信和（3447） – 2022年３月期決算説明会資料

2022年 3 月期決算決算説明会資料（2022年5月27日 ）Contents会社概要Chapter01Chapter02Chapter032022年3月期 決算概要2023年3月期 業績⾒通し2Chapter 01会社概要当社の理念PURPOSE命を守り、未来を支えるOUR MISSION私たちは、製品・サービスを通じて⼤切な「命」を守ります私たちは社員のやる気を応援し、「夢と未来」の実現を支えますOUR VISION私たちは、お客様から信頼される企業を目指します私たちは、お客様とともに成⻑を続けますCopyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.4当社の沿革1977 信和商店として事業を開始1978仮設資材「ジャッキベース」の製造を開始1988 システム足場市場に進出2003 物流機器部門を設⽴2016 次世代足場ＳＰＳの製造・販売を開始2017 海外製造・販売を開始2018 東証2部・名証2部に株式を上場2019 東証1部・名証1部へ指定替え中国に広東日信創富建築新材有限公司を設⽴東証スタンダード市場・名証プレミア市場へ移⾏52022Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.足場の系譜くさび緊結式足場に繋がる足場の系譜木製（丸太）足場 古代から昭和初期まで使用されていた木材や竹材を素 現在では神社仏閣の修繕の際のように限定的に使用さ材とした足場れる単管足場 鉄製パイプを素材とした足場で、木製（丸太）足場と⽐較して強度が⾼い パイプと組み⽴てに必要な器具がバラバラになっており、組み⽴てには⾼度な技術が必要次世代足場に繋がる足場の系譜枠組足場 戦後アメリカからの輸入された足場 部品同士が溶接されており、単管足場・くさび緊結式足場と⽐較して強度が⾼い 足場が溶接されているため分解が出来ず、輸送や保管にコストがかかる当社製品︓シンワキャッチャーくさび緊結式足場 単管足場と同様、複数のパイプを組み⽴てる必要があるが、予め組み⽴て用の器具がパイプに溶接してある 枠組足場と⽐較して組み⽴てが容易で省⼈化が可能 組み⽴て式であるため、輸送コストが抑えられ、保管スペースも最⼩限に留めることができる当社製品︓SPS次世代足場 製品の概要はくさび緊結式足場と類似 くさび緊結式足場と⽐較して組み⽴て時の静⾳性に優れている くさび緊結式足場の機動性に加え、部品の抜け止め機能を⾼めており、枠組足場の強みである強度を持ち合わせているくさび緊結式足場＋次世代足場の総称＝システム足場（※）（※）本資料においてはこの定義に基づき説明を⾏っております6Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.建築物に用いられる主な足場の種類 ①低層⼾建て住宅等中高層ビル・⼤型マンション等くさび緊結式足場・枠組足場くさび緊結式足場・枠組足場・次世代足場Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.7建築物に用いられる主な足場の種類 ②超高層タワーマンション等土木・橋脚高速道路・道路橋脚等次世代足場・連層足場次世代足場・枠組足場・吊り足場Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.8当社の独自ポジショニング当社の独自ポジショニング低層から超高層まで幅広いマーケットへ製品を供給できる唯一の企業低 層⼾建住宅中 層マンション高 層⼤型マンション・ビル超 高 層タワーマンションくさび緊結式足場次世代足場連層足場Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.吊り足場9当社の強み ①当社の強み①高い営業利益率① 高品質な製品を適正価格で供給できる生産体制② 優良顧客との安定的な取引関係による高い市場シェア2022年3月期は原材料高による売上原価の増加があったものの、高利益率を確保(百万円)30,00025,00020,00015,00010,0005,0000上場からの事業状況13.9%11.2%12.9%13.3%13.3%16,586 17,512 17,081 16,063 13,885 2,306 1,963 2,210 1,853 2,135 2018/03期 2019/03期 2020/03期 2021/03期 2022/03期売上収益営業利益営業利益率Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.10当社の強み ②当社の強み②１国内屈指の生産能⼒２徹底した品質管理100台を超える溶接ロボットの導入による製造⼯程の半⾃動化や省⼈化によって安定した品質と⽣産能⼒を保有。また、お客様のニーズに応えられる多品種の⽣産にも対応⼀般社団法⼈仮設⼯業会の基準よりも更に厳しい⾃社基準を設け、それをクリアした製品のみを供給。