三菱ロジスネクスト（7105） – 2022年３月期　決算説明資料

2022年3月期決算説明資料2022年5月25日三菱ロジスネクスト株式会社© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.2022年3月期決算概要三菱ロジスネクスト株式会社代表取締役社長 久保 隆© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.１．決算概況市場環境➢ 世界経済はコロナ禍からの復調傾向が継続。しかし、急激な回復局面で需要に供給が追い付かず、資材費並びに輸送運賃の高騰、サプライチェーンの混乱、米国のインフレ高進なども生じて、生産及びコスト面に大きな影響を及ぼしている。➢ 物流機器市場は、国内においてはコロナ禍前と同様の水準で堅調に推移、海外においては一部地域で顕著に観察された反動需要が一巡したものの、物流ニーズの高まりによりコロナ禍前を上回る水準で推移している。➢ 物流機器の受注は好調を維持しているが、様々な物流部品供給の遅れにより、弊社においても、リードタイムの長期化、コスト高の影響を大きく受けている。連結業績概要➢ 売上高は、フォークリフト需要のコロナ禍からの復調が寄与し、前年比+18.9％の増収。➢ 営業利益は、資材費や輸送費の高騰影響を受けながらも、売上高の増加と固定費の抑制効果により、前年比＋18.4％の増益（のれん等償却前）。© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.3２．決算ハイライト売上高は、前年比+18.9%の増収で4,654億円となり、過去最高を更新。一方、営業利益率（のれん等償却前）は資材費高騰影響等が響き、横這いで推移。（単位：億円）2021年3月期2022年3月期前年同期比増減営業利益（のれん等償却前）（営業利益率）損益計算書売上高のれん等償却営業利益（営業利益率）経常利益（経常利益率）親会社株主に帰属する当期純利益（当期純利益率）3,915.0109.9（2.8％）94.015.9（0.4％）20.1（0.5％）△26.8（△0.7％）94.2――4,654.1130.1（2.8％）35.9（0.8％）32.4（0.7％）7.2（0.2％）+739.1+20.2+18.9％+18.4％+20.0+125.3％+12.3+60.9％+34.0―2021年3月期実績レート：USD＝106.06円 EUR＝123.70円 CNY＝15.67円2022年3月期実績レート：USD＝112.38円 EUR＝130.56円 CNY＝17.51円業績推移（年度別）4.4%4.9%4.1%（億円）4,7004,4004,1003,8003,5002.8%2.8%売上高営業利益率（のれん等償却前）（％）2018年3月期2019年3月期2020年3月期2021年3月期2022年3月期© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.4３．セグメント別業績売上高：欧米、アジアを中心としたフォークリフト需要の復調が寄与し増収（単位：億円）5,000国内事業 海外事業増収（+739.1億円）（+18.9％）4,654.12,914.5 3,915.02,230.1 売売上上高高営業利益(※)4,0003,0002,0001,00001401201008060402001,684.8 1,739.5 2021年3月期2022年3月期国内事業 海外事業109.9増益（+20.2億円）（+18.4％）53.356.6130.166.663.6地域別内訳（2022年3月期）アジア・中国6.7％（5.7％）欧州17.3％（16.9％）日本37.4％（43.0％）米州38.6％（34.4％）（）は前年実績海外事業51.1％(48.5％)国内事業48.9％(51.5％)営業利益(※)：原材料費・輸送費の高騰が響くも、売上増と固定費抑制取り組みが寄与し増益（単位：億円）セグメント別内訳（2022年3月期）（※）のれん等償却前営業利益2021年3月期2022年3月期© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.（）は前年実績5４．地域別売上高（為替影響含む）（単位：億円）（単位：億円）日本増収（+54.7億円）（+3.2％）1,684.81,739.5米州増収（+450.3億円）（+33.5％）1,796.32,0001,5001,0005000（単位：億円）1,0008006004002000877.4807.4661.8364.3297.5903.3836.2436.8368.3上期 下期欧州増収（+143.3億円）（+21.6％）805.12,0001,5001,00050004003002001000（単位：億円）1,346.1697.0649.0222.3121.6100.6上期 下期アジア・中国増収（+90.8億円）（+40.9％）991.5804.8313.1161.5151.52021年3月期2022年3月期2021年3月期2022年3月期2021年3月期2022年3月期2021年3月期2022年3月期上期 下期上期 下期© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.6５．