ファーマフーズ(2929) – 2022年7月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

URLをコピーする
URLをコピーしました!

開示日時:2022/06/03 15:00:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.07 794,326 29,643 33,749 10.8
2019.07 1,053,283 57,626 62,895 17.21
2020.07 1,535,338 74,002 79,832 23.78
2021.07 4,675,200 567,500 574,200

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
2,104.0 1,760.54 2,431.42 10.32 13.37

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.07 36,501 41,554
2019.07 -18,997 9,066
2020.07 -146,039 -54,706
2021.07 576,500 593,800

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

 2022年7月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2022年6月3日上場会社名株式会社ファーマフーズ上場取引所 東コード番号2929URL https://www.pharmafoods.co.jp代表者(役職名)代表取締役社長(氏名)金 武祚問合せ先責任者(役職名)管理部部長(氏名)山津 敦史TEL 075-394-8600四半期報告書提出予定日2022年6月14日配当支払開始予定日-四半期決算補足説明資料作成の有無:有四半期決算説明会開催の有無 :無(百万円未満切捨て)(1)連結経営成績(累計)(%表示は、対前年同四半期増減率)売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する四半期純利益百万円%百万円%百万円%百万円%2022年7月期第3四半期44,05030.5931△64.61,076△60.4△284-2021年7月期第3四半期33,748203.72,633-2,716-1,553-(注)包括利益2022年7月期第3四半期△310百万円(-%)2021年7月期第3四半期1,529百万円(-%)1株当たり四半期純利益潜在株式調整後1株当たり四半期純利益円 銭円 銭2022年7月期第3四半期△9.80-2021年7月期第3四半期53.4953.46総資産純資産自己資本比率百万円百万円%2022年7月期第3四半期30,2737,09723.42021年7月期20,9448,46540.4(参考)自己資本2022年7月期第3四半期7,096百万円2021年7月期8,464百万円年間配当金第1四半期末第2四半期末第3四半期末期末合計円 銭円 銭円 銭円 銭円 銭2021年7月期-5.00-20.0025.002022年7月期-10.00-2022年7月期(予想)10.0020.00(%表示は、対前期増減率)売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益1株当たり当期純利益百万円%百万円%百万円%百万円%円 銭通期60,90030.33△99.9147△97.5△1,500-△51.711.2022年7月期第3四半期の連結業績(2021年8月1日~2022年4月30日)(2)連結財政状態2.配当の状況(注)1.直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無   2.2021年7月期期末配当金の内訳 普通配当15円00銭 記念配当5円00銭3.2022年7月期の連結業績予想(2021年8月1日~2022年7月31日)(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有① 期末発行済株式数(自己株式を含む)2022年7月期3Q29,073,800株2021年7月期29,062,100株② 期末自己株式数2022年7月期3Q50,053株2021年7月期-株③ 期中平均株式数(四半期累計)2022年7月期3Q29,002,044株2021年7月期3Q29,051,563株※ 注記事項(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有② ①以外の会計方針の変更 :無③ 会計上の見積りの変更 :無④ 修正再表示 :無(4)発行済株式数(普通株式)※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項(将来に関する記述等についてのご注意) 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、上記の予想の前提条件その他に関する事項については、【添付資料】5ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 1 -1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………2(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………2(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………4(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………52.