ユニ・チャーム(8113) – サステナビリティレポート2022

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開示日時:2022/05/25 00:30:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.12 68,829,000 9,252,700 9,252,700 101.44
2019.12 71,423,300 6,974,500 6,974,500 77.05
2020.12 72,747,500 9,559,000 9,559,000 87.46

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
4,824.0 4,846.54 4,640.04 38.89 35.46

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.12 6,756,400 11,086,700
2019.12 4,091,900 8,493,600
2020.12 11,474,700 15,025,400

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

Unicharm Group Sustainability Report 2022ユニ・チャームグループ サステナビリティレポートユニ・チャームがが⽬指⽬指 す  す  ユニ・チャーム「 共 生 社 会 」と は と は  102-16「 共 生 社 会 」それは、だれもが可能性を最大限に発揮でき、自分らしく充実した人生を送れる社会。たとえば、地域経済に貢献するモノづくり。それは、お互いが自立し、ほどよい距離感で助け合いながら共存している社会。つくっている人の顔、家族の顔をイメージできるか。生まれたそのときも、年を重ねていくあらゆる瞬間も。たとえば、再生可能エネルギーへの積極的な切り替え。次の世代も、ずっと先の未来のことも考えて。地球温暖化が緩和された先にある未来をイメージできるか。目指す共生社会を実現するために、ユニ・チャームは、 いろいろな「やさしさ」で人々や社会のLIFEを守り、支えていきたい。あらゆる事業活動を通じて、「やさしさ」を届けていくことが、共生社会の実現に つながるとユニ・チャームは考えています。赤ちゃんと家族の目線に合った育児を。いくつになっても自分らしくいられる介護を。パートナー・アニマル(ペット)が家族や地域の人に歓迎される環境を。生理の時も、気分を前向きに。衛生を保つことは、人との良い関係をつくるために。私たちユニ・チャームが大切にしてきたのは、そんな「やさしさ」です。そして、「やさしさ」の目線は、人々の健康だけでなく、取り巻く社会や、 地球環境の健康にも向けていくことが必要です。企業理念「NOLA & DOLA※」が描いてきたように、これからも、すべての人々が いつまでも自分らしく暮らせる理想の世界を。私たちユニ・チャームは、この先の10年も、その理念を大事にしながら、 どこまでも「やさしさ」を届け、すべての人々のいのちと健康に寄り添っていきます。※ 「 NOLA & DOLA (Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities)」には、「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたい」という想いを込めています。003CONTENTSイントロダクション006 社長メッセージ009 The Unicharm Wayユニ・チャームウェイサステナビリティ マネジメント010 マネジメントからのメッセージ012 ステークホルダーとの コミュニケーションKyo-sei Life Vision 2030013 Kyo-sei Life Vision 2030 重要取り組みテーマ 018 私たちの健康を守る・支える 025 社会の健康を守る・支える 029 地球の健康を守る・支える 033 ユニ・チャーム プリンシプル004 編集方針・報告内容005 ユニ・チャームグループの概要環境036 環境マネジメント社会065 お客様(消費者)に対する責任ガバナンス100 コーポレート・ガバナンス040 気候変動(TCFDに基づく開示)051 汚染予防と資源活用070 品質074 人権109 コンプライアンス111 リスクマネジメント055 生物多様性058 水資源 060 環境データ078 人材・職場環境づくり117 税務コンプライアンス089 サプライチェーンマネジメント095 地域社会099 社会データ118 外部との連携/ 外部評価一覧121 第三者 保証報告書表紙のご説明当社は、企業理念に「NOLA & DOLA」を掲げ、一人ひとりの“生活者”の心とからだの健康をサポートする企業として、多様な世代が共に自分らしく生活する「共生社会」の実現に貢献することを目指しています。そのような活動のひとつとして、社会参加と経済的自立に向けた「パラリンアート」の取り組みに賛同し、障がいのあるアーティストが描いた作品を採用しています。「パラリンアート」への支援は2016年より継続し、2022年で7年目となりました。表紙 作品タイトル「希望」作者 丹野 滋生Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書004102-45,102-46,102-50,102-51,102-52編集方針・報告内容 編集方針報告内容参考ガイドライン「サステナビリティレポート2022」編集にあたって対象範囲本レポートは、ユニ・チャームのコーポレート・サステナビリレポート内の「ユニ・チャーム(当社)」は、「ユニ・チャーム ティについて報告しています。私たちのコーポレート・サステナビリティは、企業理念「NOLA & DOLA※」を実現することグループ」を示しています。範囲を特定する必要がある場合は個別に企業名を記しています。また、データは連結ベースで であり、事業を通じてどのように実践しているかを紹介してい記載しています。ます。今年も、中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030」で設定した4つの分野に沿った報告をするとともに、ESG情報開示対象読者の観点からさらなる内容の充実を図っています。引先、社員および社会)第三者保証全てのステークホルダーの皆様(お客様、株主・投資家、お取・GRIスタンダード ※ 該当する開示項目に、関連するGRI項目番号を記載しています。・環境省「環境報告ガイドライン2018年版」・ 国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)による第5次評価報告書・ 国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)による年次報告書・TCFD提言・SASBスタンダード報告については、「国連グローバル・コンパクト」をはじめ、「GRIスタンダード」などを参考にしながらグローバルで求め対象期間られている社会的な要請を踏まえ、全体の報告に活かしてい今後もより多くのステークホルダーの皆様の声に応えていきたいと考えていますので、「統合レポート2022」と併せてご覧発行月いただき、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせいただければます。幸いです。いう考え。※ 「 Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities」の頭文字をとった略称。赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から解放され掲載媒体るよう、心と体をやさしくサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたいと当社Webサイト「サステナビリティ」2021年1月1日〜2021年12月31日(2021年の実績を中心に、一部2022年の最新の情報を含め、報告しています)本レポートに掲載している環境情報について、PwCサステナビリティ合同会社による第三者保証を受けています。対象となる指標には を記載しています。2022年5月次回発行予定 2023年5月(前回発行:2021年4月)当社の財務/非財務情報について、以下の媒体で開示していP.121 第三者保証報告書情報開示体系ます。 ユニ・チャームグループの情報開示体系財務情報非財務情報有価証券報告書決算説明資料サステナビリティレポート (Webサイト)コーポレート・ガバナンス 報告書統合レポート(Webサイト・冊子)Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書ユニ・チャームグループの概要 企業概要主な連結子会社および関連会社005ユニ・チャームプロダクツ株式会社ユニ・チャーム国光ノンウーヴン株式会社コスモテック株式会社ユニ・ケアー株式会社ユニ・チャームメンリッケ株式会社ペパーレット株式会社嬌聯股份有限公司Uni-Charm (Thailand) Co., Ltd.LG Unicharm Co., Ltd.尤妮佳生活用品(中国)有限公司PT UNI-CHARM INDONESIA TbkUnicharm India Private Ltd.Diana Unicharm Joint Stock CompanyDSG International (Thailand) Public Co., Ltd.Uni.Charm Mölnlycke B.V.Unicharm Gulf Hygienic Industries Ltd.Unicharm Australasia Holding Pty Ltd.The Hartz Mountain Corporation51社(2021年12月31日現在)日本アジアその他合計社名英社名設立資本金本店社員数工場数ユニ・チャーム株式会社UNICHARM CORPORATION1961年2月10日15,993百万円(2021年12月31日現在)発行済株式数620,834,319株(2021年12月31日現在)本社事務所東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館愛媛県四国中央市金生町下分182番地グループ合計16,308名(2021年12月31日現在)合計40(日本 18、アジア 19、その他 3)上場証券取引所東京証券取引所 プライム市場主な事業内容ウェルネスケア関連商品パートナー・アニマル(ペット)ケア関連商品フェミニンケア関連商品ベビーケア関連商品URLhttps://www.unicharm.co.jp主な経営指標 売上高(連結)(億円)8,0006,0004,0002,00006,8831,0587,1421,1053,0293,2997,2751,1193,2316,4161,0032,7537,8271,2423,6372,6602,6602,7962,7962,7382,7382,9242,9242,9492,949 日本  アジア  その他※ 2017年より国際財務報告基準(IFRS)を適用しています。(億円)1,5005000 コア営業利益(連結) グループ社員数1,0008689518981,1471,22515,7573,79716,20716,3043,8864,02816,6654,19816,3084,206(名)18,00012,0006,00008,8519,1219,0329,1608,8043,1093,1093,2003,2003,2443,2443,3073,3073,2983,298 日本  アジア  その他20172018201920202021(年)20172018201920202021(年)20172018201920202021(年)Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書社 長メッセージ 006006102-14代表取締役  社長執行役員高原 豪久「SDGsの達成に貢献する」というパーパスへ向けて、 全社一丸となって、持続的な成長とサステナブルな社会の構築に力を注いでいきます。新たな変化を実感した一年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響拡大により、加速した「ニューノーマル」な時代の中で、全世界の人々が日々生活を送っています。コロナ禍の1年目にあたる2020年はマユニ・チャームは、このような市場の変化を素早く捉え、お客様の暮らしの質の向上に寄与する商品・サービスの提供に努めてきました。今後も変化に迅速に対応し、お客様の期待に応え続けていくためには、より一層、消費者のニーズに敏感にスクやウェットティッシュなどの供給不足が起きましたが、それらの需要と供給のバランスが落ち着き始めた2021年には、なる必要があります。加えて、消費財メーカーである当社は、気候変動、プラスチッまた新たな様相が見え始めてきました。クごみなどの自然環境問題や、人権問題などの社会課題に対具体的には、高機能・高品質なマスクの需要が世界各地で拡大し、多くの人々がより安全、より安心なものを求める動きが強くなりました。また、在宅時間が長くなったことで家族と過ごす時間が増え、育児や介護への向き合い方や価値観に大きして、事業を通じて真(cid:20264)に対応しなければなりません。特に気候変動に関しては、2021年11月に開催された「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)」において、産業革命以前に比べて、世界的な平均気温上昇を1.5℃とする目標な変化が起きています。コロナ禍を契機に各々が自分を見つが確認され、当社においても主体的な取り組みが欠かせないめ直す時間が増えたためか、「より自分に合った商品・サービとの認識を強めています。スを選択したい」という意識が高まっており、特に日本においては、家族の中でも一人ひとりのニーズに合わせて商品を細P.024 重要取り組みテーマ 私たちの健康を守る・支える>衛生環境の向上P.022 重要取り組みテーマ 私たちの健康を守る・支える>パートナー・アニマル かく使い分ける傾向が表れています。