リニカル(2183) – 2022年3月期 決算説明会資料

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開示日時:2022/05/23 16:30:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 911,316 184,669 184,778 57.02
2019.03 1,131,347 121,297 120,825 25.09
2020.03 1,093,524 100,524 99,724 21.38
2021.03 1,027,931 45,344 57,638 23.91

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
735.0 689.44 802.74 18.65 9.69

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 126,202 136,012
2019.03 -85,318 -79,681
2020.03 106,054 119,234
2021.03 -4,489 2,361

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

2022年3月期 決算説明会2022年5月23日(月)株式会社リニカル代表取締役社長 秦野和浩東証プライム 2183目次1. 事業概要P. 2 ~ 42. 2022年3月期 実績P. 5 ~ 153. 2023年3月期 計画P. 16 ~ 184. 経営戦略P. 19 ~ 281. 事業概要日本発グローバルCRO◼ リニカルのグローバルネットワークドイツスペインチェコポーランド フランスハンガリー ルーマニアUK オランダイタリアIndia北京韓国上海台湾Philippines東京大阪(Linical本社)サンディエゴカナダイリノイニューヨークフロリダMexicoシンガポールIndonesia南アフリカAustraliaBrazil ChileArgentina日本発のグローバルCROを目指し医薬品開発のプロフェッショナルとして新薬開発に貢献現在、18か国/地域に事業展開し、世界20以上の国/地域でサービス提供が可能赤:本社 オレンジ:支店 ピンク:子会社 青:孫会社 緑:CRA雇用 灰:拠点として検討中3創業からの売上高・営業利益推移◼ 創業からの売上高、営業利益推移(単位:億円)売上高営業利益売上高1002014年1月韓国CROP-Pro買収363731502008年10月マザーズ上場2013年3月東証一部2005年6月創業131062007/32425202018年4月米国CROAccelovance買収9183772014年11月欧州CRONuvisan買収営業利益1155011310910349COVID-19403020100(年度)2006/32008/32009/32010/32011/32012/32013/32014/32015/32016/32017/32018/32019/32020/32021/32022/3各地でCOVID-19影響が残る中、過去最高の売上高を記録営業利益もCOVID-19前の水準に回復42. 2022年3月期 実績2022年3月期 業績概要連結業績◼ 日本事業の復調に加え、欧州・米国事業がCOIVD-19前の正常な成長軌道に回復し、対前年で大幅な増収増益。◼ 売上高は過去最高、営業利益も2020年3月期水準まで回復。2025年3月期までの中期経営計画の2023年3月期計画を前倒しで達成。地域別ハイライト◼ 日本: 第4四半期までCOVID-19による活動制限の影響が続き、対前年で減収となるも、原価の発生を抑えリーンな運営を実行したことにより増益。◼ 欧州: 営業部門の強化により大型のグローバル案件を複数獲得、稼働率向上により大幅な増収増益を達成。売上高、営業利益が過去最高を記録。◼ 米国: 既存・新規の受注案件を順調に消化し、大幅な増収増益。売上高、営業利益が過去最高を記録。6連結業績単位:百万円2021年3月期 実績2022年3月期 実績金額売上高比率金額売上高比率増減率(対前年)売 上 高 10,279-11,555-12.4%売 上 原 価7,51173.1%7,943 68.7%5.7%販 管 費2,31422.5%2,525 21.9%9.1%営 業 利 益4534.4%1,0859.4% 139.5%経 常 利 益当期純利益5885395.7%1,183 10.2%101.1%5.3%7906.8%46.4%7地域別業績単位:百万円2021年3月期 実績2022年3月期 実績売上高営業利益 経常利益売上高増減率営業利益増減率経常利益増減率日本米国欧州韓国台湾連結**調整6,483281404 