アルコニックス(3036) – 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

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開示日時:2022/05/13 12:30:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 24,793,100 732,300 756,800 206.18
2019.03 25,743,700 625,800 654,000 155.2
2020.03 23,224,200 517,700 555,900 143.25
2021.03 21,498,700 562,200 584,000 113.6

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
1,477.0 1,372.76 1,483.005 4.82

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 75,900 284,900
2019.03 267,900 527,900
2020.03 577,500 909,100
2021.03 104,500 409,800

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)2022年5月13日上場会社名アルコニックス株式会社上場取引所 東コード番号3036URL http://www.alconix.com代表者(役職名)代表取締役(氏名)竹井 正人問合せ先責任者(役職名)取締役常務執行役員コーポレート部門長(氏名)鈴木 匠TEL 03-3596-7400定時株主総会開催予定日2022年6月22日配当支払開始予定日2022年6月23日有価証券報告書提出予定日2022年6月23日決算補足説明資料作成の有無:有決算説明会開催の有無 :有(機関投資家、アナリスト向け)(百万円未満切捨て)(1)連結経営成績(%表示は対前期増減率)売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益百万円%百万円%百万円%百万円%2022年3月期156,286-11,020-11,009-7,507-2021年3月期214,987△7.45,6218.65,7185.62,860△20.9(注)包括利益2022年3月期9,855百万円(-%)2021年3月期4,880百万円(66.2%)1株当たり当期純利益潜在株式調整後1株当たり当期純利益自己資本当期純利益率総資産経常利益率売上高営業利益率円 銭円 銭%%%2022年3月期282.54282.5015.16.87.12021年3月期113.60-6.94.12.6(参考)持分法投資損益2022年3月期4百万円2021年3月期125百万円総資産純資産自己資本比率1株当たり純資産百万円百万円%円 銭2022年3月期176,43757,33132.21,889.532021年3月期147,91743,37228.91,709.55(参考)自己資本2022年3月期56,817百万円2021年3月期42,800百万円営業活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フロー現金及び現金同等物期末残高百万円百万円百万円百万円2022年3月期△3,329△3,2575,76025,9442021年3月期4,098△2,4722,84926,002年間配当金配当金総額(合計)配当性向(連結)純資産配当率(連結)第1四半期末第2四半期末第3四半期末期末合計円 銭円 銭円 銭円 銭円 銭百万円%% 2021年3月期-21.00-21.0042.001,05337.02.6 2022年3月期-24.00-28.0052.001,45018.42.9 2023年3月期(予想)-26.00-26.0052.0023.01.2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)(注)1.2021年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。   2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、2022年3月期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前期増減率は記載しておりません。(2)連結財政状態(3)連結キャッシュ・フローの状況2.配当の状況(%表示は対前期増減率)売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益1株当たり当期純利益百万円%百万円%百万円%百万円%円 銭通期170,0008.79,100△17.49,000△18.36,800△9.4226.14① 期末発行済株式数(自己株式を含む)2022年3月期30,977,000株2021年3月期25,943,100株② 期末自己株式数2022年3月期907,207株2021年3月期907,207株③ 期中平均株式数2022年3月期26,572,806株2021年3月期25,183,154株(1)個別経営成績(%表示は対前期増減率)売上高営業利益経常利益当期純利益百万円%百万円%百万円%百万円%2022年3月期52,648-2,963-4,563-3,615-2021年3月期107,697△2.693016.73,01913.22,84524.51株当たり当期純利益潜在株式調整後1株当たり当期純利益円 銭円 銭2022年3月期136.05136.032021年3月期112.99-総資産純資産自己資本比率1株当たり純資産百万円百万円%円 銭2022年3月期89,74824,52627.3813.962021年3月期75,07116,82522.3669.97(参考)自己資本2022年3月期24,475百万円2021年3月期16,773百万円3.2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)(注)2023年3月期第2四半期(累計)については、現時点において合理的な業績予想の算定が困難であるため、2023年3月期(通期)の業績予想のみ開示しております。なお、通期予想に関する詳細は、添付資料P3「1.経営成績の概況(次期の見通しについて)」をご覧ください。※ 注記事項(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無新規 -社 (社名)-、    除外 -社 (社名)-(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:有② ①以外の会計方針の変更 :無③ 会計上の見積りの変更 :無④ 修正再表示 :無(注) 詳細は、添付資料P13「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務に関する注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。(3)発行済株式数(普通株式)(注)当社は「役員株式給付信託(BBT)」を導入しており、株主資本において自己株式として計上されている「役員株式給付信託(BBT)に残存する自社の株式は、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。(参考)個別業績の概要1.2022年3月期の個別業績(2021年4月1日~2022年3月31日)(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、2022年3月期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前期増減率は記載しておりません。