AGS(3648) – 経営計画策定に関するお知らせ

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開示日時:2022/05/12 16:30:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 1,947,155 81,920 87,041 32.08
2019.03 1,966,668 82,208 87,482 30.57
2020.03 1,994,244 71,475 74,739 26.72
2021.03 2,094,967 76,956 78,069 27.93

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
840.0 865.0 869.915 18.35

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 92,935 165,659
2019.03 99,486 198,866
2020.03 92,612 165,522
2021.03 104,532 174,786

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

各 位 2022 年5月 12 日 埼玉県さいたま市浦和区針ヶ谷四丁目3番 25 号 会 社 名 A G S 株 式 会 社 代 表 者 名 代表取締役社長 原 俊 樹 (コード番号:3648 東証スタンダード市場) 問 合 せ 先 執行役員企画部長 石 原 清 彦 (TEL. 048-825-6079) 経営計画策定に関するお知らせ 当社グループは、2022年度よりスタートする新たな経営計画「Keep On Changing ~事業を通じて社会課題を解決し、変革し続ける~」を下記の通り策定しましたので、お知らせいたします。 記 1.前経営計画(2016 年度から 2021 年度まで)の総括 前経営計画「Challenge2021 セカンドステージ」では、最終年度(2021 年度)の目標値を売上高21,030 百万円、営業利益 1,050 百万円、ROE6.0%として、達成に向けて取り組んでまいりました。 売上高については、データセンタービジネスの成長を軸に増収を続け、計画期間中において、13.3%の成長をはたし、2021 年度には 21,187 百万円を計上、計画目標を達成いたしました。 一方、利益面においては、営業利益 948 百万円と上場以来の最高益を達成したものの、設備費や人件費の増加により、目標をやや下回る結果となりました。 2.新経営計画の概要 海外に端を発したDX推進は国内にも波及し、経済産業省による「DXレポート」の公表等もあり、各企業はその推進に取り組んできました。また新型コロナウイルス感染症拡大により、テレワークやオンライン会議、クラウドシステムの活用が加速し、企業は「働き方」や「ビジネスの在り方」の変革を余儀なくされるなど、IT投資は増加傾向となっております。 さらに SDGs 達成に向け、データセンターを活用したペーパーレス化や CO2 削減等が注目される等、ITへの期待は、ますます高まるものと考えられます。 このような社会情勢のなか、当社グループは、その使命を「お客様の変革を支援し、IT事業を通じて社会課題を解決していくこと」と捉え、そのためには、当社グループ自らが変革し続ける必要があるとの認識のもと、計画名を「Keep On Changing ~事業を通じて社会課題を解決し、変革し続ける~」とした新たな経営計画の策定に至ったものであります。 「Keep On Changing ~ 事業を通じて社会課題を解決し、変革し続ける ~」 (1)計画名称 (2)長期経営ビジョン AGSグループは、「IT事業を通じて社会課題の解決に取り組み、夢のある未来の創造に貢献する企業」となり、お客様から選ばれ続けるITパートナーであるために、弛まぬ努力と変革を続けます。 1 (3)基本方針 ① 会社・社員を変える れる最も働きがいのある組織を実現します ② 当社ビジネスを変える 求し続け、当社ビジネスモデルを変革します。 ③ 社会を変える 各種制度や働き方を常に改善し、効率化の追求と組織風土の改革を続け、人が輝き社員が誇時代の変化に対応した新たなサービス開拓への挑戦と、当社既存ビジネスの深化・進化を追お客様の業務変革や課題解決をDX技術の活用により支援し、お客様から選んで頂ける真のITパートナーになるとともに、IT事業を通じて社会課題を解決し、社会変革を支えます。 2022 年度から 2030 年度までの9年間を計画期間とし、同期間を対象とした「長期経営ビジョン」「基本方針(変革の3指針)」および、2024 年度までの重点施策を策定しております。 