猫や小型犬を中心に、新たにパートナー・アニマル(ペット)と(ペット)との共生P.040 気候変動(TCFDに基づく開示)過ごし始める若年層も増えています。このような新規飼育者ユニ・チャームのパーパスは「SDGsの達成に貢献すること」はパートナー・アニマル(ペット)の健康への関心が非常に高く、愛猫・愛犬にとってベストな高付加価値品を求める傾向が当 社 は、パーパ ス( 存 在 意 義 )を「 持 続 可 能 な 開 発 目 標(SDGs)の達成に貢献すること」と定めています。換言すると、顕著です。また、猫用トイレの消臭ニーズはグローバルに高社会の課題を解決する事業を展開することで価値を創出し、まっており、猫と飼い主が共に快適に暮らすことのできる生活環境が求められています。持続的な成長の実現を目指しているのです。パーパスである「SDGsの達成に貢献すること」を具体化するUnicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書Unicharm Group Sustainability Report 2022 007007ために、当社が全社員で取り組んでいることは、「ミッション:『共生社会』の実現」です。「共生社会」とは、いわゆる生活弱者に加え、加齢や疾病、出産、生理などにより一時的または一定期間、不利を抱える状況にある人たちまでを視野に、どのような状況においても“その人らしい”生活が送れるよう、一人ひとりが自立しつつ、程よい距離感で、それぞれができる方法で支え合う社会です。して「全世界への進出」「商品・サービスの進化」「パーソナライズ化」「サーキュラーエコノミー」の4つを念頭に、513のロングリストからマテリアリティを整理・検討し、中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030 〜 For a Diverse, Inclusive, and Sustainable World 〜」(以下、「Kyo-sei Life Vision 2030」)とし、2020年10月に発表しました。この「Kyo-sei Life Vision 2030」は「私たちの健康を守る・当社のようにグローバルに事業を展開する企業は、国益をは支える」「社会の健康を守る・支える」「地球の健康を守る・支える」の3つに、「ユニ・チャーム プリンシプル」を加えた4つの分野で構成されており、それぞれに5つ、合計20の重要取り組みテーマ・指標・目標を設定しています。まず「私たちの健康を守る・支える」では「育児生活の向上」「健康寿命延伸/QOLの向上」などを重要取り組みテーマとして設定しており、この一環としてマレーシア・シンガポールでデング熱のウイルスを媒介する蚊を寄せ付けない紙おむつを開発し、2020年から販売しています。また「性別や性的指の実現に向けた企業活動は、正にこれを実践するものであり、 2050年・「共生社会」の実現に必要なアプローチじめとするさまざまな境界を越え、「利他の心」を持った活動が可能であると私は捉えています。当社の目指す「共生社会」当社だからこそできる価値創造であると自負しています。当社は、消費者の一生を通じて、その時々のライフステージに合った商品・サービスを提供し、人々の生活や社会を守り、支えています。この守り、支えていく対象を、消費者だけでなく、環境問題や社会課題へと広げていくことで、持続可能な地球環境・社会の実現に貢献します。P.002 ユニ・チャームが目指す共生社会とはP.009 The Unicharm Way ユニ・チャームウェイ「共生社会」実現へ向け、中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030」を推進当社は、「2050年に『共生社会』が実現される」と仮定し、「理想の将来像」を策定しました。具体的には、「個人・社会・地球環境の健康がバランスよく保たれている『共生社会』の実現」された世界において、ユニ・チャームは「全世界の赤ちゃんからお年寄りまで全ての生活者とパートナー・アニマル(ペット)が、心身・社会・地球の健康を実感できる社会インフラを提供する企業」でありたいとしました。この「理想の将来像」と現状のギャップを埋めるアプローチと当社のミッションは「『共生社会』の実現」です。2050年に「共生社会」が実現されると仮定して、 「理想の将来像」を具現化し、この将来像と現状のギャップを埋めるために必要なアプローチを整理しました。高齢社会の加速女性の社会進出が常態化ダイバーシティの進展、概念の拡張想定される社会像AIなどIoT技術の進化サーキュラーエコノミーの浸透アフリカの時代が到来世界的な人口動態の変化「共生社会」の実現異常気象、新型疾病などにより 社会が不安定化資源需給の変化による サプライチェーンの崩壊/再構築理想の将来像【社会】個人・社会・地球環境の健康が バランスよく保たれている「共生社会」の実現【ユニ・チャーム】全世界の赤ちゃんからお年寄りまで全ての生活者と パートナー・アニマル(ペット)が、 心身・社会・地球の健康を 実感できる社会インフラを提供する企業必要なアプローチ全世界への進出商品・サービスの進化パーソナライズ化サーキュラーエコノミーUnicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書Unicharm Group Sustainability Report 2022 向等により活躍が制限されない社会への貢献」として中国ではショーツ型生理用ナプキンや、温感素材を使用した生理用品を展開しています。さらに高温多湿のASEAN諸国において開発」「リサイクルモデルの拡大」を掲げ、その一例として「使用済み紙おむつのリサイクル」に取り組んでいます。2015年にスタートした本プロジェクトでは、回収した使用済み紙おむつの経 営 」と環 境 変 化に俊 敏に対 応することを可 能とする「OODA-Loop」メソッドに基づいています。今後も当社はSDGsの達成に貢献し、「共生社会」を実現するは清涼感のあるつけ心地を実現したクールナプキンが、インドを洗浄・分離し、取り出したパルプに独自のオゾン処理を施しために、全社一丸となって取り組みを進め、中長期的な目標をではバクテリアの発生を抑え臭いにも対処する生理用ナプキンて、排泄物に含まれる菌を死滅させ、未使用のパルプと同等に着実に達成し、持続的な成長とサステナブルな社会の構築にが好評を博しています。このように、人々の「不快」を察知し、衛生的で安全なパルプとしてリサイクルする「水平リサイクル」力を注いでいきます。私自身も、社会の変化を見据え、「共振「快」へと変えて生活を総合的にサポートするこうした高付加価値商品・サービスを展開することにより、それぞれの国・地システムを実現しました。従来のように使用済み紙おむつを焼却して新たな紙おむつを未使用のパルプから作る場合に いく決意です。の経営」を通じてユニ・チャームグループの変革をけん引して域の人々が自分らしく暮らしていける「共生社会」の実現を目比べ、このシステムは温室効果ガス排出量が大幅に削減でき指します。次に「社会の健康を守る・支える」では「NOLA & DOLAを実現するイノベーション」「持続可能なライフスタイルの実践」なます。