(注)2021年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。(2)個別財政状態※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 1 -1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………2(1)経営成績に関する分析 ……………………………………………………………………………………………2(2)財政状態に関する分析 ……………………………………………………………………………………………3(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……………………………………………………………42.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………43.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………………5(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………………5(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………7連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………………………7連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………………………8(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………………9(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………11(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………13(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………13(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) …………………………………………………………13(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………15(追加情報) …………………………………………………………………………………………………………16(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………16(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………………………204.個別財務諸表 ……………………………………………………………………………………………………………22(1)貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………………22(2)損益計算書 …………………………………………………………………………………………………………24(3)株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………………255.その他 ……………………………………………………………………………………………………………………27(1)役員の異動 …………………………………………………………………………………………………………27(2)その他 ………………………………………………………………………………………………………………27○添付資料の目次アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 2 -前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)前期比増減額(百万円)前期比増減率(%)売上高(注)214,987156,286--営業利益5,62111,0205,39896.0経常利益5,71811,0095,29092.5親会社株主に帰属する当期純利益2,8607,5074,647162.4前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)前期比増減額(百万円)前期比増減率(%)商社流通-電子機能材売上高(注)57,96636,806--セグメント利益1,5674,2732,706172.6商社流通-アルミ銅売上高(注)116,32560,848--セグメント利益6452,0321,387214.9製造-装置材料売上高(注)24,91936,269--セグメント利益3331,245912273.6製造-金属加工売上高(注)22,12327,532--セグメント利益3,1593,4492909.21.経営成績等の概況(1)経営成績に関する分析 (当連結会計年度における主な経営成績)当連結会計年度における国内外の経済環境は、2022年に入り変異株であるオミクロン株の感染拡大が世界各地で本格化し、景気回復ペースは当連結会計年度末にかけて鈍化が見られました。また、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐる国際情勢の不安やこれに伴う原油、資源価格の高騰が重なり、先行きの不透明感は一層強まる状況で推移いたしました。当社グループを取巻く業界は、自動車関連分野においてはEV化・軽量化、自動運転技術に関係する素材及び部品の需要が増大し、生産及び販売は好調に推移いたしました。半導体・電子部品関連においても需要が高水準で推移いたしました。しかし急速な需要回復と生産の急拡大に起因した製造装置等の部品、半導体を含む原材料の供給不足から一部の需要家において減産や生産調整等が行われ、世界的な物流の混乱や原材料不足は当連結会計年度末まで継続いたしました。このような経済環境のもと、当社グループにおいては、半導体製造装置向け等の加工部品の出荷及びスマートフォン等IT機器向け電子・電池材料の取扱いが好調でありました。また国内外の自動車向け需要は好調に推移しており、金属精密プレス部品、及びカーボンブラシ等の出荷が急増した他、非鉄原料、アルミ圧延品並びに伸銅品等の取扱いも伸長し、通期で当社グループの収益に大きく貢献いたしました。当連結会計年度における主な経営成績は次のとおりであります。当連結会計年度におけるセグメントの業績は次のとおりであります。また、各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値であります。・商社流通-電子機能材事業電子部品及び二次電池材料は、半導体部品の供給不足に起因した一部の需要家による一時的な減産、生産調整等の影響はあったものの、需要の増加を背景に高水準な受注が継続いたしました。また、レアメタル・レアアース等は、自動車関連需要の回復が継続し当連結会計年度を通して売上・利益は共に大きく増加いたしました。これらによりセグメント利益は前期に比べ大きく増加いたしました。・商社流通-アルミ銅事業製品分野においては、自動車のEV化・軽量化の進展や堅調な国内建設需要を背景にアルミ圧延品及び伸銅品の取扱いは前期に比べ増加いたしました。また、チタン展伸材の輸出取引は堅調に推移し前期に比べ増加いたしました。原料分野においては、銅・アルミ市況の高騰や自動車生産の回復に伴い、主力の銅、アルミスクラップ、アルミ再生塊の取扱いは好調に推移いたしました。