冨士ダイス（6167） – 2022年３月期　決算説明資料

[東証プライム市場：証券コード・6167]2022年3月期決算説明資料代表取締役社長 久保井 恒之Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.0アジェンダ1. 会社概要2. 2022年3月期 業績概要3. 2023年3月期 業績見通し4. 中期経営計画の進捗5. 株主還元・配当6. ESGの取り組み7. 参考資料P.02P.10P.16P.20P.32P.34P.36Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.1０１会社概要Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.2会社概要（2022年3月現在）商号冨士ダイス株式会社所在地東京都大田区下丸子二丁目17番10号資本金164百万円代表者代表取締役社長 久保井 恒之創業1949年6月事業目的超硬合金製の耐摩耗工具・金型の製造販売従業員数1,131名（2022年3月期末時点、連結）Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.3主な沿革と売上高推移1975年HIP（熱間静水圧プレス）導入1954年3月自社製の超硬合金の焼結開始1987年4月熊本製造所建設1990年ガラスレンズ成形用金型の開発2003年タイ子会社設立2008年リーマンショック2020年コロナ禍1991年ファインセラミックスの開発1982年5月バインダーレス超硬合金の開発1982年5月郡山製造所建設1978年10月岡山製造所建設ガラスレンズ成形用金型の受注増が成長を牽引創業期拡大期安定成長期（注）2012年度以降は連結売上高Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.4冨士ダイスの企業理念・大切にする価値観・長期ビジョン企業理念○ 事業を通じて広く社会に貢献し、幸せな人を育てる○ 人間尊重、人間中心の経営基本的な考え方 （私たちが大切にする価値観） 報恩感謝 和 創造と革新 誠実 質実剛健長期ビジョン1. 世界のものづくり界のリーディングカンパニー2. 品性ある企業グループ並びに企業人Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.5拠点ネットワーク（国内）（2022年3月現在）生産・営業拠点 5ヶ所2ヶ所生産拠点7ヶ所営業拠点埼玉営業所新和ダイス㈱北陸営業所大阪営業所岡山製造所北九州営業所冨士シャフト㈱郡山製造所・郡山第二工場栃木営業所本社東京営業所海外事業管理部秦野工場・秦野第二工場熊本製造所名古屋工場名古屋営業所Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.6拠点ネットワーク（海外）（2022年3月現在）生産・営業拠点 2ヶ所3ヶ所営業拠点FUJILLOY INDIAPRIVATE LIMITED(休眠中)富士模具貿易(上海)有限公司FUJILLOY(THAILAND)CO.,LTD.FUJILLOY MALAYSIA SDN.BHD.PT. FUJILLOY INDONESIACopyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.7当社の特長 ハイライト超硬耐摩耗工具市場でトップシェア国内超硬耐摩耗工具業界では当社は長期に亘り、トップシェアを堅持多品種少量の高付加価値製品の販売が主で、販売価格は安定して推移業界シェア30％以上開発力-生産技術力-営業力が競争力の源泉お客さまの個別ニーズをカスタマイズできる直販体制幅広い業種との安定かつ多くのお客さまとの取引実績設計から原料粉末の調製、焼結、機械加工、製品検査までの一貫生産体制長期的成長を担う高い研究開発力（技術力）粉末冶金技術を活かし、市場ニーズに応える新材料の開発技術人手による技術を新鋭設備研究と工法最適化による現行技術との融合財務基盤：黒字経営を継続し、高い自己資本比率を維持ネットキャッシュフリーキャッシュフロー7,7291,541百万円百万円取引社数約3,000社コア技術・粉末冶金技術・超精密加工技術自己資本比率76.1％(2022年3月期末)Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.8事業内容超硬合金製を中心とした工具・金型（耐摩耗工具）製造 幅広い産業分野における顧客【製品区分売上構成(%)】【顧客産業分類区分売上構成(%)】超硬以外25.5%超硬製工具類25.7%金型・工具向け素材, 16.8%輸送用機械, 19.0%連結ベース2022年3月期16.119.68.110.4単体ベース2022年3月期（内側は’21年3月期）18.1鉄鋼, 17.8%その他, 8.4%電機・電子部品, 11.6%超硬製金型類11.216.523.6%生産・業務用機械, 11.8%非鉄金属・金属製品, 