定期的な破壊試験や製造設備の開発により⾼品質なモノづくりを実践３顧客ニーズを捉える開発⼒お客様と対⾯で進めるオーダーメイド品の製造等、多品種スピード⽣産能⼒が⽀える「ニーズに応えられる⼒」を保有４顧客へのサポート体制ハード⾯のみならず、施⼯に関わる法令や強度計算等のユーザーサポート、仮設⼯業会の承認・認定取得等、ソフト⾯の整備にも注⼒Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.11Chapter 022022年3月期 決算概要2022年3月期 決算ハイライト16,063百万円（前期比+15.7%)建設業界における⺠需の持ち直し、企業活動回復に伴う輸送用機器及び大型倉庫関連の需要の⾼まりなどにより増益4,122百万円（前期比+13.8%)安全措置資材など⾼付加価値製品の需要が継続しつつ、仮設資材の販売が回復したことに加え、大型物流倉庫関連案件が貢献2,135百万円（前期比+15.3%)固定費の削減、新規投資案件の⾒直し等、あらゆる⼿段を通じたコスト削減・⽀出抑制に取り組む。営業利益率は前年と同様13.3%1,452百万円（前期比+17.9%)当期利益率、前期⽐0.1pt改善し9.0%※親会社の所有者に帰属する当期利益当期利益率(％)＝親会社の所有者に帰属する当期利益÷売上収益×100• 2021年5月14日〜28日 ⾃社株買いを実施• 2021年12月14日中期経営計画を発表Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.132022年3月期 連結業績2020.3月期2021.3月期2022.3月期実績（売上⽐）実績（売上⽐）計画（売上⽐）実績（売上⽐）計画⽐増減額（増減率）前期⽐増減額（増減率）（IFRS 百万円）売上収益17,081（100.0％）13,885（100.0％）16,000（100.0％）16,063（100.0％）+63（+0.4％）+2,177（+15.7％）仮設資材部門物流機器部門14,544（85.2％）10,818（77.9％）2,536（14.8％）3,066（22.1％）12,600（78.8％）3,400（21.2％）12,425（77.4％）▲174（▲1.4％）+1,606（+14.9％）3,637（22.6％）+237（+7.0％）+570（+18.6％）売上総利益4,329（25.3％）3,621（26.1％）－（－％）4,122（25.7％）－（－％）+500（+13.8％）販管費等営業利益2,119（12.4％）1,768（12.7％）－（－％）1,986（12.4％）－（－％）+217（+12.3％）2,210（12.9％）1,853（13.3％）2,050（12.8%）2,135（13.3％）+85（+4.2％）+282（+15.3％）親会社に帰属する当期純利益1,467（8.6％）1,231（8.9％）1,372（8.6％）1,452（9.0％）+80（+5.9％）+221（+17.9％）Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.14部門別の状況／仮設資材部門売上収益の推移当期連結累計期間の状況 建設業界における底堅さを背景に、システム足場の需要が堅調に推移した。 ⼯事現場における安全性向上を目的とした安全措置資材の需要が引き続き推移し、売上収益が堅調に推移した。14,666 14,275 14,544 12,425 10,818 売上収益12,425百万円。前期比14.9%増となり、前年を上回る結果となる。2018/3期2019/3期2020/3期2021/3期2022/3期Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.15(百万円)16,00014,00012,00010,0008,0006,0004,0002,0000安全措置資材の拡⼤売上収益に占める安全措置資材の割合先⾏⼿摺の状況 建築⼯事現場における安全性重視の傾向は引き続き堅調に推移。 システム足場などにおいては、安全措置機材の採用⽐率が上昇を続けている。国内シェア40％を獲得40%30%20%10%0%2019/3期2020/3期2021/3期2022/3期※ 当社製品キャッチャーAに占める割合Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.16部門別の状況／物流機器部門売上収益の推移当期連結累計期間の状況 経済及び企業活動の活発化が⼀段と強まり、物流機器の需要増加につながった。 ⼀部サプライチェーンの停滞により、追加の輸送機器の需要が⽣じた。 大型倉庫案件も堅調に推移した。3,637 3,236 3,066 2,536 1,0001,919 売上収益3,637百万円。前期比18.6％増となり前年の業績を上回る結果となった。