ネクステージ(3186) – INTEGRATED REPORT 2022

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開示日時:2022/05/31 00:30:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.11 16,317,400 438,400 429,300 39.59
2019.11 21,926,300 608,600 607,800 55.4
2020.11 24,114,600 682,600 675,200 60.94

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
2,219.0 2,523.6 2,290.84 17.95 14.06

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.11 -877,200 -208,300
2019.11 -1,950,200 -921,300
2020.11 1,092,500 1,926,900

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

購 入点 検保険整備車検世帯内取引買取購 入INTEGRATED REPORT 2022NEXTAGE 統合報告書ネクステージ経営理念企業が未来永劫、社会に存在し続けるために必要なことは何か。それは「お客様に最も愛される企業」になることだとネクステージは考えます。社会生活に不可欠なクルマを通して、最高の顧客体験を提供することをミッションに掲げ、お客様の生涯のカーライフに寄り添い、お客様の要望や不満に全力で応えるサービスをお届けし、当たり前のようにお客様から選ばれる企業となる。そして、私たちの事業を通してお客様はもとよりすべてのステークホルダーから深く愛される存在を目指し、自らの企業価値をいっそう高め、未来にわたって発展を続けていきます。お客様に最も愛される企業経営理念philosophyクルマを通して、最高の顧客体験を提供する。私たちの使命missionみんなの「期待」が「満足」に変わる。提供価値brand value愛せる接客明るい挨拶と誠実・丁寧な接客。お客様をお待たせしない。愛せる対応お客様を正しく理解し、期待や要望・不満に全力で応える。愛せる商品安心・納得の品質とサービス。どこにも負けない品(cid:7975)え。愛せる価格望んだ商品やサービスが、満足のいく価格で手に入る。愛せる環境地域と社会に貢献、お客様と社員の幸せが叶う場所。01NEXTAGE 統合報告書2022ネクステージとはネクステージが大切にしていることベンチャー精神変化を恐れない精神スピード感を持った意思決定・行動現場主義創業時から一貫したお客様目線経営現場主義からの事業改善1996 年、たった2 台の在庫からスタートしたネクステージ。そんな私たちがここまで大きく成長を遂げてきたのは、市場の変化に合わせて自ら変化することを恐れず、お客様の期待に応えるチャレンジを果敢に重ねてきたからです。そして、市場の変化を見逃さないために、何よりも現場を重んじてお客様と従業員の声に耳を傾け、より良いビジネスモデルを絶えず追求してきたからです。どんなに事業や組織が成長しようとも、「ベンチャー精神」と「現場主義」を貫き、私たちはさらなる成長を果たしていきます。02NEXTAGE 統合報告書2022ネクステージとは編集方針CONTENTS 株式会社ネクステージは、2022 年より新たに「統合報告書」を発行することといたしました。当報告書では成長過程にあるネクステージの財務・非財ネクステージとは価値創造の基盤務情報を一体的に捉え、経営戦略や事業活動、その他の取り組みをわかりネクステージ経営理念ESG ネクステージが目指すものINTEGRATED REPORT 2022NEXTAGE 統合報告書やすくお伝えしていきます。編集にあたっては、国際統合報告評議会(IIRC)の「国際統合報告フレームワーク」や経済産業省による「価値協創ガイダンス」を参考にしました。■対象期間2020年12月1日〜 2021年11月30日(一部に2021年12月以降の活動内容等を含みます)■対象組織株式会社ネクステージ及びグループ会社■将来予測に関する記述について本誌に掲載している業績見通しなどの将来予測に関する記述は、当社が現在入手している情報や合理的であると判断する一定の前提に基づいていますが、実際の業績は様々な要因によって異なる結果となり得ることをご承知おきください。データセクション58596164主要財務データ財務レビュー主な連結財務諸表株式情報/会社情報0102030406071215172428ネクステージが大切にしていること編集方針/目次主要ハイライト店舗戦略と成長の軌跡価値創造ストーリー社長メッセージ会長メッセージ価値創造プロセス16 資本ビジネスモデル19 強み21 従業員インタビュー事業概況2030年ビジョン達成への戦略33343745環境35 環境適性に優れる中古車ビジネス36 店舗での環境への取り組み社会38 人財育成サイクル39 人財育成の取り組み40 従業員の健康に対する取り組み41 ダイバーシティ42 お客様とのつながり43 地域社会とともに44 ステークホルダーとともにガバナンス46 社外取締役メッセージ49 役員一覧50 選任理由52 コーポレート・ガバナンス53 取締役会について54 コンプライアンス55 リスクマネジメント03NEXTAGE 統合報告書2022ネクステージとはネクステージとは主要ハイライト売上高(百万円)300,000250,000200,000150,000100,00050,0000241,146219,263163,174118,971営業利益/営業利益率総資産額/ROA(総資産経常利益率)291,263(百万円)15,000(%)(百万円)120,0004.713,637100,00011.2(%)15111,03299,63312.72.92.72.82.86,0856,8254,3843,47486,3557.98.463,6797.040,00035,52380,00060,00020,00002017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期2017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期2017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期営業利益営業利益率総資産ROA親会社株主に帰属する当期純利益/ROE(自己資本利益率)PBR(株価純資産倍率)/PER(株価収益率)1株当たりの配当額/配当性向(%)309,66327.0(倍)(百万円)10,0008,00022.06,0004,0002,000017.618.616.44,2584,7402,9102,2622010028.44.6423.74.0921.820.53.243.414.2318.0(倍)30(円)(%)1511.011.8151296309.510.3675.2422017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期2017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期2017年11月期※2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期親会社株主に帰属する当期純利益ROEPBRPER1株当たりの配当額配当性向04※ 2017年11月期に、普通株式を1株につき3株の割合で株式分割を実施しました。