また、介護施設向けの紙おむつ『ライフリー』の一部商品の材料に、衛生的で安全なリサイクルパルプを配合した商品の実用化に取り組み、2022年5月に販売に至りました。P.010 サステナビリティマネジメント>マネジメントからのメッセージP.013 Kyo-sei Life Vision 2030P.079 人材・職場環境づくり>ユニ・チャーム独自の経営手法P.079 人材・職場環境づくり>「OODA-Loop(ウーダ ループ)」メソッドで環境変化に俊敏に対応できる組織へ0080082022年5月ユニ・チャーム株式会社代表取締役 社長執行役員高原 豪久どを掲げています。これを実践するためには、新たなニーズをただし、サーキュラーエコノミーは一企業の活動だけで実現で発見し、それに応える商品をスピーディーに市場に投入し続きるものではなく、各自治体や消費者の意識の変革も求めらける必要があり、デジタル技術も積極的に活用しています。2021年には「DX推進本部」を新設し、「デジタルスクラムシスれます。当社は、広範なステークホルダーと協力しながら社会を大きく巻き込んだ展開を図り、積極的にサーキュラーエコノテム」を開発しました。「デジタルスクラムシステム」とは、遠隔地からでも消費者の表情の変化や、商品の品質を10分の1ミリの精度で把握できる当社独自のリモート環境です。このシステムによりCOVID-19の感染拡大が続く中でも各国・地域での綿密な市場調査や現地研究員との意見交換が可能となり、ミーの社会実装をリードしていきます。P.068 お客様(消費者)に対する責任> DX(デジタルトランスフォーメーション)の取りP.030 重要取り組みテーマ 地球の健康を守る・支える>環境配慮型商品の開発/ 組みリサイクルモデルの拡大的確に消費者のニーズを反映した商品開発ができるようになりました。また、現地設備の点検整備、検証も遠隔地から行うことができ、生産設備稼働の遅延の防止や、新製品生産設備「共振の経営」「OODA-Loop」メソッドで 「Kyo-sei Life Vision 2030」を推進「Kyo-sei Life Vision 2030」は、全ての社員が当事者意識をの導入検証も可能となっています。今後はこのシステムを活用持って自ら考えながら各テーマに取り組むこと、そうしたボトして、グローバルかつスピーディーに消費者の「不快」を「快」ムアップの取り組みの結果としてグループ全体の目標達成へへと変えていくことに注力していきます。とつなげることを企図したものです。社員一人ひとりの取り組そして「地球の健康を守る・支える」では「環境配慮型商品のみを重視するこの方法は、当社ならでは経営手法である「共振Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書Unicharm Group Sustainability Report 2022 The Unicharm Way ユニ・チャームウェイ パーパス = ミッション・ビジョン・バリュー社是(制定:1974年)“信念と誓い”と企業行動原則(制定:1999年)ユニ・チャームはSDGsの達成に貢献することを「パーパス」(存在意義)と考えています。このパーパスを「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の3つに1. 我が社は、市場と顧客に対し、常に第一級の商品とサービスを創造し、日本及び海外市場に広く提供することによって、人類の豊かな生活の分けて具体化しました。実現に寄与する。まず「ミッション」とは「何を成したいか?」を明示したもので、具体的には1. 我が社は、企業の成長発展、社員の幸福、及び社会的責任の達成を 「『共生社会』の実現」です。当社の目指す「共生社会」とは、全ての人が自一元化する正しい企業経営の推進に努める。立し、互いに助け合うことで、自分らしく暮らし続けられる社会です。続く1. 我が社は、自主独立の精神を重んずると共に、五大精神※の高揚に努「ビジョン」とは「どのようにして『共生社会』を実現するか?」を示すものです。具体的には当社の理念である「NOLA & DOLA(Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities)」を実践することで、「NOLA」とは「生活者がさまざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする」ことを、「DOLA」とは「生活者一人ひとりの夢を叶えることに貢献する」という想いを込めています。そして「バリュー」とは「ミッション」「ビジョン」を支える根底にある「志」「使命感」で、当社においては全世界の社員全員で「共振の経営」という統一されたマネジメントモデルを推進することです。ユニ・チャームウェイ体系図Mission「共生社会」 (Social Inclusion) の実現VisionValue「共振の経営」社是「人類の豊かな生活」の実現“我が五大精神”と社員行動原則“信念と誓い”と企業行動原則「三つのDNA」=「BOP-Ship」PurposeSDGs法令倫理共生社会 = Social Inclusionいわゆる生活弱者に加え、加齢や疾病、出産、生理などにより一時的または一定期間、不利を抱える状況にある人たちまでを視野に、どのような状況においても、その人らしい生活が送れるよう、一人ひとりが自立をしつつ、程よい距離感でそれぞれができる方法で支え合う社会め、誠実と和協を旨として、全社員協働の実をあげる。※ 五大精神: ①創業者の精神 ②積極進取の精神 ③質実剛健の精神 ④協働の精神 ⑤人間尊重の精神“我が五大精神”と社員行動原則(制定:1999年) 創造と革新 私たちは、社会に対し、新しい価値を創造することを尊重し、常に変革を求める精神を持ち続けます。 オーナーシップ 私たちは、創業者の精神を継承し、経営目標達成のため、全社的視野での課題形成と解決に努めます。 チャレンジャーシップ 私たちは、失敗を恐れず、限りない可能性への挑戦を信条とし、自らの能力革新をし続ける、積極的姿勢を貫きます。 リーダーシップ 私たちは、組織の進むべき道を明らかにし、自らの意志で人を動かすことができるリーダーとなります。 フェアプレイ 私たちは、人間尊重の精神と、高い倫理観を合わせ持ち、公正な企業活 動を行います。009009102-16 お客様への誓い 我が社は、常に全力で尽くし続けることによって、No.1のご支持をいただくことを誓います。 株主への誓い 我が社は、業界一級の利益還元を、実現することを誓います。 お取引先への誓い 我が社は、公平で公正な関係を保つことによって、お互いの健全な成長の実現を誓います。 社員への誓い 我が社は、一人ひとりに自信と誇りを提供し、社員およびその家族の幸福を実現することを誓います。 社会への誓い 我が社は、全ての企業活動を通じて、そこに携わる人々、および社会全体の、経済的かつ精神的充足に貢献することを誓います。「三つのDNA」=「BOP-Ship」持続的な成長を続ける当社には、創業当初から脈々と受け継がれている「三つのDNA」と呼ばれる企業文化・精神が育まれています。