14.6%Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.9その他の超硬製品25.2%０２2022年3月期業績概要Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.102022年3月期までの事業環境鉱工業生産指数と超硬耐摩耗工具出荷 2020年度と比較すると回復基調にあるが、まだ両指数ともにコロナ禍前の水準には戻っていない鉱工業生産と超硬耐摩耗工具出荷 指数推移超硬耐摩耗工具出荷指数 （2015年＝100）鉱工業生産指数（季節調整済み）（2015年＝100）113.5111.9107.4 107.5104.3 105.0104.3 103.6105.0102.8 102.8 101.7100.1 100.698.098.095.493.897.794.794.995.796.392.796.594.193.982.483.481.588.876.24-6月 7-9月 10-12月 1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月2018年2019年2020年2021年2022年出所：日本機械工具工業会 『超硬工具統計』経済産業省 『鉱工業指数』Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.112022年3月期 ハイライト連結売上高16,874百万円 （前年同期比118.4％）連結営業利益1,113百万円 （前年同期 96百万円） 連結売上高、連結営業利益ともに前年度通期の業績を大きく上回った 冷間フォーミングロール、押出金型、棒鋼・線材用ダイスの販売が堅調に推移 半導体需要の拡大が続き、関連する金型・金型素材の販売が好調に推移 車載電池用金型、光学素子成型用金型の販売が増加 モーターコア金型素材、電池用金型素材の販売が増加 引抜鋼管、鋼製自動車部品用金型、KF2製混錬工具の販売が堅調に推移Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.12連結営業利益 増減要因（前期比）営業利益：前期比+10.1億円1,11396Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.13連結損益計算書サマリー （前年同期比）親会社株主に帰属する当期純利益売上高売上総利益販管費営業利益経常利益超硬製工具類超硬製金型類その他超硬製品超硬以外（単位：百万円）2021年3月期累計2022年3月期累計前年同期比14,24716,8742,9812,885963004683,9263,4043,4683,4474,3413,2271,1131,202790118.4%145.6%111.8%1154.7%400.2%168.7%4,344110.7%3,984117.0%4,256122.7%4,288124.4%※ 下表は製品区分別の売上構成14Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.連結貸借対照表サマリー流動資産固定資産資産合計流動負債固定負債負債合計純資産合計（単位：百万円）2021年3月期末 2022年3月期末 前期末比増減13,20015,33110,53310,04823,73325,3803,1761,7174,8934,3831,6926,07618,84019,3032,131▲4841,6461,207▲241,183463負債・純資産合計23,73325,3801,646Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.15０３2023年3月期 業績見通しCopyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.16連結業績計画 連結売上は増収を計画しているが、連結利益は原料高や物価高騰、地政学リスクの高まり等を想定した業績予想としている。営業利益11.4億円(前年度比102.3％)売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益（単位：百万円）2022年3月期2023年3月期(計画)前期比16,87417,3601,1401,210820102.9%102.3%100.6%103.7%1,1131,202790953454減価償却費95099.7%設備投資額（有形・無形固定資産合計）1,840404.6％Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.17連結営業利益 増減予想（2023年3月期予想）営業利益：前期比+27百万円1,1131,140【2023年3期 利益予想の前提条件】①APT(パラタングステン酸アンモニウム）価格：350ドル/10kg②為替：120円/米ドルCopyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.18主要産業分類別状況（単体ベース、売上高）業績見通し（2023年3月期） 