株式分割を考慮しない場合の配当額2円で記載していますが、株式分割を考慮する場合の配当額は6円となります12,0009,0006,0003,0000642054321020100105015129630NEXTAGE 統合報告書2022ネクステージとは小売販売台数車検台数93,25881,54076,15357,74545,60371,65358,51744,10527,09420,00017,315主要ハイライト拠点数(拠点)150120906030097875718126520126749135514641124762127販売店新車ディーラー買取単独店買取台数(台)80,00060,00040,000020,00013,93250,55437,66926,398(台)100,00080,00060,00040,00020,000012,0009,0006,0003,0000052017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期2017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期2017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期79,929収入保険料(百万円)15,00012,85210,8148,4464,3813,4703,0075,7343,9352,1741,4142017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期2017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期2017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期※ パートタイマー、アルバイトを含む(台)80,00060,00040,0000(人)5,0004,0003,0002,0001,0000従業員数※NEXTAGE 統合報告書2022店舗戦略と成長の軌跡顧客ニーズと業界動向を敏感に先読みした店舗戦略が事業の成長を牽引しています競合がひしめき、変化の激しい自動車小売業界において、ネクステージは市場ニーズをいち早く捉えた店舗戦略を同業他社に先んじて実行し、事業を拡大してきました。今後も大胆な出店戦略で成長を加速させていきます。(億円)3,0002,5002,0001,5001,00050002002年国産車の販売を目的に「株式会社ネクステージ」を設立1998年輸入車の専門店として「有限会社オートステージヒロタ」を設立売上高と拠点数の推移売上高拠点数2004年「ネクステージ中川店(現 ネクステージ中川セダン・スポーツ専門店)」オープンキラーコンテンツ(価格や品質、他社にないサービスなど)を持つ専門店の時代に先駆け、需要が高い分野を専門展開し、低価格で商品提供した。2015年「SUV LAND」の展開店舗の大型化と圧倒的な在庫台数を持つ地域一番店として、集客力と持続性のストックビジネスを展開した。1,631671,189512012年「ネクステージ神戸西店(現 SUV LAND神戸店)」オープン小売業全体で専門店の大型化が進行。この時代、ネクステージは専門店複合化と全国展開を加速。さらにクロスセルに注力することで収益性を高めた。2014年東証一部上場名証一部上場2013年東証マザーズ上場2021年「ネクステージ 太田店」オープン価格のみならず価値あるサービスが重視される中、生涯取引のプラットフォームとなる総合店の出店を加速。拠点数の拡大と事業の急成長を実現している。売上高2,912億円2,4112,1929787(拠点)150124拠点12090603001999年11月期2002年11月期2006年11月期2010年11月期2014年11月期2017年11月期2018年11月期2019年11月期2020年11月期2021年11月期ネクステージ店舗戦略の変遷専門店戦略専門店複合化全国展開戦略地域一番店大型店戦略総合店出店生涯取引戦略低価格の中古車販売に特化クロスセル※1開始豊富な商品で集客ストックビジネス※2開始商品・コスト適正化ストックビジネス強化※ 1 車販売だけでなく、部品やコーティング、保証など関連商品やサービスを組み合わせて販売すること   ※2 一度の車の販売のみに完結するのではなく、豊富な商品・サービスを接点にお客様との関係が長期的に継続するビジネスのこと06NEXTAGE 統合報告書2022ネクステージとは社長メッセージ業績は好調。「2030年ビジョン」実現へ向けての道筋は明確 ネクステージはいま「2030 年ビジョン」を掲げ、2030年までに売上高 1 兆円、営業利益 900 億円を達成することを目指しています。私は2022 年 2月より代表権を持ち、代表取締役会長の広田靖治とともに、このビジョンの実現に向けて力を尽くしていく所存です。 私は長らく中古車業界に携わり、2016 年 2月にネクステージに参画して以来、取締役として経営の一翼を担ってきました。入社当時から、ネクステージは成長の可能性を大いに秘めた企業だと感じており、この 6 年ほどで車に関わるあらゆるサービスを提供する「生涯取引」を推進するとともに、そのプラットフォームとなる「大型店」を全国展開する戦略を指揮してきました。あわせて、すべての店舗で均一かつ高品質なサービス、及び優れた商品をお客様に提供できるよう、事業運営の「仕組み」をつくることにも力を注いできました。こうした取り組みが大きな成果として表れ、業績も好調に推移しています。さらなる成長のための基盤も整いつつあり、これから事業拡大のスピードをいっそう加速させていきます。売上高1兆円へ向けての基盤は整いつつある。これからさらに成長を加速させます。代表取締役社長執行役員浜脇 浩次07NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー社長メッセージ今後の積極的な出店戦略を支える「仕組み」をさらに強化する「お客様に最も愛される企業」になることで社会に必要とされる存在に  2030年ビジョンでは、国内の乗用車保有台数 6,200万 ネクステージの経営理念は「お客様に最も愛される企台のうち5%のシェアを獲得することを目標に据えていま業」になることです。