エスペック(6859) – 2022年3月期 決算説明資料

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開示日時:2022/05/25 15:00:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 4,406,900 460,600 464,900 144.76
2019.03 5,058,000 583,200 592,000 187.65
2020.03 4,244,300 374,600 381,200 123.26
2021.03 3,866,800 257,600 265,900 85.79

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
2,112.0 2,197.74 2,161.765 27.89 12.3

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 346,600 396,500
2019.03 245,900 301,700
2020.03 310,500 487,000
2021.03 133,000 304,100

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

証券コード6859エスペック株式会社2021年度(2022年3月期)決算説明2022年5月25日代表取締役 執行役員社長 荒田 知決算総括エレクトロニクス関連を中心に好調に推移し、受注高は過去最高を更新売上高は電子部品不足により伸びず、利益面も調達コスト・販管費により減少前期比予想比(2022年2月修正)装置事業(主に環境試験器)が大幅に増加装置事業(主に環境試験器)が引き続き好調装置事業(主に環境試験器)とサービス事業が増加装置事業がやや下回るが予想どおり調達コストの上昇と受注拡大に伴う販管費の増加により減少原価率の悪化と販管費の増加により下回る× 営業利益の減少により減少投資有価証券売却益などにより予想どおり〇〇×〇〇〇×■受注高■売上高■営業利益■経常利益当期純利益※※親会社株主に帰属する当期純利益■ 1株当たり配当金は、期初計画のとおり、中間18円、期末42円、年間60円を予定1損益の状況2020年度実績2021年度予想(22年2月)2021年度実績前期比予想比37,58050,80051,303+36.5%+1.0%38,66842,20041,852+8.2% △0.8%(百万円)(原価率)25,255(65.3%)27,900(66.1%)27,849(66.5%)+10.3%1.2pt悪化△0.2%0.4pt悪化売上総利益13,41214,30014,003+4.4% △2.1%10,83911,90012,034+11.0%+1.1%2,5722,4001,968 △23.5% △18.0%2,8402,6002,322 △18.2% △10.7%受注高売上高売上原価販管費営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益1,9611,9001,905 △2.8%+0.3%2021年7月よりエスペックサーマルテックシステム株式会社を連結の範囲に含めています。2セグメント別の損益の状況セグメント装置事業サービス事業その他事業連結消去計受注高売上高営業利益受注高売上高営業利益受注高売上高営業利益受注高売上高営業利益受注高売上高営業利益2020年度実績30,75530,6692,0626,1536,0634462021年度予想(22年2月)43,45035,0001,9206,4506,400550(百万円)前期比予想比2021年度実績43,53534,518+41.6%+0.2%+12.6% △1.4%1,370 △33.5% △28.6%+5.0%+10.0%6,771+0.1%+5.7%6,407+12.4%+38.5%6189761,2001,265+29.6%+5.4%2,24160△304△305337,58038,6682,5721,100△70△300△300050,80042,2002,4001,188 △47.0%-△23-△269-△261-251,303 +36.5%41,852+8.0%—-+1.0%+8.2% △0.8%1,968 △23.5% △18.0%2021年7月よりエスペックサーマルテックシステム株式会社を連結の範囲に含めています。3<考察>2021年度実績・受注高について■受注高は2020年度のリバウンド効果もあり過去最高額受注高(連結))円万百(60,00050,00040,00030,00020,00010,000043,571△5,99137,58051,303+13,722リバウンド効果※約30億円と推定リバウンド効果を除くと約480億円と推定201920202021※リバウンド効果2020年度に計画された投資が2021年度に実施されたと想定する金額4<考察>2021年度実績・売上高について■電子部品の調達難による生産リードタイムの長期化世界的な半導体、電子部品不足により、生産完了ができず調達力強化、代替品選定、設計変更などを行ったが、その努力を超える部品不足となった売上高(連結)42,443△3,775+3,18441,85238,668約450億円部品不足により売上につながらなかった金額約35億円と推定41,852)円万百(50,00040,00030,00020,00010,0000201920202021電子部品の調達難の影響を受けなかった場合52021年度実績・営業利益について■営業利益額が増収にも関わらず大幅低下した理由調達部材価格高騰電子部品、部材の高騰、代替品への設計変更費用生産効率の低下生産リードタイム短縮に向けた生産工程変更販管費の増加物流費の高騰活況な受注による見積や活動費の増加■2月公表値から営業利益額が大幅低下した理由・中国事業において物流の遅れにより連結ベースの売上が計上できず・北米事業において想定以上に材料費が高騰6営業利益の増減要因分析装置事業サービス事業その他事業127△2191,341△8591011002,5721,104売上の増減による売上総利益の増減2020年度△513原価率の変動による売上総利益の増減△603※合計値は全体の売上総利益率を用いて算出しています。