なお、計画期間においては、以下の通り3年ごとの期間を設定した中期経営計画を策定、長期経営ビジョンの達成に向けて推進してまいります。 ・成長基盤の構築期間 第一期中期経営計画(2022 年度から 2024 年度まで) ・成長戦略の実行期間 第二期中期経営計画(2025 年度から 2027 年度まで) ・ビジョン達成の加速期間 第三期中期経営計画(2028 年度から 2030 年度まで) 2021 年度 2024 年度計画 2030 年度計画 2021 年度比 実績 <第一期> <第三期> 増減額 増減率 211.8 億円 235.0 億円 300.0 億円 88.2 億円 +41.6% 9.4 億円 10.0 億円 15.0 億円 5.6 億円 +59.5% 4.4% 5.0% 4.2% 5.0% 5.0% 0.6P 6.0% 1.0P - - ※ 各計数はM&Aによる(AGSグループへの)子会社化や、出資などによる資本提携などを含みます。 ※ 第二期 中期経営計画の計数計画は別途作成します。 (6)第一期中期経営計画(2022 年度から 2024 年度まで)の重点施策 ■成長戦略・両利きの経営の遂行 ~ 創る力を高め、お客様の変革を支える ~ 【変革】DX・クラウドインテグレーションビジネスの推進 お客様に選ばれ続ける真のITパートナーとなるべく、技術・業務ノウハウ・コーディネート力等、DX時代に即した「創る力」を高めることに全社を挙げて取り組むことで、お客様のDX・デジタル化、および経営課題の解決を支援する「ソリューション型ビジネス」を推進し、既存顧客の取引拡大と新規大口先の獲得を目指します。 2 (4)計画期間 (5)計数計画 売上高 営業利益 営業利益率 ROE 【挑戦】新サービス・新事業の創出 マーケティング力や企画提案力を強化したうえで、研究開発投資やM&Aによる事業化への積極的な経営資源投入などによりイノベーションを加速させ、新たな収益基盤となる「サービス提供型ビジネス」を創出し、育ててまいります。 【深化】既存ビジネスの深化 当社保有の専門ノウハウ・インフラ設備・デジタル化技術の高度化により、従来からのサービスの深化とともに新たな受託業務を創出し、お客様のデジタル化支援のトータルソリューション提案を推進することでデータセンタービジネスをはじめとしたデジタル化受託業務の拡大を図ってまいります。 ■成長戦略のための基盤作り ~ 人が育つ、進化し続ける組織となる ~ 【改革】構造改革による経営の効率化 事業推進と経営効率化を実現すべく、DXビジネスを戦略的に推進する組織の新設や、グループ組織体制の見直しを行い、組織の強化・最適化を図ります。また、「社内事務プロセスの見直し」や「事業の選択と集中・分散」等により収益体質を強化し、資本コストを意識した経営を行ってまいります。 【成長】人材育成及び人材成長戦略 DXビジネスをはじめとした成長戦略の推進に必要な人材を計画的に育成するとともに、長く働くことを可能とするリスキリングに取り組みます。また、多様な人材が活躍できる「挑戦を重視する組織」へと変革し、全ての社員が持てる力を最大限発揮できる組織となり、社員が誇れる、最も働きがいのある企業を目指してまいります。 (7)その他 詳細については別紙AGSグループ経営計画「Keep On Changing」をご参照ください。 (注)本経営計画は、現時点における事業環境に基づく計画であり、今後の事業環境の変化等によっては実際の業績が見通しと大きく異なる場合や、予告なしに変更する可能性がありますので予めご了承ください。 以上 3 AGSグループ経営計画Keep On Changing~ 事業を通じて社会課題を解決し、変革し続ける ~Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を2022年5月12日https://www.ags.co.jp/Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved新たな長期経営ビジョンと第一期中期経営計画のスタートにあたってAssuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を私どもAGS株式会社は、2021年7月をもちまして、創立50周年を迎えることが出来ました。これもひとえに、AGSグループのビジネスを支えていただいた、全ての関係者の皆さまのおかげでございます。改めまして心から深く感謝いたします。さて、現在、国内では、私たちがかつて経験したことのないスピードで高齢化が進み、生産年齢人口は、今後、激減して行く見通しであります。さらに新型コロナウイルス感染症の拡大は、我が国における社会全体のデジタル化の遅れを、白日の下に晒すことともなりました。