この理念を貫くことが 2030 年ビジョす。引き続き、大型店戦略を強力に推進し、2022 年 11月ンの達成につながり、また、その後の永続的な発展につ期も大型店を22 店舗出店する計画です。この勢いを継続ながっていきます。いま国内では自動車関連企業が 8 万すれば、2030 年に 5%のシェアと1 兆円の売上高、900社強存在し、中古車流通はまだ寡占化が進んでいない稀億円の営業利益を達成するのは、決して無理なことでは有な業界のひとつです。そんな中、当社を含めた大手 3 社ないと考えます。が全国展開を図り、業界の勢力図が固まりつつあります。 毎期 20 店舗以上出店を継続するためには、「仕組み」いま中古車は年間約 260 万台販売されていますが、今後をさらに強化することが重要です。当社では 2016 年からこの3 社で市場の寡占化が進むと予想されており、シェア業務の標準化に取り組み、属人的な営業活動などを仕組を伸ばすには競合との差異化がいっそう必要です。みで行う体制を築いてきました。まず、業務のプロセスが 店舗に関しては、どの企業も似通ってきているのが実明確な保険事業から着手し、お客様にとって最適な自動情です。目に見えるハード面はどうしても真似されてしま車保険を提案するフローを構築して運用したところ、納車います。しかし、ネクステージが「お客様に最も愛される台数に対する保険付保率が 17%から45%に向上し、当企業」になることを目指してつくり上げたN-BOOKは、他時の業界水準を大幅に超える成果を挙げ、現在は70%をの企業には真似できないものです。私たちが確立した標目標にしています。この成功を受けて、仕組みの重要性が準化フローであるN-BOOKに基づいて業務を進めること各事業部門で認識され、現在では車検の入庫、買取の出で、車両の販売、買取、カー用品の販売、保険、整備、車張査定、車両販売のご提案などのフローを標準化し、そ検など、抜け漏れなくお客様に価値提供することができ、れらをすべてN-BOOKという独自のマニュアルに収めていお客様が不利益を被ることはありません。お客様に最もます。このN-BOOKに基づく仕組みによって事業を運営し愛されるためにはどうあるべきなのか、常に追求していくていくことで、毎期問題なく20 店舗以上出店できると考えことが自らの存在価値を高めていくと考えています。ています。08NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー社長メッセージ中期経営計画を必ず成し遂げる社員誰もが標準化された業務フローでお客様に均一なサービスを提供 2030 年ビジョン達成の前提として、2022 年 11月期か 中期経営計画を確実に達成するために、「仕組み」のらスタートした 3カ年の中期経営計画を必ず成し遂げま精度もさらに高めていきます。例えば商品の販売に関しす。今回の中期経営計画では、総合店を毎期 20 店舗程て言えば、どのようなフローで情報を提供すればお客様度出店する計画です。現在、総合店の平均的な営業利益にお伝えできるのかを考え、そのフローに沿ってトークス率は、1 年目が 3.9%、3 年目が 6.8%、5 年目以降ではクリプトをつくり、販売に携わる社員全員が同じ水準で接8.8%に上っております。これは単に商品を値上げしたわ客できるように努めています。このトークスクリプトも、経けではなく、商品軸を増やすとともに、すべてのお客様に験に関わらずすべての社員がきちんと使いこなせる内容適切なタイミングで均一なサービスをご提案することで管にして、誰もがお客様に寄り添って抜け漏れなく均一な理顧客数※を拡大した成果です。給油や駐車場以外の車サービスを提供できる形にしています。に関するサービスは、すべてネクステージに任せれば安心 買取事業を本格的にスタートした時も、現会長の広田だという状況をつくり、お客様にとって本当に価値のあるが自ら出張査定でお客様のもとに赴き、現場で本来あるサービスをお客様本位で提供していくことで、営業利益率べき姿を把握して仕組みづくりを図りました。現在も担当はおのずと上がると考えています。役員が買取出張に同行し、いまの手法が果たして正しい 現場のKPIは、過去の実績から設けるのではなく、未来のかを検証しながら最適なサービスを絶えず模索していに向けて私たちがお客様にどのくらい価値提供できるかます。私自身も役員とともに店舗を定期的に訪れ、そのという値を予測し、本来あるべき姿から定めています。例都度現場からの課題をもとに、実務を検証しながら解決えば買取事業においても、過去の成約率を基準にするの策を一緒に考え、次なる課題を設けて改善を促していまではなく、本来達成すべき目標から逆算してKPIを設定しす。仕組みそのものに問題があれば、関係者を含めてディています。今期中に徳島県を除く全国エリアに買取事業スカッションし、適時変更を施してより良い方向に導いてを展開し、あるべき姿に近づけていきます。おり、こうした地道な取り組みを今後も重ねていきます。※ 3年以内の取引ユーザー数09NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー社長メッセージバイブルであるN-BOOKを活用し人財を短期間で育成していくN-BOOKに基づいた仕組みによる 経営がネクステージの最大の強み 今後の成長に向けて、最も重要なテーマのひとつが人 現在では定着しつつあるN-BOOKですが、これを社内財育成です。私は社員に対して、仕事に臨む姿勢として「型に浸透させるのは一筋縄ではいかず、導入後しばらくは破り」と「型無し」を説いています。「型破り」は大いに推まったく機能しませんでした。私も困難を感じていました奨しており、一生懸命に仕事に取り組んで「業務の進めが、社外取締役の松井忠三氏の後押しもあって「絶対に方をこう変更したい」というのなら、型を破ってくれていやらなければならない」と導入に努めました。松井氏はかい。しかし、型が無いのに「こう変えたい」と訴えられても、つて良品計画の社長を務めていたとき、店舗向けの業務それは認めるわけにはいきません。ですから、社員に対し基準書である “MUJIGRAM” の導入で成果を上げており、てはまず型を身に付けてほしいと要望しています。まさにN-BOOKのお手本となるもので、松井氏からは私も その型を身に付ける上でのネクステージのバイブルが多くの知見を吸収させていただきました。険しい道でしたN-BOOKです。私は現場に向けて「誰が読んでもわかるよが、これを成し遂げないと我々の成長はただの膨張に終うにN-BOOKを整備してほしい」と訴えています。誰もがわると、懸命に取り組んだことを覚えています。できることを繰り返していけば、必ず上手になる。近年は 当時、このままでは売上高3,000億、4,000億が限界で、社内でN-BOOK の運用が定着し、新卒入社でN-BOOK業務を標準化する仕組みを入れなければそれ以上伸びをもとに育成された人財が 3 年ほどで店長に昇格していず、じきに衰退していくという危機感がありました。