事業活動が日本からアジア、さらには中東・欧米など世界へ広がり、世界各国の社員が理解しやすいよう、「三つのDNA」を「BOP-Ship(BOPシップ)」と表現を改めています。「三つのDNA」と「BOP-Ship」は、当社の活動の根幹を支える企業の価値観であり、経営トップから社員一人ひとりまでが持つ共通の価値観です。 Best Practiceship(ベストプラクティスシップ)=(変化価値論) ベストプラクティスを死に物狂いで集め、今までのこだわりを捨て、常に アップデートし、そのときの最高のものをスピード重視で取り入れていくことです。 Ownership(オーナーシップ)=(原因自分論) 何事も“自分事”として捉え、主体的に考え・行動し、困難を突破して いくことです。 Partnership(パートナーシップ)=(尽くし続けてこそNo.1) パートナーシップは利他の心で常に仲間との協働を重んじることです。協働によって社内外の垣根を越えたコミュニケーションが発生し、これがさらに発展することによってイノベーションが生まれます。Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書Unicharm Group Sustainability Report 2022 マネジメントからのメッセージ 010102-14,103-2「事業を通じてSDGsに貢献する」ことこそ、私たちの考える「サステナビリティ」です。ユニ・チャーム株式会社執行役員 ESG本部長   上田 健次組みテーマ、指標、目標を設定しました。この20のテーマは、地球温暖化や海洋へのプラスティック流でも多くの人の悩みを解消し夢を実現することや、環境問題や社会課題の解決につながる〜を創出する商品ラインナップの出といった環境問題、日本をはじめとした成熟国での少子高拡充に取り組んでいます。また、工場等で使用する電力の再生私たちユニ・チャームは、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献することを、当社のパーパスとしています。この「事業を通じてSDGsに貢献する」ことこそ、私たちの考える「サステナビリティ」です。この想いをより具体的にするべく、ユニ・チャームグループ中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030」を2020年10月に発表しました。「Kyo-sei Life Vision 2030」の策定に際しては、マテリアリティ(重要課題)の特定に向けてアセスメントを実施し、多様なステークホルダーにご参加いただきました。アセスメント 結果については、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」をはじめとする環境問題対応の基本的なフレームワークに沿って、さらに詳細な検討を進めました。最終的に「私たちの健康を守る・支える」「社会の健康を守る・支える」「地球の健康を守る・支える」「ユニ・チャーム プリンシプル」という4つの分野にそれぞれ5つ、合計20の重要取り齢化、新興国における貧困等の社会課題、パートナー・アニマル(ペット)との共生などを包括し、SDGsの17の目標と169のターゲットの達成に貢献すると考えています。以 上 のようなプ ロセスで 策 定した「Kyo-sei Life Vision 2030」を確実に推進するために、社長執行役員を委員長としたESG委員会において、進(cid:7743)状況や課題等について討議し、全社を挙げて取り組んでいます。2021年の取り組み事例を少しばかりご紹介します。まず、従来以上に「環境にやさしい」「社会にやさしい」商品を開発するために、新たに「SDGs Theme Guideline」を制定し「インプット10%マイナス、アウトプット10%プラス」「SDGs達成に貢献するテーマ」を商品開発時のゲート管理の指標のひとつとして追加し、より少ない資源によって、より多くの付加価値〜一人可能電力への切り替えも世界中の生産拠点で推進しています。私たちユニ・チャームグループは、今後も全社員で「Kyo-sei Life Vision 2030」を着実に実行し、環境問題や社会課題の解決、地域社会への貢献を進めるとともに、GRIスタンダード、SASBスタンダードといった国際的な基準に沿ったESG情報開示の拡充等を通じて、お客様、株主・投資家、お取引先、社員とその家族、地域社会といった全てのステークホルダーに信頼していただける会社となることを目指しています。Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書マネジメント体制 ESG推進体制 102-29,102-30,102-31,102-32,102-33,205-2ESG委員会の役割102-18,102-19,102-20,102-22,102-26,102-27,103-3の審議・決定。当社では、ステークホルダーの期待に応えるESG活動を具現化し、円滑に推進するための体制を構築しています。社長執行役員を委員長とした全社横断の推進組織「ESG委員会」を年4回開催し、ESGに関わる活動の共有を行い、経営に活かしています。ESG委員会ESG委員会ESG委員会・ 活動計画の承認・ 活動計画の承認・ 活動実績の承認・ 活動計画の承認・ 活動実績の承認・ 活動実績の承認取締役会取締役会取締役会報告報告報告委員長 社長執行役員委員長 社長執行役員委員長 社長執行役員事務局 ESG本部事務局 ESG本部事務局 ESG本部営営業業部営部門業門部門開開発発部開部門発門部門ママーーケマケテーィテケンィテングィグ部ン部門グ門部門ココーーポコポレーレーポートレト部ー部門ト門部門・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・国国内内連国連結内結子連子会結会社子社会社国国内内連国連結内結子連子会結会社子社会社海海外外連海連結外結子連子会結会社子社会社海海外外連海連結外結子連子会結会社子社会社011① 中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030」および中期経営計画のESGに関する進(cid:7743)状況② グループ全体のサステナビリティやESGに関するリスクと機会および重要課題の特定と対応、情報開示に関する審議・決定。③ESGに関する審議・決定した内容の取締役会への報告。ESG委員会における主な取り組みテーマと分類組織統治、人権、労働慣行、環境、公正な事業慣行、消費者課題、コミュニティ参画および開発ISO26000 中核主題E 主な取り組みテーマS 主な取り組みテーマ・ 気候変動:温室効果ガス、エネルギー使用管理、 ・ サプライチェーン:サプライヤー方針、環境問題、 気候変動リスク・ 水資源:水使用、水使用量削減・ 汚染と資源:廃棄物、資源使用、リサイクル持続可能なパーム油調達・ 生物多様性・ 環境配慮型商品の開発・ 労働基準:児童労働の禁止、強制労働の禁止、差別禁止、・ 顧客に対する責任:責任ある広告とマーケティング、 結社の自由、団体交渉権、最低賃金、ハラスメントの防止顧客満足・ 健康、安全・ 人権:デュー・ディリジェンス、子どもの権利、 児童労働の禁止、地域雇用、苦情処理・ 社会:コミュニティ投資、社会貢献活動・ サプライチェーン:児童労働の禁止、強制労働の禁止、 差別禁止、結社の自由、団体交渉権、最低賃金、 健康安全、デュー・ディリジェンス、能力開発・ 商品品質、商品安全・ 腐敗防止:贈収賄、インサイダー取引、内部通報制度、 ・ 全社的なリスクマネジメント:環境、社会、 G 主な取り組みテーマ教育、リスク評価・ コーポレート・ガバナンスコーポレート・ガバナンス・ コンプライアンス・ 税の透明性2021年はESG委員会を4回開催し、以下の討議を実施しました。 