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 3 -当連結会計年度(百万円)来期予想数値(百万円)前期比増減額(百万円)前期比増減率(%)売上高156,286170,00013,7148.8営業利益11,0209,100△1,920△17.4経常利益11,0099,000△2,009△18.2親会社株主に帰属する当期純利益7,5076,800△707△9.4・製造-装置材料事業材料分野においては、めっき材料は米国及び中国の両拠点において旺盛な需要拡大が続き、出荷が前期に比べ大きく増加いたしました。また、カーボンブラシ及び溶接材料の出荷は自動車需要の回復に伴い、前期に比べ順調に推移いたしました。装置分野においては、国内外での鉄鋼向け大型マーキング装置及びペイント等消耗材料の出荷が増加した他、建築向け試験装置等が業績に貢献いたしました。・製造-金属加工事業精密研削加工部品は、取引先の生産調整等を受けて出荷は前期に比べ減少いたしました。精密切削加工部品においては半導体需要の増加により、半導体製造装置向けの出荷が好調に推移いたしました。また、金属精密プレス部品は、国内外における旺盛な自動車向け需要を取り込み、出荷は高水準で推移いたしました。なお、空調機器向け金属加工部品は国内の空調関連向け出荷が堅調に推移いたしました。(注)当社グループは2022年3月期期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日公表分。以下、「収益認識会計基準」という。)等を適用しております。このため、経営成績に関する説明においては、連結売上高と各セグメントの売上高における増減額及び前期比(%)を記載しておりません。収益認識会計基準等の適用の詳細については「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。 (次期の見通しについて)(来期の連結業績予想数値)国内外の経済環境は、新型コロナウイルス感染症の変異型であるオミクロン株の感染拡大が世界各地で急速に進み、またロシアによるウクライナ侵攻等に伴う地政学的リスクの高まりや資源価格の高騰が、来期以降の景気回復に影響を及ぼすことが懸念され、期を通して不透明な状況が続くものと予想されます。当社を取り巻く事業環境は、引続き自動車、半導体関連需要の拡大が継続する一方で、物流の混乱や原材料の供給不足の解消には相応の時間を要することが見込まれ、上述のマクロ的要因も併せて今後の動向に注視する必要があります。このような環境において、当社グループでは半導体需要の更なる増加及び自動車の電動化に伴う新たな加工部品の発生に伴い、商社流通における電子・電池材料、アルミ圧延品・伸銅品、及び製造における金属精密加工部品、自動車向け材料、化成品等の出荷は、一時的な停滞や落込みが想定されるものの、中長期的には増加していくものと見込んでおります。当社グループは引続き「電子部品」「半導体」「自動車」を中期経営計画の注力すべき成長3事業分野として掲げ、商社流通及び製造の既存事業における営業収益力向上を目指す他、製造グループ会社における生産効率向上のための設備拡張投資、M&A、そして新たな成長機会を創出する施策としてコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じたスタートアップ企業への投資及び育成を推進し、更なる企業価値の向上に努めてまいります。(2)財政状態に関する分析①資産、負債及び純資産の状況当連結会計年度末における財政状態の前連結会計年度末からの変動状況は次の通りであります。資産の部における主な増減要因は、棚卸資産の増加17,397百万円、受取手形及び売掛金の増加9,663百万円、設備投資に伴う有形固定資産の増加2,216百万円、投資その他の資産の減少1,243百万円、のれん等の償却を含む無形固定資産の減少968百万円、及び現金及び預金の減少358百万円であります。この結果、資産は前連結会計年度末に比べ28,520百万円増加し176,437百万円となりました。負債の部における主な増減要因は、支払手形及び買掛金の増加8,990百万円、短期借入金の増加2,480百万円、コマーシャル・ペーパーの発行による増加1,999百万円、未払法人税等の増加1,815百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加330百万円、及び長期借入金の減少1,984百万円であります。この結果、負債は前連結会計年度末に比べ14,560百万円増加し119,106百万円となりました。純資産の部における主な増減要因は利益剰余金の増加6,210百万円、公募増資等に伴う資本金及び資本準備金の増加がそれぞれ2,780百万円、為替換算調整勘定の増加2,387百万円、及び上場株式の時価評価等によるその他有価証券評価差額金の減少522百万円であります。この結果、純資産は前連結会計年度末に比べ13,959百万円増加し57,331百万円となりました。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 4 -キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動によるキャッシュ・フローは3,329百万円の減少となりました。主な増加要因は税金等調整前当期純利益11,165百万円、仕入債務の増加7,327百万円、及びのれん償却を含む減価償却費等4,135百万円であります。また主な減少要因は、棚卸資産の増加額16,276百万円、売上債権の増加額7,570百万円、及び法人税等の支払額2,063百万円であります 投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フローは3,257百万円の減少となりました。主な増加要因は投資有価証券の売却による収入528百万円であります。また主な減少要因は製造子会社を中心とした設備増強に伴う有形及び無形固定資産の取得による支出4,261百万円、及び投資有価証券の取得による支出41百万円であります。 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは5,760百万円の増加となりました。主な増加要因は公募増資等による新株発行収入5,486百万円、コマーシャル・ペーパーの発行による増加額1,999百万円、及び短期借入金の純増加額1,434百万円であります。また主な減少要因は、長期借入金の純減少額1,709百万円、配当金の支払額1,135百万円、及び社債の償還による支出149百万円であります。2021年3月期期末2022年3月期期末自己資本比率(%)28.932.2時価ベースの自己資本比率(%)28.023.8キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)14.4-インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)6.1-②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ58百万円減少し、25,944百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移・自己資本比率:自己資本/総資産・時価ベースの自己資本比率:期末日の株価に基づく株式時価総額/総資産・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー・インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。※株式時価総額は、期末株価終値×自己株式を除く発行済株式総数により算出しております。