(百万円)給料・手当450支払手数料荷造運賃研究開発費その他販管費258△266155596△1,194販管費の増加1,9682021年度7資産・負債の状況△143現預金472389商品・製品電子記録債権△113受取手形・売掛金・契約資産原材料・貯蔵品・仕掛品+3,31458,607資産の部負債・純資産の部(百万円)2,677△38719496 △96有形固定資産無形固定資産投資その他その他流動資産△60607純資産固定負債1,700333733 その他流動負債電子記録債務支払手形・買掛金61,92261,92258,6072020年度末2021年度末2020年度末2021年度末+3,3148キャッシュフローの状況(百万円)連結範囲の変更を伴う子会社株式取得による支出2,7111,298たな卸資産の増加2,018389545減価償却費売上債権の減少△2,388△536その他営業CF計仕入債務の増加キャッシュ・インキャッシュ・アウト税金等調整前当期純利益643よび償還による収入投資有価証券の売却お取得による支出有形・無形固定資産の投資CF計配当金の支払額による支出自己株式の取得財務CF計△680△846△49その他△417△932△1,066△1,346その他600換算差額△1,144△2,830資金の増減額9装置事業セグメント(百万円)2020年度実績2021年度予想(22年2月)2021年度実績前期比予想比30,75530,6692,062[6.7%]43,45035,0001,920[5.5%]43,53534,5181,370[4.0%]+41.6%+12.6%+0.2%△1.4%△33.5%△28.6%受注高売上高営業利益[利益率(%)]環境試験器■ 国内では、エレクトロニクスを中心に汎用性の高い標準製品、カスタム製品ともに好調に推移受注高は前期比で増加、売上高は前期並み■ 海外では、エレクトロニクス・自動車を中心に好調に推移し、受注高・売上高ともに前期比で増加■ 自動車関連の投資の回復により二次電池評価装置の受注を獲得し、特に中国、北米、欧州が増加エナジーデバイス装置受注高・売上高ともに前期比で増加半導体関連装置■ メモリ、自動車関連の投資が継続し、受注高は前期比で増加、売上高は減少10サービス事業セグメント2020年度実績2021年度予想(22年2月)2021年度実績前期比予想比受注高売上高営業利益[利益率(%)]6,1536,063446[7.4%]6,4506,400550[8.6%]6,7716,407618[9.7%]+10.0%+5.7%+5.0%+0.1%+38.5%+12.4%(百万円)アフターサービス・エンジニアリング■ 保守契約など予防保全サービスが堅調に推移し、受注高・売上高ともに前期比で増加受託試験・レンタル■ 受託試験が堅調に推移し、受注高・売上高ともに前期比で増加11その他事業セグメント2020年度実績2021年度予想(22年2月)2021年度実績前期比予想比(百万円)受注高売上高9761,2001,265+29.6%+5.4%2,2411,1001,188 △47.0%+8.0%営業利益[利益率(%)]60[2.7%]△70[△6.4%]△23[△2.0%]–環境保全・植物育成装置■ 受注高は森づくりや水辺づくり、植物工場が増加売上高は前期植物工場の大型案件があったため減少12市場別売上構成比単 体(装置事業)電子部品・電子機器市場自動車市場半導体市場研究機関その他市場100%60%40%20%0%80%4242384038171662324981824772026962017158192017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度13地域別売上構成比2020年度海外売上高比率:46.1%2.8%18.9%台湾中国韓国欧米東南アジアその他日本3.8%13.2%2020年度53.9%5.9%1.5%2021年度海外売上高比率:50.4%1.8%21.7%2021年度3.7%49.6%15.9%1.0%6.2%計 38,668百万円計 41,852百万円(海外売上高:17,845百万円)(海外売上高:21,080百万円)142022年度計画について経営環境は不透明で予測しにくい状況が継続しますが、製品納期の正常化に全力で取り組み、強い受注の収益化を果たします152022年度 業績予想受注高売上高売上総利益販管費営業利益経常利益設備投資額減価償却費研究開発費親会社株主に帰属する当期純利益[利益率(%)][販管費率(%)][利益率(%)][利益率(%)][利益率(%)]2021年度2022年度通期実績51,30341,85214,003[33.5%]12,034[28.8%]1,968[4.7%]2,322[5.5%]1,905[4.6%]上期予想24,00023,5008,350[35.5%]6,400[27.2%]1,950[8.3%]2,000[8.5%]1,300[5.5%]9101,2001,2531,03584.89670730下期予想26,00026,5009,650[36.4%]6,600[24.9%]3,050[11.5%]3,100[11.7%]2,300[8.7%]640710600通期予想50,00050,00018,000[36.0%]13,000[26.0%]5,000[10.0%]5,100[10.2%]3,600[7.2%]1,8401,3801,3301株当たり当期純利益(円)58.11102.81160.92(百万円)前期比△2.5%+19.5%+28.5%+8.0%+153.9%+119.6%+88.9%+102.2%+10.1%+28.5%+89.6%16環境認識・IoTや次世代自動車など先端技術分野を中心に引き続き好調に推移すると予想・電子部品不足、中国ロックダウンの長期化を懸念環境試験器日本 :電子部品、半導体関連を中心に投資は活況EV・自動運転関連も回復基調が継続中国 :半導体、電子部品、EV関連を中心に投資は活況ロックダウン長期化による影響を懸念ASEAN :半導体関連を中心に緩やかな回復を見込む北米 :EVや半導体関連を中心に投資は活況欧州 :自動運転やEV関連を中心に投資は活況エナジーデバイス装置 二次電池向けを中心に回復を見込む半導体関連装置IoT向けを中心に投資は継続アフター・エンジ受託試験・レンタルアフター・エンジ :前期と同水準になると予想受託試験 :先端技術分野の試験需要が継続環境保全植物育成装置環境保全事業および植物工場ともに回復を見込む装置事業サービス事業その他事業17セグメント別の業績予想装置事業サービス事業その他事業連結消去計受注高売上高営業利益受注高売上高営業利益受注高売上高営業利益受注高売上高営業利益受注高売上高営業利益2021年度通期実績上期予想43,53534,5181,3706,7716,4076181,2651,188△23△269△261220,20020,0001,8503,2003,100150750550△50△150△150051,303 