まさに課題山積ではありますが、その解決にはITの利活用が必須であります。今こそ、私どもの社名の由来である「Assuring Growth and Success with IT」~「ITで、確かな成長と成功を」のフレーズと、企業理念である「お客様とともに未来を創造し、ITで夢のある社会づくりに貢献します。」を、役職員全員が改めて胸に刻み、お客さまとしっかりと向き合い、お客さまの諸課題の解決に、真摯に取り組んで参る所存です。そして、内外環境や社会情勢の変化、ITへの期待などを受け、当社グループの使命や経営目標である「持続的に成長可能な経営基盤の構築」を実践し、 「IT事業を通じた社会課題の解決」を実現するためには、将来を見据えて当社グループ自らが変革し続ける必要があると認識し、2022年度を開始年度とする、新たな経営計画「Keep On Changing」を策定いたしました。100年企業を目指し、今後も、これまでに培ってきた幅広い技術に先進的技術を積極的に取り込むことで、存在感のある企業を目指し、経営計画「Keep On Changing」への取り組みを通じて、お客さまから信頼され、期待されるITパートナーとしてあり続けたいと考えております。AGS株式会社代表取締役社長 原 俊樹1Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved前経営計画の振り返りと環境分析・前経営計画(2017年4月~2022年3月)の総括・重点施策の達成状況・AGSグループを取り巻く事業環境2Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved前経営計画(2017年4月~2022年3月)の総括Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を売上:データセンタービジネスの成長を軸に増収を続け、期間中に13.3%成長、目標を達成した利益:上場以来の最高益を達成したものの、設備費や人件費の増加により、目標未達となった指 標2016年度実績2021年度実績 2021年度目標 目標達成率 2016年度比売上高(億円)186.9211.8210.3100.7%+13.3%販管費(億円)営業利益(億円)営業利益率EBITDA(億円)31.38.34.4%19.036.132.4---+15.5%9.410.590.3%+13.6%4.4%5.0%---+0.0pt22.221.0106.0%+16.6%ROE14.0%※5.0%6.0%83.7%---※ 退職金制度の変更による負債の減少(特別利益 約12億計上)含む前経営計画(2017年4月~2022年3月)の総括3Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved重点施策の達成状況Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功をデータセンタービジネスは計画通り成長し2021年1月にラックフロアを増床した。一方、SIビジネスは次世代テクノロジーを活用した開発、収益に貢献する新たなビジネスの創出等、課題を残す結果となった。重点施策データセンタービジネスの強化・拡大主な実績や成果■アライアンス販売を強化しハウジング案件が順調に拡大■2021年1月にはラックフロアを増床■自社センターとAWSを組み合わせたサービスの提供開始SIビジネスの変革・強化・拡大■AI等の先端技術の研究や情報セキュリティの専門組織を組成■AIを活用したサービス提供開始、クラウドネイティブ技術を活用した開発環境構築を実現新規事業・サービスの創出■IT技術革新へ対応した新ビジネスを戦略的に推進する組織を組成■RPA・AI-OCRソリューションや、新たなBPO業務を創出営業戦略の拡充と実効性の向上■既存顧客とのリレーション強化による大口商談の増加(売上目標達成に大きく貢献)競争力強化に向けた人事施策の推進(働き方改革の推進)■新人事制度導入、定年延長(65歳まで)、在宅勤務制度拡充■意欲ある社員が長く働ける環境構築、働き方改革の推進により社員満足度は高い状況経営基盤高度化とCSR活動の推進■SDGsへの取り組み■コーポレートガバナンスコードへの適切な対応による内部管理体制の強化■CSRを中心とした社会貢献活動などを実施重点施策の達成状況4Copyright©2022 AGS Corporation. All Right ReservedAGSグループを取り巻く事業環境Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を経済・社会のDX・デジタル化が急速に進展し、企業のIT投資、DX投資が拡大している現状を踏まえ、当社グループが属する情報サービス産業は時代の要求に対応した変革が求められている。