※営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動に よるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を用いております。※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債 を対象としております。※当連結会計年度におけるキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当当社は、利益配分につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続的に実施していくことを基本方針としております。内部留保資金につきましては、今後予想される経営環境の変化に対応すべく市場ニーズに応える事業体制を強化し、さらにはM&Aや事業投資の推進、及び海外戦略の展開を図るために有効投資してまいりたいと考えております。2022年3月期の年間配当金につきましては、既に第2四半期において1株当たり24円の中間配当を実施しております。また期末配当につきましては2022年2月25日の「配当予想の修正に関するお知らせ」で公表した通り、1株当たり28円とし、年間配当を52円とさせていただく予定であります。2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮して現在日本基準を適用しております。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 5 - 今後の議論の深まりや同業他社のIFRS採用状況等を鑑みて、IFRSの導入を検討していく方針であります。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 6 -(単位:百万円)前連結会計年度(2021年3月31日)当連結会計年度(2022年3月31日)資産の部流動資産現金及び預金27,04826,689受取手形及び売掛金49,75259,415商品及び製品20,81835,974仕掛品3,3624,049原材料及び貯蔵品2,0883,641その他4,1745,989貸倒引当金△640△642流動資産合計106,604135,119固定資産有形固定資産建物及び構築物15,33217,615減価償却累計額△9,125△9,832建物及び構築物(純額)6,2067,783機械装置及び運搬具27,07829,037減価償却累計額△20,798△22,486機械装置及び運搬具(純額)6,2796,550工具、器具及び備品8,2298,410減価償却累計額△6,738△7,350工具、器具及び備品(純額)1,4901,059土地7,2667,577リース資産1,7442,066減価償却累計額△1,190△1,319リース資産(純額)554747建設仮勘定1,0471,342有形固定資産合計22,84525,061無形固定資産のれん2,5481,887ソフトウエア331410その他2,7912,406無形固定資産合計5,6714,703投資その他の資産投資有価証券11,52410,243長期貸付金12322繰延税金資産246346その他1,004962貸倒引当金△103△21投資その他の資産合計12,79611,553固定資産合計41,31341,317資産合計147,917176,4373.連結財務諸表及び主な注記(1)連結貸借対照表アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 7 -(単位:百万円)前連結会計年度(2021年3月31日)当連結会計年度(2022年3月31日)負債の部流動負債支払手形及び買掛金34,41843,408短期借入金29,10931,590コマーシャル・ペーパー2,9994,9991年内返済予定の長期借入金5,8786,2081年内償還予定の社債149149未払法人税等8662,682賞与引当金1,0381,244その他3,5494,358流動負債合計78,01194,643固定負債社債475325長期借入金20,50918,525繰延税金負債3,0292,900役員退職慰労引当金537447役員株式給付引当金-92退職給付に係る負債917994長期未払金174133その他8891,042固定負債合計26,53324,462負債合計104,545119,106純資産の部株主資本資本金3,0065,787資本剰余金2,4165,238利益剰余金34,35240,563自己株式△1,129△1,157株主資本合計38,64650,431その他の包括利益累計額その他有価証券評価差額金2,7612,238繰延ヘッジ損益△46321為替換算調整勘定1,4383,825その他の包括利益累計額合計4,1536,386新株予約権5151非支配株主持分520462純資産合計43,37257,331負債純資産合計147,917176,437アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 8 -(単位:百万円)前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)売上高214,987156,286売上原価196,415130,519売上総利益18,57125,767販売費及び一般管理費12,94914,746営業利益5,62111,020営業外収益受取利息6344仕入割引1314受取配当金313445業務受託料129不動産賃貸収入8284持分法による投資利益1254雇用調整助成金等14315保険解約返戻金106-その他170232営業外収益合計1,030851営業外費用支払利息472519売上割引56為替差損25787手形売却損2033不動産賃貸原価1817その他158197営業外費用合計933863経常利益5,71811,009特別利益固定資産売却益48新株予約権戻入益01投資有価証券売却益0274負ののれん発生益82-助成金収入3713その他124特別利益合計126323特別損失固定資産売却損30固定資産除却損2129投資有価証券売却損18-投資有価証券評価損3149関係会社株式売却損759-関係会社株式評価損5-減損損失-76その他1711特別損失合計856167税金等調整前当期純利益4,98911,165法人税、住民税及び事業税2,0483,864法人税等調整額42△295法人税等合計2,0913,568当期純利益2,8987,596非支配株主に帰属する当期純利益3788親会社株主に帰属する当期純利益2,8607,507(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書(連結損益計算書)アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 9 -(単位:百万円)前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)当期純利益2,8987,596その他の包括利益その他有価証券評価差額金2,560△522繰延ヘッジ損益△150367為替換算調整勘定△4632,348持分法適用会社に対する持分相当額3664その他の包括利益合計1,9822,259包括利益4,8809,855(内訳)親会社株主に係る包括利益4,8529,741非支配株主に係る包括利益27114(連結包括利益計算書)アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 10 -(単位:百万円)株主資本資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高2,9892,40133,258△32938,320当期変動額新株の発行171734剰余金の配当△1,065△1,065親会社株主に帰属する当期純利益2,8602,860連結範囲の変動-持分法の適用範囲の変動△700△700自己株式の取得△800△800自己株式の処分-自己株式処分差益-非支配株主との取引に係る親会社の持分変動△2△2株主資本以外の項目の当期変動額(純額)-当期変動額合計17141,094△800326当期末残高3,0062,41634,352△1,12938,646その他の包括利益累計額新株予約権非支配株主持分純資産合計その他有価証券評価差額金繰延ヘッジ損益為替換算調整勘定その他の包括利益累計額合計当期首残高1911031,8652,1613476141,277当期変動額新株の発行-34剰余金の配当-△1,065親会社株主に帰属する当期純利益-2,860連結範囲の変動--持分法の適用範囲の変動-△700自己株式の取得-△800自己株式の処分--自己株式処分差益--非支配株主との取引に係る親会社の持分変動-△2株主資本以外の項目の当期変動額(純額)2,569△150△4271,99217△2401,768当期変動額合計2,569△150△4271,99217△2402,094当期末残高2,761△461,4384,1535152043,372(3)連結株主資本等変動計算書前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 11 -(単位:百万円)株主資本資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高3,0062,41634,352△1,12938,646当期変動額新株の発行2,7802,7805,560剰余金の配当△1,130△1,130親会社株主に帰属する当期純利益7,5077,507連結範囲の変動△166△166持分法の適用範囲の変動-自己株式の取得△189△189自己株式の処分161161自己株式処分差益2727非支配株主との取引に係る親会社の持分変動1313株主資本以外の項目の当期変動額(純額)-当期変動額合計2,7802,8216,210△2711,784当期末残高5,7875,23840,563△1,15750,431その他の包括利益累計額新株予約権非支配株主持分純資産合計その他有価証券評価差額金繰延ヘッジ損益為替換算調整勘定その他の包括利益累計額合計当期首残高2,761△461,4384,1535152043,372当期変動額新株の発行-5,560剰余金の配当-△1,130親会社株主に帰属する当期純利益-7,507連結範囲の変動-△166持分法の適用範囲の変動--自己株式の取得-△189自己株式の処分-161自己株式処分差益-27非支配株主との取引に係る親会社の持分変動-13株主資本以外の項目の当期変動額(純額)△5223682,3872,233△0△572,174当期変動額合計△5223682,3872,233△0△5713,959当期末残高2,2383213,8256,3865146257,331当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 12 -(単位:百万円)前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)営業活動によるキャッシュ・フロー税金等調整前当期純利益4,98911,165減価償却費3,2833,494減損損失-76のれん償却額631640負ののれん発生益△82-貸倒引当金の増減額(△は減少)1△124賞与引当金の増減額(△は減少)41191役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)△359△92役員株式給付引当金の増減額(△は減少)-92退職給付に係る負債の増減額(△は減少)4874受取利息及び受取配当金△376△489支払利息472519持分法による投資損益(△は益)△125△4投資有価証券売却損益(△は益)18△274投資有価証券評価損3149関係会社株式売却損益(△は益)759-関係会社株式評価損5-売上債権の増減額(△は増加)△5,088△7,570棚卸資産の増減額(△は増加)204△16,276仕入債務の増減額(△は減少)3,0627,327未収消費税等の増減額(△は増加)△560△463未払法人税等(外形標準課税)の増減額(△は減少)1343前渡金の増減額(△は増加)△179△590未収入金の増減額(△は増加)△198△378未払金の増減額(△は減少)△298△215前受金の増減額(△は減少)△142205その他4351,333小計6,588△1,265利息及び配当金の受取額378458利息の支払額△505△512損害賠償金の支払額△104-法人税等の支払額△2,371△2,063法人税等の還付額11353営業活動によるキャッシュ・フロー4,098△3,329投資活動によるキャッシュ・フロー定期預金の預入による支出△1,053△637定期預金の払戻による収入1,3181,032有形固定資産の取得による支出△2,836△4,135無形固定資産の取得による支出△217△125投資有価証券の取得による支出△250△41投資有価証券の売却による収入10528関係会社株式の売却による収入665-連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出△374-貸付けによる支出△131△82貸付金の回収による収入398102保険積立金の積立による支出△36△21保険積立金の解約による収入2262その他1260投資活動によるキャッシュ・フロー△2,472△3,257(4)連結キャッシュ・フロー計算書アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 13 -(単位:百万円)前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)財務活動によるキャッシュ・フロー短期借入金の純増減額(△は減少)3,9481,434コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)2,9991,999長期借入れによる収入2,6974,191長期借入金の返済による支出△4,432△5,901社債の償還による支出△149△149株式の発行による収入365,486自己株式の取得による支出△800-配当金の支払額△1,067△1,135非支配株主への配当金の支払額△22△16ファイナンス・リース債務の返済による支出△90△138セール・アンド・リースバックによる収入-296連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出△270△306財務活動によるキャッシュ・フロー2,8495,760現金及び現金同等物に係る換算差額△6887現金及び現金同等物の増減額(△は減少)4,407△737現金及び現金同等物の期首残高21,59526,002新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額-679現金及び現金同等物の期末残高26,00225,944アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 14 -(5)連結財務諸表に関する注記事項(継続企業の前提に関する注記)該当事項はありません。(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)1.連結の範囲に関する事項(1)連結子会社の数 54社主要な連結子会社の名称アドバンスト マテリアル ジャパン株式会社、株式会社大川電機製作所、大羽精研株式会社、平和金属株式会社、マークテック株式会社、ALCONIX(SHANGHAI)CORP.、UNIVERTICAL HOLDINGS INC.