24,00023,50041,8521,9501,9682022年度(百万円)下期予想21,70022,1002,7703,4003,4002001,0501,15080△150△150026,00026,5003,050通期予想前期比41,90042,100△3.8%+22.0%4,620 +237.0%△2.5%6,600+1.4%6,500350 △43.4%+42.2%+43.1%—-△2.5%+19.5%5,000 +153.9%1,8001,70030△300△300050,00050,000182022年度の主な取り組み装置事業・先端技術分野の試験ニーズに応える製品ラインアップの拡充・大型製品の海外市場投入によるカスタム製品のグローバル展開・欧州市場向け製品の投入・グローバルカスタマーを中心とする販売強化アフターサービス :新サービス「スーパーサポートプラン」による予防保全サービスの拡大受託試験:先端技術分野向け試験サービスの拡充サービス事業新規事業医薬品コールドチェーン事業や食品機械事業における市場浸透に向けた取り組み強化192022年度のESGの主な取り組み■E(環境)・第8次環境中期計画(2022~2025年度)を推進・地球温暖化対策:低GWP冷媒への置き換え製造など事業活動におけるCO2排出量削減・生物多様性保全活動:エスペックミックの事業による貢献「法人の森」運営による保全活動の推進■S(社会)・社員(管理職・一般)への学び直し機会の拡大・女性管理職の育成など多様な人材の活躍推進■G(ガバナンス)・2022年4月1日、社長交代し新体制スタート・2022年6月23日、監査等委員会設置会社へ移行予定目的:取締役会における審議の充実化、監督機能の強化20戦略投資3.4億円研究開発費13.3億円2022年度の投資計画通常投資15.0億円設備投資 合計18.4億円主な投資内容・生産能力拡充や効率化・受託試験設備の拡充・アフターサービスのシステム刷新など212022年度 配当予想利益配分に関する基本方針配当については継続性と連結配当性向を勘案して決定することを基本としていますが、2022年5月13日の取締役会において配当基本方針を以下のとおり改定しました。・配当性向30%に加え、予定必要資金の超過金額の1/3を目途に配当として上乗せする・安定配当として年20円の配当金を利益水準に関わらず維持するが、2期連続で最終赤字の場合は見直しを行う・必要な内部留保の水準を考慮しつつ、自己株式取得を機動的に実施する一株当たり配当金と配当性向中間 期末(円)7060504030201001510510配当性向 21%181351122%15872013726197362412322391531%※168※26846465838202222(予想)※3696042182171%5141102059% 45242243%1229%1330% 29%14171637% 40%1836%※21955%(年度)※1.2017年度は創業70周年記念配当2円(中間1円、期末1円)を含む※2.2018年度は海外連結会社の決算期が15ヵ月間の変則決算 12ヵ月とした場合の配当性向は39%(参考値)※3.2022年度は創業75周年記念配当4円(中間2円、期末2円)を含む22配当基本方針継続性と連結配当性向を勘案して決定することを基本とする配当性向30%に加え、予定必要資金の超過金額の1/3を目途に上乗せするまた、必要な内部留保の水準を考慮しつつ、自己株式取得を機動的に実施する業績連動による還元年間配当金純利益の30%余剰資金の3分の1連結配当性向30%余剰資金による還元余剰資金税金・配当金運転資金設備投資戦略投資必要資金※安定配当として年20円の配当金を利益水準に関わらず維持するが、2期連続で最終赤字の場合は見直しを行う23 中期経営計画「プログレッシブ プラン2025」計画実施期間 2022~2025年度24前中計「プログレッシブ プラン2021」 振り返り基本方針-戦略投資と着実な「質の向上」による安定継続成長-・成長分野をターゲットとしたグローバル化とカスタム対応力の向上・業績変動の緩和と次代の成長のための新分野事業の開発・2018年度に過去最高業績となり、営業利益目標を達成・2019年度、2020年度は米中摩擦や新型コロナウイルス感染拡大により事業環境が悪化・2020年度後半から受注は回復し、2021年度は過去最高の受注高となったが部品調達難により収益につながらず25 前中計「プログレッシブ プラン2021」 経営目標と実績中計2017中計20212017年度実績2018年度実績2019年度実績2020年度実績2021年度実績2021年度当初目標(百万円)売上高44,06942,44338,66841,85252,000営業利益4,6023,7422,5721,9685,200営業利益率(%)10.4%8.8%6.7%4.7%10.0%50,58012カ月47,0605,82712ヵ月5,47011.5%12ヵ月11.6%10.5%12ヵ月9.9%ROE(%)8.6%6.6%4.5%4.2%海外売上高比率<参考>為替レート(USドル)44.2%51.0%12ヵ月47.5%43.9%46.1%50.4%112円110円108円106円112円※2018年度は、海外連結子会社の決算対象期間が15ヵ月となる変則決算。12ヵ月の場合の参考値も記載しています。8.5%50%110円(想定)26前中計「プログレッシブ プラン2021」 成果と課題ターゲット市場である先端技術分野において受注・売上を拡大し、デジタル化・脱炭素社会に向かって成長する事業の基盤づくりができた。