ハリマ化成グループ(4410) – 中期経営計画の策定に関するお知らせ

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開示日時:2022/05/18 15:00:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 7,331,010 401,063 417,954 105.03
2019.03 7,858,908 466,732 463,498 159.02
2020.03 7,179,909 375,284 382,806 87.67
2021.03 6,285,081 157,686 170,776 43.44

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
839.0 828.24 888.155 10.49

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 101,816 277,723
2019.03 160,114 417,946
2020.03 252,497 618,676
2021.03 71,274 300,784

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

各位 2022年5月18日 会社名 ハリマ化成グループ株式会社 代表者名 代表取締役社長 長谷川吉弘 (コード番号:4410 東証プライム) 問合せ先 常務取締役 経営企画グループ長 田岡俊一郎 電話番号 06-6201-5409 中期経営計画の策定に関するお知らせ ので、お知らせします。 2022年度から2026年度を対象期間とする中期経営計画「NEW HARIMA 2026」を策定しました 「NEW HARIMA 2026」では、当社事業の成長戦略の実現をより長期的な視点から追求すべく、計画期間を従来の3ヵ年から5ヵ年に変更しました。また、持続可能な社会の実現には、社会全体での長期継続的な取り組みが不可欠であることから、当 社 は 長 期 的 な視 点 での持続的な発展を目指す長期ビジョン「Harima Vision 2030」を設定しました。 1.前中期経営計画「NEW HARIMA 2021」の振り返り 2021年度を最終年度とする中期経営計画「NEW HARIMA 2021」では、1)基盤事業の体質強化と未開拓市場へのチャレンジ、2)成長市場のニーズに応える新製品の実績化、3)安全で環境負荷の少ないものづくり、4)本社部門の事業支援機能高度化と業務の効率化、5)従業員の個性を尊重し、明るく活力のある企業風土の実現、などを推進してきました。その結果、ヘンケル社はんだ材料事業の買収契約の締結、中国における製 紙 用 薬 品 事 業 の設備増強と拡販、機能性コート剤の 生産能力増強などの市場拡大策の他、内外拠点の統廃合による効率化、研究開発投資増強による新製品開発、温室効果ガス排出量の削減計画策定、リスクアセスメント活動による製造現場の 安全向上、ITセキュリティー強化など、諸施策を実施することができました。 しかし、期間中は新型コロナウイルス感染症の拡大や原材料価格高騰など大きな事業環境変化もあり、最終年度の売上高、営業利益、ROEの実績は計画を下回る結果となりました。 連結業績実績 単位:億円 2021年度目標 2021年度実績 差異 親会社株主に帰属する当期純利益 売上高 営業利益 営業利益率 ROE 自己資本比率 760.9 32.5 4.3% 17.4 4.9% 46.6% ▲239.0 ▲37.4 ▲2.7 ▲24.5 ▲5.1 ▲3.4 1,000.0 70.0 7.0% 42.0 10.0% 50.0% 1 2.長期ビジョン「Harima Vision 2030」の概要 (1)長期ビジョンで目指すもの Harima Vision 2030 自然の恵みをくらしに活かす 心 と 技術 で、サステナブルな未来を世界に届けます Pine Chemicals & Beyond ハリマ化成グループ 当社は「自然の恵みをくらしに活かす企業」として、松から得られるロジン(松やに)、脂肪酸、テレピン油などを使って化学素材をつくるパインケミカル事業を中心に発展してきました。 パインケミカル事業は天然資源を有効活用するため環境負荷が小さく、資 源 循 環 的 な ビジネスモデルを有しています。近年、地球温暖化や気候変動激甚化への懸念が世界的に高まり、環境に やさしく、サステナブルな事業モデルへの転換を目指すのが企業の責務とされるようになっていますが、当社のビジネスモデルは持続可能性の高い社会を建設する目標と親和性の高いものです。 当社は、これからもパインケミカル事業をさらに深掘りして、新たな用途開発と事業基盤の強化に努め、世界的な業界トップティア企業の地位を目指してチャレンジします。 また、当社は 1970 年代から海外進出に取り組み、現在では収益性の高い海外事業に強みを持つグローバル企業に成長しています。今後も、成長性の高い海外市場で事業領域の拡大と市場開拓に努め、サステナブルな社会建設に役立つ当 社 製 品 を世界に届ける事を目標とします。