【外部環境】【社会情勢(政治・経済・社会)】【社会情勢(IT・テクノロジー)】①持続可能な社会への取り組み(SDGs):・DX・デジタル化の進展環境・エネルギー問題、ガバナンス要求の高まり、・ITプラットフォーマーとユーザーITの領域拡大ESG経営の重視、ダイバーシティ&インクルージョン・AI等による自動化、データ駆動時代②国内における少子高齢化:・IT人材の不足、IT人材に対する需要の偏り生産労働人口減少、税収減による行政機能低下、多様な働き方と学び直しの重要性【国内IT動向】③Society5.0:・コロナ禍で減収減益も、業種・業態により回復傾向(企業業績)行政・インフラ・生産・物流・交通・セキュリティの高度化・デジタル化の重要性を再認識、デジタル化へのシフトが加速(ITの役割が『効率化・コスト削減』から、『価値創造』に変化)【顧客動向】■法人分野・IT投資、DX投資は拡大傾向・ガバメントクラウドによるデジタル化の推進・勘定系への投資は抑制・中堅中小企業も本格的にDXへ取組み・デジタル社会の実現に向けたオンライン化・新ビジネスモデル構築のためのIT投資■公共分野■金融分野AGSグループを取り巻く事業環境5Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved新経営計画(Keep On Changing)の作成にあたってAssuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を海外に端を発したDX推進の流れは国内にも波及しましたが、国内IT投資は海外に比べて遅れをとっている状況から、2018年には経済産業省が「DXレポート」や「DX推進ガイドライン」を公表し、企業に呼びかけてきました。こうした中、2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大により、人と人との接触が制限され、企業はテレワークやオンライン会議、クラウドシステムの活用が進み、「働き方」や「ビジネスの在り方」の変革を余儀なくされました。また、デジタル化への課題が浮きぼりにされたことからDX推進の流れは一気に加速し、現在、企業のIT投資は増加傾向にあります。更に、2030年を目標とするSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、ITやデータセンターの活用によるペーパーレス化やCO2削減等への取り組みが注目されるなど、今後、ITへの期待は、ますます高まるものと考えられます。このような社会情勢のなか、「お客様とともに未来を創造し、ITで夢のある社会づくりに貢献します」とした企業理念のもと、当社グループの使命は、「お客様の変革を支援し、IT事業を通じて社会課題を解決していくこと」と捉えております。IT事業を通じた社会課題解決実現のためには、当社グループ自らが変革し続ける必要があります。そこで、新経営計画の名称を「Keep On Changing ~事業を通じて社会課題を解決し、変革し続ける~」とし、2022年度から2030年度までの9年間を対象とした「長期経営ビジョン」と「基本方針(変革の3指針)」および、2024年度までの重点施策を策定いたしました。詳細は次ページ以降の新経営計画をご参照ください。新経営計画(Keep On Changing)の作成にあたって6Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved新経営計画・企業理念・行動指針(AGSグループのベースになるもの)・経営計画の構成・長期経営ビジョン・基本方針(変革の3指針)・経営計画の期間と計数目標・重点施策(成長戦略・経営基盤強化)・成長分野への戦略的な投資・【参考】 SDGs・ESGの観点から見た経営計画・【参考】 資本政策に関する考え方7Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved企業理念・行動指針(AGSグループのベースになるもの)Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を企業理念お客様とともに未来を創造し、ITで夢のある社会づくりに貢献します。MISSIONお客様と一緒になって将来ビジョンを語れるビジネスパートナーとなることを目指します。先進的なITソリューションの提供を通じて、希望の膨らむ豊かな社会の実現に貢献することで、企業としての社会的責任を果たすことを表現しています。柔らかな発想と新しい技術で人々の思いを実現し、新たな発見と大きな満足を提供します。