現会長ます。個性や性格に関わらず、誠実に N-BOOK を実践しの広田とも「もしN-BOOK がなかったら、ネクステージはている人財がきちんと成果を上げて活躍しており、それはもう崩 壊していたかもしれない」とよく話しています。私としても嬉しい限りです。店舗内の会議もN-BOOK にN-BOOK 導入当初は社員も苦労したと思いますが、最近基づいて運営されており、もはや N-BOOK がなければ業はその意義をみな理解して行動し、経営者冥利に尽きる務が進まない環境になりつつあります。これから現場発思いです。このN-BOOKをベースにして事業を仕組みで動信で自らN-BOOK を改善していく文化が根付けば、ネクかす経営を実現したことが、ネクステージの最大の特徴でステージはもっと強い企業になると思っています。あり、成長の原動力になっていると私は認識しています。10NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー社長メッセージ仕組みを確実に機能させるためのシステム投資にも注力していくすべてのステークホルダーと これから得られる利益を分かち合いたい N-BOOK をベースにした仕組みを確実に回していくた 未来に向けて、中期経営計画そして2030 年ビジョンにめに、システム化にも力を入れています。お客様の再来店掲げた数値目標を達成するのはもちろんですが、私としてを促す「CRM(Customer Relationship Management)はお客様に喜んでいただく機会をもっと広げていきたいとシステム」をはじめ、販売時に1カ月点検までのスケジューいう想いを強く抱いています。そのためにも、出店や人財ルを管理する「納期管理システム」、そのデータを受け継育成、商品確保、経費管理などの仕組みをいっそう整え、いでお客様のあらゆる情報を管理する「SSS(生涯取引店長やマネージャー、そしてスタッフ全員が標準化された支援システム)」、さらにそれと並行して保険販売のプロセフローのもとで業務を進めていく企業にしたいと考えていスを管理する「IPM(Insurance Process Management)」ます。こうして業績を上げることで投資家の方々に株価でなど、果敢なIT 投資によって独自のシステムを数々構築しお応えし、また会社の成長に応じて増配していく考えです。ています。 さらに、従業員に向けては、ネクステージが成長するこ さらに、新しいテクノロジーの活用にも積極的に取り組とで金銭的な充足とともに、精神的な充足ももたらしていんでいます。例えば「SSS」と連動したタブレット端末「UIFきたいと思っています。お客様に最も愛される会社となり、(User Interface)」をお客様の前で操作し、すべてのお客経営陣をはじめ従業員がみな高い満足感を得られる企業様に均一なご提案ができる環境も今期中には整備する方になりたい。さらに、お客様のみならず、お取引先様から針です。また、中古車商品の仕入及び各店舗の商品ラインもネクステージとつきあいたいと選んでいただける企業とナップに関しても、外部のビッグデータから売れる車を分析なり、私たちが成長することですべてのステークホルダーとし、回転率を最大化できる仕入台数を算出するシステムの利益を分かち合っていきたいと考えています。開発も進めています。こうして収益向上に貢献するシステムが整備されていることもネクステージの強みであり、今後もさらに進化させていきたいと考えています。11NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー会長メッセージさらなる成長へ向けて経営体制を変更し、より迅速に意思決定ができる企業へ 2022 年、ネクステージは経営体制を一新しました。1996 年に私がこのネクステージを一人で起こしてから、時代に合わせたビジネスモデルで事業と組織を拡大し、2021 年に創業 25 年の節目を迎えました。これを機に、未来に向けてネクステージをさらに成長させていくため、私が代表取締役会長に就き、副社長を務めていた浜脇浩次が代表取締役社長を担うマネジメント体制を敷きました。この社長交代のみならず、委任型執行役員制度の導入も含めて取締役の役割を明確にし、よりスピーディーに意思決定ができる企業へと進化します。 ともに代表取締役を務める浜脇は、長きにわたり中古車業界で経営に携わり、いまから6 年前に私がスカウトしてネクステージに参画した人物です。もともと当社は中古車販売業において、車種やカテゴリーを絞った専門店展開の販売戦略で成長してきました。しかし、そのモデルでは事業のさらなる拡大は難しいと考え、近年は総合店の出店によって生涯取引の拡大に努めています。これは浜脇が前職で実績を上げていた領域であり、彼が旗振り役となって推進しており、今後も彼を中心に事業を運営していきます。役割分担としては、浜脇が大型店戦略を指揮し、私がグループ全体の経営を見るという形になります。これからも「ベンチャー精神」と「現場主義」を何よりも重んじ、ネクステージを永続的に発展させます。代表取締役会長広田 靖治12NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー会長メッセージ業界の常識を疑うことがネクステージの成長の原動力大企業病にかからないために、自らを進んで変化させていく 私は常に「業界の常識は世間の非常識である」という ネクステージの事業の根底にあるのは、経営理念に掲観点で物事を捉えるように心がけています。例えば、中古げている通り、「お客様に最も愛される企業」になるとい車業界において車両販売で利益を出すのではなく、付帯う想いです。「愛される」というのは、他人との関わりにおするサービスで収益を上げるビジネスモデルをいち早く確いて究極の形です。愛されることは信頼関係があるという立したこともそうです。中古車販売は、仕入れた車両の原ことであり、私たちがサービスを提供するお客様から絶対価に利益を乗せて販売しますが、かつてこの業界は、交的な信頼を得たいという想いを「愛される」という言葉渉上手なお客様とそうでないお客様で販売価格やサービに込めました。この経営理念は現場に浸透しており、活スに差が出るのが当然とされていました。こうした属人的動の軸になっています。当社の店舗には年間数十万人のなサービスが横行する中古車業界は経済合理性がないとお客様が訪れますが、日々お客様の声を吸い上げ、この問題意識を持ち、車両は仕入原価で販売し、お客様の理念に照らし合わせて活動の改善を図っています。そして、ニーズに合った付帯サービスを平等な価格で提供して収その改善策は、ネクステージにおける業務の標準化フロー益を上げるべきだと判断し、いまから15 年前にこのモデをまとめたN-BOOKに盛り込み、社内で徹底しています。ルを始めました。当初は同業からの反発があったものの、 そしてネクステージは「ベンチャー精神」と「現場主義」いまではファーストプライス※で販売することが業界標準にを大切にしています。