夢展望(3185) – 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

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開示日時:2022/05/12 12:30:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 507,556 58,348 58,348 51.12
2019.03 691,764 -17,945 -17,945 -23.67
2020.03 787,184 -7,116 -7,116 -14.46
2021.03 601,985 -45,022 -45,022 -41.46

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
251.0 250.72 249.73

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 -3,616 242
2019.03 -35,939 -25,226
2020.03 -9,467 2,627
2021.03 6,763 14,778

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)2022年5月12日上場会社名夢展望株式会社上場取引所 東コード番号3185URL https://www.dreamv.co.jp代表者(役職名)代表取締役社長(氏名)堀 孝子問合せ先責任者(役職名)常務執行役員 総務人事部長(氏名)足苅 賢司TEL 072-761-9293定時株主総会開催予定日2022年6月23日配当支払開始予定日-有価証券報告書提出予定日2022年6月24日決算補足説明資料作成の有無:有決算説明会開催の有無 :有(機関投資家・アナリスト向け)(百万円未満切捨て)(1)連結経営成績(%表示は対前期増減率)売上収益営業利益税引前利益当期利益親会社の所有者に帰属する当期利益当期包括利益合計額百万円%百万円%百万円%百万円%百万円%百万円%2022年3月期4,949△17.826-△50-△49-△49-△22-2021年3月期6,019△23.5△450-△509-△507-△507-△495-基本的1株当たり当期利益希薄化後1株当たり当期利益親会社所有者帰属持分当期利益率資産合計税引前利益率売上収益営業利益率円 銭円 銭%%%2022年3月期△3.61△3.61-△1.50.52021年3月期△41.46△41.46-△14.2△7.5資産合計資本合計親会社の所有者に帰属する持分親会社所有者帰属持分比率1株当たり親会社所有者帰属持分百万円百万円百万円%円 銭2022年3月期3,2442712718.419.712021年3月期3,4681971975.714.88営業活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フロー現金及び現金同等物期末残高百万円百万円百万円百万円2022年3月期95△72△2801,0922021年3月期147△04231,357年間配当金配当金総額(合計)配当性向(連結)親会社所有者帰属持分配当率(連結)第1四半期末第2四半期末第3四半期末期末合計円 銭円 銭円 銭円 銭円 銭百万円%%2021年3月期-0.00-0.000.00---2022年3月期-0.00-0.000.00---2023年3月期(予想)-0.00-0.000.00-(%表示は、対前期増減率)売上収益営業利益税引前利益当期利益親会社の所有者に帰属する当期利益基本的1株当たり当期利益百万円%百万円%百万円%百万円%百万円%円 銭通期5,58412.83950.0△42-△47-△47-△3.451.2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)(2)連結財政状態(3)連結キャッシュ・フローの状況2.配当の状況3.2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)① 期末発行済株式数(自己株式を含む)2022年3月期13,783,900株2021年3月期13,271,400株② 期末自己株式数2022年3月期76株2021年3月期76株③ 期中平均株式数2022年3月期13,624,978株2021年3月期12,245,278株※ 注記事項(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無新規 -社 (社名)、除外 -社 (社名)(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更① IFRSにより要求される会計方針の変更:無② ①以外の会計方針の変更 :無③ 会計上の見積りの変更 :無(3)発行済株式数(普通株式)※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項本資料に記載されている業績見通しなどの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績などは様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件および業績予想のご利用にあたっての注意事項などについては、添付資料4ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。・当社は以下のとおり投資家向け説明会を開催する予定です。この説明会で配布した資料については、開催後速やかに当社ホームページで掲載する予定です。