エフピコ(7947) – 海外企業の株式取得(持分法適用関連会社化)に関するお知らせ

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開示日時:2022/05/09 17:00:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 17,358,000 1,288,400 1,345,200 111.0
2019.03 18,117,100 1,394,900 1,469,100 119.75
2020.03 18,634,900 1,550,800 1,606,200 130.35
2021.03 19,695,000 1,876,300 1,919,200 147.8

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
3,975.0 3,946.8 4,140.2 26.2 23.39

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 -994,100 1,397,400
2019.03 806,600 2,551,000
2020.03 1,658,700 2,777,000
2021.03 1,410,500 3,181,400

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

各 位 2022 年 5 月 9 日 会 社 名 株式会社エフピコ 代表者名 代表取締役社長 佐藤 守正 (コード番号 7947 東証プライム) 問合せ先 専務取締役経理財務本部本部長 池上 功 (TEL. 03-5325-7756) 海外企業の株式取得(持分法適用関連会社化)に関するお知らせ 当社は、2022 年 5 月 9 日の取締役会において、SCGM Bhd.(本社:マレーシア、以下「SCGM社」といいます)との間で、同社の完全子会社であり、東南アジアを中心に簡易食品容器の製造・販売を行う Lee Soon Seng Plastic Industries Sdn. Bhd.(本社:マレーシア、以下「LSSPI 社」といいます)の株式を三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、以下「三井物産」といいます)が 60%、当社が 40%取得する株式譲渡契約を締結し、LSSPI 社を持分法適用関連会社とすることを決定いたしましたのでお知らせいたします。 なお、本件は、2022 年 7 月開催予定である SCGM 社臨時株主総会の特別決議による承認をはじめとする必要な許認可を取得後、2022 年 8・9 月中に完了となる予定です。本開示はそれら許認可を取得する前提の下、行うものであります。 記 1. 株式取得の理由 ① 東南アジア、マレーシアへの進出理由 東南アジア諸国においては、消費を支える 15~64 歳の生産年齢人口が増加を続け、経済成長が促進される「人口ボーナス期」が今後 2025~2050 年にかけて続くと予測されております。また、人口増加や所得水準の向上により年率 5~10%での成長が見込まれる小売市場は、市場あるいは個人商店に代表される「伝統的店舗」から、スーパーマーケットやコンビニエンスストアのような「近代的店舗」へと形態のシフトが進んでおり、機能性容器のニーズ拡大が期待されております。特に、昨今はコロナ禍に伴う移動制限の影響を受け、日本と同様にフードデリバリー市場が定着しており、2025 年まで年率約 10%での成長が見込まれております。衛生面に配慮した個包装販売が可能なかん合折り蓋式容器、食習慣の変化に伴う電子レンジ対応容器、消費期限の延長・長期保存が可能となるフードロス対応容器等、機能性容器のニーズは拡大傾向にあります。 マレーシアにおいては、好調な個人消費や輸出の増加により、今後の実質 GDP 成長率は、年率 5%程度で推移することが見込まれており、加えて、「マレーシア新経済モデル(NEM:New Economic Model for Malaysia)」をはじめとする経済戦略に基づいた雇用環境の改善等を背景に、世帯収入の増加が続いております。世帯規模を所得別に見た場合、アッパーミドル層および富裕層の世帯が占める割合が近隣諸国と比べて高いことから機能性容器へのニーズが高く、機能性の高い食品容器を製造・販売している当社にとって、マレーシアはその強みを十二分に活かすことが出来るマーケットであると考えております。さらに、当社が持つ日本でのマーケティングのノウハウを、東南アジアに数多く進出する日系の小売業・外食産業に有効活用できるものと考えております。 ② LSSPI 社の特長 マレーシア最大手の簡易食品容器メーカーである LSSPI 社は、シートの押出・成形、製品の梱包・保管、そして販売・配送までの、一連のオペレーションを自社で包括的に管理し、高い安全性と品質の両立、原料の配合等のコントロールによる製造コスト低減を実現しております。また、マレーシア国内 12 州および隣国のシンガポールをカバーする自社物流による供給体制を構築し、食品メーカーや包装資材ディーラーを中心とした同社顧客は、マレーシア国内に止まらず、シンガポールやオーストラリア、フィリピン等、東南アジアを中心に多岐に渡っております。 