連結売上高増減要因（前年同期実績対比）コロナ禍からの復調による需要の拡大が寄与し、前年比+18.9％の増収。しかし、サプライチェーン混乱を起因とするリードタイムの長期化により、好調な受注がそのまま売上増には繋がらず、業績予想4,700億円は未達。（単位：億円）アジア・中国事業82.1欧州事業97.1米州事業349.3連結売上高739億円増（+18.9%）国内事業54.7為替影響155.93,915.02021年3月期実績値© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.4,654.12022年3月期実績値7６．連結営業利益増減要因（前年同期実績対比）資材費・輸送費の高騰影響を受けながらも、市場の回復による売上の増加が寄与。のれん等償却前営業利益は前年比＋18.4％の増益。（単位：億円）販価改善資材費高騰売上増に伴う粗利増/MIX25.8輸送費増△93.7経費増（販売費等）のれん等償却220.4△87.0うち、運賃高騰△51.1ボリューム増△35.9米国関税為替影響△41.9△12.414.8連結調整他△5.8のれん等償却109.9営業利益（のれん等償却前）20億円増（+18.4%）130.135.9△94.22022年3月期実績値（のれん等償却前）2022年3月期実績値（のれん等償却後）15.9△94.02021年3月期実績値（のれん等償却後）2021年3月期実績値（のれん等償却前）© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.8７．連結貸借対照表棚卸資産・売上債権等運転資本の増加により、総資産は前年比＋422億円。（単位：億円）資産負債／純資産3,6341,9281,706資産422億円増うち、為替影響200億円4,0562,3761,6802021年3月期2022年3月期固定資産 流動資産3,6343,0805544,056負債339億円増3,419純資産83億円増637純資産 負債流動資産：増棚卸資産の増加、売上債権の増加等固定資産：減のれん等償却による減少2021年3月期2022年3月期為替換算調整勘定の増加負債：増仕入債務の増加純資産：増© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.9流動負債1,4891,807+318固定負債1,5901,612+21負債合計3,0803,419+339純資産計554637+833,6344,056+422負債・純資産合計項目増減2021年3月期2022年3月期流動資産1,9282,376+448（有形固定資産）9811,023+41（無形固定資産）545470△ 75（投資その他）180187+8固定資産計1,7061,680△ 253,6344,056+422項目増減資産合計2021年3月期2022年3月期８．キャッシュ・フローの状況・営業C/Fは△128.6億円減少（前年同期334.8億円）・生産・出荷遅延による棚卸資産の増加等、運転資本の悪化が響く・フリーC/Fは営業C/Fの悪化により△96.3億円減少（単位：億円）のれん等償却額運転資本増減減価償却費+70.3△104.9その他営業CF△27.1有形固定資産取得150.0+239.6税引前利益+28.32021年3月期末現金及び現金同等物残高短期貸付金減少その他投資CF△10.6短期借入金増減長期借入金増減△8.7 △1.8配当金支払△8.5有形固定資産売却△260.4+9.4+69.2その他財務CF為替影響他125.6△27.0＋7.9現金及び現金同等物24億円減2022年3月期末現金及び現金同等物残高営業活動によるキャッシュ・フロー+206.2（前年＋334.8）投資活動によるキャッシュ・フロー△192.4（前年△224.7）財務活動によるキャッシュ・フロー△46.0（前年△119.3）フリー・キャッシュ・フロー＋13.8億円（前年+110.1億円）© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.10【参考資料】主な経営指標© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.11(10.4倍)株価：2021年3月期末：1,296円2022年3月期末：932円1株あたり利益株価純資産倍率（PBR）株価2.5倍1.6倍1株あたり純資産発行済株式数株価収益率（PER）株価-138.5倍株式関連1株あたり利益当期純利益△25.19円6.73円(89.52円)1.2回売上債権4.6回3.0倍5.4回6.0回安全性自己資本比率自己資本15.1%効率性棚卸資産回転率売上原価4.9回総資本D/Eレシオ有利子負債3.3倍総資本売上債権回転率売上高総資本回転率売上高1.1回株主資本売上高売上高当期純利益率当期純利益△ 0.7%(1.6％)0.2%(2.1％)売上高棚卸資産15.6%円安進行に伴う為替換算調整勘定の増加により、自己資本比率が良化。