VALUE私たちには、既成概念にとらわれない柔軟な発想と最先端の技術を提供していくことが不可欠です。お客様や社員を含めたいろいろな人々の「こんなことができたらいいな」という想いを実現することで、お客様に「驚き」、「わくわく感」をもたらし、任せてよかったと言われる満足感のあるサービスを提供していくことを表現しています。一人ひとりがスペシャリストとして、誇りと責任を持って、いきいきと行動します。ACTION社員一人ひとりは、常にレベルアップを図りながら専門的スキルをもつことが求められます。自らの仕事に誇りや自信、かつ責任をもってあたるとともに、積極的に行動することを表現しています。また、AGS Corporationの「A・G・S・C・O」を頭文字とする英単語とその意味から、具体的な行動指針を明文化しています。行動指針AAttractive魅力GGenuine誠実SSpeedy迅速CChallenging挑戦OOrganizedチームワーク私たちは価値あるサービスでお客様を魅了します。私たちは何事にもまっすぐに誠実に対応します。私たちは迅速な課題解決に向けスピーディに行動します。私たちは未知の領域にチャレンジし「こうなったらいいな」を実現します。私たちはITのプロとして組織力で対応します。企業理念・行動指針(AGSグループのベースになるもの)8Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved経営計画の構成Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を新経営計画は、「100年企業」を目指す当社グループが、 今後の経営方針(経営ビジョン)や事業方針の方向性を示すものである。経営目標を基にした経営ビジョン達成のための取組方針や考え方を基本方針とし、3年毎に策定する中期経営計画で重点施策を示す。2030年を見据えた方針(経営ビジョン・基本方針)本計画は2024年度までの取組み事業本部関係会社経営計画の構成経営目標:持続的に成長可能な経営基盤の構築長期経営ビジョン基本方針(変革の3指針)5つの重点施策(3年計画)事業推進本部企画管理本部業務計画(アクションプラン)AGSグループのあるべき姿や将来像「企業理念」を実現するために、今後10年先を見据えた方針(本計画では2030年度を見据えたビジョンとする)「長期経営ビジョン」達成に向けた取組方針・考え方、実現すべきこと「基本方針」を実現するために必要な、全社共通の取組みとして実施する重点(主要)施策「5つの重点施策」を基にした、各本部(関係会社含む)の第一期・中期経営計画の取り組み方針「基本方針」のもと、「重点施策」を実行するために必要な具体的な実行計画を、年度ごとの業務計画として作成基本方針長期経営ビジョンと経営計画中期計画単年度【SDGsについて】AGSグループは、グループの企業理念に基づく社会的使命への認識をより一層深め、「IT事業を通じて社会課題の解決に取り組み、夢のある未来の創造に貢献していく」ことを基本方針として、マテリアリティ(重要課題)への取り組みを通じて、SDGsの達成に向けて貢献して行くことを2021年4月に公表済み。本計画についても、SDGs実現のための考え方を盛り込んでいる。経営計画の構成9Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved長期経営ビジョンAssuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を長期経営ビジョンを「Keep On Changing」とし、事業を通じて社会課題を解決し、変革し続けることを目標とする。(期間:2022年度~2030年度)~ 事業を通じて社会課題を解決し、変革し続ける ~AGSグループは、・IT事業を通じて社会課題の解決に取り組み、夢のある未来の創造に貢献する企業を目指します・お客様から選ばれ続けるITパートナーとして、弛まぬ努力と変革を続けます● AGSグループの技術力を結集し、社会課題を解決するためのソリューションを提供し続ける● 常に挑戦し企業価値を高め、お客様から選んでいただける “真のITパートナー” となる● 自ら成長し、輝き、 “満足” と “幸福” を実感でき 社員が誇れる 最も働きがいがある企業となる長期経営ビジョン10Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved基本方針(変革の3指針)Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を基本方針(変革の3指針)IT事業を通じて「会社・社員」を変え、「当社ビジネス」を変え、「社会」を変えることで、社会課題の解決を目指す 。