6,294-2.950680.168569.61,970305407 2,37820.739930.9372‐8.62,35547240480.2 3,13633.2359 797.53522272353.2127 164.6121450169-44.0-53.0117-30.8-90-95—–中国*280666336931.741-38.523-62.9-1,450-243-255 -1,462–257-275Total10,279453588 11,55512.4 1,085 139.5 1,183 101.1*2018.4に買収した米国Accelovance社(現Linical Accelovance America(LAA)社)の中国事業を含む**のれんの償却費用は連結調整に含めております8のれんの残高と残存償却期間(2022/3期末)単位:百万円金 額残存償却期間年間償却額※4KOREAEUROPE※1※2USA※1※32019年3月期で償却終了1,34911-12年2,05612年120171※1 Linical Accelovance America, Inc.(以下、LAA)買収により発生したのれんについて、その欧州子会社分をEUROREに按分しております。※2 のれん以外にPurchase Price Allocation により認識された無形固定資産の2022/3期末残高は84百万円です。※3 のれん以外にPurchase Price Allocation により認識された無形固定資産の2022/3期末残高は46百万円です。これらの残存償却期間5~9年です。これらの残存償却期間5年です。※4 2022年3月期末の為替レートで換算しております。9地域別業績:日本CRO育薬創薬営業利益(単位:百万円)(営業利益)(売上)8,0006,0004,0002,00004,0003,5003,0002,5002,0001,5001,00050002017.32018.32019.32020.32021.32022.3• 2020/3期以降、新型コロナウイルス感染拡大による医療機関への訪問規制により受注案件の消化が進まなかったことや、開発案件の絞り込みなど製薬会社の開発計画の修正の影響を受け、受注の確保が進まず減収• 2022/3期は原価をコントロールし、リーンな運営を行ったことで増益10日本:事業戦略顧 客国内大手製薬会社サービスモニタリング初期現在疾患領域がん領域中枢領域免疫領域がん領域中枢領域免疫領域眼科領域国内大手製薬会社海外大手製薬会社国内外のバイオベンチャーモニタリングプロジェクトマネジメント品質管理 / 監査データマネージメント皮膚科領域メディカルライティング再生医療ファーマコビジランス etc..顧客・疾患領域・サービスの各面からビジネスモデルを進化させ、中長期的な成長と収益力向上を目指す再生医療、治療アプリなど今後拡大が見込まれる最新の治療法にも先駆けて取り組む11地域別業績:米国(売上高)3,0002,0001,0000(人員数)(1,000)売上営業利益(単位:百万円)(営業利益)1,0002018年4月米国CRO買収1,512 1,622 2,378 1,970 5000(500)54 73 2017.32018.32019.32020.32021.32022.3中期105名150名(2,000)• 2018年4月に米国Accelovance社買収、次年度には黒字化し、コロナ禍でも順調に成長。(1,000)• 業績目標: 売上高30百万USD、営業利益率15%• 人員戦略: 長期では400名体制へ。M&A活用を検討• 顧客戦略: 次のギリアドとなるようなバイオテック企業に照準12地域別業績:欧州(売上高)売上営業利益(単位:百万円)(営業利益)2,516 2,543 2,355 3,136 1,499 1,492 1,909 4,0003,0002,0001,000060050040030020010002016.32017.32018.32019.32020.32021.32022.3中期(人員数)209名300名• 2022/3期には、営業部門の強化の成果により受注増、稼働率向上により大幅な増収増益を達成。• 業績目標:売上高30百万EUR、営業利益率15%• 人員戦略:長期では400名体制へ自前 or M&A活用を検討• 拡大戦略:UKの拡充、Italy拠点設立予定13地域別業績:アジア(売上高)売上営業利益(単位:百万円)(営業利益)1,5001,0005000(人員数)513 556 1,209875 921 767 3002502001501005002017.32018.32019.32020.32021.32022.3131名中期200名• 2022/3期は韓国で増収増益、売上高・営業利益が過去最高を記録。