大企業病にかからないためには自らなっています。を変化させていくことが重要だと考え、「ベンチャー精神」 「生涯取引」の推進も同様です。車の乗り換えサイクルを重んじています。また、過去にウォーレン・バフェット氏がが 9 年弱に伸びているいま、お客様に寄り添ってライフタ「小売業は投資が難しい。動く的に矢を当てるようなものイムバリューを高めていくことが、結果として双方の利益だ」と唱えましたが、その動く的に矢を当てるための手段になると考えて推進しています。生涯取引を実現することが「現場主義」です。的に近づけば近づくほど、矢を当てで、私たちはお客様のカーライフの様々な場面でビジネスやすくなる。市場の変化に応じて私たちも進んで変化すべに結びつけることが可能になります。これは競合他社にはきであり、そのきっかけを現場で感じとることを大切にしてない、私たちの強みだと認識しています。います。※ 展示場で最初に付ける値付けのこと。適正な値付けを行うことで車を値崩れ・滞留させずに販売する手法のこと13NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー会長メッセージ2030年ビジョンを達成することが今後の日本社会への貢献にもつながる市場に向けて発信したことはこれまでもこれからも必ず成し遂げる ネクステージはいま2030 年ビジョンの達成に向けて邁 ESG に関する取り組みも当然、重要な課題だと認識し進しています。生涯取引につながる顧客数を増やすためており、今後いっそう注力していきます。ネクステージが推には、店舗数を増やし、商品やスタッフも増強していかな進する生涯取引は、お客様が車を長く保有することを支ければなりません。したがって「商品の調達」「人財の採えるものであり、車を造る・廃棄するという工程が減るこ用育成」「生産性の向上」の3つが今後の重要なテーマととでCO2の排出が削減され、サステナブルな社会づくりになります。商品の調達については、販売営業職に加えて買も寄与します。私たちのビジネスを通して、車をリユースし取営業職を増員し、買取専門店も全国に広く展開します。て多くの人に長く使っていただくことが、結果として環境また、成長を持続させるためには、それを担う人財が多貢献につながっていくのです。また、再生可能エネルギー数必要であり、多様な人財を採用してトレーニングしていの活用に向けて、太陽光発電設備を店舗に設置し、自社く体制も整えていきます。生産性の向上に関しては、人財で電力を生んで使用するシステムも構築中です。社会へのを早期に戦力化して生産性を上げるために、N-BOOKを貢献も図っており、全国規模での出店によって雇用を拡核とした業務の仕組みづくりにも力を入れています。この大することで地域に貢献できればと思っています。総じて3 点をしっかり強化できれば、必ずこの業界で大きく成長まだまだ不十分なのが実情であり、今後も自らの事業のし、高いシェアを獲得できるはずです。その後、2040 年、中でESGに資するものに進んで取り組んでいく考えです。2050 年に向けても永続して成長し、売上高 2 兆円、3 兆 振り返れば 2013 年の上場時、ネクステージの株価は円を目指していきます。いまより低い位置からスタートしましたが、徐々に成長を 私たちが大きく成長することによって、中古車に関して成し遂げて株価も上がってきました。私たちは有言実行の均一のサービスを人々に提供できるようになり、多くの恩企業であり、市場に向けて約束したことは必ず果たしてき恵を社会にもたらすことができると考えます。誰もが大きた実績があります。いずれも強い想いや覚悟をもって発な経済的負担を負うことなく、重要な交通手段である車信しており、中期経営計画や 2030 年ビジョンもステークを保有することが可能になる。2030 年ビジョンを達成すホルダーの皆様と寄り添いながら、ぜひとも達成したいとることで、そうした社会の実現にも貢献できればと考えて考えています。います。14NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー価値創造プロセスネクステージは、お客様のカーライフに長く寄り添う独自のビジネスモデルによって経済的・社会的価値を生み出し、「2030年ビジョン」の達成と経営理念「お客様に最も愛される企業」の実現を目指します。外部環境インプット事業活動/アウトプットアウトカム目指すべき姿●巨大なマーケットP.30●車の乗り換え サイクルの長期化●社会全体の 環境意識の拡大P.18P.35ネクステージが大切にしていることベンチャー精神現場主義P.022030年ビジョンの実現に向けた成長戦略ビジネスモデル財務資本製造資本知的資本人的資本自然資本P.16社会関係資本迅速な買取査定車両買取車両販売新車・中古車・用品商品管理車 検保 険生涯取引認可を受けた整備工場整 備点 検管理顧客数の拡大経済的価値安定した成長●売上高●営業利益●自己資本利益率P.04社会的価値ESG●環境●社会●ガバナンスP.33経営理念お客様に最も愛される企業P.012030年ビジョン売上高1兆円営業利益900億円P.28全国的な店舗展開・店舗オペレーションの標準化徹底した顧客情報管理・プライシング管理P.31コーポレート・ガバナンス P.5215NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー価値創造プロセス資本 ネクステージは創業以来「ベンチャー精神」と「現場主義」を大切に力強い成長を果たしてきました。その過程で蓄積してきた資本を十分に活用し、さらなる成長に向けて事業を進めています。財務資本製造資本知的資本 ニーズの高い車種で主要商品を構成、全体の商品数 車の乗り換えサイクルが長期化する中で、日々のメンテ 日々変革が求められる自動車業界で、約4,000名の社を適正化させるビジネスモデルの転換により、2020 年ナンスや車検といった販売・買取以外の取引は増加傾向員の業務品質を維持するために、ネクステージグループ11月期より営業キャッシュフローは黒字化しました。財にあります。ネクステージにとっての整備工場は、今後の全社共通の生きたマニュアルであるN-BOOKの整備・運務キャッシュフローのみならず、営業キャッシュフローは、生涯取引拡大を支える基盤として重要な要素となります。用は必須です。2022年に入社した1,000名強の新入社員今後の出店コストを支える重要な要素となります。キャッシュの総出力(営業キャッシュフロー)△9,213百万円(2019年11月期)19,269百万円(2020年11月期)3,214百万円(2021年11月期)整備工場数認証※1 82指定※2 39(2020年11月期)認証 94指定 49(2021年11月期)※1 認証工場:国土交通省が自動車分解整備事業を認可した工場※2 指定工場:認証工場の内、車検に必要な検査ラインも兼ね備えた、車検の全工程を完結できる工場の育成にも、N-BOOKは重要な要素となります。