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………6(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………6(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………8四半期連結損益計算書第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………8四半期連結包括利益計算書第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………9(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………10(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………10(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………10(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………11(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………12(収益認識関係) ……………………………………………………………………………………………………14○添付資料の目次株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 2 -前期当期前第3四半期連結会計期間前第4四半期連結会計期間当第1四半期連結会計期間当第2四半期連結会計期間当第3四半期連結会計期間売上高(百万円)13,35513,00312,60616,21515,228営業損益(百万円)2,7143,0401,575457▲1,100経常損益(百万円)2,7653,0501,617487▲1,0281.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する説明 当社グループは、「100歳時代に価値ある豊かさと価値ある健康を」というサステナビリティビジョンを掲げており、長寿社会を迎えている現代において、健康という側面から人々の持続的な幸せへ貢献していくことで、持続可能で豊かな社会の実現を目指しております。 その実現に向け、食品、化粧品、医薬品等の科学的根拠に基づいた独自の研究成果及び製品を、「BtoB事業」「BtoC事業」「バイオメディカル事業」の3事業において広く社会に提供しております。 なお、当社は2021年8月31日付で明治薬品株式会社の全株式を取得し子会社化したため(2021年8月15日付でみなし取得)、第2四半期連結累計期間より、明治薬品株式会社の業績が含まれております。 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のための、緊急事態宣言が長期に亘り、経済活動が大きく停滞いたしました。後半にかけてワクチン接種が進み、徐々に経済活動の回復の兆しが見えてきているものの、日米の金利差拡大、ロシアによるウクライナ侵攻を背景とした原油・原材料の高騰及び円安など、先行き不透明な状況が続いております。 このような生活様式の急速な変化にも関わらず、消費者の医療、健康及び美容に対するニーズは引続き継続しております。 こうしたニーズに応えるべく、「中期経営計画2026」のテーマ「新価値創造 1Kプロジェクト」を実現するため、新規素材の開発や研究員の採用強化をはじめとした研究開発投資、新商品及び主力商品への広告投資、M&A推進及びアライアンス構築に注力いたしました。 研究開発投資では、2022年4月1日付で株式会社アンテグラルのバイオサイエンス事業を、吸収分割により承継いたしました。新商品への広告投資では、明治薬品株式会社の機能性表示食品「シボラナイトⓇGOLD」の受注が好調であることから、特に同製品への広告宣伝投資に注力いたしました。 これにより、当社グループの研究開発費は475百万円(前年同期比34.1%増)、広告宣伝費は26,158百万円(前年同期比35.1%増)となりました。 新商品の販売では、明治薬品株式会社の機能性表示食品以外にも、累計出荷50万本を超えたまつ毛美容液及びロート製薬株式会社のアイケアサプリメントが売上高の増加に貢献いたしました。 海外販売では、ニューモ育毛剤のECプラットフォーム及び代理店向けの販売が、新規事業として売上高の増加に貢献いたしました。 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は44,050百万円(前年同期33,748百万円、前年同期比30.5%増)となりました。損益面では、営業利益は931百万円(前年同期は2,633百万円、前年同期比64.6%減)、経常利益は1,076百万円(前年同期は2,716百万円、前年同期比60.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は284百万円(前年同期は1,553百万円の利益)となりました。各四半期別の経営成績の推移は以下のとおりです。セグメント別の経営成績は次のとおりです。<バイオメディカル事業> バイオメディカル事業では、当社独自のニワトリ由来抗体作製技術「ALAgeneⓇ technology(アラジンテクノロジー)」及び卵黄由来の生理活性ペプチド開発技術を用いた創薬事業を行っております。 「ALAgeneⓇ technology」は、これまで治療できなかった病気に対する抗体及び既存医薬品よりも優れた薬効を持つ抗体を作製する技術として、競合他社よりいち早く製薬会社へのライセンスアウトを実現しております。 当第3四半期連結累計期間においては、本技術を活用・高度化し、あらゆる疾患を標的とした次世代抗体医薬品候補となり得るリード抗体の作製を開始しております。本研究開発は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和3年度「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(国際競争力のある次世代抗体医薬品製造技術開発)」として5年間の選定を受けております。株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 3 - 抗体創薬プロジェクトでは、「自己免疫疾患」「悪性腫瘍」等の難治性疾患を対象とした研究開発を行っております。 「自己免疫疾患」においては、当社内の「国際PAD※1研究センター」において、一連のPAD関連ターゲットに対する創薬研究を推進し、パイプライン拡充が順調に進捗いたしました。特に抗PAD2抗体については、各種薬効薬理試験を推進し、国内外の大手製薬企業との提携交渉を進めております。 