経営環境が急激に変化するなか対応力強化が課題中計2021の重点戦略中計2021の成果経営課題装置事業・自動車、IoT分野での拡大・環境因子技術の拡充・新規分野事業の開拓・IoT分野での受注拡大・カスタム製品の収益改善・オープンイノベーションの推進・M&Aによる液流体制御技術獲得・ワクチンコールドチェーン向け製品投入・先端技術分野ニーズの先取り、商品化・グローバル化のさらなる推進サービス事業・サービスメニュー開発・受託試験事業の拡充グローバル・マーケティング強化・ものづくり体制強化・ITを活用した新サービスの拡充・受託試験設備の増強、サービス拡充・エナジーデバイス装置、半導体関連装置の販売拡大・中国事業の拡大・欧州市場の開拓・東南アジアの技術サポート体制強化・生産能力の拡充(日本・米国)・新規事業の収益化・安定調達経営基盤強化・ESG・環境中計推進、SDGs貢献・人材育成、ダイバーシティ・コーポレートガバナンス強化・サステナビリティ方針策定、重要課題特定・気候変動対策の強化、CDP Bスコア・教育制度拡充、シニア社員活躍推進・CGコードへの対応・サステナビリティ経営の推進・組織の活性化と人材育成・グループのガバナンス強化27新中計「プログレッシブ プラン2025」の位置づけ「ESPEC Vision 2025」の実現に向けて、StageⅠ~Ⅲの4カ年ごとの中期経営計画を策定・実行2022年度をスタートとする新中計は最終ステージであり、戦略を着実に遂行しビジョン実現を目指すStageⅠStageⅡStageⅢ中期経営計画PROGRESSIVEPLAN2017中期経営計画PROGRESSIVE PLAN20212014~2017年度2018~2021年度中期経営計画PROGRESSIVE PLAN2025 2022~2025年度ESPEC Vision2025エスペックの姿・グローバルに〈環境〉をインテグレートするエスペック・先端技術の安全・安心に貢献する企業・クリエイティビティとバイタリティにあふれる成長企業28新中計「プログレッシブ プラン2025」 全体構成基本方針個と職場の慣性と惰性を打破し、先端技術の実用化に貢献する・IoT・次世代自動車市場に貢献する商品・サービス提供に向けた積極的な成長投資・ビジネスチャンスと不測の事態に対する変化対応力を高める中期経営戦略1.環境試験事業戦略2.グローバル戦略3.新規事業戦略4.モノづくり改革とDX戦略5.組織開発・人材開発戦略6.経営基盤強化戦略(環境・社会・ガバナンス)29新中計「プログレッシブ プラン2025」 経営目標売上高営業利益営業利益率ROE2021年度 実績2025年度 目標増加率418億円550億円+30%19億円70億円+260%4.7%4.2%12.7%+8pt10%+5.8pt<参考> 為替レート(USドル) 2021年度実績112円 2025年度想定115円30事業セグメント別 経営目標項目事業セグメント2021年度実績2025年度目標売上高営業利益[利益率(%)]装置事業サービス事業その他事業消去計装置事業サービス事業その他事業消去計34,5186,4071,188△26141,8521,370[4.0%]618[9.7%]△23[△2.0%]21,968[4.7%]45,9007,7001,800△40055,0005,950[13.0%]1,000[13.0%]50[2.8%]07,000[12.7%](百万円)増加率+30%+20%+50%-+30%+330%+60%–31+260%重点市場(先端技術分野)デジタル化・脱炭素化IoT分野高速データ通信携帯端末、基地局最先端半導体高速グラフィックデバイスなどデータストレージメモリ、サーバー次世代自動車分野電動化バッテリー、パワー半導体、モーター自動化カメラ、ミリ波レーダー、LIDARコネクテッド化車載ネット端末、ディスプレイ環境試験のトータルコーディネーターへ!装置・サービス・技術で高度化する試験需要を獲得高度化する試験の拡大急速な温度変化高発熱大型化321.環境試験事業戦略 装置事業セグメント装置事業「世界の先端技術にとって不可欠な存在!」123重点先端技術分野(IoT、次世代自動車)の製品ラインアップの拡充カスタム製品のグローバルでの競争力強化と新市場開拓オープンイノベーションの推進による新環境因子技術の拡充中期経営目標(百万円)2021年度 実績2025年度 目標増加率売上高34,51845,900+30%営業利益[利益率(%)]1,370[4.0%]5,950[13.0%]+330%331.環境試験事業戦略 サービス事業セグメントサービス事業「お客さまの面倒くさいに貢献!」1お客さまの悩みを解決するトータルテクニカルサポート業への転換2先端技術分野向け試験の拡充と試験技術の高度化中期経営目標(百万円)2021年度 実績2025年度 目標増加率売上高営業利益[利益率(%)]6,407618[9.7%]7,700+20%1,000[13.0%]+60%342.グローバル戦略グローバル事業「世界の先端技術開発に貢献!」1中国、韓国、欧州におけるマーケティングの強化中 国韓 国欧 州2021年度 実績2025年度 増加率目標90億円15億円18億円+50%+100%+50%353.新規事業戦略新規事業「新たな事業の柱を確立!」1 新規事業の基盤確立と新たな分野へのチャレンジ医薬品コールドチェーン事業食品機械事業サーマルソリューション事業生物多様性ビジネス364.モノづくり改革とDX戦略モノづくり改革「新ニーズへの一番乗りを実現するモノづくり!」1 デジタル技術による先進的カスタマイズモノづくりDX戦略「ビジネスモデルの変革!」1 データ活用による顧客接点強化と社内情報蓄積・共有2 デジタル技術によるビジネススタイルの刷新375.組織開発・人材開発戦略、6.経営基盤強化戦略組織開発・人材開発「クリエイティビティとバイタリティにあふれる成長企業へ!」1 企業理念の浸透と自律的な社員が育つ組織づくり2 リーダーシップ改革と学び直しの推進3 DX、グローバル人材育成と多様な社員の活躍推進経営基盤強化「持続的成長を支える基盤づくり!」安定調達と品質システムのレベルアップ12持続的で健全な成長を支えるコーポレートガバナンス3第8次環境中期計画の達成38財務戦略と株主還元■収益性と効率性の向上をはかり、持続的成長に向けた成長投資(M&A含む)を積極的に行う■財務基盤の安定と資本効率の向上を目指す 目標:ROE10%■必要な内部留保の水準を考慮しつつ、自己株式取得を機動的に実施する<配当基本方針>配当性向30%に加え、予定必要資金の超過金額の1/3を目途に上乗せする業績連動による還元年間配当金純利益の30%余剰資金の3分の1連結配当性向30%余剰資金による還元余剰資金税金・配当金運転資金設備投資戦略投資必要資金※安定配当として年20円の配当金を利益水準に関わらず維持するが、2期連続で最終赤字の場合は見直しを行う39第8次環境中期計画(2022~2025年度)基本方針グリーンテクノロジーを開発されているお客さまへの事業を通じた貢献地球温暖化対策および生物多様性保全活動を中心に強化<2025年度 目標>■ SCOPE3 CO2排出量を2019年度比10%削減■ SCOPE1+2 CO2排出量を2019年度比55%削減■ エスペックミック植樹本数50,000本・ CO2固定貢献95t(累計)■ 兵庫県三田市「法人の森」運営による生物多様性保全活動40投資計画2018~2021年度実績2022~2025年度目標増加率戦略投資通常投資43.5億円60~65億円+40~50%18億円30~35億円+70~90%合計61.5億円90~100億円+50~60%研究開発費48億円60億円+25%人材投資2.8億円4.8億円+70%主な投資内容生産能力拡充や効率化、受託試験設備の拡充、新サービス拡充、M&Aなど41この資料には、当社の現在の計画や業績見通しなどが含まれております。