LSSPI 社の売上高は過去 10 年間高成長を遂げており、利益率の高い製品の販売強化による継続的な利益計上を実現しております。特に 2021 年 4 月期においては、コロナ禍に伴う移動規制により食品容器需要が増加し、売上高・利益率ともに顕著な伸びを見せました。 ③ 当社と三井物産による LSSPI 社に対するシナジー効果 当社並びに三井物産は、LSSPI 社の更なる成長のために、「もっとも高品質で環境に配慮した製品を」「どこよりも競争力のある価格で」「必要なときに確実にお届けする」という基本 3本柱を追及し、両社の持つ販売力強化や生産効率向上のための経営ノウハウを LSSPI 社に導入いたします。販売面においては、三井物産の東南アジア地域における出資・提携先を活用した販売拡大に加えて、当社の「売り場づくり提案」などマーケティングのノウハウの提供により、LSSPI 社の営業力を強化いたします。製造面においては、省人化や成形サイクル短縮などによる生産能力増強ならびにコストダウン、防曇やかん合などの技術を用いた付加価値の高い製品を開発いたします。物流面においては、当社自社物流のノウハウ活用を検討い これらにより、当社並びに三井物産は、LSSPI 社の東南アジア地域における競争力向上と利益の最大化を実現させるとともに、安全・安心・環境にも配慮した製品開発を行い、食品容器を通じてアジアの QoL(Quality of Life:生活の質)向上と豊かな社会の創造を目指してまたします。 いります。 本件により、当社は日本国内に止まらず、アジア No.1 の簡易食品容器メーカーを目指し、更なる飛躍を図ってまいります。 LSSPI 社 本社外観 2. 株式取得する会社の概要 (1) 名(2) 所称 Lee Soon Seng Plastic Industries Sdn. Bhd. 地 PTD 109444, Jalan Sengkang, Kawasan Perusahaan Sri Sengkang, 81000 Kulai, Johor (3) 代者 Chairman Dato’ Sri Lee Hock Seng (4) 事 業 内 容 簡易食品容器等の製造・販売 (5) 資金 108,766,256 マレーシアリンギット 在表本(約 32 億円、2022 年 5 月 6 日時点終値 マレーシアリンギット=29.9 円にて換算) (6) 設 立 年 月 日 1984 年5月 (7) 従 業 員 数 522 名(2021 年 8 月時点) (8) 大株主及び持株比率 SCGM Bhd. 100% (9) 上場会社と当該会社の関係 資 本 関 係 該当事項はありません。 人 的 関 係 該当事項はありません。 取 引 関 係 該当事項はありません。 3. 株式取得の相手先の概要 (1) 名称 SCGM Bhd. (マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)上場) (証券コード 7247) (2) 所地 PTD 109444, Jalan Sengkang, Kawasan Perusahaan Sri (3) 代者 Chairman Dato’ Sri Lee Hock Seng Sengkang, 81000 Kulai, Johor 在表(4) 事 業 内 容 持株会社 (5) 大株主及び持株比率 (2022 年 4 月 29 日時点) SCGM Lee Sdn. Bhd. Dato’ Sri Lee Hock Seng Dato’ Sri Lee Hock Chai Lee Hock Meng Dato’ Sri Lee Hock Guan (6) 上場会社と当該会社の関係 資 本 関 係 該当事項はありません。 人 的 関 係 該当事項はありません。 取 引 関 係 該当事項はありません。 関 連 当 事 者 該当事項はありません。 15.90% 9.26% 6.66% 6.16% 5.84% 4. 取得株式数、取得前後の所有株式および取得金額 (1) 異動前の所有株式数 0 株 (議決権所有割合:0.0%) (2) 取 得 株 式 数 当社取得株式数 42,586,502 株 (3) 取 得 価 額 当社取得価額 217 百万マレーシアリンギット ※参考:日本円換算 約 65 億円(2022 年 5 月 6 日時点終値 マレーシアリンギット=29.9 円にて換算) (4) 異動後の所有株式数 当社 42,586,502 株 (議決権所有割合:40.0%) (1) 取締役会決議日 (2) 株式譲渡契約締結日 2022 年 5 月 9 日 2022 年 5 月 9 日 (3) SCGM 社株主総会決議日 2022 年 7 月(予定) (4) 株式譲渡実行日 2022 年 8・9 月中(予定) 5.日程 6. 今後の見通し 本件が 2023 年3月期の連結業績に与える影響は軽微です。今後、開示すべき事項が生じましたら、速やかにお知らせいたします。 以 上

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