当社の組織・制度・システム・働き方を常に時代の変化やお客様のニーズを的確に捉えお客様業務の理解を深めDX技術の活用に改善し、業務効率化の追求と組織風土の改た新たなサービス開拓へ挑戦する。よりお客様の業務変革や課題解決を支援し、革を続ける。あわせて、当社既存ビジネスの深化・進化をお客様から選ばれる真のITパートナーになる。また、人が輝き、“満足”と“幸福” を実感する、追求し続け、当社のビジネスモデルを変革し続また、IT事業を通じて社会課題を解決し、社員が誇れる最も働きがいのある企業となる。ける企業となる。社会変革を支える企業となる。基本方針(変革の3指針)11Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved経営計画の期間と計数目標Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を前経営計画2021年度実績Keep On Changing第一期中期経営計画(2024年度)第二期中期経営計画(2027年度)第三期中期経営計画(2030年度)300.0億15.0億5.0%1,250人120.0万6.0%※ 各計数はM&A等の資本提携含む※ 第二期 中期経営計画の計数計画は別途作成する成長基盤の構築期間成長戦略の実行期間ビジョン達成の加速期間売上高211.8億235.0億営業利益営業利益率9.4億4.4%10.0億4.2%社員数1,057人1,139人営業利益/1人89.6万87.8万ROE5.0%5.0%(第一期 中期経営計画の主要な指標)■ DX・クラウドインテグレーションの新規案件数 累計30件以上125先達成■セキュリティソリューション提供先数40先以上■ IT活用支援ビジネス新規提供先数クラウド売上13.6億24.0億経営計画の期間と計数目標12Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved重点施策(成長戦略・経営基盤強化)Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を成長戦略・両利きの経営の遂行 ~ 創る力を高め、お客様の変革を支える ~変革DX・クラウドインテグレーションビジネスの推進お客様に選ばれ続ける真のITパートナーとなるべく、技術・業務ノウハウ・コーディネート力等、DX時代に即した「創る力」を高めることに全社を挙げて取り組むことで、お客様のDX・デジタル化、および経営課題の解決を支援する「ソリューション型ビジネス」を推進し、既存顧客の取引拡大と新規大口先の獲得を目指す。新サービス・新事業の創出既存ビジネスの深化マーケティング力や企画提案力を強化したうえで、研究開発投資やM&Aによる事業化への積極的な経営資源投入などによりイノベーションを加速させ、新たな収益基盤となる「サービス提供型ビジネス」を創出し、育てる。当社保有の専門ノウハウ・インフラ設備・デジタル化技術の高度化により、従来からのサービスの深化とともに新たな受託業務を創出し、お客様のデジタル化支援のトータルソリューション提案を推進することでデータセンタービジネスをはじめとしたデジタル化受託業務の拡大を図る。成長戦略のための基盤作り ~ 人が育つ、進化し続ける組織となる ~構造改革による経営の効率化人材育成及び人材成長戦略事業推進と経営効率化を実現すべく、DXビジネスを戦略的に推進する組織の新設や、グループ組織体制の見直しを行い、組織の強化・最適化を図ります。また、「社内事務プロセスの見直し」や「事業の選択と集中・分散」等により収益体質を強化し、資本コストを意識した経営を行う。DXビジネスをはじめとした成長戦略の推進に必要な人材を計画的に育成するとともに、長く働くことを可能とするリスキリングに取り組みます。また、多様な人材が活躍できる「挑戦を重視する組織」へと変革し、全ての社員が持てる力を最大限発揮できる組織となり、社員が誇れる、最も働きがいのある企業を目指す。重点施策(成長戦略・経営基盤強化)13Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved深化成長挑戦改革重点施策1Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を〈変革〉DX・クラウドインテグレーションビジネスの推進基本方針DX時代に即した「創る力」を高め、お客様のDX・デジタル化及び経営課題の解決を支援することに全社を挙げて取り組む。