それら将来の計画や予想数値などは、現在入手可能な情報をもとに、当社が計画・予測したものであります。実際の業績などは、今後の様々な条件・要素によりこの計画などとは異なる場合があり、この資料はその実現を確約したり、保証するものではございません。【お問い合わせ先】エスペック株式会社〒530-8550 大阪市北区天神橋3-5-6TEL 06-6358-4744FAX 06-6358-4795e-mailir-div@espec.jpサステナビリティ推進部 部長 中川IR・広報グループ 大川・姜42参考資料会社紹介・事業概要サステナビリティの取り組み2022年5月25日43会社概要会 社 名本社住所代表者創業年月日設立年月日資 本 金従業員数事業内容環境試験器の世界トップメーカーエスペック 株式会社大阪市 北区 天神橋 3-5-6代表取締役 執行役員社長荒田 知 (あらた さとし)1947年(昭和22年)7月25日1954年(昭和29年)1月13日6,895百万円発行済株式総数23,781,394株本社1,628名(連結)環境試験器、エナジーデバイス装置、半導体関連装置、植物工場の製造・販売、アフターサービス、受託試験など環境試験器シェア世界30%以上 国内60%以上(2022年4月1日現在)44グローバルネットワーク連結子会社 13社(海外9社、国内4社)海外ネットワーク50ヵ所(国・地域)45社国内営業・サービス拠点16ヵ所国内代理店 46社欧州アジア●ESPEC EUROPE GmbH△ESPEC IKLIM KABINLERISATIS VE MUHENDISLIKLIMITED SIRKETI米国●上海愛斯佩克環境設備有限公司●愛斯佩克環境儀器(上海)有限公司●愛斯佩克試験儀器(広東)有限公司●愛斯佩克測試科技(上海)有限公司●ESPEC(CHINA)LIMITED●ESPEC KOREA CORP.●ESPEC ENGINEERING (THAILAND) CO., LTD.△ESPEC ENGINEERING VIETNAM CO., LTD.●ESPEC NORTH AMERICA, INC.日本エスペック㈱●エスペックテストシステム㈱●エスペックアシスト㈱●エスペックミック㈱●エスペックサーマルテックシステム㈱△㈱ミックファーム大口●印・・・連結子会社△印・・・非連結子会社45事業概要(各事業の市場/用途)主要製品市場用途売上構成比2021年度環境試験器・恒温恒湿器・冷熱衝撃装置・小型環境試験器・ハストチャンバー・恒温恒湿室・複合環境試験機・HALT試験装置・FPD装置・電子部品、電子機器・自動車 ・半導体・医薬品、食品等・LCD、有機EL装置事業サービス事業その他事業エナジーデバイス装置・二次電池充放電サイクル評価装置・二次電池安全性評価装置・燃料電池評価装置・次世代自動車・二次電池・燃料電池82%半導体関連装置・バーンイン装置 ・計測システム・半導体評価装置・半導体・自動車アフターサービスエンジニアリング受託試験レンタル環境保全・アフターサービス ・機器周辺工事―・電子部品、電子機器・自動車・半導体・R&D・信頼性評価15%・受託試験・リセール・機器レンタル・校正森づくり、水辺づくり、都市緑化植物育成装置植物工場、研究用育苗装置など・R&D・信頼性評価・生産、検査・R&D・信頼性評価・安全性評価・生産・生産、検査・開発、評価3%46環境試験の沿革環境試験とは電子部品などのさまざまな工業製品について、温度、湿度、圧力、振動などの環境因子による影響を分析・評価し、製品の品質を確保するための試験<1950年代>日本で民生品の環境試験がJIS規格化<1970年代~1990年代>「信頼性」「品質管理」が製品開発の重要なテーマとなり、電子化・電装化の加速に伴い需要が飛躍的に拡大<現在>デジタル化、脱炭素化を背景にIoTや次世代自動車の開発分野において需要が拡大1961年 日本初の環境試験器を開発世界シェア No.1 経産省「グローバルニッチトップ企業100選」を連続受賞国内シェア60%以上世界シェア30%以上低温恒温恒湿器 ルシファー恒温恒湿器 プラチナスJシリーズ47事業の変遷環境試験器で培った「環境創造技術」を軸に事業を拡大超高密度LSI集積回路(IC)IoT、次世代自動車EV,HV,PHVなどのエコカー表面実装パッケージLCD蓄電・発電196519751985199520052015現在48【装置事業】環境試験器の用途事例カーナビゲーション小型モーターCCDECU二次電池二次電池 (バッテリー)パワーデバイス環境試験の代表例LED車載センサー車載センサーECUデバイスプロセス/試験条件当社製品【パワーデバイス】■冷熱衝撃試験:-40℃⇔+125℃検査■高温放置:+175℃、+85℃■バーンイン試験冷熱衝撃装置(小型)オーブンバーンイン装置【車載センサー】■基板の温度サイクル試験:-40℃⇔+110℃低温恒温器(プラチナス)/オーブン■はんだ付け後の温度特性試験:-30℃⇒+85℃をリニア変化 バーンイン装置・急速温度変化チャンバー■冷熱衝撃試験: -30℃⇔RT⇔+80℃、 -55℃⇔+155℃ 冷熱衝撃装置【CCD/CMOS】■拡散試験:+150℃■洗浄後の乾燥:+85℃評価 ■スクリーニング:+85℃小型オーブンクリーンオーブン恒温器(プラチナス)/バーンイン装置検査評価生産■温湿度試験:+85℃/+85%rh、+60℃/90%rh恒温恒湿器(プラチナス)検査■加速試験:+120℃/100%rhHASTチャンバー■冷熱衝撃試験:-40℃⇔+125℃、-20℃⇔+85℃冷熱衝撃装置49【装置事業】主な新製品発売日製品名特長2022年4月低GWP※冷媒「R-473A」搭載ハイパワー恒温(恒湿)器ARシリーズ・GWP値を大幅に削減(88%減)、運転時の省エネも実現※GWP:地球温暖化係数2021年6月 超低温保冷庫・新型コロナワクチンなどのマイナス75℃小口保管用途2021年4月 定温輸送保冷庫・新型コロナワクチンなどの小口輸送・保管に最適・振動に強く、省電力、ポータブル2021年2月 減圧低温加熱調理器 モデルチェンジ・温度に加え真空度の精密な制御も可能2020年8月ハイパワー恒温(恒湿)器ARシリーズラインアップを拡充・新たに急速温度変化タイプとして4器種を発売シリーズで計32器種をラインアップ2020年3月 