中国でも増収となるも、先行的な人材投資等により営業利益は減益• 業績目標: 売上高15億円、営業利益率 15%• 人員戦略: 長期では400名体制へ自前の拡大を検討• 拡大戦略: 中国市場の開拓進める※2017.3期から2019.3期の営業利益は、韓国事業が負担するのれんの償却費を控除前の金額。なお、韓国子会社買収により発生したのれんは2019.3期に償却が完了しております。14国別受注残高推移(単位:百万円)25,00020,00015,00010,000019,9002,0233,6303,38219,1962,2873,2193,08922,5142,1566,83723,3442,1916,4763,7315,327AsiaEUUSJapan5,00010,86510,6029,7919,3512020/32021/32022/32022/5/16時点欧米のグローバル試験の受託が大きく増加153.2023年3月期 計画2023年3月期 計画概要連結業績◼ 欧米事業において順調に大型グローバル案件の受注獲得が進んでいることから、前期比で増収の計画◼ 欧米事業拡大に伴う人材投資や、IT投資が発生するものの、日本事業を中心に原価を厳密にコントロールすることで、前期比で大幅増益を見込む事業環境◼ 日本: 新型コロナウイルス感染症への対応の相違等から欧米市場ほどの新薬開発需要の回復には至っていない。地道な営業活動による新規案件の掘り起こしを継続。◼ 欧州: 足元の新規案件の引き合いも大きく増加しており、新薬の開発需要は旺盛な状況。グループ内で営業面でのグローバルシナジーを発揮し、グローバル案件獲得を目指す。◼ 北米: 米国市場の新薬開発は旺盛で、足元の新規案件の引き合いも大きく増加。引き続き米国市場の深耕に注力し持続的な成長を図る。17今期連結業績予想単位:百万円2022/3期 実績2023/3期 予想金額売上高比率金額売上高比率増減率売 上 高 11,555営 業 利 益 1,085経 常 利 益 1,183790当期純利益- 12,440-7.7%9.4% 1,2249.8% 12.7%10.2% 1,2049.7%1.7%6.8% 8717.0% 10.2%金額(円) 配当性向(%) 金額(円) 配当性向(%)1 株 配 当 金1440.014 36.3• 欧米事業において順調に大型グローバル案件の受注獲得が進んでいることから、前期比で増収• 欧米事業拡大に伴う人材投資や、IT投資が発生するものの、日本事業を中心に原価を厳密にコントロールすることで、前期比で大幅増益を見込む184.経営戦略世界の医薬品市場規模(2025年予測)中国12.4%EU*15.2%USA39.4%日本5.9%2025年、世界の医薬品市場は176兆円規模へ成長見込み。医薬品市場拡大にともないCRO市場も成長を見込む。最大市場の米国での事業拡大が必須。*EU includes Germany, France, Italy, UK and Spain出典: IQVIA Global Medicine Spending and Usage Trends: Outlook to 202520体制の拡充(第1目標)欧州:209アジア:131 米国: 105日本: 435合計 880名(2022年3月末実績)※契約社員等を含む◼ 第1目標 ①日本・アジア、欧州、米国での拠点整備、1000人体制の構築②各極の黒字化③世界20か国程度への進出21体制の拡充(第2目標)アジア:400 欧州:400米国: 400日本: 500◼ 第2目標 ①日本500 アジア 400 欧州 400 米国 400 ⇒1500人を超える体制の構築②各極で成長投資(M&Aを含む)を行いつつ黒字維持、利益率の向上③世界60か国程度への進出22さらなるエリア拡大の可能性スカンジナビア諸国カナダ南米オーストラリア時差を考慮しつつ、日米欧それぞれの地域でカバーエリアの拡大を検討。また、南半球に拠点を持つことで、季節性疾患の臨床試験を一年中実施できる。23最強のCROを目指してTo be the “strongest” CRO私たちは、最大ではなく、最強のCROを目指しています。 最強のCROになるためには、労働集約的ではなく知識集約的であり、業界で最高の収益性を達成する必要があります。 これを達成するため、チームの各メンバーは、一人当たりの収益の点で競合他社をしのぐことを目指します。24中計目標と現在の業績(単位:百万円)2021/3実績2022/3実績中計2023/3中計2024/3中計2025/3売上高 10,279 11,555 11,420 12,086 12,814営業利益4531,0856588801,001(営業利益)1,2001,0008006004002000(売上高)14,00012,00010,0008,0006,0004,0002,0000売上高営業利益2021/3実績2022/3実績MTP2023/3MTP2024/3MTP2025/3中計において目標としていた2023/3期の売上、2025/3期営業利益を2022/3期に前倒して達成。