当連結会計年度より、非連結子会社でありましたHong Kong Andex Electronic Material Co.,Ltd.、同社子会社のNingde Andex Electronic Material Co.,Ltd.、ALCONIX CASTLE METALS AND CHEMICALS SDN.BHD.、同社子会社のALCONIX CASTLE METALS AND CHEMICALS VIETNAM CO.,LTD.は重要性が増したため、連結の範囲に含めております。また、新たに設立したアルコニックスベンチャーズ株式会社、新たに組成したアルコニックスグローバルイノベーションファンド投資事業有限責任組合を連結の範囲に含めております。当連結会計年度において、当社の連結子会社であるアルコニックス三伸株式会社はアルコニックス・三高株式会社を存続会社として吸収合併したことにより連結の範囲から除外しております。また、本田工業株式会社(孫会社)は株式会社風技術センター(孫会社)を存続会社として吸収合併したため連結の範囲から除外しております。(2)非連結子会社の数 4社主要な非連結子会社の名称Heiwa Thai Corporation(連結の範囲から除いた理由) 非連結子会社は、いずれも小規模であり、合計の総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。2.持分法の適用に関する事項(1)持分法を適用した関連会社の数 1社主要な関連会社の名称広東創富金属制造有限公司(2)持分法を適用しない関連会社の数 7社主要な関連会社の名称WINTON INTERNATIONAL INDUSTRIES LTD.持分法を適用していない関連会社は、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため持分法の適用範囲から除外しております。3.連結子会社の事業年度等に関する事項国内連結子会社7社及び在外連結子会社33社の決算日は12月31日であります。 連結財務諸表の作成に当たっては、連結子会社の決算日現在の財務諸表を使用しております。ただし、連結決算日までの期間に発生した重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。4.会計方針に関する事項(1)重要な資産の評価基準及び評価方法① 有価証券その他有価証券イ.市場価格のない株式等以外のもの 時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。ロ.市場価格のない株式等主として移動平均法による原価法を採用しております。ハ.投資事業有限責任組合及びそれに類する組合への出資(金融商品取引法第2条第2項により有価証券とみなされるもの)組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な最近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法を採用しております。② デリバティブ時価法を採用しております。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 15 -③ 棚卸資産通常の販売目的で保有する棚卸資産評価基準は原価法(収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法)を採用しております。⑴商品、製品及び仕掛品小口販売用銅管等 先入先出法及び移動平均法を採用しております。その他の棚卸資産主として個別法を採用しております。⑵原材料及び貯蔵品 移動平均法を採用しております。(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法① 有形固定資産(リース資産を除く)当社及び国内連結子会社は定率法を採用しております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。また、在外連結子会社は主として定額法を採用しております。なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。建物及び構築物     1~60年機械装置及び運搬具   2~20年工具、器具及び備品   1~20年② 無形固定資産(リース資産を除く) 定額法を採用しております。 なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。③ リース資産所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産 自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。(3)重要な引当金の計上基準① 貸倒引当金 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。② 賞与引当金 当社及び一部の連結子会社は従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、将来の支給見込額のうち当連結会計年度の負担額を計上しております。③ 役員退職慰労引当金 一部の国内連結子会社は役員の退職慰労金の支給に備えるため、役員退職慰労金内規に基づく当連結会計年度末における要支給額を計上しております。④ 役員株式給付引当金 役員株式給付規程に基づく取締役に対する当社株式の給付に備えるため、当連結会計年度末における株式給付債務の見込額を計上しております。(4)退職給付に係る会計処理の方法 当社及び連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。(5)重要な収益及び費用の計上基準当社及び連結子会社は、主にスマートフォン・タブレット端末向け部材、アルミ圧延品、伸銅品、非鉄スクラップ(アルミ、銅)、レアメタル・レアアース等の販売並びにめっき材料、小型モーター向けカーボンブラシ、非破壊検査装置及びマーキング装置、精密研削加工部品、金属精密プレス部品等の製造及び販売を行っております。このような商品及び製品の販売については、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、履行義務が充足されることから、当該時点で収益を認識しております。国内の販売においては、出荷時から顧客による検収時までの期間が通常の期間である場合には、出荷時に収益を認識しております。これらの履行義務に対する対価は、履行義務充足後、概ね1年以内に受領しており、重要な金融要素は含んでおりません。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 16 -なお、商品及び製品の販売のうち、当社及び連結子会社が仕入先から顧客に財が円滑に提供されることを手配する履行義務を負う直送取引を代理人取引として純額で収益を認識しております。(6)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準 外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外連結子会社等の資産及び負債は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及び非支配株主持分に含めて計上しております。(7)重要なヘッジ会計の方法① ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理によっております。なお、為替予約等についてヘッジ会計の要件を満たす場合は、振当処理によっております。② ヘッジ手段とヘッジ対象 外貨建取引の為替変動リスクに対して為替予約取引を用いております。