この目標を達成する為には、高い技術力を背景にした競争力のある新製品開発とお客様に信頼される安心安全なものづくりが欠かせません。引き続き、研 究 開 発 投 資 の強化とM&Aを通じたサステナブルな新製品の開発と新規事業領域への参入にチャレンジします。 中期経営計画策定に合わせ、財務的な目標に加えて非財務的な企業価値向上策を 含む 長期ビジョン「Harima Vision 2030」を設定しました。 (2)長期ビジョン業績目標 <2030年度> 売上高 1,200億円以上 営業利益 ROE 85億円以上 10%以上 海外売上高比率 65%以上 温室効果ガス排出量※ 50%削減(2013年度比:日本国内事業) ※海外子会社は進出国の規制に沿った削減計画を立案し、グループで2050年にカーボンニュートラルを目指す 2 (3)「自然の恵み製品」の拡販計画 当社はパインケミカルを中心に、自然環境にやさしい化学素材で持続可能な循環型社会の実現を目指しています。これからも、自 然 の 恵 み 製 品 の事業拡大を通じて、よりよい社会の創造に貢献していきます。 「自然の恵み製品」の拡販計画は2021年度実績に対して、2026年度に30%増加を目指します。 環境価値 自然の恵み製品例 再生可能原料 パインケミカル製品 有害性物質低減 塗料用樹脂 VOC低減 水系樹脂、無溶剤樹脂 リサイクル促進 紙力増強剤 脱プラスチック バリアコート剤 自然の恵み製品: ハリマ化成グループの強みを活かし、 環境負荷を低減し SDGs などの社会的課題の解決に役立つ製品 3.中期経営計画「NEW HARIMA 2026」の概要 長期ビジョン「Harima Vision 2030」の実現に向けた達成すべき通過点とし、中期経営計画「NEW HARIMA 2026」では、3つの基本方針のもと持続的な成長を目指します。 (1)基本方針 ①事業基盤の強化と事業領域の拡充 〇パインケミカル総合メーカーとしての競争力強化 ・サプライチェーン強化による原材料の安定調達 ・パインケミカル事業の新たな用途開発を推進し新規事業を創出 〇海外事業領域の拡充 ・ヘンケル社はんだ材料事業の早期立ち上げと既存事業とのシナジー追求 ・製紙用薬品の北米、中国、東南アジアで事業拡大とサプライチェーン強化 ・世界的に需要が高まる粘接着剤用樹脂の更なるシェア拡大 〇事業ポートフォリオの見直し ・塗料用樹脂の増販に向けた生産体制の見直し ・半導体用機能性樹脂の需要拡大に向けた生産体制の強化 ・不採算事業の事業運営見直し ②新規事業、成長分野に向けた研究開発 パインケミカルを軸に、成長分野への研究開発投資への重点的な資源配分を継続し、 新製品開発による新市場参入を目指します。 〇パインケミカル ・基礎研究と粗トール油※1精留技術※2の高度化 ・ゴムに新たな機能を付与するゴム用添加剤の技術開発と市場創出 ・石油化学製品代替製品での新市場参入 ※1 粗トール油:製紙業界で使用するパルプを製造する際に副生する、植物由来の油分 ※2 精留技術 :粗トール油を精留し、ロジン、脂肪酸やバイオマス燃料を取り出す技術 3 〇成長分野(半導体、5G、IoT) ・半導体需要拡大とデジタル技術革新を追従する研究開発の推進 〇環境、ライフサイエンス ・紙素材に機能を付与するバリアコート剤の開発と市場創出 ・バイオプロセスによる樹脂酸、医薬品原体の合成技術の研究 ・CO2の吸着と再利用技術の研究開発 ・環境に配慮した水系樹脂、無溶剤樹脂の技術開発 ③新時代に向けた経営の革新 〇デジタル技術を活用したものづくりとDX体制づくり ・AI、IoT活用による生産性向上 ・AI活用による研究開発のスピードアップ ・システム内製化による業務プロセスの効率化 〇企業理念に沿ったESG経営の推進 ・事業活動を通じた社会課題解決・SDGs達成への貢献 ・温室効果ガス削減目標の達成に向けた、各施策の計画的な実施 ・コーポレート・ガバナンスに沿ったガバナンス強化 ・気候変動リスクの分析と開示(TCFD対応) ・情報開示、ステークホルダーとの対話の拡大 売上高 営業利益 営業利益率 ROE 自己資本比率 <前提条件> (2)連結業績目標 基本方針の着実な実行により、5ヵ年の中期経営計画「NEW HARIMA 2026」では、最終年度に売上高1,100億円、営業利益70億円、ROE10%を目指します。 単位:億円 2021年度実績 2026年度目標 差異 760.9 32.5 4.3% 4.9% 46.6% 1,100.0 70.0 6.4% 10.0% 50.0% +339.0 +37.4 +2.1 +5.1 +3.4 ・国産ナフサ:60,000円/kl ・為替レート:1USドル=115円、1元=17.8円、1ユーロ=132円 <見通しに関する注意事項> 本資料は当社グループについて理解いただくために作成したものであり、当社への投資勧誘を 目的としておりません。また、本資料に含まれる将来の見通しに関する内容は、現時点での仮定 に基づくものであり、不確定な要素も含まれております。実際の見通し内容は、様々な要因の変化 などにより、異なる場合がありますことをご了承ください。 以上 4

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