1日当たりN-BOOK閲覧数15,132回人的資本社会関係資本自然資本 2030 年ビジョンの達成のために、毎期 20 店舗の総 ネクステージでは、新規ユーザーの獲得のみならず、 ネクステージの事業活動は、本社・店舗で使用する電合店出店を計画しています。当該新規出店のため、毎期一度取引したお客様が継続して利用できる仕組みを構力の利用など、自然資本と密接に関わっています。今後、約 1,000 名の増員が継続的に必要です。そのため成長築するべく、お客様の状況に応じたご提案を適切な時自然資本の効率的な利用と環境負荷低減を通じて、地戦略を実現する上での人財の獲得はネクステージにとっ期に提供できるよう、お客様のアフターフォローを実施し球環境の維持と経済価値創出を推進します。て重要な要素となります。ています。新卒採用数管理顧客数(3年以内の取引ユーザー数)電気使用量20,486MWh(2021年11月期)400名強(2021年11月期)1,000名強(2022年4月現在)50万人(2021年11月期)16NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリービジネスモデルお客様のカーライフに生涯にわたって寄り添い、車に関するすべてのサービスをワンストップで提供 ネクステージは、車両やカー用品の販売だけではなく、保険、点検、整備、車検、買取、そして次の乗り換え車のご提案まで、車に関するあらゆるサービスをワンストップで提供するビジネスモデルを構築しています。こうしてお客様のカーライフに長く寄り添い、ライフタイムバリューを高める「生涯取引」を推進することで収益向上を図っています。この生涯取引のサイクルを支えているのが、当社ならではの数々の戦略です。お客様のニーズに応える優れた商品を適正価格で提供する商品管理の強化、生涯取引につながる管理顧客数の拡大のための体制構築、認可を受けた整備工場の拡充、迅速な買取システムの確立などに力を入れて取り組んでいます。さらに今後、積極的な店舗展開とともに店舗オペレーションの標準化なども推し進め、この生涯取引のビジネスモデルをさらに強固なものにすることで、未来に向けて大きく成長していきます。迅速な買取査定詳細は P.19〜20をご覧ください車両買取車両販売新車・中古車・用品商品管理詳細は P.18〜20、31をご覧ください車 検保 険生涯取引整 備点 検管理顧客数の拡大詳細は P.18〜20、31をご覧ください全国的な店舗展開・店舗オペレーションの標準化詳細は P.18〜20、31をご覧ください認可を受けた整備工場詳細は P.19〜20をご覧ください17NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリービジネスモデル生涯取引の推進へ向けて、「管理顧客数拡大」と「総合店展開」に注力カーライフのあらゆるステージで満足度を高め、生涯取引につながる管理顧客数を拡大あらゆるサービスをワンストップで提供できる「総合店」を広く展開し、生涯取引の基盤に 当社が掲げる「生涯取引」を推進するためには、管理顧客数の拡大が重要な経営課 生涯取引を推進するプラットフォームとして、お客様があらゆるサービスをワンストップ題だと捉えています。車の平均的な乗り換えサイクルは約 9 年であり※、この間、一度取で享受できる「総合店」の出店を強化しています。総合店とは、車両やカー用品の販売引いただいたお客様が継続して利用できる仕組みを構築し、お客様の状況に応じたご提から、保険や車検、整備、点検、そして買取まで一貫したサービスが提供できる店舗です。案を適切な時期に実施できるように取り組んでいます。そのために、お客様のニーズに的現在、全国規模でこの総合店を展開していくことを推し進めており、既存の店舗につい確にお応えできる車両知識の豊富な販売スタッフをはじめ、購入時の保険のご提案や購ても総合店への転換を図っています。この大型店戦略によって、ネクステージと取引いた入後のフォローを行うカーライフプランナー、お客様一人一人に寄り添ったメンテナンスだいたお客様の生涯のカーライフに寄り添い、お客様一人一人に対して最適なサービスサービスを提供できる整備士など、それぞれ専門性を持つプロフェッショナルな人財を育を提供することで、管理顧客数を拡大し、当社が目指す生涯取引を実現していきたいと成し、各店舗に配置しています。こうしてカーライフのあらゆるステージでお客様の満足考えています。度を高めることによって、生涯取引につながる新たな機会を創出しています。さらに、既存ユーザーの世帯内でまだ取引実績がないご家族にアプローチすることで、管理顧客数を拡大していく取り組みも実施しています。※出典:内閣府「消費動向調査/2021年4月」新車の乗り換えサイクルの変化世帯内取引の推進1993年乗り換えサイクル約5.5 年購入乗り換え乗り換えサイクルが長期化2020 年乗り換えサイクル約9年生涯取引につながる管理顧客数の拡大の一環として、既存ユーザーのご家族にアプローチする「世帯内取引」を同時並行的に推進しています。お客様とご家族ぐるみでおつきあいいただくことでより豊かなカーライフのサポートが行購入保険整備車検乗り換ええます。ライフタイムバリュー拡大生涯取引が重要一人のお客様から世帯単位の取引へ18総合店紹介地域一番店を目指す、群馬県初の総合店「ネクステージ太田店」 2021年9月、全国で172店舗目、総合店としては 42 店舗目となる「ネクステージ太田店」がオープンしました。群馬県では初の総合店です。 太田市は人口約22万人を擁し、ドライブ30分圏内の商圏人口は約70万人にものぼる魅力的なエリア。店舗は国道 354号線沿いに立地し、敷地 1 万 3,745㎡に展示台数220台(別にバックヤードに160台・お客様用駐車場 34 台)を擁します。保険、整備、買取など、総合店ならではの強みを発揮し、この地域の一番店を目指しています。NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリービジネスモデル強み当社のビジネスモデルを構成する各サービスの「強み」を、強み/特徴、ビジネスモデルの差異化要素に関する様々な側面から整理しました。車両販売・用品販売保 険点 検• お客様のニーズをとらえた圧倒的な商品ラインナップ• 徹底したオペレーション(車を「生鮮品」と同様に捉え、仕入から店頭、そしてお客様までを可能な限り短縮し、「鮮度(価値)」を維持)• 「入庫から商品化」、「商品化から契約」、「契約から納車」までのリードタイムの短縮(各フェーズでの品質担保、商品回転率の改善)• 充実した販売プラットフォーム整備:総合店・SUV LAND・UNIVERSE• 保証など、購入後の安心感の訴求が可能• 保険の枠に捉われない、トータルサポートの提供(整備工場があることで実現。