クラウドインテグレーションビジネスの競争力向上 コンサルやシステム化企画を含む、上流支援を強化 クラウドネイティブ開発の自社対応力を強化インフラ・セキュリティビジネスの拡大 デジタル化技術の向上 インフラ・セキュリティビジネスを強化IT活用支援ビジネスの推進 「お客様組織内のIT活用」を支援するビジネスを強化重点施策114Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved重点施策2Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を〈挑戦〉新サービス・新事業の創出基本方針戦略的に経営資源を投下し、新規領域への挑戦とイノベーションを加速させる。新たなクラウドサービスの創出 マーケティングを重視した新規サービスの創出 サービスを育てる取り組みの強化パートナーシップによるビジネスの創出・強化 資本提携やM&Aを実行 業務提携により、ITを活用したビジネスの創出に挑戦法人市場の開拓強化、事業領域の拡大 強みを活かした、戦略的な経営資源の配分重点施策215Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved重点施策3Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を〈深化〉既存ビジネスの深化基本方針情報処理サービス等の既存ビジネスについてもデジタル化や自動化を徹底し、一層の深化を図る。デジタル化技術を活用した新たな受託業務の獲得 企画・提案体制を強化し、新たな受託業務創出・獲得 新規デジタル化受託業務の推進クラウドシフトに貢献するデータセンタービジネスの強化 次世代プライベートクラウド等の設備投資を強化 マルチクラウドインテグレーションサービスの推進情報処理サービスの深化 運用人材のスキル向上・受託範囲拡大 高度化・自動化等による効率化重点施策316Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved重点施策4Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を〈改革〉構造改革による経営の効率化基本方針お客様の変革を担う企業として、当社グループも変革を実行する。事業の推進と経営の効率化を実現する組織改革 グループ体制の見直しと組織の最適化 DX推進の組織体制を強化社内プロセス改革、業務・経営のDX化 社内基幹システムの更改 社内事務の改善事業の選択と集中・分散 成長が困難なサービスの整理(成長領域へ資源投入) バランスの良い事業ポートフォリオを維持重点施策417Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved重点施策5Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を〈成長〉人材育成及び人材成長戦略基本方針人材の成長サイクルを強め、人が育つ組織、人が輝き社員が誇れる、最も働きがいのある企業となる。中長期の展望に基づく人材育成、人材成長戦略 事業戦略に基づく中長期的な人材計画を策定・推進 社員のリスキル・育成策を推進健康経営の推進、人材への投資 健康経営と働き方改革を推進し社員の心身の充実を図る プロ人材、コア人材の育成挑戦を重視する組織変革と多様な人材の活躍推進 魅力ある組織・チーム作りを推進 ダイバーシティ&インクルージョン推進重点施策518Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved成長分野への戦略的な投資Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を2024年度までに、成長分野の推進や事業構造の転換など、積極的かつ戦略的な投資を実現し持続的な企業価値向上に努める。(下記投資額を目途に、必要な投資を実施する)● DX・デジタル化を含めた設備投資・DXビジネスや新たなデジタル化業務など、戦略的な投資やiDCを含めた情報処理サービスを提供するための設備投資30億● DX領域への人的資本投資・クラウドビジネスを戦略的に進めるプロフェッショナル人材育成・技術習得・強化、サービス企画・開発のための費用6億● M&A・資本提携等・当社事業との融合により、新経営計画における重点施策の推進が図れる企業とのM&Aや資本提携を想定3億● 組織再編・社内システムの見直し・グループ組織体制を見直し、スリム化するとともに、従業員の効率的な配置を実施・社内基幹システムの統合および、社内事務の見直しを実施3億成長分野の戦略的な投資19Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved【参考】 SDGs・ESGの観点から見た経営計画Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功をAGSグループは、「IT事業を通じて社会課題の解決に取り組み、夢のある未来の創造に貢献していく」という基本方針に基づき、SDGsの達成に向けて公表(2021年4月)している通り、本経営計画においても継承して行く。 