輸送環境試験装置・医薬品や医療機器の輸送環境を再現・バイオ医薬品の研究開発や医療機器の品質管理用途2020年2月恒温(恒湿)室 ウォークインチャンバードライブインシリーズ・自動車2台が入る大空間でさまざまな気象環境を再現2020年2月恒温(恒湿)室 ウォークインチャンバーハイパワーシリーズ・国際標準IEC規格やドイツ自動車業界規格に適合50【装置事業】新製品紹介①(2020年2月発売)■ 恒温(恒湿)室 ウォークインチャンバー■ 恒温(恒湿)室 ウォークインチャンバーハイパワーシリーズドライブインシリーズ<特長>・国際標準IEC規格やドイツ自動車業界規格「LV124」に適合(有試料3℃/分の急速温度変化試験が可能)・低GWP冷媒(R-449A)を標準搭載<特長>・車2台が入る約500㎥の大空間でさまざまな気象環境を精密に再現し、実車試験が行える・温湿度に加え、日射、雨、雪、霧、風などの環境因子を複合して再現可能恒温(恒湿)室 ウォークインチャンバーハイパワーシリーズ恒温(恒湿)室 ウォークインチャンバードライブインシリーズ51【装置事業】新製品紹介②医療分野向け(2021年4月発売/6月発売)マテリアル分野向け(2019年12月発売)■ 定温輸送保冷庫/超低温保冷庫■ スポット冷却加熱装置<特長>・定温輸送保冷庫:ワクチンの小口移送・保管に対応、振動に強く省電力、ポータブル<特長>・各種材料試験機との組み合わせで、温度を付与した実使用環境での材料試験が可能・試験片を効率的に冷却・加熱する当社独自の・超低温保冷庫:マイナス75℃の小口保管に新方式を採用対応、床置型・卓上型の2種を用意定温輸送保冷庫超低温保冷庫摩擦摩耗試験機・硬度計とのセットアップ例(左)スポット冷却加熱装置(右)52【装置事業】環境試験器の納入事例①■恒温(恒湿)室 建材用試験室の納入<用途>マンションの屋内(温湿度)と屋外(雨、雪、日射などの気象)の環境を再現し、サッシやバルコニーなどの建材の性能評価や耐久性試験を行う(2018年7月納入)恒温(恒湿)室 建材用試験室恒温(恒湿)室は可動式になっており、試験用建材の入れ替えが容易にできます照射装置と散水(降雨)装置を装備し、屋外の気象環境を再現します53【装置事業】環境試験器の納入事例②■産総研 福島再生可能エネルギー研究所スマートシステム研究棟(福島県郡山市)■独立行政法人 製品評価技術基盤機構蓄電池評価センター(大阪市南港)(2016年3月納入)納入製品:大型恒温恒湿室用途:納入製品:①充放電試験用の恒温恒湿室②外部短絡試験装置(エナジーデバイス装置)太陽光発電向けの大型パワーコンディショナーの性能・安全性評価100kwもの発熱負荷や重さ(21トン)にも対応用途:①充電・放電を繰り返すことで蓄電池の性能を評価②蓄電池がショートした場合に、発火や破裂しないことを確認し、安全性を評価大型恒温恒湿室充放電試験用の恒温恒湿室54【装置事業】エナジーデバイス装置の用途事例充放電サイクル評価装置ハイブリッド自動車や電気自動車など次世代自動車に用いられるリチウムイオン二次電池の信頼性や安全性を確保するための装置二次電池充放電サイクル負荷充放電サイクル評価装置アドバンストバッテリーテスター二次電池の性能や寿命を評価二次電池の充放電特性を確認55【装置事業】半導体関連装置の用途事例スクリーニング半導体デバイス製造の最終検査工程において、不良品を除去し初期品質を確保半導体×××熱負荷バーンインチャンバー信頼性評価潜在的な初期故障を除去新しい技術開発において、信頼性確保に向けた基本的な故障形態を評価はんだ接合部分の不良例熱サイクル負荷導体抵抗評価システム電子部品のはんだ接合部分の信頼性を電気的に評価56【サービス事業】アフターサービス・エンジニアリング製品の予防保全、メンテナンスサービス、製品の改善・改良、設置・移設など■ 国内No.1のネットワークによるスピーディな対応■ 業界初 ネットワークを使った新サービス「エスペックオンラインシリーズ」を提供受託試験・レンタル受託試験・分析・評価、コンサルティング、製品レンタル、中古製品の販売、試験器校正など■ 国内4ヵ所、タイ1か所、中国2ヵ所に受託試験所を展開(国内:宇都宮・豊田・刈谷・神戸、タイ、中国:上海・蘇州)・ 計量法校正事業者認定制度(JCSS)に基づく校正機関■ 世界初「バッテリー安全認証センター」 開設(2015年9月)・ 車載用二次電池の安全性に関する国連規則に適合した試験・認証申請のワンストップサービスを提供・ 第三者認証機関テュフズードジャパン(株)と業務提携(2014年10月)■ 国内初 ISO/IEC 17025※試験所認定を自動車・鉄道・航空機の3分野で同時取得■ 豊田試験所では、国内初 ドイツ自動車業界規格「LV124」の全試験項目に対応【バッテリー安全認証センター】(宇都宮テクノコンプレックス内)※ISO/IEC17025:試験所・校正機関が正確な測定/校正結果を生み出す能力があるかどうかを権威ある第三者認定機関が認定する国際標準規格57【サービス事業】アフターサービスモバイル通信・クラウド活用「ネットワークサービス」お客さまの試験・設備管理の負担軽減、装置のダウンタイムを低減(2022年4月開始)58【サービス事業】アフターサービスお客さまの開発業務の継続を支援「在宅オンラインサービス」当社製品を使用する場合受託試験所を利用する場合自宅から装置を操作、試料を監視・集中管理(モニター・データ解析)・稼働状況をメールで受け取り・槽内監視カメラ(20年3月発売)で試料を監視試験の開始から終了、輸送まですべて代行・リモート商談 ・立ち合いレス ・遠隔指示槽内監視カメライメージ59【サービス事業】受託試験サービス国内初 受託試験サービス 100%グリーン電力を実現お客さまのサプライチェーンにおけるCO2排出量削減に貢献再生可能エネルギーを導入し、2021年4月、国内で初めて受託試験サービスのグリーン電力100%を実現。年間CO2排出量約4,187tの削減を見込む。