「悪性腫瘍」等の各種難治性疾患においては、抗FSTL1抗体等を用いた薬効薬理試験を行うことで大手製薬企業との提携交渉を進めております。 これらの抗体創薬プロジェクトの強化のため、タンパク質解析国内トップレベルの実績・技術力を誇る株式会社アンテグラルのバイオサイエンス事業を、吸収分割により承継いたしました。「ALAgeneⓇ technology」とプロテオーム解析技術を組み合わせることで、創薬ターゲットの探索・同定をより強化し、世界初の抗体医薬品の開発が加速することを目指しております。 さらに、専門チームによる、AIを活用したターゲット探索から抗体の設計までのプロセスの短縮化に取り組んでおります。 「ペプチド創薬プロジェクト」では、引続き骨形成不全症の治療薬の候補として、「リプロタイトⓇ」の作用機序の解明と、動物モデルでの薬効評価、薬物動態評価を行うことで、製薬企業との提携交渉を継続してまいります。 また、バイオメディカル事業では、新たな創薬ターゲットに対する抗体作製に加え、外部企業からの分析・効能評価試験等を受託するLSI(Life Science Information)事業を行っております。 以上の結果、バイオメディカル事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は47百万円(前年同期350百万円、前年同期比86.6%減)、セグメント損失は194百万円(前年同期128百万円のセグメント利益)となりました。<BtoB事業> BtoB事業では、機能性素材、健康食品及び医薬品等の研究開発及び製造を行い、食品・医薬品メーカー、流通事業者等に販売をしております。当事業が属する機能性表示食品及び健康食品等ヘルスケア市場は、健康維持、増進への高い意識を背景に、市場規模が拡大しております。 第2四半期連結会計期間より、新たに連結子会社となった明治薬品株式会社の業績が当セグメントに含まれております。なお、明治薬品株式会社の決算日は連結決算日と異なっておりましたが、より適切な経営情報の把握及び四半期連結財務諸表の開示を行うため、第2四半期連結会計期間より、四半期連結決算日に仮決算を行う方法に変更しております。これにより、明治薬品株式会社の2021年8月16日から2022年4月30日までの業績が当第3四半期連結累計期間の連結業績に含まれております。 機能性素材の販売では、当社の主力商品である「ファーマギャバⓇ」の売上高は、739百万円(前年同期比18.8%減)となりました。海外市場では、特に中国でのロックダウンの影響を受ける結果となりました。国内市場では、機能性表示食品制度における「GABA(ギャバ)」の届出件数は685件(2022年5月17日時点)で、引続き第1位の採用実績を維持しております。食品メーカーによるGABAの採用拡大が継続しております。 骨形成成分である「ボーンペップⓇ」の売上高は、154百万円(前期比4.5%減)となりました。特に海外の乳業メーカーでの採用が進んでおり、現在20社以上で採用されております。 OEM事業の売上高は、444百万円(前期比22.4%減)となりました。国内を中心にヘルスケア企業向けダイエット食品、健康飲料は堅調に推移しましたが、コンビニ向けパウチゼリー等の受注が想定より後ろ倒しとなりました。当社のOEM事業は、独自の素材を中心にエビデンスのある原料を組み合わせて提案しており、引続き国内外でプロジェクトを進めております。 新規事業である越境ECでは、TモールGlobal等のECプラットフォームや現地代理店向けが増加し、売上高は219百万円となりました。 新規の製造・販売チャネルでは、明治薬品株式会社の手がける医薬品製造受託の「CMO※2事業」の売上高が2,621百万円、機能性食品・医薬品等のドラッグストアチャネル等での販売を行う「CHC※3事業」の売上高が1,335百万円となりました。 以上の結果、BtoB事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は5,696百万円(前年同期1,927百万円、前年同期比195.5%増)、セグメント利益は1,004百万円(前年同期494百万円、前年同期比103.0%増)となりました。<BtoC事業> BtoC事業では、「発明企業の通販事業」として当社独自の機能性素材を配合したサプリメント及び医薬部外品(「タマゴ基地Ⓡ」ブランド)並びに化粧品(「フューチャーラボ」ブランド等)の商品を、通信販売の方式で消費者へ直接販売を行っております。 当第3四半期連結累計期間においては、顧客獲得効率指標のCPO※4及び収益性指標のLTV※5を重視しながらも、新商品へ積極的に広告宣伝投資を行い、2022年4月末時点の当社グループ全体の定期顧客件数は、株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 4 -982,458件(前年同期791,566件、前年同期24.1%増)となりました。 特に、明治薬品株式会社の「シボラナイトⓇGOLD」の定期顧客件数は、195,248件となりました。創業 74 年の歴史をもつ明治薬品株式会社が製造する機能性表示食品として、インターネットメディア中心に利用者が急増した結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、660百万円となりました。受注好調による製造ラインのひっ迫により、予約販売を継続しております。 「ニューモⓇ育毛剤」の当第3四半期連結累計期間の売上高は、21,834百万円となりました。定期顧客件数は467,335件と高水準を維持し、リピート購入の進展により、当社グループ全体の売上及び利益の押し上げに寄与しました。「ニューモⓇ育毛剤」顧客へのクロスセルを引続き注力しており、サプリメントの売上高は2,216百万円、シャンプーの売上高は547百万円となりました。なお、「ニューモⓇ育毛剤」の累計出荷件数は、2022年4月5日時点で1,300万本を突破しており、引続き堅調な受注が継続しております。今期、30,000百万円の売上高を目指しております。 「ニューモⓇ」ブランドの水平展開の取組みとして、まつ毛美容液「まつ毛デラックス WMOA」の広告宣伝に取り組んでまいりました。。当初は受注好調により初回生産分は完売となりましたが、2021年12月より出荷が再開され、当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,871百万円となりました。 