また、コーポレートガバナンス報告書等を通じて公表している取組みも踏まえ、本経営計画を通じてESG経営を推進して行く。AGSグループのマテリアリティ関連するSDGs本経営計画での位置付け事業1事業2事業3事業4豊かな社会の実現安心・安全な社会の実現資源の効率的利用地球環境の保全DXソリューションを通じて、さまざまな課題解決に取り組み、持続可能で豊かな社会の実現に貢献します。セキュリティソリューションを通じて、情報資産を保護し、安心・安全なデジタル社会の実現に貢献します。データセンタービジネスを通じて、電力の効率的な利用を促進し、CO2排出量の削減に貢献します。ペーパーレス化の推進を通じて、森林破壊の抑制に取り組み、地球温暖化や大気・水質汚染の防止に貢献します。AGSグループの取り組みを支える基盤基盤1社会貢献基盤2組織体制良き企業市民として地域社会と共生し、社会貢献活動を通じて、ともに発展していく企業を目指します。グループの持続的成長のために、最適なコーポレートガバナンスの実現と内部統制機能の強化・充実に取り組みます。基盤3人材自律的に成長し、新たな未来を創造できるIT人材を創出します。Environment(環境)Social(社会)Governance(ガバナンス)データセンタービジネスを通じたCO2排出量の削減や脱炭素社会の実現を目指し、ペーパレス化を通じた森林破壊の抑制など、豊かで美しい環境を未来へ繋げる取り組みを推進します。安心・安全で高品質なサービスを提供するとともに良き企業市民として地域社会と共生し、社会貢献活動を通じてともに発展するとともに、働きがいのある企業を目指します。ステークホルダーの皆様からの信頼と期待に応え、グループの持続的成長を目指し、最適なコーポレートガバナンスの実現と内部統制機能や体制の強化、および充実に取り組みます。【参考】SDGs・ESGの観点から見た経営計画Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved2120重点施策1重点施策2重点施策1重点施策3重点施策3ー重点施策4重点施策5重点施策3重点施策1重点施策5重点施策4【参考】 資本政策に関する考え方Assuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を2030年に向けた長期経営ビジョンの実現に向け、積極的な成長戦略への投資と株主の皆様への確実な利益還元を両立するよう、下記のとおり資本構成の適正化を図り資本の効率性向上を目指す。◆成長投資の推進することで収益性を高める◆政策保有株式の縮減◆株主還元の充実➤人財成長投資、設備投資、成長分野への研究開発投資やM&Aなどを中心に行い、 「重点施策」を確実に実行➤政策保有株式の縮減を段階的に進め、資本の有効活用を図る➤売買代金の一部を原資として自己株式の取得や、成長戦略の実現に向けた機動的な資本政策を実施する➤株主価値の向上に資すると判断できる場合は、自己株式の取得とともに消却についても検討する➤上記取組みの結果、前経営計画で未達だったROE6%を先ずは目指し、2030年度には6%以上を目指す➤新商品の開発、市場競争力の強化、将来の事業展開や設備投資などのための内部留保金とバランスを取りながら、今後も安定した配当を原則とし、配当性向30%以上を維持した株主還元(配当)を継続する【参考】資本政策に関する考え方21Copyright©2022 AGS Corporation. All Right ReservedAssuring Growth and Success with ITITで、確かな成長と成功を免責事項・本資料には将来の業績に関する記述が含まれておりますが、これらの記述は将来の業績を保証するものではありません。市場環境をはじめとした経営を取り巻く環境変化などにより、今後の業績は本資料の内容とは異なる可能性があります。・本資料に記載された事項の全部または一部は、予告なしに修正または変更することがあります。・本資料は情報提供を目的として作成したものであり、有価証券の売買を勧誘するものではありません。・本資料の無断での複製、転送等を行わないようにお願いします。■お問い合わせ先AGS株式会社 企画部電 話:048-825-6079E-mail:ir.ml@ags.co.jp22Copyright©2022 AGS Corporation. All Right Reserved

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