2022年5月31日(火)機関投資家・アナリスト向け決算説明会(動画配信)夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 1 -1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………2(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………2(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………3(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………………3(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………4(5)継続企業の前提に関する重要事象等 ……………………………………………………………………………42.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………53.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………………6(1)連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………………………6(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………8(3)連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………………………10(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………11(5)継続企業の前提に関する注記 ……………………………………………………………………………………12(6)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………121.セグメント情報 …………………………………………………………………………………………………122.1株当たり情報 …………………………………………………………………………………………………163.後発事象 …………………………………………………………………………………………………………17○添付資料の目次夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 2 -1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況 当連結会計年度(2021年4月1日から2022年3月31日まで)は、引き続き新型コロナウイルス感染症の感染の拡大が収まらず、期初に発出された緊急事態宣言は6月に一旦解除されるも1ヶ月未満で再び発出、その後ワクチン接種促進等により9月末に緊急事態宣言が全面解除され、百貨店やショッピングモールなどへの客足も一旦少し戻りました。しかしながら、11月下旬の新たな変異株出現により、感染が再び急拡大することとなり、年明けに発出されたまん延防止等重点措置は結局殆ど期末まで解除されず、当連結会計年度も新型コロナウイルス感染症の収束と再拡大を繰り返す不安定な状況が続きました。又、期を通してジワジワと進行し続けた円安に伴う原油や原材料の高騰、中国の停電施策に伴う商品の納品遅延に加え、北京オリンピック直後からは中国の感染者急増に伴い物流が大きく混乱し、春物商品の入荷が一部3月に間に合わないなど、全般的に企業収益の圧迫要因が多い事業環境でした。 このような厳しい環境下、当社グループにおいては、各社ともに上期から取り込んで参りました販売戦略の見直し等の効果が下期から徐々に出始め、下期は損益を大幅に改善し上期のマイナス分を挽回する形となりました。年間の繁忙期の入口である9月末に緊急事態宣言が解除されたことも後押しとなり、10月から2ヶ月間程度各商業施設が概ね通常営業に戻ったことなどから、実店舗を有するアパレル事業子会社及びジュエリー事業子会社にも少し客足が戻りました。又、EC専業の当社についても、秋口の気温が例年より低下したことも幸いして、秋冬のヒット商品が着実に売上を牽引いたしました。トイ事業は引き続き主要販売先である国内小売の不振に伴い苦戦いたしましたが、グループ中核のアパレル事業がメリハリをつけた販売戦略などにより粗利率が大幅に改善したことなどにより、グループ全体では下期に111百万円の営業利益を積み上げ、その結果、通期でも営業損益はプラスに転じました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上収益は4,949百万円(前期比17.8%減少)、営業利益は26百万円(前期は営業損失450百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失は49百万円(前期は親会社の所有者に帰属する当期損失507百万円)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。(アパレル事業) アパレル事業は、EC専業の当社及び実店舗とEC店舗を有する連結子会社であるナラカミーチェジャパン株式会社が担っている事業です。当連結会計年度は第1~2四半期は両社ともに苦戦しましたが、第3四半期はマイナス要因が多い厳しい環境にも拘らず、様々な戦略的施策により収益を大幅に改善することが出来ました。第4四半期は、年明けにまん延防止等重点措置が再び発出されたり、当社は3月に本店サイトのシステム移行を控え一時的なお客様離れが懸念されたりと、引き続き厳しい環境ではありましたが、辛うじて両社とも持ちこたえて営業利益を更に積み増し、グループ全体の通期営業黒字化に貢献することができました。 当社は売上至上主義を全面的に見直して利益確保を優先した結果、又、ナラカミーチェジャパンは前期より不採算店舗からの撤退を進めたことなどから、共に収益構造が大きく改善し、前期比減収とはなりましたが、結果、損益は大幅に改善いたしました。当社は、商品ごとのメリハリのある販売価格政策により、不必要な値引きを抑制することなどで粗利率の水準を地道に引き上げ、又、引き続き業務効率化や事務所・倉庫の効率的運用に伴う面積圧縮等により販売費及び一般管理費の削減も進めて参りました。