また、メガネ型拡大鏡「PFI博士ルーペⓇ」購入顧客に対し、ロート製薬株式会社のアイケアサプリメント「ロートⅤ5粒アクトビジョン」のクロスセルを実施いたしました。両社の強みを組み合わせた販売により、売上高は864百万円となりました。 既存商品では、膝関節サプリメント「タマゴサミンⓇ」の売上高は、1,921百万円となり、利益に寄与しております。 化粧品の販売では、「ヘアボーテⓇ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」の販売に注力いたしました。CPOを重視した新規顧客獲得を行い、2022年4月末時点の定期顧客件数は66,662件、当第3四半期連結累計期間の売上高は、2,750百万円となりました。 このような受注増加、定期顧客件数の増加に対し、明治薬品株式会社内に、100ブース規模のコールセンター施設を新たに整備し、受注機能を強化する投資を継続しております。 以上の結果、当第3四半期連結累計期間のBtoC事業の売上高は、38,307百万円(前年同期31,469百万円、前年同期比21.7%増)と大幅な増収となりました。既存商品に対してはCPO抑制を優先した広告運用を行った一方、新商品に対しては、広告宣伝費の配分を大幅に増加させました。これにより、広告宣伝費は26,079百万円(前年同期は19,365百万円、前年同期比34.7%増)を計上、セグメント利益は822百万円(前年同期は2,562百万円、前年同期比67.9%減)となりました。※1 PAD (Peptidylarginine deiminase):標的タンパクのアルギニンをシトルリン化する酵素。生体内に5種類のPADが存在し、各種疾患との関連が報告されている。※2 CMO(Contract Manufacturing Organization):医薬品製造受託機関※3 CHC(Consumer Health Care):ドラッグストアでの医薬品及び機能性食品等の販売※4 CPO(Cost Per Order):顧客1件を獲得するために要した広告宣伝費※5 LTV(Life Time Value):顧客生涯価値(2)財政状態に関する説明 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ9,329百万円増加し、30,273百万円(前期比44.5%増)となりました。これは主に、BtoC事業の販売拡大等による受取手形及び売掛金の増加1,025百万円、商品及び製品の増加2,173百万円、明治薬品株式会社の子会社化に伴う有形固定資産の増加2,929百万円、ロート製薬及び三洋化成工業の株式取得等に伴う投資有価証券の増加1,044百万円によるものであります。 負債は、前連結会計年度末に比べ10,697百万円増加し、23,176百万円(前期比85.7%増)となりました。これは主に、広告宣伝費の増加等による未払金の増加2,393百万円、コミットメントライン契約に基づく借入実行による短期借入金の増加10,500百万円、未払法人税等の減少1,894百万円によるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ1,368百万円減少し、7,097百万円(前期比16.2%減)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上による利益剰余金の減少284百万円及び利益剰余金の配当による減少871百万円、自己株式の取得及び処分による減少138百万円によるものであります。株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 5 -(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 当社は、最近の業績の動向等を踏まえ、2021年9月6日に公表いたしました2022年7月期の通期連結業績予想を修正いたしました。 詳細は本日別途公表いたしました「2022年7月期通期業績予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 6 -(単位:百万円)前連結会計年度(2021年7月31日)当第3四半期連結会計期間(2022年4月30日)資産の部流動資産現金及び預金9,7949,545受取手形及び売掛金4,9205,946電子記録債権-567商品及び製品2,6594,832仕掛品54472原材料及び貯蔵品35628その他4731,173貸倒引当金△3△2流動資産合計17,93323,165固定資産有形固定資産建物及び構築物(純額)8792,526機械装置及び運搬具(純額)4393工具、器具及び備品(純額)178176土地7261,491リース資産(純額)2033建設仮勘定-76有形固定資産合計1,8084,700無形固定資産のれん140222その他4536無形固定資産合計185259投資その他の資産投資有価証券3351,380その他680768貸倒引当金△0△0投資その他の資産合計1,0162,149固定資産合計3,0107,108資産合計20,94430,2732.四半期連結財務諸表及び主な注記(1)四半期連結貸借対照表株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 7 -(単位:百万円)前連結会計年度(2021年7月31日)当第3四半期連結会計期間(2022年4月30日)負債の部流動負債支払手形及び買掛金8461,169短期借入金2,50013,0001年内返済予定の長期借入金939745未払金3,2835,677未払法人税等2,000105賞与引当金3168その他1,404808流動負債合計10,97821,674固定負債長期借入金1,458913退職給付に係る負債16435その他24152固定負債合計1,4991,501負債合計12,47823,176純資産の部株主資本資本金2,0382,042資本剰余金1,8171,820利益剰余金4,5993,390自己株式-△138株主資本合計8,4557,114その他の包括利益累計額その他有価証券評価差額金8△17その他の包括利益累計額合計8△17新株予約権10純資産合計8,4657,097負債純資産合計20,94430,273株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 8 -(単位:百万円)前第3四半期連結累計期間(自 