主な討議テーマ(2021年)中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030」「環境目標2030」および中期経営計画のESGに関する進(cid:7743)状況・再生可能エネルギーの活用について・「SDGs Theme Guideline」の運用について・Sedex推進について・ 統合レポート、サステナビリティレポートの制作方針、進(cid:7743)についてUnicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書012102-21,102-40,102-42,102-43,203-2,413-1ステークホルダーとのコミュニケーション 当社は、「“信念と誓い”と企業行動原則」で、お客様、株主・投資家、お取引先、社員、社会から信頼される誠実な企業活動を行うことを誓い、さまざまな機会を通じて、ステークホルダーの皆様と双方向のコミュニケーションを行っています。 各ステークホルダーとのコミュニケーション方針(信念と誓い) 主なコミュニケーション方法 対話のテーマ例 主なコミュニケーション方法 株主総会、決算説明会、海外IR活動 対話のテーマ例 決算概要説明、健全な企業経営 お客様 我が社は、常に全力で 尽くし続けることによって、 No.1のご支持を いただくことを誓います。 主なコミュニケーション方法 お客様相談窓口、グループインタビュー、 モニター調査、展示会・イベント 対話のテーマ例 商品に関する品質・安全・機能、 商品・サービスに関するご意見と対応 主なコミュニケーション方法 品質方針説明会、新商品発表会、 展示会・イベント、監査 対話のテーマ例 商品・サービスの提案、 サプライチェーンマネジメント、 品質、安全、環境 株主・投資家我が社は、 業界一級の利益還元を、 実現することを誓います。 お取引先 我が社は、公平で公正な 関係を保つことによって、 お互いの健全な成長の実現を 誓います。 社会 我が社は、 全ての企業活動を通じて、 そこに携わる人々、 および社会全体の、 経済的かつ精神的充足に 貢献することを誓います。 主なコミュニケーション方法 自治体との協定、 行政・NGO/NPO団体との協働、 新興国、業界団体での活動 対話のテーマ例 災害支援、排泄ケア、健康増進、 保健衛生、現地雇用、 事業活動を通じた連携 社員我が社は、一人ひとりに 自信と誇りを提供し、 社員およびその家族の幸福を 実現することを 誓います。 主なコミュニケーション方法 労使協議、社員意識調査、社員相談窓口、 家族工場参観日、社内イントラネット・社内報 対話のテーマ例 待遇、健康、仕事の満足度、 多様性を尊重する制度や活用事例の紹介 Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書Kyo-sei Life Vision 2030 013102-15,102-16ユニ・チャームは「共生社会」の実現に寄与するために、環境問題や社会課題の解決に取り組ん「ミッション」「ビジョン」を支える根底にある「志」「使命感」で、当社においては全世界の社員全でいます。2020年10月、私たちは、ユニ・チャームグループ中長期ESG目標『Kyo-sei Life Vision 2030 〜 For a Diverse, Inclusive, and Sustainable World 〜』を公表しました。策定に際し、まず当社が想い描く『2030年のありたい姿』を明示し、これを基に具体的な重要取り組みテーマや目標を設定しました。この『Kyo-sei Life Vision 2030』を着実に実行することによって、環境問題や社会課題の解決、消費者や地域社会への貢献と、継続的な事業成長を同時実現することを目指します。員で「共振の経営」という統一されたマネジメント・モデルを推進することです。以上の「パーパス=ミッション・ビジョン・バリュー」をより強力に推進することを目的に、当社が想い描く『2030年のありたい姿』を明示し、具体的な重要取り組みテーマや目標を設定しました。この『Kyo-sei Life Vision 2030』を着実に実行することによって、環境問題や社会課題の解決、消費者や地域社会への貢献と、継続的な事業成長を同時実現することを目指します。Kyo-sei Life Vision 2030 の位置付けユニ・チャームはSDGsの達成に貢献することを「パーパス」(存在意義)と考えています。このパーパスを「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の3つに分けて具体化しました。まず「ミッション」とは「何を成したいか?」を明示したもので、具体的には「『共生社会』の実現」です。当社の目指す「共生社会」とは、全ての人が自立し、互いに助け合うことで、自分らしく暮らし続けられる社会です。続く「ビジョン」とは「どのようにして『共生社会』を実現するか?」を示すものです。具 体 的には当 社 の 理 念である「NOLA & DOLA(Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities)」を実践することで、「NOLA」とは「生活者がさまざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする」ことを、「DOLA」とは「生活者一人ひとりの夢を叶えることに貢献する」という想いを込めています。そして「バリュー」とはユニ・チャームウェイ体系図PurposeSDGsMission「共生社会」 (Social Inclusion) の実現VisionValue「共振の経営」社是「人類の豊かな生活」の実現“我が五大精神”と社員行動原則“信念と誓い”と企業行動原則「三つのDNA」=「BOP-Ship」法令倫理共生社会 = Social Inclusionいわゆる生活弱者に加え、加齢や疾病、出産、生理などにより一時的または一定期間、不利を抱える状況にある人たちまでを視野に、どのような状況においても、その人らしい生活が送れるよう、一人ひとりが自立をしつつ、程よい距離感でそれぞれができる方法で支え合う社会Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書Kyo-sei Life Vision 2030 策定プロセス 重要課題の特定Phase2重要課題に紐づいた指標および目標値の策定重要課題の特定のため下記のステップで重要課題の抽出とマトリックスの作成を実施。