計画を見直し、持続的な成長と収益力の向上による中長期での企業価値向上を目指す25中期経営ビジョン/目標To be the global-leading CRO originating from Japan& strategic partner for our global clients日本発のグローバルCROとして、クライアントの戦略的パートナーにStrategic FocusBusiness FocusClient Focus Global Coverage• 臨床試験に関わるサービスをグローバル・ワンストップで提供• 臨床試験の全てのフェーズを対象とする• がん・中枢系など開発難易度の高い疾患を中心とした高品質・スピーディなサービスを提供• 大手製薬企業から欧米の有望なバイオテックカンパニーまで幅広いクライアントと長期的かつ戦略的なパートナー関係を構築• 品質にコミットするとともに、スピード感をもって柔軟にサービスを提供し、クライアント満足を追求する• 主要なマーケット(日本、US、EU)を中心に幅広い国と地域をカバー• 南半球を含め戦略的にサービス提供エリアを拡大し、あらゆる疾患のデータを迅速に収集できる体制とすることでグローバルでのプレゼンスを高めていく26株主還元◼ 配当、配当性向の推移1510501119.31247.8配当配当性向1465.51458.6141440.0 36.3(配当性向、%)1005002018/32019/32020/32021/32022/32023/3(予想)• 内部留保を、従業員の雇用や海外拠点設立などの成長原資として活用し、中長期的な企業価値向上を目指す• 安定的な利益還元を実施27注意事項本資料に掲載されている、計画、予想、戦略等のうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しです。これらは、現在入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しであり、過度の信用を置かれませぬようお願いいたします。掲載された情報の誤りによって生じた障害等に関しまして、当社は一切責任を負うものではありませんのでご了承ください。また、本資料は投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する決定は利用者ご自身のご判断において行われるようお願いいたします。28Appendix29領域別受注残高推移(単位:百万円)25,00022,51423,34420,00015,00010,0005,000019,1969,0607404,5574,8392021/39,7035363,3158,960その他育薬CNSがん10,3514693,1889,3362022/32022/5/16時点30顧客別受注残高推移(単位:百万円)25,00020,00015,00010,0005,000019,90019,19611,5411,3283,8023,2272020/312,0778412,9263,3512021/322,51423,344その他小野薬品工業エーザイ中外製薬15,27916,7776532,7953,7862022/36342,3623,5692022/5/16時点31会社概要◼ 社◼ 設名立◼ 本 社 所 在 地大阪市淀川区宮原1-6-12005年6月7日株式会社 リニカル(東証プライム2183)◼ 代 表 者 名代表取締役社長 秦野 和浩◼ 資本金2億1,400万円◼ 事 業 内 容製薬会社の医薬品開発における治験の一部を受託する医薬品開発受託(CRO)事業および育薬事業◼ 従 業 員 数843名 (国内417名、海外416名)※2022年3月末◼ 連 結 子 会 社 数19社(すべて海外)日本発のグローバルCROを目指し医薬品開発のプロフェッショナルとして新薬開発に貢献32医薬品開発の段階期 間リニカルの事業事業セグメント区分事業セグメント123基 礎 研 究2~3年非 臨 床 試 験(動物実験)3~5年治験フェーズⅠ~Ⅲ3~7年4 申請・承認・販売1~2年研究開発販売後CROモニタリングデータマネジメントメディカルライティングファーマコビジランス統計解析品質管理創薬支援市場分析薬事対応開発戦略立案パートナリング支援①CRO事業• 製薬会社が行う治験業務の一部を代行• 創薬支援として治験の企画や薬事対応、承認申請などに関するコンサルティング業務を実施5製造販売後調査臨床試験フェーズⅣ4~10年育薬事業臨床研究サポート②育薬事業企業・医師主導臨床研究の組織体制構築業務、製造販売後の臨床試験・調査の企画業務・モニタリング業務・監査業務をサポート33

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