指標算式2021年3月期2022年3月期コメント（のれん償却前）（のれん償却前）収益性売上高営業利益率営業利益0.4%(2.8％)0.8%(2.2％)業績の回復に伴い、当期純利益が黒字転換したことにより数値が良化。総資本自己資本利益率（ROE）当期純利益△ 4.9%(6.4％)1.2%(8.6％)自己資本総合総資本利益率（ROA）当期純利益△ 0.7%(1.5％)0.2%(2.8％)業績回復に伴う売上増加により数値が良化。【参考資料】設備投資／研究開発費■設備投資額（単位：億円）181.3267.1269.130025020015010050080.060.040.020.00.0■研究開発費（単位：億円）2021年3月期実績値2022年3月期実績値2023年3月期計画値経常投資リース／レンタル投資43.646.558.12021年3月期実績値2022年3月期実績値2023年3月期計画値© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.12【参考資料】四半期推移（単位：億円）国内事業 海外事業 EQD社（Equipment Depot, Inc.）949.3106.1419.6 987.9103.1460.4 1,072.4110.81,080.8110.21,080.1109.5508.6 561.3 543.7 1,207.4127.51,285.8105.7632.8 723.8 423.6 424.4 453.0 409.3 426.9 447.1 456.2 第2四半期第3四半期2021年3月期第4四半期第1四半期第2四半期2022年3月期第3四半期第4四半期国内事業 海外事業 EQD社33.01.111.9 20.1 34.83.520.0 11.3 28.36.26.0 16.1 37.26.47.2 23.7 33.01.814.5 33.42.515.5 16.8 15.4 第2四半期第3四半期2021年3月期29.86.510.812.5 13（※）のれん等償却前営業利益© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.第4四半期第1四半期第2四半期2022年3月期第3四半期第4四半期1,4001,2001,0008006004002000403020100905.4100.0421.5 383.9 第1四半期10.40.65.4 4.4 第1四半期（単位：億円）売上高営業利益(※)【参考資料】株価の推移（円）2022年年初来高値：1,155円（1月12日）年初来安値： 710円（4月27日）＜2022年5月24日現在＞1800160014001200100080060040020002017年10月三菱ロジスネクスト誕生日経平均株価推移当社株価推移2012年11月三菱重工業との事業統合を公表2013年4月ニチユ三菱フォークリフト誕生2015年7月ユニキャリア社の株式取得を公表2017年5月経営統合方針決定© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.5月24日終値822円（円）45,00040,00035,00030,00025,00020,00015,00010,0005,0000142022年度経営方針と中期経営計画進捗状況三菱ロジスネクスト株式会社代表取締役社長 久保 隆© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.15１．社長メッセージ弊社は今年度、中期経営計画の2年目 「成長･拡大フェーズ」 に入りました。現状の重要課題であります部品供給網の整流化や生産遅れの挽回に加え、受注残や在庫の適正化が今年度弊社グループの急務であり、財務基盤の強靭化や成長戦略の推進と併せ、目下グループ一体となってその課題の早期解決に取り組んでおります。更にサステナビリティを強く意識した経営を本格化し、弊社の持続的成長、企業価値向上の実現に努めて参ります。社会基盤を支える総合物流機器メーカーとして皆様の期待にお応えするべくグループ一丸、全力を尽くして参ります。代表取締役社長 久保 隆このたび久保の後を継ぎまして社長に就くことになりました間野でございます。