<国内の受託試験所>神戸試験所豊田試験所刈谷試験所宇都宮試験所バッテリー安全認証センター60【サービス事業】受託試験サービス世界初 国連規則に対応バッテリー安全認証センター日本初 ドイツ自動車業界規格に対応豊田試験所をリニューアル国連規則ECE R100-2.PartⅡで定められたドイツ自動車業界規格LV124の全試験項目に9項目の安全性試験の実施・認証機関への認対応し、グローバル化を進める日本の車載機器証申請をサポートするワンストップサービスメーカーをサポート(2015年9月 宇都宮テクノコンプレックスに開設)(2019年9月 豊田試験所をリニューアル)圧壊試験機(第1安全試験室)第2安全試験室豊田試験所61【その他事業】環境保全■ 森づくり潜在自然植生データによる樹種選定、幼苗植栽手法を用いた郷土の森づくり■ 水辺づくり水生植物を活用した、自然環境復元、植生護岸の形成、水質浄化1■ 都市緑化ヒートアイランド現象の緩和に効果的な苔による屋上・壁面緑化システム植物育成装置植物の育成に必要な光・温湿度・養分などを最適にコントロールして植物を育成する植物工場や研究用育苗装置1植物工場ファイトトロン62【その他事業】植物育成装置海洋深層水を使用した高付加価値野菜を生産羽田空港近郊に設置した植物工場において、海洋深層水を使用したミネラル豊富な高付加価値野菜を生産・販売植物工場と生産野菜「ミネラリーフ」63【その他事業】植物育成装置の納入事例■鳥取大学乾燥地研究センター乾燥地植物気候変動応答実験設備 2基(高温、低湿、強光、強風など乾燥地の気候を再現)納入製品:用途:乾燥地での植物の栽培実験や効率的な水利用技術の開発実験など乾燥地問題の解決に向けた研究(2016年3月納入)乾燥地植物気候変動応答実験設備実験の様子(小麦の乾燥ストレスを実験)64技術開発力の強化(技術開発棟の紹介)目的:オープンイノベーションの促進による技術開発力の強化と生物多様性保全の推進コンセプト:「オープンイノベーション」「オープンコミュニケーション」「自然環境との共存」所在地:兵庫県神戸市北区鹿の子台在来種にこだわった屋上緑地(神戸R&Dセンター内)稼働時期 :2020年5月(2019年6月着工)建設面積 :1,580㎡延床面積 :4,557㎡(地上3階建)技術開発棟の外観65全天候型試験ラボの紹介(神戸R&Dセンター内)世界初「全天候型試験ラボ」をオープンオープンイノベーションを推進し環境創造技術を強化(2021年3月)7つの環境因子(温度・湿度・雪・霧・雨・光・風)を高精度に制御・可変し動的気象環境(刻々と変化する気象環境)を再現■ 全天候型試験ラボ■ 動的気象環境における試験例①みぞれ→雪への変化を再現する試験水分量の異なる雪を再現でき、自然環境に近い0℃前後での降雪も可能。雪質と温度を制御し、みぞれから雪への変化を再現。着雪が課題となっている自動運転用センサーの性能を確認できる。②雨→霧への変化を再現する試験霧の濃さと温湿度を制御し、雨から霧への変化も再現。霧の影響を受ける自動運転用センサーの性能を確認できる。66試験室 幅6m×奥行9m×高さ3m光の乱反射を抑える黒色コーティングエスペックのSDGsとESGの取り組みについて■ エスペックのサステナビリティについて当社は企業理念「THE ESPEC MIND」のもと環境創造技術をかなめとした事業で社会や環境の課題解決に貢献し、持続的な成長を目指しています。67企業理念創業当時から脈々と伝わるエスペックの大切な価値観企業理念 「THE ESPEC MIND」(抜粋)起 点社会の公器として、すべてのステークホルダーとより良い価値交換を目指す使 命環境創造技術でより確かな生環境を提供スタイル プログレッシブ(進取的な)、リライアブル、オープン、フェア宣 言社会に約束すること「遵法」「文化」「人権」「環境」「啓発」68サステナビリティ方針とマテリアリティ持続的成長に向けて、サステナビリティ方針を策定し、「社会的価値」「経済的価値」を創出していくために取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を特定サステナビリティ方針■ 企業理念「THE ESPEC MIND」の実践により、「社会的価値」と「経済的価値」の創出と向上を図ります■ ステークホルダーとのより良い価値交換により持続的成長を目指します■ ESPEC Vision 2025のもと、「環境創造技術」をかなめとした事業活動を通じて地球環境や社会課題の解決に貢献します■ サステナビリティに関する情報開示を積極的に行いますマテリアリティ・事業構造の革新・地球環境保全・人材育成・職場の活性化・機能強化・ガバナンス強化・ダイバーシティ推進・人権尊重69エスペックのSDGsへの貢献エスペックは、先端技術分野をはじめ幅広い分野で、「環境創造技術」を核とした製品・サービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。エスペックお客さまの製品・技術社 会持続可能な社会の実現へ提供する価値・環境創造技術を核とした製品・サービスの提供・ 環境保全サービスの提供・ 地球温暖化や異常気象に対応した植物工場の提供強み・ 社会の発展に不可欠な事業領域・ 世界トップブランドと独自技術による質の高い製品・サービス・ グローバルな生産・販売ネットワーク・自動車(EV・自動運転)・電子部品(半導体)・IoT・バッテリー・食品・環境保全・AI・医薬品・マテリアル・アグリカルチャーなど・クルマの自動運転技術・予防安全技術の開発による安全・安心な社会の実現・省エネ技術やEV技術の開発による環境・エネルギー問題解決への貢献・IoT関連技術の開発による人手不足の解消、生産性の向上・森づくりや水辺づくりなどの環境保全事業による生物多様性保全・異常気象に対応した植物の作出研究支援や、植物工場による食の安定供給など70エスペックの事業とSDGs装置事業環境創造技術を駆使した製品・サービスの提供による先端技術の発展への貢献・社会・環境課題の解決に向けた先端技術の開発に貢献する製品、サービスの提供●環境試験器温度や湿度などの環境因子を人工的に再現し、製品の信頼性を確保する環境試験器を提供●半導体関連装置半導体の検査用バーンイン装置や計測評価システムなどを提供●エナジーデバイス装置エコカーに搭載される二次電池や燃料電池の評価装置を提供●医薬用機器新型コロナワクチン用の保冷庫や、医薬品・食品などの品質管理に使用される安定性試験装置などを提供恒温恒湿器プラチナスJシリーズ自動車が一台入る実車試験装置半導体検査用バーンインチャンバー二次電池評価用アドバンストバッテリーテスター71エスペックの事業とSDGsサービス事業環境創造技術を駆使した製品・サービスの提供による先端技術の発展への貢献・社会・環境課題の解決に向けた先端技術の開発に貢献する製品、サービスの提供●アフターサービス・エンジニアリングお客さまが安心して装置をお使いいただけるよう製品のメンテナンスや予防保全を実施●受託試験サービス環境試験で培った技術と試験ノウハウで受託試験サービスを提供ITを活用したテクニカルサポート国連規則など二次電池の各種安全性試験に対応バッテリー安全認証センター72エスペックの事業とSDGs環境保全事業植物育成装置事業生物多様性保全への貢献地球温暖化や異常気象に対応した食の安定供給への貢献その土地の在来種による「森づくり」や自然の河川を取り戻す「水辺づくり」など自然環境を復元する事業地球温暖化の防止や生物多様性保全に貢献植物が育つ環境を人工的に再現し、異常気象でも計画的に野菜を生産できる植物工場を提供乾燥に強い植物の研究に使用する装置の提供など、食の安定供給に貢献仙台市輪王寺参道の復元された森東京都 