2018/3期2019/3期2020/3期2021/3期2022/3期Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.17(百万円)4,0003,5003,0002,5002,0001,5005000EC市場規模と倉庫・物流施設⼯事受注額の推移EC市場規模の拡大に伴い、倉庫・物流施設の⼯事受注額の拡大が続くEC市場規模の推移(兆円)250CAGR6.19％倉庫・物流施設⼯事受注額の推移CAGR13.52％200150100500(億円)12,00010,0008,0006,0004,0002,0000201620172018201920202016/03期 2017/03期 2018/03期 2019/03期 2020/03期 2021/03期出典︓経済産業省「電⼦商取引に関する市場調査」出典︓国⼟交通省「建設⼯事受注動態統計調査（大⼿50社調査）」18Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.2022年3月期 四半期累計推移四半期累計売上収益四半期累計営業利益17,512 17,081 16,06313,688 13,522 13,885 12,63010,699 (百万円)2,5002,0001,5001,000(百万円)20,00018,00016,00014,00012,00010,0008,0006,0004,0002,00009,370 8,624 8,2316,381 4,313 4,100 3,8842,756 1,222 1,2521,004 745 474 471500436 205 02,210 2,1351,8991,831 1,963 1,853 1,598 1,516 1Q2Q3Q4Q1Q2Q3Q4Q2019/3期2020/3期2021/3期2022/3月期2019/3期2020/3期2021/3期2022/3月期Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.19充実した自己資本2018年3月期56.8％(百万円)16,00014,00012,00010,0008,0006,0004,0002,0000有利⼦負債⾃己資本⾃己資本⽐率2022年3月期67.2％100%90%80%70%60%50%40%30%20%2018/3期2019/3期2020/3期2021/3期2022/3期Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.20営業利益 増減分析(百万円)Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.21バランスシート増減要因(IFRS・百万円)2021年3月期末2022年3月期末増減額増減要因流動資産・棚卸資産非流動資産・有形固定資産流動負債・借入⾦非流動負債流動資産9,2909,081△210・現⾦及び現⾦同等物非流動資産12,94513,434+489資産合計22,23622,515+279流動負債2,4283,552+1,123・営業債務及びその他の債務非流動負債5,3643,804△1,560負債合計7,7937,357△436・借入⾦資本合計14,44315,158+715負債及び資本合計22,23622,515+279資本合計・親会社の所有者に帰属する当期利益の計上・配当の実施(百万円)△1,277+984+396+388+1,041△1,4821,452△493Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.22キャッシュ・フロー計算書増減要因営業CF投資CF財務CFフリーCF(営業CF+投資CF)(百万円)4,0003,0002,0001,0000-1,000-2,000-3,000営業キャッシュフロー税引前利益減価償却費棚卸資産の増加営業債権及びその他の債権の減少法⼈税等の⽀払額(百万円)835+2,063+546△982+211△895投資キャッシュフロー有形固定資産の取得による⽀出無形固定資産の取得による⽀出△817△676△136財務キャッシュフロー △1,306+1,114短期借入⾦の借入による収入⻑期借入⾦の返済による⽀出△1, 500配当⾦の⽀出△497△299232018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期⾃己株式の取得による⽀出Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.Chapter 032023年3月期 業績⾒通し中期経営計画の概要について中期経営計画期間中の各部門計画仮設資材部門物流機器部門躍進分野 枠組足場から次世代足場への切り替えの促進 レンタル事業の強化 レンタル事業の拡大による売上収益増加を図る アライアンス先との共創関係の強化を図る 国内の新たなマーケットへの進出及び海外市場での事業強化を図る 既存事業とのシナジーが期待できる企業のM&Aを検討KPI2022年3月期実績2023年3月期目標2024年3月期目標2026年3月期目標売上収益（百万円）営業利益（百万円）EBITDA（百万円）EPS（円）ROE配当性向自己株買い（百万円）16,0632,1352,689105.49.8%40.8%29917,0002,2002,882105.49.4%40.8%18,5002,2702,900117.010.0%40.0%以上資本の状況に応じて検討25,0003,5004,300171.312.0%25Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.2023年3月期 通期連結業績予想売上収益は需要の回復に伴い、堅調に推移するものの、利益⾯は鋼材の価格が当⾯の間は上昇が継続するものとみられる。