ブラザー工業(6448) – ブラザーグループ 中期戦略「CS B2024」策定

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開示日時:2022/05/11 15:00:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 71,299,700 6,867,100 6,867,100 192.08
2019.03 68,397,200 7,192,500 7,192,500 206.9
2020.03 63,725,900 6,733,000 6,733,000 190.21
2021.03 63,181,200 4,273,200 4,273,200 94.07

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
2,241.0 2,138.42 2,287.99 15.85 10.4

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 4,994,600 8,181,700
2019.03 4,781,300 7,328,000
2020.03 6,166,400 8,774,800
2021.03 8,175,100 10,926,500

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

2022 年 5 ⽉ 11 ⽇ ブラザー⼯業株式会社 ブラザーグループ 中期戦略「CS B2024」策定 ブラザー⼯業株式会社(社⻑︓佐々⽊⼀郎)は、2022 年度から 2024 年度までの中期戦略「CS B2024」を策定いたしました。 新型コロナウイルス感染症の拡⼤が始まって以降、世界情勢の急激な変化など、経済・産業・社会は⼤きく変わっており、ブラザーグループを取り巻く事業環境も同様に変化し続けることが想定されます。このような変化に対して、ブラザーグループは、ステークホルダーの皆様からの期待に応え続けるために、⻑期的な視点でお客様と社会にどのような価値を提供するのかを描き、事業戦略を⽴案しました。 昨年 10 ⽉に発表し、本年4⽉からスタートしたブラザーグループビジョン「At your side 2030」は、2030 年度に向けて、ブラザーグループの存在意義や、お客様と社会へどのような価値を提供するのかを「あり続けたい姿」として掲げました。そして、「あり続けたい姿」とした「世界中の“あなた”の⽣産性と創造性をすぐそばで⽀え、社会の発展と地球の未来に貢献」するための「価値の提供⽅法」と「注⼒領域」を⽰しました。 中期戦略「CS B2024」は、「At your side 2030」の実現を⾒据え、バックキャストで最初の3年間に取り組むテーマを定め、策定しました。同時に、ブラザーグループが社会の発展と地球の未来に貢献するため、解決すべき重要な社会課題として 5 つのマテリアリティを特定し、マテリアリティに関連したサステナビリティ⽬標を設定しました。 ■「CS B2024」の概要 「CS B2024」では、「あたらしい未来へのテイクオフ」をテーマに、産業⽤領域の⾶躍や、プリンティング領域の変容などの事業ポートフォリオの変⾰と、持続可能な未来に向けた経営基盤の変⾰を⽬指します。 テーマ︓あたらしい未来へのテイクオフ ●4つの戦略テーマ ➀産業⽤領域の⾶躍に向けて ✓産業機器事業の⼤幅成⻑ の⼤幅な成⻑を⽬指します。 ✓ドミノ事業の成⻑加速 ⾼い⽣産性と環境性能に磨きをかけ、お客様のモノづくりの競争⼒強化と CO₂排出削減に貢献し、産業機器事業 デジタル印刷分野での製品⼒強化、コーディング&マーキング分野での顧客関係強化により、成⻑を加速するとともに、⻑期的な競争⼒獲得に向けた産業⽤インクジェット技術基盤の強化を図ります。 ②プリンティング領域の変容に向けて ✓P&S 事業のビジネスモデル変⾰の加速 厳しい市場環境のなかでも既存ビジネスの⼀層の収益⼒強化に努めるとともに、契約型をはじめとしたお客様とつながるビジネスモデルへの転換加速、業務⽤ラベリング事業の拡⼤など“次”に向けた変⾰を推進します。 ③未来の事業ポートフォリオに向けて ✓マテリアリティ解決につながる新規事業の創出 ブラザーの強みをさらに進化させることで、「働く⼈々の⽣産性と創造性を⽀える」ことや、「地球の未来に貢献する」ための事業機会を広く探索します。 ✓インクジェットを核としたプリンティング技術の進化、応⽤範囲の拡⼤ 産業⽤領域、⺠⽣⽤領域の双⽅にわたって、インクジェットを核としたプリンティング技術の進化や応⽤範囲の拡⼤を進めていきます。 ④持続可能な未来に向けた経営基盤の変⾰ ✓カーボンニュートラルに向けた環境への取り組み 「ブラザーグループ 環境ビジョン 2050」で掲げる CO₂排出削減、資源循環、⽣物多様性保全⽬標の達成に向けて取り組みを推進していきます。特に 2050 年までにブラザーグループの事業活動におけるカーボンニュートラルを実現するため、さまざまな活動を通じて CO₂排出削減に取り組みます。 ✓お客様とのつながりの強化・拡⼤ 各事業において、より多くのお客様とつながり、今まで以上に継続的な価値提供を果たしていきます。さらに、お客様とのつながりから得られたデータをさらなる顧客価値提供につなげ、ビジネスモデルの変⾰を⽬指します。また、サプライチェーンの強靭化により安定した製品供給を実現します。 ✓すべての変⾰の礎 – ブラザー独⾃のマネジメントシステム「ブラザー・バリュー・チェーン・マネジメント(BVCM)*¹」の進化、従業員のチャレンジ⾏動の促進、従業員エンゲージメントの向上 変⾰の礎として、ブラザーグループ⾃らの「⽣産性と創造性」を⾼め続けるため、「BVCM の進化」「従業員のチャレンジ⾏動の促進」「従業員エンゲージメントの向上」に継続的に取り組みます。 ■マテリアリティとサステナビリティ⽬標 「At your side 2030」であり続けたい姿として掲げた「社会の発展と地球の未来に貢献」するため、5 つのマテリアリティを特定しました。これらのマテリアリティ解決に向けたサステナビリティ⽬標を設定し、経営課題として全社横断で活動を推進していきます。 マテリアリティ 2024年度⽬標 ・⼈々の価値創出の⽀援 社会の発展 ・産業機器事業におけるお客様の⽣産性向上、 CO₂排出削減に貢献するための製品性能の優位性確保 ・P&S事業におけるお客様のLTV*²向上に向けたお客様と直接「つながる」ための基盤の構築 ・グローバルベースでの従業員エンゲージメントの可視化と 調査スコアの向上 ・多様な⼈々が活躍できる ・海外拠点責任者の現地登⽤を促進するための⼈財育成 社会の実現 およびガバナンスの強化 ・管理職の健全なジェンダーバランスに向けたパイプラインの強化 および多様な働き⽅を実現する環境整備*³ ・責任あるバリューチェーンの追求 ・サプライヤーに対する⼈権リスク評価の拡⼤ ・RBA*⁴ Gold認証を取得したグループ製造拠点数 3拠点 ・[スコープ1,2*⁵] 2015年度⽐47%削減 (2022~2024年度の3年間で9%を削減) ・CO₂排出削減 参考)2030年度⽬標︓2015年度⽐65%削減 地球の未来 ・[スコープ3*⁵] ⾃助努⼒での15万t削減対策の実施 参考)2030年度⽬標︓2015年度⽐30%削減 ・資源循環 ・製品に投⼊する新規資源率 81%以下 参考)2030年度⽬標︓65%以下 ■財務⽅針 事業の成⻑とサステナビリティ⽬標の達成を両⽴することにより、継続的な株主価値の向上を果たしていきます。安定かつ継続的な配当⽅針のもと、株主還元を強化しつつ、事業から創出される営業キャッシュ・フローに加え、有利⼦負債も活⽤しながら、未来に向けた投資を積極的に実施していきます。 ✓未来に向けた先⾏投資 事業ポートフォリオの変⾰と、持続可能な未来に向けた経営基盤の変⾰実現に向けた先⾏投資枠として総額1,500 億円を設定しました。この投資枠を活⽤して、「事業ポートフォリオの変⾰」に向けては、産業⽤領域やインクジェット技術に関わる各種の機能、拠点の強化、M&A 等の戦略投資を⾏っていきます。