隅田川テラスにおける水辺づくり海洋深層水を利用した植物工場ミネラル豊富な野菜を生産・販売乾燥地植物気候変動応答実験設備バッテリー安全認証センター(宇都宮テクノコンプレックス内)(鳥取大学 乾燥地研究センター)73サプライチェーンにおけるSDGsへの貢献調 達開発・設計生産・物流●環境面やコンプライアンスなどを●省エネ、低GWP冷媒の搭載、化学含めたサプライヤ評価の実施物質の排出抑制、廃棄時の環境負荷●事業継続マネジメントによる低減など環境に配慮した製品の開不測の事態への対応●調達時の排出物の抑制発・設計●CO2排出量の削減●化学物質の適正管理・排出抑制●取水量の削減・排水の適正管理●排出物の削減・リサイクル●環境に配慮した物流製品・サービスの販売廃 棄●社会・環境課題の解決に向けた先端技術の発展に貢献する製品・サービスの提供●環境配慮型製品、サービスの提供●「森づくり」や「水辺づくり」などの環境保全事業の推進●植物育成装置事業の推進●製品回収●フロン回収●リサイクル、リセールサプライチェーンを支える基盤●顧客満足の向上と製品の品質・安全 ●人権の尊重 ●多様な人材の活躍推進●適切な情報開示・コミュニケーション ●透明性のある公正な経営74生物多様性保全の取り組み生物多様性保全活動の拠点 神戸R&Dセンター六甲北部の在来種にこだわった屋上緑地を育成社員が約3万本の在来種を植樹し育てた森や、六甲北部の在来種を用いた技術開発棟の屋上緑地、2つの池と小川からなるビオトープを設置植樹や施工は環境保全事業を営むエスペックミックが実施神戸R&Dセンターが全国みどりの工場大賞2021年度「日本緑化センター会長賞」を受賞75新型コロナワクチン接種への貢献新型コロナワクチンのコールドチェーンに貢献・2021年4月、定温輸送保冷庫を発売、6月には超低温保冷庫を発売、サービスも拡充・定温輸送保冷庫などを自治体に無償で貸し出し1回目 計41台(2021年4月~6月)2回目 計34台(2021年12月~2022年3月)定温輸送保冷庫2~8℃・-20℃の移送・保管に対応、振動に強く省電力、ポータブル超低温保冷庫-75℃の保管に対応、床置型・卓上型の2種を用意76ダイバーシティの推進女性活躍推進の取り組み障がい者就労農園「エスペックスマイルファーム」を開設・2021年11月、障がい者雇用支援会社が運営する貸農園内に障がい者就労農園を開設・障がいのある方3名と管理業務を行う1名の計4名を採用・栽培した野菜は、地域の子ども食堂への寄付や社員への配布などに活用厚生労働省より、子育てサポート企業認定マーク「くるみん」、女性活躍推進法に基づく認定マーク「えるぼし」の最高位などを取得女性リーダー育成研修会社員一同で野菜を収穫77社員教育・寄付制度社員教育制度の充実従業員参加型の寄付制度「エスペックスマイルクラブ」・企業理念の共有を目的とした研修会の実施・SDGs推進活動の一環として、従業員の・国際的に活躍できる人材育成を目的としたグローバルトレーニープログラムの実施・経営幹部育成および自己啓発を支援する団体に寄付教育プログラムの拡充寄付金に会社が寄付金を上乗せするマッチングギフト制度を設置(2020年12月)・子供と医療関係の社会貢献活動を行う・2022年3月、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの「ウクライナ危機緊急子ども支援」に総額758,800 円を寄付グローバルトレーニープログラム現地研修(アメリカ)78 社会貢献活動エスペック地球環境研究・技術基金宮城県岩沼市 「千年希望の丘」 植樹祭・地球環境保全に関する研究・技術開発に対して毎年資金援助を実施・設立から25年計273団体に総額1億3,840万円を助成・2013年にスタートした震災復興プロジェクト・岩沼市の沿岸部10kmにわたる植樹による「森の防潮堤」 植樹本数は累計35万本・グループ会社であるエスペックミックが支援・ファイナル植樹祭が2021年6月(前編)、2022年5月(後編)に開催された授与式植樹祭79非財務データ(環境的側面)省エネ製品の販売によるCO2排出抑制貢献量(t- CO2 )排出物総量(t)エスペックみどりの学校受講者数グリーンカーテン用苗の提供数(名)(本)688657647(年度)(年度)(年度)※2020、2021年度はコロナの感染拡大により※※開催中止、回数減少環境保全事業による植樹本数(本)環境社会検定試験(eco検定)資格取得率エスペック地球環境研究・技術基金による助成(%)(万円)(万円)(年度)(年度)※エスペックミック株式会社 実績(年度)80非財務データ(社会的側面)2021年度実績技術者向け情報サイト「Test Navi」会員登録者数22,154名従業員数(連結)1,628名海外連結会社従業員数735名定期採用での比率女性 28.6%外国人 14.3%※2022年4月1日入社育児休業取得率女性 100%男性 30.8%女性役員数(執行役員含む)2名女性管理職比率6.0%※2022年4月1日現在労働災害(不休災害を除く)2件健康診断受診率100%81社外からの評価・ESG指数「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」構成銘柄に初選定・東洋経済新報社「2022年版CSR企業ランキング」334位・CDP気候変動レポート2021において2年連続「Bスコア」・日興アイ・アール「2021年度全上場企業ホームページ充実度ランキング」最優秀サイト・ブロードバンドセキュリティ 「Gomez IRサイトランキング2021」銅賞(業種別27位)・日本経済新聞社「第5回スマートワーク経営調査」3つ星・日本経済新聞社「第3回日経SDGs経営調査」3.5星・日刊工業新聞社(経産省後援)「企業力ランキング」169位・サステナビリティレポートが環境コミュニケーション大賞「優良賞」を受賞(環境省、地球・人間環境フォーラム主催)・経産省「グローバルニッチトップ(GNT)企業100選」を連続受賞2022年4月2022年2月2021年12月2021年11月2021年10月2021年2月2020年6月82 83

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