重要課題に関して、以下のステップで指標・目標の検討を実施。関わりのある課題の抽出2自社視点評価の実施3社外視点評価の実施1ESG調査機関および他社ベンチマーク調査の実施多くの文献ソースから、関わりある社会課題自社視点評価のため取締役、執行役員、本社 外 視 点(ステークホルダー 視 点 )の重等を513項目抽出し、4つの絞り込みの視点部長、関係会社社長以下マネージャーま要度評価に56団体にサーベイへの参画を踏まえ、44項目に整理。(ISO26000・GRI・SDGs・FTSE・MSCI・DJSI 他)での約900名にサーベイを実施。を依頼し、32団体より回答。014102-21,102-43,103-3執行役員とのワークショップ5重要課題の特定「執行役員SDGs勉強会」を実施した後、2050年のありたい姿と必要なアプローチ「 執 行 役 員ワ ー クショップ 」を 開 催 し 、をまとめ、重要課題を特定し、ESG委員会2050年に想定される社会像や目指すべにて承認。き方向性について意見を収集。重要課題マトリックス高い私たちの健康を守る・支える社会の健康を守る・支える地球の健康を守る・支えるユニ・チャーム プリンシプル気候変動への対応 温室効果ガスの排出削減・ 最適なエネルギー利用の拡大性別や性的指向等により活躍が制限されない社会への貢献育児生活の向上パートナー・アニマル(ペット)との共生持続可能なライフスタイルの実践安心な商品の供給健康寿命延伸を含めたQOL向上優れた人材の育成・能力開発リサイクルモデルの拡大商品のリサイクル推進プラスチック使用量の削減顧客満足度の向上NOLA & DOLAを実現するイノベーション衛生環境の向上生物多様性への配慮適切なコーポレート・ガバナンスの実践(コンプライアンスの徹底)ダイバーシティマネジメントの推進持続可能性を念頭においた経営持続可能性に考慮したバリューチェーンの構築(持続可能な原材料調達)環境配慮型商品の開発ESG 推進体制2 各ブランド戦略の方向性との照合3 本部長・部長クラスとの意見交換の実施4 指標・目標初期案の作成マーケティング部門および開発部門との討議56指標および目標値の確定重要課題に紐づいた指標および目標値を策定し、ESG委員会にて承認。策定した「Kyo-sei Life Vision 2030」については、全社横断体制である下記のような体制で、推進していきます。P.011 サステナビリティマネジメント>ESG 推進体制Phase114ステークホルダーの重要度職場の健康と労働安全システムの構築重要課題マトリックス高い(重要度)低いユニ・チャームグループの重要度高い私たちの健康を守る・支える社会の健康を守る・支える地球の健康を守る・支えるユニ・チャーム プリンシプル持続可能性に考慮したバリューチェーンの構築(持続可能な原材料調達)環境配慮型商品の開発気候変動への対応 温室効果ガスの排出削減・ 最適なエネルギー利用の拡大性別や性的指向等により活躍が制限されない社会への貢献育児生活の向上パートナー・アニマル(ペット)との共生持続可能なライフスタイルの実践安心な商品の供給健康寿命延伸を含めたQOL向上優れた人材の育成・能力開発リサイクルモデルの拡大商品のリサイクル推進プラスチック使用量の削減顧客満足度の向上NOLA & DOLAを実現するイノベーション衛生環境の向上生物多様性への配慮適切なコーポレート・ガバナンスの実践(コンプライアンスの徹底)ダイバーシティマネジメントの推進持続可能性を念頭においた経営職場の健康と労働安全システムの構築ステークホルダーの重要度(重要度)低いユニ・チャームグループの重要度高いUnicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書Kyo-sei Life Vision 2030 For a Diverse, Inclusive, and Sustainable World 目指す「共生社会」を実現するために、私たちユニ・チャームは、公正で透明性の高い企業経営(ユニ・チャーム プリンシプル)のもと、以下の3つの健康を守り、支えていきます。私たちの健康を守る・支える目指す方向重要取り組みテーマ全ての人が「自分らしさ」を実感し、日々の暮らし● 健康寿命延伸/QOL向上● パートナー・アニマル(ペット)との共生を楽しむことができる社 会の実 現に貢 献する● 性別や性的指向等により活躍が制限● 育児生活の向上商品・サービスの展開を目指します。 されない社会への貢献● 衛生環境の向上目指す方向提供する商品・サービスを通じて、お客様の安全・安心・満足の向上と、社会課題の解決や持続可能性への貢献の両立を目指します。「共生社会」の実現目指す方向衛生的で便利な商品・サービスの提供と、地球環境をより良くする活動への貢献の両立を目指します。社会の健康を守る・支える重要取り組みテーマ● 「NOLA & DOLA」を実現するイノベーション● 持続可能なライフスタイルの実践● 持続可能性に考慮したバリューチェーンの構築● 顧客満足度の向上● 安心な商品の供給私たちの健康を守る・支える社会の健康を地球の健康を守る・支える守る・支えるユニ・チャーム プリン シ プ ル重要取り組みテーマ● 環境配慮型商品の開発● 気候変動対応● リサイクルモデルの拡大● 商品のリサイクル推進● プラスチック使用量の削減目指す方向 重要取り組みテーマ全てのステークホルダーから信頼を得られるよう● 持続可能性を念頭においた経営● 優れた人材の育成・能力開発な公正で透明性の高い企業運営を目指します。● 適切なコーポレート・ガバナンスの実践● 職場の健康と労働安全システムの構築● ダイバーシティマネジメントの推進ユニ・チャーム プリンシプル015102-44,102-47,103-1地球の健康を守る・支えるUnicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書016103-1,103-2ユニ・チャームグループ中長期ESG目標 重要取り組みテーマ・指標・目標・実績一覧重要取り組みテーマ指標実績2021年中長期目標目標値目標年持続可能性に考慮したバリューチェーンの構築環境・社会・人権の観点を踏まえ、地域経済に貢献する『地産地消』で調達した原材料を用いた商品・サービスの展開比率。開発継続中倍増(2020年比)2030年私たちの健康を守る・支える 全ての人が「自分らしさ」を実感し、日々の暮らしを楽しむことができる社会の実現に貢献する商品・サービスの展開を目指します。健康寿命延伸/QOL向上どのようなときも、誰もが“自分らしさ”を実感して暮らすことのできる社会の実現に貢献する商品・サービスの展開比率。性別や性的指向等により活躍が制限されない社会への貢献世界中全ての人が、性別や性的指向等によって制限を受けることなく活躍できる社会の実現に貢献する商品・サービスの展開比率。(一部の国・地域において残る女性への差別解消に貢献する商品・サービスの展開を含む)パートナー・アニマル(ペット)との共生展開比率。パートナー・アニマル(ペット)が、家族はもちろん、地域に暮らす人々から歓迎される社会の実現に貢献する商品・サービスの育児生活の向上衛生環境の向上赤ちゃんと家族が、すこやかに、かつ、ほがらかに暮らすことのできる社会の実現に貢献する商品・サービスの展開比率。