販売価格の⾒直しなど、収益性の確保の取り組みに努め、増収増益を⾒込む(IFRS・百万円)第2四半期累計通期2022年3月期実績（売上⽐）2023年3月期予想（売上⽐）計画⽐増減額（増減率）2022年3月期実績（売上⽐）2023年3月期予想（売上⽐）計画⽐増減額（増減率）8,231（100.0％）8,600（100.0％）+368（+4.5％）16,063（100.0％）17,000（100.0％）+936（+5.8％）1,252（15.2％）1,090（12.7％）▲162（▲13.0％）2,135（13.3％）2,200（12.9％）+64（+3.0％）1,217（14.8％）1,048（12.2％）▲169（▲13.9％）2,063（12.8％）2,120（12.5％）+56（+2.7％）846（10.3％）730（8.5％）▲116（▲13.7％）1,452（9.0％）1,465（8.6％）+12（+0.8％）61.1952.53105.36105.43－－43.043.0－－Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.－±026売上収益営業利益税引前利益親会社の所有者に帰属する当期利益基本的1株当たり当期利益(円)1株当たり期末配当⾦（円）業績⾒通し／仮設資材部門安全措置資材など⾼付加価値製品の需要は引き続き⾼く、その他商品群も含め、⼀定水準以上の需要は続くものと想定売上収益の⾒通し(百万円)16,00014,00012,00010,0008,0006,0004,00014,27514,54410,81812,42512,9502019/3期2020/3期2021/3期2022/3期2023/3期⾒通しCopyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.27業績⾒通し／物流機器部門搬送用バルクコンテナ、物流倉庫向けラックなどは引き続き堅調に推移を⾒込む。また幅広い分野での新規案件の拡販に努める売上収益の⾒通し(百万円)4,5004,0003,5003,0002,5002,0001,5003,2362,5363,0663,6374,0502019/3期2020/3期2021/3期2022/3期2023/3期⾒通しCopyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.28原材料価格の推移⾒通し当社製品の主要な原材料である鋼材価格は引き続き上昇が継続するものと想定鋼材価格の上昇率（イメージ）価格高騰の背景2021年4月度を100とした場合の上昇イメージ 新型コロナウイルス感染症の影響による世界的なサプライチェーンの遅延 円安基調に伴う調達コストの上昇 ウクライナ侵攻を契機とした供給懸念の⾼まりによる、国際的な商品価格の上昇主原料や副資材の価格が高⽌まりし鋼材市場は上昇が続くと想定2402202001801601401201004月 6月 8月 10月12月 2月 4月 6月 8月 10月12月 2月2022年3月期2023年3月期Copyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.29株主還元について当社グループでは、株主の皆様に対する利益還元を経営上重要な課題の１つとして位置付ける基本方針配当性向目標2023年3月期予想将来における安定的な企業成⻑と経営環境の変化に対応するために、必要な内部留保資⾦を確保しつつ、経営成績に応じた株主への利益還元を⾏う基本方針のもと、配当性向40%以上を目標に実施2022年5月13日開示の業績予想を踏まえ、1株当り43円（ 配当性向40.8%)内部留保資⾦の使途財務体質の強化を図るとともに、⼀層の事業拡大を目指すための設備投資や人材育成など、有効な投資資⾦として活用し、企業価値の向上に努めるCopyright© Shinwa Co., Ltd. All rights reserved.30注意事項本資料に記載されている計画や⾒通し、戦略などは本資料作成時点において取得可能な情報に基づく将来の業績に関する⾒通しであり、これらにはリスクや不確実性が内在しております。かかるリスク及び不確実性により、実際の業績等はこれらの⾒通しや予想とは異なる結果となる可能性があります。本資料に含まれる当社以外に関する情報は、公開情報等から引用したものであり、かかる情報の正確性、適切性等について当社は何らの検証も⾏っておらず、またこれを保証するものではありません。岐阜県海津市平田町仏師川30-7部 署T E Le-mail経営企画部 IR課0584-66-4436ir@shinwa-jp.com