激変する事業環境下で安定したパフォーマンスを発揮する強靭な事業基盤を構築するとともに、将来の物流ニーズを見据えた成長戦略に積極的に取り組んで参ります。社員一丸となって、中期経営計画『Logisnext SolutionS 2023』の達成を目指すとともに、弊社企業理念である「世界のあらゆる物流シーンで、お客様にソリューションを提供し続け、未来創りに貢献する」の実現に努めていきます。間野 裕一（6月24日付社長就任予定）© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.162．フォークリフト市場動向【出荷】（1月～12月）2021年1月～12月のフォークリフト市場は堅調な中国市場に加え、欧米、アジア市場の力強い回復により出荷台数は前年比＋24.4％の1,969千台。日本米州欧州（中東・アフリカ含む）（千台）10085 90 88 88 91 100.0%400（千台）100.0%333 488 535 531 485 615 100.0%300277 304 300 284 （千台）80.0%60.0%40.0%20.0%2001000.0%0CY2017 CY2018 CY2019 CY2020 CY2021CY2017 CY2018 CY2019 CY2020 CY2021CY2017 CY2018 CY2019 CY2020 CY2021（千台）中国438 463 378 797 100.0%628 80.0%60.0%40.0%20.0%0.0%APAC（南ア含む）6.8％日本4.6％米州16.9％中国40.5％CY2021世界台数1,969千台（バッテリー車率67.7％）欧州（中東・アフリカ含む）31.2％CY2017 CY2018 CY2019 CY2020 CY2021CY2017 CY2018 CY2019 CY2020 CY2021注）WITS加盟団体の統計開示方針変更のため１～12月のCYで集計© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.市場台数バッテリー車率17APAC（南ア含む）（千台）122 112 106 98 133 100.0%80.0%60.0%40.0%20.0%0.0%600500400300200100014012010080604020080.0%60.0%40.0%20.0%0.0%80.0%60.0%40.0%20.0%0.0%8060402009008007006005004003002001000３．フォークリフト市場動向【受注】（四半期推移）コロナ禍の反動増は落ち着きつつあるものの、依然として強い需要が続いている。（前年比+11.7%の304千台・中国市場を除くと同＋26.5％の206千台 ）受注台数（ClassⅢ(※)除く）（単位：千台）400.0350.0300.0250.0200.0150.0100.050.00.0対前年同期比+65.6％対前年同期比+55.1％339.9 348.4対前年同期比+16.0％対前年同期比+11.7％26.0 27.8 305.8 303.7205.3224.613.6 16.8 69.2 55.2 44.1 20.0 118.9 35.9 37.6 18.6 263.6271.918.4 21.1 127.7 109.1 50.3 49.1 18.1 60.4 61.5 19.8 138.8 128.4 74.4 80.4 20.3 86.7 83.2 22.3 28.4 29.9 108.3 97.7 70.7 86.1 77.9 20.5 68.8 21.2 CY2020/1Q CY2020/2Q CY2020/3Q CY2020/4Q CY2021/1Q CY2021/2Q CY2021/3Q CY2021/4Q日本 米州 欧州 中国 APAC※ClassⅢ : 自走式電動小型リフト注）WITS加盟団体の統計開示方針変更のため１～12月のCYで集計© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.18４．弊社受注実績（4月～3月）21年度の受注は好調。コロナ禍の反動増により米州・欧州・アジアにて強い受注が続いており、受注台数は前年比＋55%。日本米州欧州（中東・アフリカ含む）1.00.91.02.11.01.11.00.82.52.01.51.00.50.0FY2019FY2020FY2021FY2019FY2020FY2021FY2019FY2020FY2021中国1.31.01.0APAC（南ア含む）12％中国2％日本20％欧州（中東・アフリカ含む）21％FY2021受注米州45％APAC（南ア含む）1.00.8FY2019FY2020FY2021FY2019FY2020FY2021注）FY2019=1として指数化。