ナラカミーチェジャパンは不採算実店舗を前期21店舗、当連結会計年度4店舗閉鎖したこと等により損益構造を改善させると共に、実店舗とEC店舗を両方有する強みを生かした双方の在庫連携による実店でのEC在庫販売の取組みや、実店舗への新たなアプリ導入による販促実施など、販売店舗数の減少に伴う減収対策も同時に進めて参りました。 以上の結果、当連結会計年度のアパレル事業の売上収益は3,220百万円(前期比18.6%減少)、営業利益は170百万円(前期は営業損失243百万円)となりました。(ジュエリー事業) ジュエリー事業は、連結子会社である株式会社トレセンテが行っている事業であり、婚約指輪・結婚指輪等のブライダルジュエリーを中心とする宝飾品の販売を行っております。当連結会計年度においては、前期同様、消費者の外出自粛、実店舗の休業など、新型コロナウイルス感染症拡大の大きな影響を受けましたが、下期から徐々にブライダル市場の復調の兆しも見え始め、前期比増収となりました。 以上の結果、当連結会計年度のジュエリー事業の売上収益は954百万円(前期比11.2%増加)、営業利益は50百万円(前期比16.4%減少)となりました。夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 3 -(トイ事業) トイ事業は、当社及び香港と中国の連結子会社が行っている事業であり、国内玩具メーカーや小売店に玩具や雑貨を卸しております。当連結会計年度は、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響に加え、依然として少子化や消費者ニーズの多様化、中華圏における人件費高騰などの課題も抱えており、3月に入ってからは急激な円安進行に伴い一部評価損計上も余儀なくされました。このような厳しい環境下、第3四半期までは主要卸し先の国内メーカーや小売店等の苦戦が続いたことなどから売上が大幅に減少いたしましたが、第4四半期は主要取引先からの注文が一部復活したことなどから前年同四半期比増収となり、徐々に回復の兆しが見え始めております。 以上の結果、当連結会計年度のトイ事業の売上収益は774百万円(前期比35.4%減少)、営業損失は24百万円(前期は営業利益59百万円)となりました。(その他) その他の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、物流管理業務、EC事業推進支援等のコンサルティング業務を行っております。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により経営資源をアパレル事業に集中させたため、コンサルティング事業を一時的に休止しております。新型コロナウイルス感染症の収束時期及びこれに伴うコンサルティング事業の再開時期に関しては、依然として不確実性を伴っており、報告セグメントにおける量的基準等を勘案した結果から、従来コンサルティング事業として報告セグメントに開示していた情報を、当連結会計年度より「その他」として開示しております。 以上の結果、当連結会計年度のその他の売上収益は-百万円(前期は3百万円)、営業利益は1百万円(前期は営業損失101百万円)となりました。(2)当期の財政状態の概況① 総資産 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ224百万円減少し、3,244百万円となりました。② 流動資産 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて375百万円減少し、2,845百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が226百万円、棚卸資産が156百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。③ 非流動資産 当連結会計年度末における非流動資産は、前連結会計年度末に比べて151百万円増加し、398百万円となりました。この主な要因は、その他の非流動資産が43百万円減少したものの、有形固定資産が192百万円増加したこと等によるものであります。④ 負債合計 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ298百万円減少し、2,972百万円となりました。⑤ 流動負債 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて238百万円減少して2,285百万円となりました。この主な要因は、有利子負債が141百万円、その他の流動負債が57百万円、引当金が49百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。⑥ 非流動負債 当連結会計年度末における非流動負債は、前連結会計年度末に比べて59百万円減少して687百万円となりました。この主な要因は、有利子負債が35百万円、引当金が19百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。⑦ 資本 当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比べて74百万円増加して271百万円となりました。この主な要因は、当期損失を49百万円計上したものの、新株予約権行使により資本金・資本準備金が合計で96百万円増加したこと等によるものであります。(3)当期のキャッシュ・フローの概況夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 4 - 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ264百万円減少し、1,092百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は95百万円(前期比52百万円減少)となりました。これは主に、税引前当期損失50百万円を計上したものの、棚卸資産の減少が156百万円あったこと等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は72百万円(前期比81百万円増加)となりました。