一人ひとりの努力で、予防可能な感染症(接触感染、飛沫感染)を抑制する活動に貢献する商品・サービスの展開比率。社会の健康を守る・支える 提供する商品・サービスを通じて、お客様の安全・安心・満足の向上と、社会課題の解決や持続可能性への貢献の両立を目指します。「NOLA & DOLA」を実現するイノベーションさまざまな負担からの解放を促し、生きる楽しさを満足することに貢献する商品・サービスの展開比率。持続可能なライフスタイルの実践持続可能性に貢献する社内基準「SDGs Theme Guideline」に適合した商品・サービスの展開比率。地球の健康を守る・支える 衛生的で便利な商品・サービスの提供と、地球環境をより良くする活動への貢献の両立を目指します。今までにないユニ・チャームらしい考え方で「3R+2R」を実践する商品・サービスの展開件数。顧客満足度の向上安心な商品の供給環境配慮型商品の開発気候変動対応リサイクルモデルの拡大商品のリサイクル推進消費者から支持を獲得している(=No.1シェア)商品・サービスの比率。品質に関する新たな安全性の社内基準を設定し、認証を付与した商品の比率。事業展開に用いる全ての電力に占める再生可能電力の比率。紙おむつリサイクル設備の導入件数。資源を循環利用した不織布素材商品のマテリアル・リサイクルの実施。プラスチック使用量の削減プラスチックに占めるバージン石化由来プラスチックの比率。ユニ・チャーム プリンシプル 全てのステークホルダーから信頼を得られるような公正で透明性の高い企業運営を目指します。持続可能性を念頭においた経営外部評価機関による評価レベルの維持・向上の推進。バリューチェーンにおける重大な人権違反の発生件数。 適切なコーポレート・ガバナンスの実践重大なコンプライアンス違反件数。ダイバーシティマネジメントの推進女性社員に様々な機会を提供することによる管理職における女性社員比率。優れた人材の育成・能力開発社員意識調査の「仕事を通じた成長実感」における肯定的な回答の比率。職場の健康と労働安全システムの構築心身ともに社員が健康で安心して働くことができる職場環境整備による心身の不良を原因とした休職者の削減比率。100%継続100%継続100%継続100%継続100%継続100%継続9案件23.4%100%継続開発継続中7.3%開発継続中100%100%100%100%100%100%50%50%100%10件以上100%10件以上2030年2030年2030年2030年2030年2030年2030年2030年2030年2030年2030年2030年2030年開発継続中商業利用開始開発継続中半減(2020年比)2030年̶発生ゼロ発生ゼロ日本14.4% 海外27.8%81.4%6名最高レベル26年から毎年発生ゼロ発生ゼロ毎年毎年30%以上2030年80%以上2030年半減(2020年比)2030年Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書SDGsに貢献するユニ・チャームグループ中長 期ESG目標 017102-12重要取り組みテーマ私たちの健康を守る・支える 健康寿命延伸/QOL向上性別や性的指向等により活躍が制限されない社会への貢献パートナー・アニマル(ペット)との共生育児生活の向上衛生環境の向上社会の健康を守る・支える「NOLA & DOLA」を実現するイノベーション持続可能なライフスタイルの実践持続可能性に考慮したバリューチェーンの構築顧客満足度の向上安心な商品の供給地球の健康を守る・支える環境配慮型商品の開発気候変動対応リサイクルモデルの拡大商品のリサイクル推進プラスチック使用量の削減ユニ・チャーム プリンシプル 持続可能性を念頭においた経営適切なコーポレート・ガバナンスの実践ダイバーシティマネジメントの推進優れた人材の育成・能力開発職場の健康と労働安全システムの構築Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクション社会サステナビリティ マネジメントガバナンスKyo-sei Life Vision 2030外部との連携/ 外部評価一覧環境第三者保証報告書Unicharm Group Sustainability Report 2022 イントロダクションサステナビリティ マネジメントKyo-sei Life Vision 2030環境社会ガバナンス第三者保証報告書018018外部との連携/ 外部評価一覧重 要 取り組 み テ ー マ私たちの 健 康 を守る・支 える 私たちの 健 康 を守る・支 える102-15,103-1,103-2,203-1102-15,103-1,103-2,203-1全ての人が「自分らしさ」を実感し、日々の暮らしを楽しむことができる社会の実現に貢献する商品・サービスの展開を目指します。ユニ・チャームの企業理念「NOLA & DOLA」には、「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさままざまなステージで、いつでも「自分らしさ」を実感し、日々の暮らしを楽しむことができる社会ざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする商品・サービスを提供し、一人の実現に貢献する商品・サービスの展開を目指します。ひとりの夢をかなえたい」という想いを込めています。世界中の生活者一人ひとりが、人生のさ基本的な考え方・方針2021年実績について当社は、全ての人が「自分らしさ」を実感し、日々の暮らしを楽しむことができる社会の実現に貢献する商品・サービスの展開を目指すことを社内基準としています。一例として、2021年は「健康寿命の延伸/QOL向上」に対して、紙パンツをすすめる前に新たな選択肢を提供することを目的に、普段の下着のままお使いいただける『ライフリー いつもの下着開発段階では、さまざまなゲートを設定し、次のステージへ移行してよいかを厳しく確認しておで安心パッド』を発売しました。この商品によって、いつもの下着で“フレイル尿ケア”ができ、誰り、現在発売されている商品はその基準をクリアした商品のみと考えています。もが「自分らしさ」を実感して暮らすことのできる社会の実現に貢献したと当社は考えています。この仕組みを継続することで、「私たちの健康を守る・支える」持続可能な商品・サービスを、100%継続していくことが重要だと考えています。重要取り組みテーマ指標健康寿命延伸/QOL向上どのようなときも、誰もが“自分らしさ”を実感して暮らすことのできる社会の実現に貢献する商品・サービスの展開比率。性別や性的指向等により活躍が 世界中全ての人が、性別や性的指向等によって制限を受けることなく活躍できる社会の実現に貢献する商品・サービスの展開比率。 制限されない社会への貢献(一部の国・地域において残る女性への差別解消に貢献する商品・サービスの展開を含む)実績2021年100%継続中長期目標目標値100%目標年2030

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