小数点以下の差により、同じ数値表記であっても見かけ上グラフの高さに違いが生じることがある© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.1.31.5191.41.21.00.80.60.40.20.01.61.41.21.00.80.60.40.20.01.21.00.80.60.40.20.01.41.21.00.80.60.40.20.0５．フォークリフト市場見通しと販売戦略日本米州欧州（中東・アフリカ含む）• 市場は21年度をわずかに上回る見通し。• バッテリー車は、21年度の半導体等の部品供給遅延解消による生産正常化でシェア増を見込むが、新型小型エンジン車「ERSIS」の立ち上げ影響で出荷台数が減少、僅かにシェア減となる見込み。• 市場はリードタイム長期化による 21年度の急激な需要増、注残増からの反動により、21年度を下回る見通し。• 大口顧客への販売強化やEQDでのレンタル事業強化・ソリューション事業部門立ち上げによるシェア増を狙うとともに、着実な受注・生産・出荷の加速を図る。• 市場は21年度の急激な需要増からの反動や、ロシア・ウクライナ問題の長期化の影響により、21年度を下回る見通し。• 新型バッテリー車「EDiA XL」の導入によるClassⅠ製品の拡販に加え、システム活用による欧州直販会社での顧客への販促活動、小型エンジン車のスペイン生産移管による向先対応強化等によりシェア増を狙う。中国• 市場は新型コロナウイルスの影響により、21年度をわずかに下回る見通し。• 長年ご愛用の旧モデル顧客向け新型車更新需要の拡大を狙ったデモプログラムの充実化はじめ販促強化。APAC（南ア含む）• 市場は21年度後半のリードタイム長期化による代理店の新車在庫補充オーダ増からの反動により、21年度を下回る見通し。• 新車需要の着実な取り込みにより、マーケットシェアの維持・強化を図る。© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.20６．生産状況日本米州中国2021年度生産実績(計画比)2022年度生産見込(前年比)2021年度生産状況2022年度生産見込・半導体等の部品供給遅延や新型コロナウイルスの影響があったが、生産堅調。・小型エンジン車「GRENDiA」、「FOZE」 を生産終了。・新型小型エンジン車「ERSIS」の生産を確実に立ち上げ、出荷台数維持を目指す。・サプライチェーンの混乱による遅延影響、半導体等の部品供給遅延が響く。・サプライチェーンの改善と、注残車両の削減を目指すことで生産台数を大幅に増加させる見込み。欧州（中東・アフリカ含む）・新型コロナウイルスの影響やロシア・ウクライナ問題によるサプライチェーン混乱、部品供給遅延が響き大幅に落ち込み。・注残車両の削減と、22年度4月の小型エンジン車生産移管（大連工場⇒スペイン工場）により、生産台数増を見込む。・アジア向けの受注好調もあり20年度比で生産台数増。・22年度4月の小型エンジン車生産移管により、生産台数減を見込む。APAC（南ア含む）・創業10年目で過去最高の生産台数。・サプライチェーンの改善による生産増、出荷促進を図る。© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.21７．2023年3月期通期業績見通し業績見通しの前提条件：・半導体等の電子部品供給不足による生産遅れ、資材費や輸送費の高騰が続く・部品供給網整流化や生産・出荷の挽回による受注残の適正化と長納期の改善・物流機器市場は、国内はコロナ禍前と同様の水準で堅調、海外は上回る水準で推移・地政学的リスクの顕在化、各国でのインフレ進行による景気への悪影響（単位：億円）2022年3月期2023年3月期前年同期比増減販売台数売上高営業利益（のれん等償却前）（営業利益率）のれん等償却営業利益（営業利益率）経常利益（経常利益率）親会社株主に帰属する当期純利益（当期純利益率）1株あたり配当103千台4,654.1130.1（2.8％）94.235.9（0.8％）32.4（0.7％）7.2（0.2％）8円95.0－－118千台5,400.0175.0（3.2％）80.0（1.5％）70.0（1.3％）25.0（0.5％）9円15千台+745.9+14.6%+16.0%+44.9+34.5%+44.1+122.7%+37.6+116.0%+17.8+248.7%－－222023年3月期計画レート：USD=120円 EUR=130円 CNY=18.5円© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.８．通期見通し 営業利益増減要因半導体を始めとした様々な部品供給の遅れによるリードタイムの長期化とそれに伴う値上げ寄与の遅れ、資材費・輸送費等のコスト高が響き、のれん等償却前営業利益は前年比+34.5％の増加に留まる。