これは主に、差入保証金の回収による収入が67百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が59百万円、定期預金の純増額が32百万円あったこと等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は280百万円(前期は獲得した資金が423百万円)となりました。これは主に、株式の発行による収入が97百万円あったものの、リース負債の返済による支出が159百万円、短期借入金の純減額が112百万円あったことによるものであります。(4)今後の見通し 当社グループの中核事業が属するアパレル小売業業界は、新型コロナウイルス感染症による消費者の節約志向は継続することが引き続き予想され、百貨店やショッピングモールの商業施設の営業時間の短縮や営業休止、さらには外出自粛による消費マインドの冷え込み等に伴う消費需要の落ち込みについては、回復までに一定の期間を要するものと予測され、引き続き厳しい環境が続くものと思われます。又、前期を通してジワジワと進行してきた円安が3月に入り一気に加速した感もあり、今後原材料費や物流費用の高騰などにより、更なる仕入原価への影響が懸念されます。 このような環境のもと、前期は当社グループ各社が体力強化の為に、様々な形で収益構造改革に取り組んで参りました。当社は、主にモールでの恒常的な安売りを見直し、損益分岐点売上高水準を引き上げて黒字化を阻んでいた主因である高い変動費比率を是正すべく、仕入戦略・販売戦略・店舗戦略・ブランド戦略共にメリハリをキーワードに抜本的に見直してまいりました。前期のこれらの取組により、ある程度収益構造が改善されつつあることから、引き続きこれらの方針は継続していくものの、当連結会計年度は正常化しつつある損益分岐点売上高を目指して、改めてトップラインを引き上げていく施策にも徐々に舵を切ってまいります。 また、前期は引き続きマーケットにおける特異なポジションも模索すべく、「ゆめてんプロジェクト」を加速させ、多方面でご活躍のグループや個人との様々なコラボや、リアルとバーチャルの融合の取り組みなどの新たな取り組みも進めてまいりました。リアルとバーチャルの融合の取り組みでは、当社のお客様に人気のリアルの当社商品(洋服や雑貨)と同じデザインのバーチャル商品を販売して好評を博しており、当連結会計年度はこれらの取り組みを更に強化してまいります。そして、前期に引き続き、MD(マーチャンダイジング)・商品企画の充実化、SPA戦略の見直し、店舗別の販売戦略の強化など各種施策を継続し、中核事業の発展に努めてまいります。当社のミッションとして掲げる「夢展望らしいカワイイ、カッコいいを安心して手軽に楽しんでもらい新たな顧客=ファンを創造すること」をさらに深化させるため、お客様の求める商品の企画力向上はもちろんのこと、お客様に訪問していただくサイトやSNSのビジュアル面を強化し、見ているだけでわくわくするような、そして、より楽しんでお買い物をしていただけるような大幅なイメージ刷新を図ってまいります。 さらに従業員一人ひとりが自らの利益貢献を強く意識し主体的に行動できるよう、前期より毎月部門損益を現場に共有しており、当連結会計年度も引き続き従業員の意識改革に努めてまいります。(5)継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前連結会計年度において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う売上収益の減少及び休業補償、並びに、リストラクチャリングの一環として行った早期退職に伴う割増退職金の支給及び店舗の閉鎖等による費用をその他の営業費用として計上している結果、営業損失及び当期損失を計上し、また、金融機関からの借入におけるコベナンツ(財務制限条項)の抵触による返済条項の履行の困難性が見込まれておりました。 当連結会計年度においても、新型コロナウイルス感染症の収束と拡大といった不安定な状況が続いております。2021年4月以降大都市圏に発出された緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置等の度重なる延長や対象エリアの拡大により、当社グループの実店舗で休業や営業時間短縮等を行うこととなりました。 結果として、当連結会計年度において営業利益は計上したものの、前連結会計年度から引き続き、当期損失を計夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 5 -上し、個別財務諸表において前事業年度末から引き続き債務超過の状態にあり、また、金融機関からの借入におけるコベナンツ(財務制限条項)に抵触している状態です。 これらの状況を複合的に勘案した結果、前連結会計年度に引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が見受けられます。 しかしながら、当該事象又は状況を解消するため、当連結会計年度において、販売費及び一般管理費のさらなる削減によるキャッシュ・フローの改善施策の実行、金融機関からの借入による資金調達、さらには親会社からのファイナンス支援の実行だけでなく新株予約権の発行・行使による資本増強を図っております。 以上より、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 当社グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上ならびにグループにおける会計基準統一を目的として、2018年3月期より国際財務報告基準(IFRS)を適用しております。夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 6 -(単位:千円)前連結会計年度(2021年3月31日)当連結会計年度(2022年3月31日)資産流動資産現金及び預金1,424,5551,198,500営業債権及びその他の債権480,316391,741棚卸資産1,284,8341,128,389その他の流動資産30,763126,412流動資産合計3,220,4702,845,043非流動資産有形固定資産41,418234,066無形資産13,17515,166その他の非流動資産193,303149,751非流動資産合計247,897398,984資産合計3,468,3683,244,0273.