また、「持続可能な未来に向けた経営基盤の変⾰」に向けては、環境への取り組みやサプライチェーンの強靭化などを進めていきます。 テーマ 内容 ⾦額 事業ポートフォリオの 変⾰ ・産業⽤領域の⾶躍に向けて ・プリンティング領域の変容に向けて ・産業⽤領域の販売・サービス拠点増強 ・マシナリー・FA領域の⽣産能⼒強化 500億円 ・インクジェット開発・⽣産拠点拡張 ・未来の事業ポートフォリオに向けて ・M&A等の戦略投資枠 300億円 ・製品の地産地消およびサーキュラーエコ ノミーの実現に向けた⼯場投資 ・環境への取り組み ・グループ拠点での創エネ設備導⼊ ・お客様とのつながりの強化・拡⼤ ・環境配慮型の新社屋の建設 700億円 持続可能な未来に向けた経営基盤の 変⾰ ・サプライチェーン強靭化 ・DX投資 合計 1,500億円 安定的かつ継続的な株主還元⽅針のもと、「CS B2024」の期間中においては、1 株当たり年間 68 円の配当を下 限とし(2022 年度業績予想値に対する連結配当性向 35%を基準として設定)、業績状況等に応じて配当⽔準の引き上げを含めた追加的な株主還元を検討します。また、⾃⼰株式の取得についても機動的に実施していきま✓株主還元 す。 ■業績⽬標 10%以上を⽬標とします。 「At your side 2030」の最終年度である 2030 年度に向けて、2024 年度は売上収益 8,000 億円、営業利益率10%以上の達成を⽬指します。また、厳しい事業環境や将来への投資を踏まえつつ、ROE は資本コストを上回る 為替前提︓1USD=108 円、1EUR=125 円 2024年度業績⽬標 売上収益 8,000億円 営業利益率 (当期利益率*) ROE 10%以上 (7%以上) 10%以上 *親会社の所有者に帰属する当期利益率(法⼈税率 30%を前提) ※上記 2022 年度の数値について 本⽇発表した 2022 年度の通期業績予想は、1USD=122 円、1EUR=133 円を前提としていますが、上記の「事業ポートフォリオの変化イメージ」では、成⻑の⽅向性や規模を分かりやすく説明するため、2022 年度の数値についても 2024 年度の業績⽬標と為替前提を合わせて 1USD=108 円、1EUR=125 円を適⽤しています ブラザーグループは、「At your side 2030」の実現に向けて、「CS B2024」で掲げた⽬標達成を⽬指し、より⼀層スピードを上げてあらゆる変⾰に取り組んでいきます。 *¹ BVCM(ブラザー・バリュー・チェーン・マネジメント) お客様を中⼼にお客様への価値提供の流れを定義したブラザー独⾃のマネジメントシステム *² LTV(Life Time Value/ライフタイムバリュー) 顧客⽣涯価値。製品・サービス利⽤期間全体におけるお客様にとっての価値および企業にもたらされる収益 *³ ブラザー⼯業株式会社において実施 *⁴ RBA れることを確実にするための基準を規定している *⁵ スコープ 1、2、3 他者の排出) Responsible Business Alliance(CSR の国際的推進団体)の略称。製造業のサプライチェーンにおいて、労働環境が安全であること、労働者が敬意と尊厳を持って処遇されること、さらにその事業活動が環境に対して責任を持ち、倫理的に⾏わ温室効果ガスの排出源の区分け。スコープ 1 は事業者⾃らによる温室効果ガスの直接排出、スコープ 2 は他者から供給された電気、熱・蒸気の使⽤に伴う間接排出、スコープ 3 はスコープ 1、スコープ 2 以外の間接排出(事業者の活動に関連する <報道関係 お問い合わせ先> ブラザー⼯業株式会社 CSR&コミュニケーション部 ⻄ TEL : 052-824-2072 FAX : 052-811-6826 E-mail : kouhou@brother.co.jp

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