半導体需要拡大の継続に対応し、関連する金型・金型素材の生産体制を強化する 自動車の電動化に伴う関連製品の販売や、海外向け金型素材の拡販に注力する輸送用機械34.0 34.0 鉄鋼非鉄金属・金属製品（単位：億円）30.6 28.1 25.0 30.829.926.323.123.124.8 22.7 21.0 21.5 19.8 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期 23/3期19/3期 20/3期 21/3期 22/3期 23/3期19/3期 20/3期 21/3期 22/3期 23/3期計画生産・業務用機械電機・電子部品金型・工具向け素材計画計画20.0 21.4 17.4 18.7 14.3 16.6 14.6 13.3 19.2 17.0 3025.8 24.7 25.3 22.8 20.6 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期 23/3期19/3期 20/3期 21/3期 22/3期 23/3期19/3期 20/3期 21/3期 22/3期 23/3期計画計画Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.計画194030201004030201004030201004020100403020100403020100０４中期経営計画の進捗Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.20中期経営計画（2021-2023年度）の位置づけ《連結》【フェーズ1：2023年度】連結売上高：170億円、営業利益：14.9億円【フェーズ2：2026年度】連結売上高：200億円、営業利益：25.0億円■売上高 ●営業利益 (億円)中期経営計画売上高174億円営業利益8.7億円新型コロナウイルスの影響142億円0.9億円168億円167億円156億円173億円170億円11.1億円11.4億円14.9億円利益率の改善売上高200億円営業利益25.0億円2019年度(実績)2020年度(実績)2021年度(年初計画)(‘22.2.10修正計画)2021年度(実績)2022年度(計画)2023年度(計画)検討中2026年度(ターゲット)フェーズ １（修正前）フェーズ 2・コロナ禍からの回復・筋肉質な企業体質への転換・次世代新製品・新事業の育成・深耕・海外事業の強化Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.・売上高拡大、更なる利益(率)の拡大・営業利益率12.5%以上21中期経営計画（2021-2023年度）： 成長戦略・重要施策～基本コンセプト～筋肉質な企業体質への転換、中長期の成長基盤の構築1 生産性向上・業務効率化2 次世代自動車への対応・拡販生産プロセスの改善、ITを活用した業務効率化により、利益が出せる少数精鋭による筋肉質な体質を目指す• 外部コンサルタントを活用した生産効率の改善•• 基幹システム、グループウェア刷新等のITインITを活用した営業手法の導入フラ整備• 生産拠点の見直しによる拠点再編の検討• 自立型人財の育成市場動向に即したソリューション提供による顧客の主要サプライヤーとしての地位確立• マーケティングによる選択と集中（モーター関連製品、電池関連製品は特に注力）• 販売/生産/研究開発部門の三位一体となった取り組み• 材料開発等による積極的な試作品の投入3新成長エンジンの創出4海外事業の強化顧客の新たな価値創出につながるソリューション提供により、市場ニーズを先取りした高付加価値製品の開発• マーケティング部門と製品開発部門の融合• 大学や外部研究機関、取引先開発部門との共同開発などのオープンイノベーションの推進• M&A、業務提携の検討アジア地域を中心とした海外売上高の拡大、管理機能の強化による海外子会社の経営安定化• ローカル人財の育成、オンラインを活用した販売活動• 海外製造拠点（タイ、インドネシア）の生産性向上、技術・技能の向上によるアセアン地域における競争力向上• 中国における販売拠点の拡大Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.221生産性向上・業務効率化生産効率の改善 2023年度の目標値として、製造原価率3.0％低減(2019年度比)に向け、機械稼働率・直接作業時間向上の改善活動を実施。主に、外注品の社内取込み(変動費で2％低減)等、収益率向上を目指す。 2021年度は、郡山製造所で製造原価率を2％低減し、一定の成果を上げた。ただし、全社での効果に換算すると製造原価率の低減はまだ0.5％に留まる。そのため、2022年度から他の製造拠点においても展開し、全社的な製造原価率の低減を目指す。