の業績予想（軽包装材料） 【第114期業績予想】 売上高 ： 11,500 百万円 （当期比 1.9 % 増） 営業利益 ： 270 百万円 （当期比 20.3 % 減） 新型コロナの影響の長期化が予想される中、電子レンジ対応食品包材「レンジＤｏ！」や消毒液、ハンドソープ用詰替えパウチは引き続き堅調な受注が見込まれる。 一方、清涼飲料用パウチ、医薬品・医療用包材、化粧品用包材、エアー緩衝材等は、今後の新型コロナの収束に合わせて徐々に回復する見込み。 270 増収を見込むも、ウクライナ危機の長期化による原材料費の更なる上昇が見込まれ、減益の見通し。 軽包装材料 売上高 （百万円） 12,000 11,285 11,500 第112期 第113期 第114期 （予想） 営業利益 (百万円） 397 338 第112期 第113期 第114期 （予想） 12,00010,0008,0006,0004,0002,00004003002001000Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 20 第114期業績予想と今後の施策：セグメント別の業績予想（産業資材） 産業資材 売上高 （百万円） 8,967 9,464 9,700 10,0008,0006,0004,0002,00000▲ 400 第112期 第113期 第114期 （予想） 営業利益 (百万円） ▲ 84 ▲ 130 ▲ 200 ▲ 236 【第114期業績予想】 売上高 ： 9,700 百万円 （当期比 2.5 % 増） 営業利益 ：▲130 百万円 （当期実績 ▲84 百万円） テープ用基材については、養生用テープ向けは当期並み。梱包用テープ向けは物流の回復に加え、一部テープメーカーの自社生産撤退の動きもあり有利な環境へ。 剥離紙については、半導体不足の影響が当面続くと思われ、自動車部品関連やＦＰＣ用工程紙の回復は鈍いと予想。ラベル用等の一般用途は回復の見込み。 シノムラ化学工業との協調体制の整備を進め、収益改善を目指すも、ウクライナ危機の長期化による原材料費の更なる上昇が見込まれ、赤字継続の見通し。 21 第112期 第113期 第114期 （予想） Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 第114期業績予想と今後の施策：セグメント別の業績予想（機能性材料） 機能性材料 売上高 （百万円） 8,581 7,639 8,000 第112期 第113期 第114期 （予想） 営業利益 (百万円） 466 484 8,0006,0004,0002,00005004003002001000【第114期業績予想】 売上高 ： 8,000 百万円 （当期比 4.7 % 増） 営業利益 ： 310 百万円 （当期比 36.0 % 減） 「サニテクト」は、パソコン、タブレット向けで堅調な需要が見込まれるうえ、主要メーカーの銘柄統廃合と大幅値上げの動きにより切替需要が期待。一方、中国のゼロコロナ政策の影響が需要の押下げ要因となる恐れあり。 長鼎電子材料の出資持分売却による影響で、中国・台湾市場の偏光板用保護フィルムは苦戦の見込み。 スマートフォン市場は、５G対応により成長が期待されて310 おり、その分野で「SAT」の増収を見込む。 原材料費の更なる上昇が見込まれ、減益の見通し。 第112期 第113期 第114期 （予想） Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 22 第114期業績予想と今後の施策：利益率の推移と今後の施策（軽包装材料） 軽包装材料 4.6% 6.0%4.0%2.0%0.0%営業利益率の推移 3.0% 2.2% 3.3% 3.0% 2.3% 第109期 第110期 第111期 第112期 第113期 第114期 （予想） ※第113期以降は「収益認識に関する会計基準」適用後の売上高に対する利益率 ■市場ニーズと環境の変化に対応し、安定した収益を上げうる体質づくりを進める 「レンジＤｏ！」については、大手食品メーカーとの協業を進めるとともに、小規模メーカーでの採用に向け、規格袋のラインアップを拡充し、更なる増収を図る。 耐内容物包材やエアー緩衝材については、新たな用途開発を推進するとともに、既存製品の改良・改善を進め、売上回復に努める。 今後ますます活発化する環境保護への取組みに対応し、環境負荷の低い原材料への切替えやリサイクルし易いモノマテリアル（単一素材）化を推進する。 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 23 第114期業績予想と今後の施策：利益率の推移と今後の施策（産業資材） 産業資材 -10.9% -11.7% -7.5% 0.0%-5.0%-10.0%-15.0%営業利益率の推移 -2.6% -0.9% -1.3% 第109期 第110期 第111期 第112期 第113期 第114期 （予想） ※第113期以降は「収益認識に関する会計基準」適用後の売上高に対する利益率 ■高収益分野への展開と生産体制の再構築によって、収益構造の転換を図る 子会社化したシノムラ化学工業との協調体制を整備し、生産及び物流の最適化と仕入・販売面を含むシナジー創出により、収益改善を図る。 掛川工場ＷＥＳＴの特長であるクリーンな生産環境を活かした製品比率を高め、同工場の収益力を強化して、当セグメントの主力工場への早期転換を図る。 今後も成長が見込まれるＩＴ関連、自動車関連、メディカル分野に向け製品展開を推進するとともに、炭素繊維関連製品や環境対応製品の開発にも注力する。 Copyright © 2022 Sun A. Kaken Co., Ltd. All rights reserved. 24 第114期業績予想と今後の施策：利益率の推移と今後の施策（機能性材料） 機能性材料 12.0%8.0%4.0%0.0%11.2% 営業利益率の推移 7.1% 4.9% 5.4% 6.3% 3.9% 第109期 第110期 第111期 第112期 第113期 第114期 （予想） ※第113期以降は「収益認識に関する会計基準」適用後の売上高に対する利益率 ■技術・品質・顧客対応の強化によって、安定的に高収益を維持する 顧客密着型の開発態勢を継続し、将来の受注機会を確保するとともに、顧客要求を通じて市場のトレンドを見極め、迅速に対応することで競合他社に先行する。 長鼎電子材料の出資持分売却の影響が見込まれるも、掛川工場製「ＳＡＴ」をスマートフォン・タブレット向け中小型の高機能品へ特化することでカバーする。 「ＰＡＣ」については、高品質化により他社品との差別化を図り、受注増を目指す。 抗菌・抗ウイルス製品「バイプロ