連結財務諸表及び主な注記(1)連結財政状態計算書夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 7 -(単位:千円)前連結会計年度(2021年3月31日)当連結会計年度(2022年3月31日)負債及び資本負債流動負債営業債務及びその他の債務326,020336,193有利子負債1,754,0871,612,477未払法人所得税-453引当金118,91268,923その他の流動負債325,180267,218流動負債合計2,524,2012,285,266非流動負債有利子負債507,651472,463引当金111,36491,986繰延税金負債47,25345,335その他の非流動負債80,43677,245非流動負債合計746,706687,031負債合計3,270,9072,972,297資本資本金637,032686,070資本剰余金596,603644,301その他の資本性金融商品600,000600,000利益剰余金△1,621,953△1,669,920自己株式△85△85その他の資本の構成要素△14,13411,364親会社の所有者に帰属する持分合計197,461271,730資本合計197,461271,730負債及び資本合計3,468,3683,244,027夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 8 -(単位:千円) 前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)売上収益6,019,8484,949,741売上原価3,305,9662,452,182売上総利益2,713,8812,497,559販売費及び一般管理費2,945,1642,479,550その他の収益202,522110,392その他の費用421,460101,736営業利益又は損失(△)△450,22026,663金融収益3,85959金融費用63,53677,126税引前当期損失(△)△509,897△50,402法人所得税費用△2,156△1,278当期損失(△)△507,740△49,124当期損失(△)の帰属親会社の所有者△507,740△49,124当期損失(△)△507,740△49,1241株当たり当期損失(△)基本的1株当たり当期損失(△)(円)△41.46△3.61希薄化後1株当たり当期損失(△)(円)△41.46△3.61(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書連結損益計算書夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 9 -(単位:千円) 前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)当期損失(△)△507,740△49,124その他の包括利益純損益に振り替えられることのない項目確定給付制度の再測定1,0361,158純損益に振り替えられることのない項目合計1,0361,158純損益に振り替えられる可能性のある項目在外営業活動体の換算差額11,42325,814純損益に振り替えられる可能性のある項目合計11,42325,814その他の包括利益合計12,45926,972当期包括利益△495,280△22,151当期包括利益の帰属親会社の所有者△495,280△22,151当期包括利益△495,280△22,151連結包括利益計算書夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 10 -(単位:千円)親会社の所有者に帰属する持分資本合計資本金資本剰余金その他の資本性金融商品利益剰余金自己株式その他の資本の構成要素合計2020年4月1日残高475,012442,770600,000△1,115,249△85△26,313376,133376,133当期損失(△)---△507,740--△507,740△507,740その他の包括利益-----12,45912,45912,459当期包括利益合計---△507,740-12,459△495,280△495,280新株の発行161,512161,512----323,025323,025新株予約権の行使507507---△1,015--新株予約権の発行-----1,7711,7711,771株式発行費用-△8,187----△8,187△8,187その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替---1,036-△1,036--所有者との取引額合計162,020153,832-1,036-△280316,608316,6082021年3月31日残高637,032596,603600,000△1,621,953△85△14,134197,461197,461(単位:千円)親会社の所有者に帰属する持分資本合計資本金資本剰余金その他の資本性金融商品利益剰余金自己株式その他の資本の構成要素合計2021年4月1日残高637,032596,603600,000△1,621,953△85△14,134197,461197,461当期損失(△)---△49,124--△49,124△49,124その他の包括利益-----26,97226,97226,972当期包括利益合計---△49,124-26,972△22,151△22,151新株の発行--------新株予約権の行使157157---△315--新株予約権の発行48,88048,880----97,76097,760株式発行費用-△1,339----△1,339△1,339その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替---1,158-△1,158--所有者との取引額合計49,03747,698-1,158-△1,47396,42096,4202022年3月31日残高686,070644,301600,000△1,669,920△8511,364271,730271,730(3)連結持分変動計算書前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 