【製造原価率（全社）：2021年度：0.5％（実績）2022年度：1.5％ 2023年度：3.0％の低減目標】対象事業所郡山製造所【2019.2Q比】熊本製造所岡山製造所名古屋工場秦野工場（材料費、資材等の高騰は考慮せず）具体的な施策スケジュール2021年度（実績）2022年度2023年度製造原価 2.0％低減目標：製造原価率1.5％低減(全体)目標：製造原価率3.0％低減(全体)①機械稼働率 8.7%改善②直接作業時間 9.1%改善③リードタイム 25.0％短縮※①②はMHあたり）標準時間の精度向上・標準時間-実績の分析・進捗の見える化生産計画の精度向上・作業指示、予実管理改善の更なるスパイラルアップ・改善余地を分析、全体での底上げ・加工条件よる加工時間短縮4Q分析ムダ作業改善・3S活動・多台持ちの拡充標準時間の設定標準時間の精度向上・予実差の問題点抽出・標準時間-実績の分析・進捗の見える化【研修・分析】・作業分析指導とリーダー教育・分析結果から改善活動内容決定1Q分析ムダ作業改善/標準時間の設定生産計画の精度向上・作業指示、予実管理Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.232次世代自動車への対応・拡販市場動向に即したソリューション提供による顧客の主要サプライヤーとしての地位確立 販売/生産/研究開発部門の連携を強化した取り組みを継続的に実施重点拡販分野該当製品例施策施策スケジュール2021年2022年2023年モーターモーターコア金型車載電池電池関連金型マグネット粉末成形金型① 市場分析② 顧客ニーズの集約③ 材種開発＆拡充① 市場分析② 専用生産ラインの立上げ③ 海外市場への販売促進① 市場分析② 海外市場への販売促進 従来の顧客個別の最適化対応から、成長市場分野の専門営業と開発担当による集中マーケティングを実施 市場分野別のニーズを集約し、全体最適化した製品開発目標を設定 販売/生産/研究開発で役割に応じた施策を実行し、それらの連携強化により成長分野への取組みを加速Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.242次世代自動車への対応・拡販～ 自動車産業構造の変化 ～≪経済産業省の自動車政策≫（経産省HPより抜粋）電動化の推進：2035年までに乗用車の新車販売で電動車100％を実現グリーン成長戦略・自動車・蓄電池産業グリーンイノベーション基金・次世代電池・モーター上限1,510億円 ①航続距離を現在の2倍に ②コバルト回収率95％・車載コンピューティング・シミュレーション技術の開発上限420億円 自動運転等の高度情報処理に必要な省エネ型の車載コンピューティング技術（センサー・ソフトウェア等の開発）当社のコア技術が活かせる成長分野に経営資源を注力 電池分野 モーター分野 カメラ分野（防犯、自動運転等）Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.252次世代自動車への対応・拡販～ 成長分野製品への対応 ～高精度・長寿命が求められ、当社が優位な製品分野で更なる拡販二次電池成型モーターコアガラスレンズ成型成型アルミ、鉄電磁鋼板レンズ材料① 高精度な丸形状金型の加工技術② 生産供給能力① 精密プレス用金型で培った、顧客ニーズに沿った材料開発技術② 従来材種と比べ、高い硬さと高靭性を両立した新材料を開発① 撮像ガラスレンズ用金型で培った、鏡面性、被加工性に優れた材料② 特殊ガラスの特性に合わせた金型用新材料を開発xEV用二次電池モーター車載カメラ当社の強み最終用途 世界的なカーボンニュートラルへの対応が進み、自動車においては二次電池の需要が増加 自動車のEV化により、動力源として駆動用モーターの需要が増加 自動車のセンシング対応による車載レンズの増加や、コロナ禍による高画質の動画配信等、趣味への投資により、ガラスレンズの需要が増加Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.263新成長エンジンの創出～ 新製品開発・新技術開発 ～新製品開発・新技術開発モーターコア金型材料、医療用デバイス成形金型の加工、高熱膨張レンズ用金型材料を開発、販売開始販売時期(計画)2021年 2022年 2023年分 野概 要開発課題開発目標進捗状況次世代自動車医療用デバイス環境・エネルギー① モーターコア金型① チッピング、摩耗① 高靭性・高硬度① 販売中② 燃料電池用高精度金型② 金型コスト低減② FCセパレータ成形金③ 電池部品成形金型③ 金型精度、品質安定③ 要求品質達成型の超硬化+新材料開発中② 超硬：開発中鋼：販売中③ 試作中① 分析用デバイス成形型(マイクロ流路）① 微細且つ高アスペクト比形状の要求① 左記要求事項の達成① 試作品評価中② 医療用マイクロニードル成形金型② 微細化するニードル形状への対応② 左記要求事項の達成② 試作品評価中① CO2還元用触媒① 最適な触媒の模索① 左記触媒の開発① 試作品評価中② 脱タングステン合金② 高靭性化・大型化② 超硬代替材料の開発② 社内評価段階の開発① 高熱膨張レンズ用金型① (開発完了)① (開発完了)① 販売中② 超硬3Ｄ造形素材② 造形,焼結条件の確② 左記事項の達成② 技術確立中その他③ 混錬工具③ サーメットの特性改善③ 試作品評価中④ 新加工技術の研究④ 現状加工ではできない形状・精度への対応④ 加工テスト中立③ 軽量化・高靭性化④ レーザー加工での微細化※赤字は今回修正部分、下線はオープンイノベーションを実施中Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.