事故入庫の際は、保険手続代行+最適なリペアプランの提案・提供が可能)• 国土交通省から認可を受けた指定工場・認証工場・特定整備工場• 国家資格を保有した整備士による、確かな品質の整• 全国店舗網があることによる事故対応時の安心感備・検査体制• 公式アプリ 「NEXTAGE CONNECT」により、点検や車検の時期をリマインド• 販売に関する各分野の専門性に特化したプロフェッショナルな人財• 購入時の保険のご提案や購入後のフォローを行う• 購入後のフォローを行うカーライフプランナーによる• 車の悩みや相談に寄り添える、車両知識の豊富な販売スタッフカーライフプランナー定期的な顧客への接触• コールセンターによるスムーズな受付対応ができるスタッフの配置• 強固な財務基盤(資本力)による大型店の展開• 独自のマーケティング戦略、顧客管理(全国共通の顧客管理網を保有)• 出店の加速によるシェア拡大• 人財の全国採用、トレーニングの徹底• 本社システムによる顧客情報の一元化(来店情報を含む顧客データを• 生涯取引+世帯内取引を増加させるための施策• 迅速な経営の意思決定本社システムで一括管理)• 本社データベースからの市場状況把握• 関連KPIの設定• 標準化フロー確立によるマニュアルへの落とし込みが可能(意思決定の伝達スピードアップ、業務品質の公平性担保)• 本社データベースで需要に応じてタイムリーに車両価格を判断• 生涯取引のビジネスモデル、管理顧客の増加による、• 関連KPIの設定(管理顧客数、付帯率)豊富な保険・点検・整備・車検の提案機会• 車両販売時のみならず、点検・車検時にも提案可能• 定期来店の仕組化により、部品交換・車検等の提案機会、定期来店誘致による管理顧客数拡大機会の増加• 商品回転率向上(商品化、納車リードタイム)• 関連KPIの設定(商品回転率 、台当たり利益)• 商品管理のシステム化( 不足商品の可視化)市場すべてに注力できる、ワンストップサービスの大型店の展開業種別特徴(顧客へのメリット)事業別人財共通(経営面)事業別(当社へのメリット)外部環境認識強み/特徴ビジネスモデルの差異化要素• 中古車小売市場:約2.6兆円• 新車輸入車市場:約1.3兆円19NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリービジネスモデル強み当社のビジネスモデルを構成する各サービスの「強み」を、強み/特徴、ビジネスモデルの差異化要素に関する様々な側面から整理しました。整備(保証)車 検車両買取• 安心・安全なカーライフのための各種保証・メンテナ• データによる工程管理可能な最新設備を導入• 全国的な仕入網の確立ンスサービス• 整備資格保有者の生産性向上を目的に、請求書発行、データ入力等の事務業務を完全分業・仕組化• 年2回の社内監査、年1回の社外監査により信頼性を• お客様との多様な接点での買取強化(販売店併設の買取専門店や買取単独店の展開による店頭買取や出張買取など)担保実現• 国家資格を保有する車検専任スタッフによる提案• 買取価格の決定力• 車検の内製化により短い納期で高いパフォーマンスを• 専門バイヤーによる出張買取• 直接販売を前提とした高い買取価格• 高い品質を担保する整備士• 定期的な顧客への接触により、車検入庫率を高める• 「愛情査定 & 愛情買取」を掲げ、お客様目線に立って配慮の届いた査定の実施により、信頼を勝ち取る人財。• コールセンターによるスムーズな受付対応ができるスタッフの配置• 強固な財務基盤(資本力)による大型店の展開• 独自のマーケティング戦略、顧客管理(全国共通の顧客管理網を保有)• 出店の加速によるシェア拡大• 人財の全国採用、トレーニングの徹底• 本社システムによる顧客情報の一元化(来店情報を含む顧客データを• 生涯取引+世帯内取引を増加させるための施策• 迅速な経営の意思決定本社システムで一括管理)• 本社データベースからの市場状況把握• 関連KPIの設定• 標準化フロー確立によるマニュアルへの落とし込みが可能(意思決定の伝達スピードアップ、業務品質の公平性担保)• トータルサポート保険、バンパーサポートの提供により事故時の入庫率向上• 関連 KPIの設定(ネクステージで車を購入した顧客の車検入庫率、オイル交換等で来店した顧客の入庫率)• 事業規模を活かした商品開発(オイル、コーティング)• 定期的なニーズが発生する特性により、継続的な収による低価格で高品質な商品の提供益基盤につながる• 本社データベースで需要に応じてタイムリーに車両価格を判断• 公平・公正かつ高価な買取の実現• 充実した買取チャネル整備• 関連KPIの設定(買取情報数 、買取成約率)• 顧客管理により車検満了日から逆算し、適切な時期にアプローチが可能市場すべてに注力できる、ワンストップサービスの大型店の展開• 整備市場:約5.7兆円• 中古車下取・買取市場:約2.2兆円お客様の生涯のカーライフに寄り添うライフタイムバリューの拡大=当社企業価値向上業種別特徴(顧客へのメリット)事業別人財共通(経営面)事業別(当社へのメリット)外部環境認識強み/特徴ビジネスモデルの差異化要素20NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリービジネスモデルINTERVIEW 01 車両販売INTERVIEW 02 保険・点検INTERVIEW 従業員インタビューネクステージは、生涯取引を推進するビジネスモデルで持続的な成長を主要な業務に携わる4人の従業員の取り組みをご紹介します。目指しています。このビジネスモデルは現場でどう実行されているのか、とでお客様の満足度が高まり、結果として生涯取引につながっていきます。INTERVIEW 01車両販売ネクステージ東浦店櫻井 稚也お客様の満足を高める商談を追求し販売起点で生涯取引を実現する商談のフローを標準化したN-BOOKを社内に展開 ネクステージが近年、店頭での販売力向上のために取り組んでいるのが、商談フローの標準化です。成功事例から導き出されたナレッジがN-BOOKというドキュメントに集約され、キャリアの浅い営業担当者もこれを参照することで、適正な商談を進めることができます。N-BOOKは単に数字を上げるための営業マニュアルではなく、お客様に納得いただいた上でネクステージを選んでいただくためのフローが構築されています。これを忠実に実行するこ車を軸にしてお客様の情報を収集・共有し、生涯取引へ  私たち販売営業担当者は、車を軸にしてお客様に関する情報を最もよく知ることができる立場にあります。ご契約の際、ご家族も含めた車の利用状況などをしっかりとヒアリングし、社内に蓄積して共有することで、その後、点検や保険、乗り換えなどのご提案が適切なタイミングでできるようになります。お客様生涯取引を視野に入れたヒアリングを重視のネクステージへの信頼も増していくはずです。これからも現場のリーダーとして、こうしたお客様に寄り添うマインドをしっかりと店舗に根付かせていくことで、販売起点で生涯取引の実現に貢献できればと考えています。