11 -(単位:千円) 前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)営業活動によるキャッシュ・フロー税引前当期損失(△)△509,897△50,402減価償却費及び償却費117,88784,413減損損失205,3888,804受取利息及び受取配当金△3,859△59支払利息40,28144,390売上債権の増減50,71256,894棚卸資産の増減375,645156,445仕入債務の増減7,182△33,289引当金の増減△49,740△51,095その他△55,586△75,563小計178,014140,537利息及び配当金の受取額3,85959利息の支払額△28,144△42,351法人所得税の支払額△5,952△3,006営業活動によるキャッシュ・フロー147,77795,239投資活動によるキャッシュ・フロー定期預金の純増減額7,965△32,655有形固定資産の取得による支出△73,318△59,081無形資産の取得による支出△6,827△18,369差入保証金の差入による支出△6,437△25,301差入保証金の回収による収入79,38167,518その他△1,410△4,500投資活動によるキャッシュ・フロー△646△72,389財務活動によるキャッシュ・フロー短期借入金の純増減額△43,238△112,224長期借入れによる収入540,000-長期借入金の返済による支出△64,000△104,292リース負債の返済による支出△320,578△159,938新株予約権の発行による収入756-株式の発行による収入322,64697,760株式発行費用の支出△6,794△1,339その他△5,559-財務活動によるキャッシュ・フロー423,232△280,033現金及び現金同等物に係る換算差額△3,867△7,441現金及び現金同等物の増減額566,494△264,625現金及び現金同等物の期首残高790,7001,357,195現金及び現金同等物の期末残高1,357,1951,092,570(4)連結キャッシュ・フロー計算書夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 12 -(5)継続企業の前提に関する注記 該当事項はありません。(6)連結財務諸表に関する注記事項1.セグメント情報(1)報告セグメントの概要 当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定しております。 従来、当社グループは、経営組織の形態、製品・サービスの特性及び販売市場の類似性に基づき、複数の事業セグメントを集約した上で、アパレル事業、ジュエリー事業、トイ事業及びコンサルティング事業の4つを報告セグメントとしておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により経営資源をアパレル事業に集中させたためコンサルティング事業を一時的に休止しております。 このため、当連結会計年度より、従来コンサルティング事業として報告セグメントに開示していた情報を「その他」としており、アパレル事業、ジュエリー事業及びトイ事業の3つを報告セグメントとしております。 アパレル事業は、幅広い年齢層の女性を主なお客様として、衣料品・靴・雑貨等のファッション関連商品をEC(イーコマース)サイトにおいて販売すること並びに幅広い年齢層の女性をお客様として、ブラウスを中心とする衣料品を百貨店等の店頭において販売することをメインの事業としております。ECサイトにおいての販売では、商品企画から製造・小売までを一貫して行うSPA(Speciality Store Retailer of Private Label Apparel)の手法を採っており、自社スタジオでの商品撮影、画像加工、WEBページへのアップも一貫して自社で行っております。 ジュエリー事業は、婚約指輪・結婚指輪等のブライダルジュエリーを中心とする宝飾品の販売を行っており、札幌から福岡までの主要都市において、単独店やファッションビル、ホテルなどに展開しております。 トイ事業は、国内玩具メーカーからの発注に基づき、玩具製品を主に中国の協力工場より仕入れ、玩具メーカー向けに販売しております。当社グループは、創業以来中国において雑貨の企画製造管理を行ってきたことから、中国現地での生産管理及び仕入についてのノウハウを有しており、そのノウハウを活かし、仕入先工場との連携をとりながら、仕入販売を行っております。 なお、従来コンサルティング事業として報告セグメントに含めていた事業セグメントである物流支援業務、EC事業推進支援等のコンサルタント業務については、当連結会計年度より、「その他」としております。詳細は、(2)報告セグメントの収益及び業績に関する情報の④報告セグメントの変更等に関する事項を参照ください。夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 13 -(単位:千円)報告セグメントその他(注1)合計調整額(注2)連結財務諸表計上額アパレル事業ジュエリー事業トイ事業計売上収益外部顧客からの売上収益3,957,776858,8071,199,9446,016,5283,3196,019,848-6,019,848セグメント間の売上収益--------合計3,957,776858,8071,199,9446,016,5283,3196,019,848-6,019,848セグメント利益又は損失(△)△243,62059,94959,059△124,611△101,180△225,791△224,428△450,220金融収益-------3,859金融費用-------63,536税引前当期損失(△)-------△509,897(その他の項目)減価償却費及び償却費70,44111,9537,10189,49618,660108,1579,730117,887減損損失85,730△65-85,66483,123168,78736,600205,388(2)報告セグメントの収益及び業績に関する情報 ①報告セグメントの会計方針は、直近の有価証券報告書における「3.