米国関税経費増（販売費等）売上増に伴う粗利増原価低減9.610.7為替影響連結調整他13.1△81.020.0（単位：億円）資材費高騰値上/MIX104.2130.1206.7175.0輸送費増△168.32022年3月期実績値（のれん等償却前）営業利益（のれん等償却前）45億円増（+34.5%)2023年3月期計画実力値（のれん等償却前）△51.4188.02023年3月期計画値（のれん等償却前）© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.23９．2022年度経営方針中期経営計画「Logisnext SolutionS 2023」（呼称、『LS23』）企業耐力の強化成長戦略の推進ブランド力向上売上高（のれん等償却前）4,654億円営業利益（のれん等償却前）130億円基本戦略実行の道筋を明確化販売網の再編拡販体制の強化ブランド戦略構築売上高（のれん等償却前）5,400億円営業利益（のれん等償却前）175億円財務基盤の強化新商品の開発新規事業の開拓“Logisnext”認知度向上目指す姿LS23 計画値達成売上高 5,000億円+更なる上積み営業利益（のれん等償却前）300億円2021年度始動・基盤構築フェーズ2022年度成長・拡大フェーズ2023年度完遂・進化フェーズ➢ 「Logisnext SolutionS 2023」の2年目 「成長・拡大フェーズ」。➢ 資材費・輸送費高騰や部品供給遅延によるリードタイム長期化問題を早急に解決。➢ キャッシュを創出し財務基盤を強化、拡販体制を含めた適切な投資を実行。© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.24１０．企業耐力の強化 －既存事業の強化－■国内向け新製品発売➢ 小型エンジン車の統合モデル• エンジンフォークリフト「GRENDiA」と「FOZE」の強みを融合した統合モデルとして、新型小型エンジンフォークリフト「ERSIS」を2022年3月より販売開始。特徴優れた環境性・最新の排ガス基準適合済自社製エンジンを搭載高い作業性・トップクラスのマスト上昇速度・パワフルな登坂能力充実の安全機能・車輛統合管理システムを全機種搭載© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.25１１．企業耐力の強化 －既存事業の強化－■海外向け新製品発売➢ 欧州市場向けに新型バッテリー車を投入• エンジン車からの代替需要を意識した、高機能中型（4.0 – 5.5 t ）バッテリーフォークリフト「EDiA XL」を開発、2021年4月に欧州市場で販売開始。特徴優れた環境性・同クラス最高レベルのエネルギー効率高い作業性・必要に応じて駆動力を上げるオートブースト機能安定した荷役作業・マスト下降時の振動低減制御搭載快適な操作性・小型ステアリングにより安心・安全な運転を実現・人間工学に基づいたデュアルジョイスティック採用先進的に脱炭素へ取り組む欧州市場での拡販を狙う© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.26１２．企業耐力の強化 －既存事業の強化－■アジア地域の販売拡大➢ アジア、オセアニア市場向けに投入した新型バッテリー車の販売好調• タイ製造拠点Logisnext Manufacturing(Thailand) Co., Ltd.で生産の小型バッテリー車 「FB-80」（日本名 ALESIS）は、3t クラスの生産を加え、アジア、オセアニア地域にて高評価を得て、販売好調。• 同製造拠点は、創業10年の2021年度に年間過去最高の生産台数。タイ工場FB-80© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.27１３．成長戦略の推進 －ソリューション事業の推進－■ソリューション事業拡大➢ 米EQD社 ソリューション事業部門立ち上げ• 直系販社EQD社にソリューション事業部門として「EQ Solutions」を立ち上げ。• マテハン製品、ウェアハウス製品といった物流倉庫向けソリューションに加えて、無人フォークリフトや自動倉庫などの自動化機器もラインナップ。• 物流倉庫業のみならず製造業や飲料・食品、ホールセールなど幅広い業種のお客様にトータルソリューションを提案。マテハン・自動化機器無人フォークリフトウェアハウス製品© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.28１４．成長戦略の推進 －ソリューション事業の推進－■新技術開発➢ ミックスドフリートソリューション開発• 有人フォークリフトと無人フォークリフトの共存を実現する、ミドルウェア・ソフトウェア・物流機器の統合ソリューションである「ミックスドフリートソリューション」を欧州拠点にて開発。• 欧州物流大手DHL社をパイロットカスタマとし、ベルギーの顧客倉庫で稼働開始。