また、取扱商品(非鉄金属)の将来価格の変動リスクに対して商品先物取引を用いております。③ ヘッジ方針 デリバティブ取引の限度額を実需の範囲とする方針であり、内規(リスク管理方針)に基づき為替変動リスク及び商品相場変動リスクを回避する目的でそれぞれの取引を行っております。④ ヘッジ有効性の評価方法 事前においては、ヘッジ手段とヘッジ対象に関する重要な条件が概ね一致していることを確認の上ヘッジ指定を行い、また事後においては、デリバティブ実行部署からの報告に基づきヘッジ有効性の確認を実施しております。また、振当処理によっている為替予約については、有効性の評価を省略しております。(8)のれんの償却方法及び償却期間のれんの償却については、効果が発現する期間の5年間または10年間の定額法により償却を行っております。(9)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。(会計方針の変更) (収益認識に関する会計基準等の適用) 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を当連結会計年度の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。 これにより、当社グループにおいては、自ら財を調達して顧客に提供する履行義務を負う在庫取引を本人取引として従来通り総額で、仕入先から顧客に財が円滑に提供されることを手配する履行義務を負う直送取引を代理人取引として純額で収益を認識する方法に変更しております。 収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っており、当連結会計年度の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当連結会計年度の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。ただし収益認識会計基準第86項に定める方法を適用し、当連結会計年度の期首より前までに従前の取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約に、新たな会計方針を遡及適用しておりません。また、収益認識会計基準第86項また書き(1)に定める方法を適用し、当連結会計年度の期首より前までに行われた契約変更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、会計処理を行い、その累積的影響額を当連結会計年度の期首の利益剰余金に加減しております。 この結果、収益認識会計基準等の適用を行う前と比べて、当連結会計年度の売上高153,733百万円、売上原価153,733百万円がそれぞれ減少しております。また当連結会計年度の利益剰余金期首残高に反映されるべき累積的影響はありません。 (時価の算定に関する会計基準等の適用) 「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)等を当連結会計年度の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、連結財務諸表に与える影響はありません。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 17 -(追加情報) (表示方法の変更)  (連結損益計算書関係) 前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外収益」の「屑売却益」は金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替を行っております。この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」に表示していた「屑売却益」39百万円、「その他」130百万円は、「その他」170百万円として組み替えております。(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社は、本社に取扱商品及び製品別の事業本部を置き、各事業本部は、取扱商品及び製品について国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。したがって、当社は、事業本部を基礎として事業分野、収益構造を明確にするため「商社流通」と「製造」に大別し、さらに取扱商品及び製品別のセグメントから構成されており、「電子機能材事業」、「アルミ銅事業」、「装置材料事業」及び「金属加工事業」の4つを報告セグメントとしております。「電子機能材事業」は、化合物半導体、電子材料、チタン製品、ニッケル製品、レアメタル等を取り扱っております。「アルミ銅事業」は、アルミニウム製品(圧延品、押出材、鋳鍛造品、飲料缶、箔等)、伸銅品(板・条・管の展伸材、加工品、部品等)、アルミニウム二次合金地金及び非鉄スクラップ(アルミ、銅、特金、廃家電等)、金属珪素、亜鉛合金塊、マグネシウム地金等、各種配管機材及び素形材等、アルミダイカスト製品、金型、鋳物製品等、金属建具工事、ビル・マンションのリニューアル、リフォーム工事等を取り扱っております。「装置材料事業」は、銅、ニッケルめっき材料及び関連化学品、非破壊検査装置、マーキング装置及び関連消耗品、金型用肉盛溶接棒、溶射施工、カシュー樹脂(ブレーキ摩擦材等)及びカシュー応用製品並びに電波吸収体、一般産業用並びに自動車用小型モーター向けカーボンブラシを取り扱っております。「金属加工事業」は、アルミ、チタン等軽合金の通信機器等用精密機構部品、半導体用表面実装機(チップマウンター)、自動車・産業機械関連製造装置用精密研削加工部品、自動車向け精密プレス金型及びプレス部品、空調機器及び自動車部品等の金属加工部品を取り扱っております。当連結会計年度より一部の組織についてセグメント区分を変更しております。 管理区分を見直したことにより、当社のチタン・新素材部及びALCONIX EUROPE GMBHは「電子機能材」から「アルミ銅」に変更しております。なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。報告セグメントの利益は経常利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は、市場実勢価格に基づいております。 (会計方針の変更)に記載のとおり、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用し、収益認識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しております。 当該変更により、従来の方法に比べて、当連結会計年度の「電子機能材」の売上高は54,252百万円減少、「アルミ銅」の売上高は99,132百万円減少、「装置材料」の売上高は348百万円減少しております。