点線矢印：試作・開発中実線矢印：販売中273新成長エンジンの創出～ 新製品開発・新技術開発 ～●医療・バイオ分野（マイクロ流路金型、マイクロニードルアレイ金型）最新鋭設備と加工技術を融合させた業界トップレベルの形状精度形状精度最小流路幅 50µm流路ピッチ精度 1µm表面粗さ Ra5nm用途分析用デバイス形状精度微細なニードル形状を多数配列ニードルピッチ精度 1µm表面粗さ Ra10nm用途ドラッグデリバリーシステムマイクロ流路チップ（ガラス製）マイクロニードルアレイ金型●3Dを活用した超硬合金の積層造形技術間接造形法を中心に開発課題当社専用の造形粉末の開発生産ラインへの導入期待効果製造工程の簡略化製品の均質化環境配慮（切削屑の削減）積層造形真空焼結 +HIP処理焼結素材Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.流路を有する積層造形体の作製条件を確立284海外事業の強化アジア地域を中心とした海外売上高の拡大海外売上比率目標２０％以上コロナ禍や米中貿易摩擦、半導体などの部品不足に加え、ウクライナ情勢や円安による資源の高騰などで世界経済がさらに先行き不透明な状況となっている。こうした世界情勢に対して、当社が各地域で優位性を持つ市場への拡販に注力し、海外売上の拡大を図る。東南アジア東アジア欧米その他海外売上比率（％）（単位：百万円）15.0%18.6%19.1%18.9%コロナ禍からの回復4,0003,5003,0002,5002,0001,5001,0005000米中貿易摩擦の影響コロナ禍感染拡大の影響東アジア・中国及び台湾向け半導体/光学素子用超硬素材の拡販・中国向けEV関連（電池/モ-タ-/マグネット）金型/素材の拡販・韓国向け半導体金型素材/電池金型の拡販東南アジア・タイ/インドネシア向けで主要な自動車部品用金型の拡販と電気電子関連などへの新規分野開拓・マレーシア向け電子半導体関連工具や超硬素材の拡販・販売子会社と協力しベトナムなど周辺国への拡販、輸出拡大´2019実績´2020実績´2021実績´2022計画´2023計画Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.294海外事業の強化海外子会社の売上高伸び率（2019年実績＝100として）2019年実績 2020年実績 2021年実績 2022年計画 2023年計画200%150%100%50%富士模具貿易（上海）有限公司（FSC）・人員増強、人材育成・広州拠点設立による拡販・オンラインや商社活用による拡販Fujilloy Malaysia Sdn.Bhd.（FMS）・マレ-シア国内のシェア確保・拠点のない周辺国の拡販サポ-ト（シンガポ-ル、ベトナム、フィリピン）PT.Fujilloy Indonesia（FIC）・生産性及び技術/技能向上による競争力向上・インドネシア国内でのシェア拡大と新規拡販（自動車/電池関連など）Fujilloy (Thailand) Co.Ltd.（FTC）・生産性及び技術/技能向上による競争力向上（異型複雑品能力増強）・タイ国内でのシェア拡大と新規拡販（自動車/製罐関連など）FTCFICFSCFMSｸﾞﾙ-ﾌﾟ連結Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.30今後の新製品公開の予定JIMTOF2022（日本国際工作機械見本市）を軸としたFUJILLOY新製品の発表準備を進めています。★インターモールド名古屋・日 程：2022年7月6日(水)～9日(土)・会 場：ポートメッセ名古屋★ものづくりフェア・日 程：2022年10月5日(水)～7日(金)・会 場：マリンメッセ福岡★JIMTOF2022（日本国際工作機械見本市）・日 程：2022年11月8日(火)～13日(日)・会 場：東京ビッグサイト・出展予定品：モーターコア金型用新材種(初公開)：特殊用途用新材種(初公開)：医療関連金型：各種金型(電池・缶器・レンズ・自動車部品、他)Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.31０５株主還元・配当Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.32株主還元・配当2022年3月期は、当初計画の21円から22円に復配今後も株主の皆さまに対して、安定した配当を継続年間配当金22円（円/株）1株当たり配当額配当性向76.8%93.6%51.4%49.3%50.5%55.1%53.1%22.0 