無人フォークリフト有人フォークリフトミックスドフリートソリューション（イメージ図）© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.29１５．成長戦略の推進 －ソリューション事業の推進－■無人搬送技術の活用➢ 屋外でのトラックの荷積み・荷降ろし自動化に向けた実証実験を開始• 無人フォークリフトによるトラックの荷積み・荷降ろし実現に向けた実証実験を2024年3月までに鴻池運輸株式会社様ならびに三菱重工業と共同で実施予定。• フォークリフトオペレーターの負担軽減とトラックの滞留時間削減を目指し、物流分野の省人化・省力化に貢献。トラックの荷積み・荷降ろし自動化ロードマップ© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.30トラックの荷積み・荷降ろしイメージ１６．ブランド力向上 －ESG経営－■カーボンニュートラル（脱炭素社会）の実現に向けて➢ 新型タイヤ式門型クレーン（RTG）を受注• CO2排出量の削減と将来的な水素燃料電池への換装が可能なRTGを株式会社上組様から受注。2022年度中に2基、2027年年度末までに計18基が新規導入予定。• 港湾における温室効果ガス排出ゼロを目指し、カーボンニュートラルポート（CNP）の実現に貢献。© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.31１７．ブランド力向上■「三菱ロジスネクスト SDGsレポート2021」を発行➢ 2040年カーボンニュートラル実現に向けて• グローバル全体での CO2排出量（Scope1,2）削減量目標を策定。「2030 年までに40%削減（2017年度比）、2040 年までにNet Zero 」➢ サステナビリティ推進体制の確立• サステナビリティ活動の推進・運営の最高機関として「サステナビリティ会議」を設置。• 「サステナビリティ会議」の下に各マテリアリティの活動分野ごとに分科会を設置。各マテリアリティに対する方針と目標を分科会ごとに設定し、取り組みを推進。➢ 環境レポートと統合• 別々に発行していた『環境レポート』をSDGsレポートに統合。• 環境への取り組みと実績を一元的に情報発信。© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.32１８．東証市場改革対応■スタンダード市場へ移行➢ 上場維持基準達成への取り組み• 三菱重工業との現在の資本関係を維持し、引き続き三菱重工業の総合力を活用、連携を強化すると共に、上場企業として独立した経営を行うことが最適であると総合的に判断し「スタンダード市場」を選択。• 上場維持基準達成へ向けた取り組みの結果、2022年3月31日時点で25.6％となり、基準を充たすこととなった。スタンダード市場の上場維持基準への適合状況流通株式時価総額（億円）流通株式数（単位）株主数（人）流通株式比率（％）12,014 人242,746 単位274 億円22.7%21,257 人272,582 単位264 億円25.6%上場維持基準400 人2,000 単位10 億円25%© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.2023年3月末33当社の状況2021年6月30日（移行基準日時点）当社の状況2022年3月31日当初の計画に記載した計画期間注意事項としたものではありません。与えるものではありません。上で、ご利用ください。⚫ 本資料につきましては投資家の皆様への情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的⚫ 本資料における将来予測に関する記述につきましては、目標や予測に基づいており、確約や保証を⚫ 将来における弊社の業績が、現在の弊社の将来予測と異なる結果になることがある点を認識された⚫ 業績等に関する記述につきましても、信頼できると思われる各種データに基づいて作成しておりますが、弊社はその正確性、安全性を保証するものではありません。⚫ 本資料は、投資家の皆様がいかなる目的にご利用される場合においても、ご自身のご判断と責任においてご利用されることを前提にご提示させていただくものであり、弊社はいかなる場合においてもその責任は負いません。本資料に関するお問い合わせ三菱ロジスネクスト株式会社 財務企画部企画課 苅屋・光行〒617-8585 京都府長岡京市東神足2-1-1TEL：075-956-8610FAX：075-951-4038URL：www.logisnext.com© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.34© MITSUBISHI LOGISNEXT CO.,LTD. All rights reserved.