2020年8月1日 至 2021年4月30日)当第3四半期連結累計期間(自 2021年8月1日 至 2022年4月30日)売上高33,74844,050売上原価5,0628,828売上総利益28,68535,222販売費及び一般管理費研究開発費354475広告宣伝費19,36526,158支払手数料1,9732,465のれん償却額3234その他4,3275,156販売費及び一般管理費合計26,05234,290営業利益2,633931営業外収益受取利息21受取配当金024為替差益2229補助金収入3474持分法による投資利益912業務受託料1212その他1521営業外収益合計97175営業外費用支払利息918支払手数料512その他00営業外費用合計1430経常利益2,7161,076特別利益負ののれん発生益-82特別利益合計-82特別損失固定資産除却損00特別損失合計00税金等調整前四半期純利益2,7151,158法人税等1,1611,442四半期純利益又は四半期純損失(△)1,553△284親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)1,553△284(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書(四半期連結損益計算書)(第3四半期連結累計期間)株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 9 -(単位:百万円)前第3四半期連結累計期間(自 2020年8月1日 至 2021年4月30日)当第3四半期連結累計期間(自 2021年8月1日 至 2022年4月30日)四半期純利益又は四半期純損失(△)1,553△284その他の包括利益その他有価証券評価差額金△24△26繰延ヘッジ損益0-その他の包括利益合計△24△26四半期包括利益1,529△310(内訳)親会社株主に係る四半期包括利益1,529△310(四半期連結包括利益計算書)(第3四半期連結累計期間)株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 10 -(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。(決 議)株式の種類配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)基準日効力発生日配当の原資2020年10月20日定時株主総会普通株式1455.002020年7月31日2020年10月21日利益剰余金(決 議)株式の種類配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)基準日効力発生日配当の原資2021年2月8日取締役会普通株式1455.002021年1月31日2021年4月2日利益剰余金(決 議)株式の種類配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)基準日効力発生日配当の原資2021年10月20日定時株主総会普通株式58120.002021年7月31日2021年10月21日利益剰余金(決 議)株式の種類配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)基準日効力発生日配当の原資2022年2月21日取締役会普通株式29010.002022年1月31日2022年4月4日利益剰余金(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)前第3四半期連結累計期間(自 2020年8月1日 至 2021年4月30日)1.配当金支払額当第3四半期連結累計期間(自 2021年8月1日 至 2022年4月30日)1.配当金支払額株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 11 -(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基準等の適用) 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。収益認識会計基準等の適用による主な変更点は以下のとおりであります。1.返品権付きの販売に係る収益認識 返品権付きの販売について、従来は、重要性の観点から顧客より返品を受けた時点で売上高から控除する処理を行っておりましたが、返品されると見込まれる商品及び製品に関しては、変動対価に関する定めに従って販売時に収益を認識せず、顧客への返金が見込まれる金額について返金負債を計上する処理に変更しております。2.代理人取引に係る収益認識 従来は、顧客から受け取る対価の総額を収益として認識しておりましたが、顧客への商品の提供における当社グループの役割が代理人に該当する取引については、顧客から受け取る額から商品の仕入先に支払う額を控除した純額で収益を認識する方法に変更しております。3.有償支給取引に係る収益認識 従来は有償支給した原材料等について消滅を認識しておりましたが、買戻し義務に該当する有償支給取引については、有償支給した原材料等について消滅を認識しない方法に変更しております。 なお、「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月26日)第98項に定める代替的な取扱いを適用し、商品及び製品の国内販売において、出荷時から顧客への商品及び製品移転時までの期間が通常の期間である場合は、出荷時点で収益を認識しております。 収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っており、第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は58百万円減少し、売上原価は46百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益はそれぞれ11百万円減少しております。また、利益剰余金の当期首残高は37百万円減少しております。 なお、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第3四半期連結累計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記載しておりません。(時価の算定に関する会計基準等の適用) 「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することといたしました。これによる四半期連結財務諸表への影響はありません。株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 12 -(単位:百万円)報告セグメント調整額(注)1四半期連結損益計算書計上額 (注)2BtoB事業BtoC事業バイオメディカル事業計売上高外部顧客への売上高1,92731,46935033,748-33,748セグメント間の内部売上高又は振替高——計1,92731,46935033,748-33,748セグメント利益4942,5621283,186△5532,633(単位:百万円)報告セグメント調整額(注)1四半期連結損益計算書計上額 (注)2BtoB事業BtoC事業バイオメディカル事業計売上高外部顧客への売上高5,69638,3074744,050-44,050セグメント間の内部売上高又は振替高------計5,69638,3074744,050-44,050セグメント利益又は損失(△)1,004822△1941,632△700931(セグメント情報等)【セグメント情報】Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2020年8月1日 至 2021年4月30日)1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報(注)1. セグメント利益の調整額△553百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△520百万円及びのれん償却額△32百万円が含まれております。なお、全社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費等であります。2. セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報重要性が乏しいため、記載を省略しております。Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2021年8月1日 至 2022年4月30日)1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報(注)1. セグメント利益又は損失(△)の調整額△700百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△666百円及びのれん償却額△34百円が含まれております。なお、全社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費等であります。2. セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。2.報告セグメントの変更等に関する事項(報告セグメント区分及び名称の変更) 第2四半期連結会計期間より、当社グループ全体の事業内容を適切に表現するため、報告セグメントの名称を、従来の「機能性素材事業」「通信販売事業」「バイオメディカル事業」の3区分から、「BtoB事業」「BtoC事業」「バイオメディカル事業」の3区分へ変更しております。 さらに、第2四半期連結会計期間より、当社の連結子会社となった明治薬品株式会社の経営成績が連結業績に含まれることに伴い、事業セグメントの区分方法を、従来の製品及びサービス別による方法から、製品及びサービス並びにその販売ルート別による方法へと見直しを行っております。 これにより、機能性素材、健康食品及び医薬品等の製造販売においては、食品・医薬品メーカー及び卸売事業者等への販売を「BtoB事業」、一般消費者への販売を「BtoC事業」としております。 一方、研究開発の役務・技術の提供においては、製薬会社及び研究機関等への販売を「バイオメディカル株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 13 -事業」としております。 なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、当第3四半期連結累計期間の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報重要性が乏しいため、記載を省略しております。株式会社ファーマフーズ(2929) 2022年7月期 第3四半期決算短信- 14 -(単位:百万円)報告セグメント合計BtoB事業BtoC事業バイオメディカル事業計ファーマギャバⓇ739--739739ボーンペップⓇ154--154154ファーマバイオミックス38--3838ランペップⓇ38--3838CerepronⓇ15--1515HGPⓇ12--1212鶏卵抗体7--77その他素材69--6969越境EC219--219219OEM444--444444CMO2,621--2,6212,621CHC1,335--1,3351,335ニューモⓇ育毛剤-21,834-21,83421,834ニューモⓇVactoryシャンプー-547-547547ニューモⓇサプリ-2,216-2,2162,216タマゴサミンⓇ-1,921-1,9211,921ロートⅤ5粒アクトビジョン-864-864864ヘアボーテⓇ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム-2,750-2,7502,750まつ毛デラックス WMOA-1,871-1,8711,871シボラナイトⓇGOLD-660-660660その他-5,639-5,6395,639バイオメディカル--474747顧客との契約から生じる収益5,69638,3074744,05044,050その他の収益-----外部顧客への売上高5,69638,3074744,05044,050(収益認識関係)顧客との契約から生じる収益を分解した情報当第3四半期連結累計期間(自 2021年8月1日 至 2022年4月30日)

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアしたい方はこちらからどうぞ
URLをコピーする
URLをコピーしました!