23.0 24.0 24.0 22.0 22.0 22.0 353025201510517/3期18/3期19/3期20/3期21/3期22/3期23/3期（予想）Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.33110 .0 %100 .0 %90.0%80.0%70.0%60.0%50.0%40.0%30.0%20.0%10.0%0.0%-10.0%-20.0%-30.0%-40.0%-50.0%-60.0%-70.0%-80.0%-90.0%-100.0%-110.0%-120.0%-130.0%-140.0%-150.0%-160.0%-170.0%-180.0%-190.0%-200.0%０６ESGの取り組みCopyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.34ESGの取り組み当社グループは、「事業を通じて広く社会に貢献し、幸せな人を育てる」という企業理念に基づき、環境負荷軽減や地域との共生など持続可能な社会の実現に向けた企業統治や諸活動を行っています。Environment環境 環境方針の策定・開示 環境マネジメントシステムの認証取得（2004年5月にISO14001認証を取得し、継続登録）による環境負荷低減への社内意識啓発と持続的な改善 環境調和型製品の提供（日本機械工具工業会による環境調和認定製品7種類） 環境配慮製品への切り替え（FSC認証紙やベジタブルインキなど） 社用車のエコカーへの切り替え（2022年3月時点で60％切り替え済み） 環境関連法令順守の維持・継続（排水、排気、騒音、廃棄物、化学物質等）Social社会 地域社会との共生 福祉施設への寄付・慰問（献血活動の継続、おおたオープンファクトリー、小学校への出張授業） 品質マネジメントシステム認証取得（2002年11月にISO9001認証取得し、継続登録）Governance統治による顧客満足度向上の持続的な改善 障がい者雇用の環境整備（障がい者農園を活用した野菜生産） 企業理念、大切にする価値観、長期ビジョンの策定と公表 コーポレート・ガバナンス報告書を適時更新し開示BCP(事業継続計画)の策定と定期的な見直し 指名・報酬委員会の設置 コンプライアンス・リスクマネジメント対応（2か月に1回、コロナ対応含め対策会議を実施） 独立社外取締役を3分の1以上選任（※2022年6月開催の定時株主総会で選任予定）Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.35０７参考資料Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.36中長期的成長に向けた研究開発の方向性粉末冶金技術超精密加工技術超硬合金に限定しない、新材料開発の加速現行技術の次代の先端へ：新鋭設備研究と工法の最適化新成長エンジンの創出超硬合金鋼・セラミックス・FHR・KF2・銅タン・NFメタル新素材Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.3737非常に硬く高耐熱性のWC、TiC、TaCなどを、靭性の大きいCoまたはNiでセメントした合金。超硬合金とは工業生産される金属材料の中で優れた硬さと圧縮強さをもつ。粉末冶金法で製造される。超硬合金の組織CoWC10μm高硬さ低セラミックスハガネを上回る硬さを持ち、摩耗に強い超硬合金ハイス鋼ダイス鋼靭性高Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.3838当社超硬合金の特徴冨士ダイスが製造する超硬合金の材種特性のマッピング（ＷＣ粒度×硬さ）を示します。超々微粒から中粒、超粗粒までお客様の用途・目的に最適な粒子径や硬さの材種を提供しています。Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.39代表的な製品例引抜・押出・圧延加工をする工具輸送用機械、建築材料やインフラ関連の設備等へ使用当社製品成形部材最終製品例ダイス・プラグロールパイプ線材異形管タイヤ・エアコン・鉄道架線他インフラ設備Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.40代表的な製品例飲料缶・一般食缶を製造する工具・金型アルコール飲料や清涼飲料等の飲料缶を作る金型光学素子を製造する金型一眼レフ・通信用・監視カメラのレンズを生産する金型当社製品最終製品例製缶工具当社製品飲料缶・一般食缶最終製品例スマートフォンレンズ カメラレンズ光学素子成形用金型監視カメラCopyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.41代表的な製品例鍛造用工具・金型二輪車や四輪車、各種製造機械等の部品を作る金型高圧工具人工ダイヤモンドの製造、新たな素材の開発、地球の内部環境研究に用いる工具当社製品最終製品例鍛造金型当社製品自動車・各種機械用部品最終製品例人工ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞ・新素材開発高圧工具地球物理学研究Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.42業績の推移 1/3売上高経常利益17,990 18,35617,42616,87417,3608.2%14,247（百万円）（百万円）経常利益経常利益率2,5002,0001,5001,00050007.3%7.1% 7.0%1,473 5.8%1,348 1,008 1,202 1,210 2.1%300 10.0%8.0%6.0%4.0%2.0%0.0%18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期 23/3期18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期 23/3期計画Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.計画43業績の推移 2/3総資産純資産（百万円）26,24525,75224,81523,73325,38070.1%72.8%20,00 018,397 18,749 純資産自己資本比率76.4%79.4%18,969 18,840 （百万円）76.1%19,303 15,00 010,00 05,000084.0%82.0%80.0%78.0%76.0%74.0%72.0%70.0%68.0%66.0%64.0%62.0%60.0%58.0%56.0%54.0%52.0%50.0%48.0%46.0%44.0%42.0%40.0%38.0%36.0%34.0%32.0%30.0%28.0%26.0%24.0%22.0%20.0%18.0%16.0%14.0%12.0%10.0%8.0%6.0%4.0%2.0%0.0%18/3期19/3期20/3期21/3期22/3期18/3期19/3期20/3期21/3期22/3期Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.44業績の推移 3/3ROE5.15.1（％）4.13.32.518/3期19/3期20/3期21/3期22/3期Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.45連結四半期業績推移売上高営業利益（単位：百万円）4,546 4,5754,6554,5784,5054,3794,3544,1854,3224,3194,1911,0004,012 4,0413833223482972903062181982101683,5103,4803,24535▲ 55▲ 1734233715001305,0004,0003,0002,0001,00001Q2Q3Q4Q1Q2Q3Q4Q1Q2Q3Q4Q1Q2Q3QQ419/3期20/3期21/3期22/3期Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.▲ 50046直近のメディア掲載記事●金型新聞2021年10月10日●日刊工業新聞2022年2月28日●熊本日日業新聞2022年4月21日ニュース記事は、スマートフォンやタブレット端末で右ＱＲコードからご覧になれます。Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.47免責事項について当資料は、冨士ダイス株式会社の現状をご理解いただくことを目的として、作成したものです。当資料に記載した内容は、一般的に認識されている経済・社会等の情勢及び当社が合理的と判断した一定の前提に基づいて作成しており、経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更する可能性があります。また、当資料には見込み、予測及びリスクを伴う想定に基づくものがあり、当資料に記述されている内容とは異なる結果を生ずる不確実性（市場、金利、為替の変動といった国内外の経済状況等）が含まれております。 今後、新たな情報や出来事等が発生した場合、当社は本資料の更新・修正を行う義務を負うものではありません。 投資に関する決定は、利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。尚、情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報の誤りや改ざん、データのダウンロード等で被ったいかなる損害についても、当社は一切責任を負うものではありません。Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.48