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 18 -(単位:百万円)報告セグメント合計商社流通製造電子機能材アルミ銅装置材料金属加工売上高外部顧客に対する売上高52,874115,44824,66422,000214,987セグメント間の内部売上高又は振替高5,0928772551226,348計57,966116,32524,91922,123221,335セグメント利益1,5676453333,1595,706セグメント資産27,37157,31340,91129,943155,540その他の項目減価償却費611131,2521,8563,283のれんの償却額--58347631受取利息141036063支払利息1063051743472持分法投資利益---125125持分法適用会社への投資額-411--411有形固定資産及び無形固定資産の増加額57989432,1053,205(単位:百万円)報告セグメント合計商社流通製造電子機能材アルミ銅装置材料金属加工売上高顧客との契約から生じる収益33,71259,61435,77527,184156,286外部顧客に対する売上高33,71259,61435,77527,184156,286セグメント間の内部売上高又は振替高3,0941,2334943485,170計36,80660,84836,26927,532161,457セグメント利益4,2732,0321,2453,44911,001セグメント資産38,30274,12543,75528,119184,302その他の項目減価償却費951131,2712,0133,494のれんの償却額--59248640受取利息31030044支払利息1352992658519持分法投資利益---44持分法適用会社への投資額-453--453有形固定資産及び無形固定資産の増加額2301541,2532,8934,5313.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 19 -(単位:百万円)売上高前連結会計年度当連結会計年度報告セグメント計221,335161,457セグメント間取引消去△6,348△5,170連結財務諸表の売上高214,987156,286(単位:百万円)利益前連結会計年度当連結会計年度報告セグメント計5,70611,001セグメント間取引消去127連結財務諸表の経常利益5,71811,009(単位:百万円)資産前連結会計年度当連結会計年度報告セグメント計155,540184,302全社資産(注)-72セグメント間取引消去△7,622△7,937連結財務諸表の資産合計147,917176,437(単位:百万円)日本アジア中国北米欧州その他の地域合計126,91126,09236,39515,4789,679429214,987(単位:百万円)日本アジア中国北米欧州合計16,9831,8561,5112,492122,845(単位:百万円)日本アジア中国北米欧州その他の地域合計95,28515,66925,51615,8513,691272156,286(単位:百万円)日本アジア中国北米欧州合計16,8261,5892,4374,205025,0614.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)(注)全社資産は、提出会社の繰延税金資産であります。【関連情報】前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。2.地域ごとの情報(1)売上高(注)1.売上高は顧客の所在地を基礎として、国又は地域に分類しております。2.アジアは中国を除いております。(2)有形固定資産(注)アジアは中国を除いております。3.主要な顧客ごとの情報外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。2.地域ごとの情報(1)売上高(注)1.売上高は顧客の所在地を基礎として、国又は地域に分類しております。2.アジアは中国を除いております。(2)有形固定資産(注)アジアは中国を除いております。3.主要な顧客ごとの情報外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 20 -(単位:百万円)報告セグメント全社又は消去合計商社流通製造計電子機能材アルミ銅装置材料金属加工当期末残高-02,2502982,548-2,548(単位:百万円)報告セグメント全社又は消去合計商社流通製造計電子機能材アルミ銅装置材料金属加工当期末残高-01,6322541,887-1,887【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 該当事項はありません。当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) 「装置材料」セグメントにおいて、のれんの減損損失76百万円を計上しております。【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)(注)のれん償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため記載を省略しております。当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)(注)のれん償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため記載を省略しております。当連結会計年度において「装置材料」セグメントでのれんの減損損失76百万円を計上しております。【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)「装置材料」セグメントにおいて、当社の連結子会社であるマークテック株式会社が、新たに株式を取得したため株式会社ニコスを連結の範囲に含めております。当該事象による負ののれん発生益の計上額は、当連結会計年度においては、19百万円であります。「金属加工」セグメントにおいて、株式会社富士根産業の株式を92.0%追加取得し、同社及び同社子会社であるFUJINE INDUSTRY (THAILAND) CO.,LTD.を連結の範囲に含めております。当該事象による負ののれん発生益の計上額は、当連結会計年度においては、63百万円であります。当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)該当事項はありません。アルコニックス㈱(3036)2022年3月期 決算短信- 21 - 前連結会計年度(自 2020年4月1日  至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)1株当たり純資産額1,709.55円1,889.53円1株当たり当期純利益113.60円282.54円潜在株式調整後1株当たり当期純利益-円282.50円 前連結会計年度(自 2020年4月1日  至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)1株当たり当期純利益親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)2,8607,507普通株主に帰属しない金額(百万円)--普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)2,8607,507期中平均株式数(千株)25,18326,572潜在株式調整後1株当たり当期純利益親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円)--(うち連結子会社の潜在株式にかかる親会社株主に帰属する当期純利益調整額)(-)(-)普通株式増加数(千株)-4(うち新株予約権)(-)(4)希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要第7回新株予約権(新株予約権の数751個)第8回新株予約権(新株予約権の数792個)第7回新株予約権(新株予約権の数724個)(1株当たり情報)(注)1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。(注)1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益につい

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