重要な会計方針」における記載と概ね同一です。 ②報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。 ③報告セグメントの収益及び業績に関する情報は、次のとおりです。前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、物流支援業務、EC事業推進支援等のコンサルタント業務で、従来はコンサルティング事業として報告セグメントに含めておりました。2.セグメント利益又は損失(△)の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用等224,428千円が含まれております。夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 14 -(単位:千円)報告セグメントその他(注1)合計調整額(注2)連結財務諸表計上額アパレル事業ジュエリー事業トイ事業計売上収益外部顧客からの売上収益3,220,459954,622774,6594,949,741-4,949,741-4,949,741セグメント間の売上収益--------合計3,220,459954,622774,6594,949,741-4,949,741-4,949,741セグメント利益又は損失(△)170,42950,109△24,452196,0861,420197,507△170,84326,663金融収益-------59金融費用-------77,126税引前当期損失(△)-------△50,402(その他の項目)減価償却費及び償却費28,90653,1772,32784,411-84,411284,413減損損失6,164--6,164-6,1642,6398,804当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、物流支援業務、EC事業推進支援等のコンサルタント業務であります。   2.セグメント利益又は損失(△)の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用等170,843千円が含まれております。 ④報告セグメントの変更等に関する事項 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により経営資源をアパレル事業に集中させたため、コンサルティング事業を一時的に休止しております。新型コロナウイルス感染症の収束時期及びこれに伴うコンサルティング事業の再開時期に関しては、依然として不確実性を伴っており、報告セグメントにおける量的基準等を勘案した結果から、従来コンサルティング事業として報告セグメントに開示していた情報を、当連結会計年度より「その他」として開示しております。 このため、前連結会計年度のセグメント情報については、この変更を反映した後の数値により作成したものを記載しております。(3)製品及びサービスに関する情報製品及びサービスの区分が報告セグメントと同一であるため、記載を省略しております。(4)地域別に関する情報1.外部顧客からの売上収益本邦の外部顧客への売上収益が当社グループの売上収益のほとんどを占めるため、記載を省略しております。2.非流動資産本邦に所在している非流動資産の金額が連結財政状態計算書の非流動資産の金額のほとんどを占めるため、記載を省略しております。夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 15 -顧客の名称又は氏名売上収益関連するセグメント名株式会社タカラトミー668,994トイ事業顧客の名称又は氏名売上収益関連するセグメント名株式会社タカラトミー533,149トイ事業(5)主要顧客前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 16 -前連結会計年度(自 2020年4月1日至 2021年3月31日)当連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日)親会社の普通株主に帰属する当期損失(△)(千円)△507,740△49,124基本的加重平均普通株式数(株)12,245,27813,624,978基本的1株当たり当期損失(△)(円)△41.46△3.61前連結会計年度(自 2020年4月1日至 2021年3月31日)当連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日)親会社の普通株主に帰属する当期損失(△)(千円)△507,740△49,124希薄化後1株当たり当期損失の計算に使用する当期損失(△)(千円)△507,740△49,124基本的加重平均普通株式数(株)12,245,27813,624,978希薄化効果を有する潜在的普通株式の影響(株)--希薄化後1株当たり当期損失(△)の計算に使用する加重平均普通株式数(株)12,254,27813,624,978希薄化後1株当たり当期損失(△)(円)△41.46△3.612.1株当たり情報(1)基本的1株当たり当期損失の算定上の基礎 基本的1株当たり当期損失及びその算定上の基礎は、次のとおりです。(2)希薄化後1株当たり当期損失の算定上の基礎 希薄化後1株当たり当期損失及びその算定上の基礎は、次のとおりです。夢展望株式会社(3185) 2022年3月期 決算短信- 17 -3.後発事象該当事項はありません。

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