INTERVIEW 03 整備・車検INTERVIEW 04 車両買取21NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリービジネスモデルINTERVIEW 02保険・点検お客様との接点を積極的に増やし一生おつきあいできる関係を築くSUV LAND名古屋店小川 りんかINTERVIEW 03整備・車検お客様本位の整備で信頼を獲得し保険契約や世帯内取引につなげるSUV LAND名古屋店川逑 公介カーライフプランナーとしてお客様の来店誘致と保険提案を担う整備の品質向上のための人財育成が重要なテーマ ネクステージでは、車両を購入いただいたお客様に点検や車検の誘致を行い、また、ご 私は現在、名古屋市にある大型店舗内の整備工来店のお客様に保険などのサービスをご案内する役割を担う“カーライフプランナー(CLP)”場の責任者を務め、約 10 名の整備スタッフを管理しを各店舗に配置しています。私はいま名古屋市内の店舗でこのCLPを務めており、毎月、点ています。工場長として力を入れて取り組んでいる検の時期を迎えるお客様をリストアップし、電話で連絡を取ってご来店を促しています。ご来のが、整備の品質を向上させるための人財育成で店後、お客様に最適な保険をご提案していくこともCLPの大切な任務です。す。新入社員には先輩社員が整備や接客に同行し点検の入庫率向上に力を注ぎ、そこから生涯取引につなげるてトレーニングする体制を敷き、チーム全体のレベルアップを図っています。スタッフたちには、常にお客 生涯取引を実現するためには、車両販売後のお客様との接点を増やすことが重要であり、様の立場になって物事を考え、お客様にとって価値整備品質向上のための人財育成に注力そのきっかけとなる点検の入庫率を上げることに特に注力しています。お客様にご連絡するのある整備をご提案するように指導しています。際、点検の重要性をしっかりと説明し、一人でも多くのお客様に来店いただけるよう努めています。そしてお客様のカーライフプランに応じて次回お客様のために「愛情点検ポリシー」を徹底して実践の点検や車検をご案内するとともに、乗り換えのニー ネクステージの整備部門が掲げているのは「愛情点検ポリシー」。これは、お客様にとってズが伺えれば、車両の買取部門や販売部門とも連携車の点検修理が不利益にならないよう、カーライフプランに合わせて経済的かつ安心・安全して新たなお取引につなげています。こうした意識をな点検整備を行う私たちの姿勢をうたったものです。愛情点検ポリシーは店頭でお客様に明CLP 全員で共有し、お客様と密に接してネクステージ示され、全スタッフがこのポリシーを徹底しています。こうしてお客様本位の整備を実施すると一生のおつきあいができる環境を整えていきたいことで信頼を獲得できれば、保険の契約や世帯内取引などにもつながっていきます。点検終と思っています。了後はカーライフプランナーと連携し、消耗品の交換時期に再来店いただく約束をお客様と重要なのは、お客様のニーズを適切に把握すること交わすなど、生涯取引に向けたリレーションの構築にも力を注いでいます。22NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー査定力の向上に努め、エビデンスのある買取金額を提示 車両買取は、ネクステージの商品力を強化するための重要なプロセスです。競合他社と比 過去、自動車業界の人財育成は「学ぶより 業務マニュアルは、全社員が手に取って活動け」でしたが、現場でのOJT だけでは店舗用しなければ意味がありません。N-BOOKはごとに品質にバラつきが生じ、全国展開を図文字が少なくビジュアルによる図示でわかりやべて魅力ある買取価格を提示することはもちろん、査定時にお客様の大切な車を汚すことのる上で大きな壁となっていました。このN-BOOKすく制作されています。現場での社員トレーニないよう足マットや手袋を装着するなど、誠実なサービスを徹底して実行しています。商談にあたっては、中古車の価格相場を熟知し、エビデンスをもって説得力のある金額を提示することで、他社に先んじて契約いただけることを目指しています。そうした査定力を高めていくために、スタッフ全員が中古車検査検定資格を取得し、さらに業務フローの標準化も進めての導入により、すべての店舗で業務品質が統一され、全国展開が加速しました。ングはこの N-BOOKをベースにすることで、より効率的に行われています。ビジネスモデルINTERVIEW 04車両買取ネクステージの総合力を活かして生涯取引に結びつく車両買取をネクステージ岐阜21号バイパス店大西 敦士います。部門間の連携を強化し、新たな商機の発掘にも努める 一方、ワンストップであらゆるサービスを提供できるネクステージならではの強みを活かして、他部門との連携による新たな商機の発掘にも努めています。例えば整備部門と連携し、点検のタイミングで乗り換えを意識した査定をご提案したり、また、査定されたお客様に自社商品への乗り換えをお勧めして販売営業につなげるなど、部門間の協業を積極的に推し進めています。こうして生涯取引につながる取り組みを重ね、ネクステージの事業全体をさらに成長させる力になりたいと思っています。23他部署との連携によりお客様に寄り添った提案を行うWhat’sN-BOOK4つの特長ネクステージのビジネスモデルを支える強力なツールがN-BOOKです。これは店舗での業務フローをベストプラクティスに基づき標準化した独自のマニュアルであり、ネクステージのノウハウが随所に反映され、競争力の源泉となっています。全店共通で品質を統一誰もが理解できる内容特長1特長3特長2特長4現状に即して絶えず更新社内での行動規範として運用 スピーディーな意思決定で日々成長している 社内での業務変更のアナウンスはN-BOOKネクステージのビジネスに合わせて、N-BOOKを通して通達され、研修もN-BOOKを教科書は絶えずアップデートされ、現場からの声も反としています。本部からは隔週で更新状況を映されています。タイムラグを避けるためにアナウンスし、様々な場面でN-BOOK に触れ2 0 2 1 年より電 子マニュアル化され、WEB上で検索・閲覧できるようになりました。てもらう機会を設け、全社員へ浸透させる工夫を行っています。NEXTAGE 統合報告書2022価値創造ストーリー 中古車販売と新車販売の2つの事業を推進しています。中古車販売では、きます。ベストプラクティスを基にしたN-BOOK 上の業すべてのカテゴリーの車を扱い地域一番店を目指す「総合店」、SUVを専門務フローを抜け漏れなく実行することを徹底し、商談数事業概要に扱う「SUV LAND」、輸入車に特化した「UNIVERSE」を中心に展開し、おを増加させて商品回転率のいっそうの向上を図ってい客様のカーライフに関わるあらゆるサービスをワンストップで提供できる大きます。さらに生涯取引の拡大に向け、部門間の連携型店の出店に力を入れています。また、新車販売では「VOLVO」「Audi」なを強化していきます。その具体策として、各店舗に「生ど海外ブランド車のディーラーを運営しています。涯取引リーダー」「カーラ

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