トーセ（4728） – 2022年８月期　第２四半期決算説明資料

証券コード︓4728（スタンダード）2022年8⽉期 第2四半期決算説明資料2022年4⽉25⽇© TOSE CO., LTD. All rights reserved. 本⽇はお忙しい中、当社の決算説明会にご参加いただきありがとうございます。 株式会社トーセ 代表取締役社⻑の渡辺でございます。 これより、2022年8⽉期第2四半期の決算について、ご説明いたします。02022年8⽉期 第2四半期決算概要2022年8⽉期 業績予想重点施策への取り組み状況参考資料© TOSE CO., LTD. All rights reserved.1 本⽇お話する内容といたしましては、資料1ページにあります通り、2022年8⽉期第２四半期の決算の概要、2022年8⽉期の通期業績予想、最後に下期以降の取り組みについてです。よろしくお願い致します。12022年8⽉期 第2四半期決算概要2022年8⽉期 業績予想重点施策への取り組み状況参考資料© TOSE CO., LTD. All rights reserved.2 それではまず、2022年8⽉期第2四半期の決算の概要からご説明してまいります。2「収益認識に関する会計基準」の適⽤について2022年8⽉期より「収益認識に関する会計基準」を適⽤し、顧客と契約した商品⼜はサービスの履⾏義務を充⾜した時点で、当該商品⼜はサービスと交換に受け取ると⾒込まれる⾦額にて収益を認識することに変更2021年8⽉期迄※受注開発納品検収収益認識変更サービス（開発）の進捗に応じて収益を認識2022年8⽉期〜受注開発納品検収※2020年8⽉期から⼀部のプロジェクトでは⼯事進⾏基準にて収益を認識© TOSE CO., LTD. All rights reserved.3 まず、3ページの、会計基準の変更についてご説明いたします。 2022年8⽉期から、「収益認識に関する会計基準」を適⽤しております。 2021年3⽉以降に進⾏していた⼤型案件については、⼯事進⾏基準にて進捗に応じて収益を認識しておりましたので、収益認識基準の変更による、当年度の業績に対する影響はございません。3業績ハイライト家庭⽤ゲームソフトの需要は引き続き旺盛で、前年同期⽐増収。各段階利益も⿊字化。（ 単 位 ︓ 百 万 円 ）2021年8⽉期 2022年8⽉期前 年 同 期 ⽐2Q 実績2Q 実績（ 額 ）（ 率 ）2022年8⽉期2Q計画売上⾼1,838売 上 原 価販管費営 業 利 益営 業 外 損 益経 常 利 益特 別 損 益法 ⼈ 税 等⾮ ⽀ 配 株 主 に 帰 属 す る四 半 期 純 利 益親 会 社 株 主 に 帰 属 す る四 半 期 純 利 益1,456467▲851▲83▲25▲50▲1032,6382,035458144▲12132568266+800+578▲9+230▲10+21530+74+169+43.5%+39.8%▲2.0%ーーーーーー+2+436.8%※21年8⽉期 2Qの数値は「収益認識に関する会計基準」を適⽤しておりません。© TOSE CO., LTD. All rights reserved. 次に、4ページの、当第2四半期の業績ハイライトをご覧ください。2,7171,9944702525257—11011464 ゲーム業界としては、コロナ禍による巣ごもり消費が急増した前年同期と⽐較すると反動減も⾒受けられますが、引き続き市場は堅調な状況です。昨年有機ELモデルが発売されました「Nintendo Switch」は、引き続きハード・ソフトともに好調に販売が続いています。⼀⽅「プレイステーション5」と「Xbox Series X/S」のゲーム機については、需要は継続して⾼いものの、半導体不⾜解消の兆しが⾒えず、未だ供給量が追い付かない状況ですが、普及は進んでおり、同機種に対応したソフトの販売も徐々に伸びています。全体として、スマートフォン向けゲームは⾜踏み状態が続いていますが、家庭⽤ゲームソフトの需要は⾼まっているという状況です。 当社の、当第2四半期の業績につきましては、家庭⽤ゲームソフトの⼤型案件が複数進⾏中であることから、売上⾼は前年同期⽐43.5％増の26億3,800万円となりました。 利益⾯につきましては、前年同期と⽐べると、増収効果に加え、取引価格の改善や原価抑制により売上総利益率も好転しています。新型コロナ関連費⽤の⼀巡など、販売費及び⼀般管理費も抑えられていることにより、各段階利益は⿊字化し、営業利益１億4,400万円、経常利益１億3,200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益6,600万円となりました。 ⼀⽅、昨年10⽉13⽇に公表いたしました第2四半期の業績予想値に対しては、下回る結果となりました。売上の⾯では、スマートフォン向けゲームにおいて、お客様の都合で開発中⽌となった案件があったことが主な下振れ要因です。こちらの案件はアニメを題材としたゲームで、前年度より開発をスタートしておりましたが、残念ながら当期に中⽌が決まりました。当然のことではありますが、開発中⽌に⾄るまでの成果物の対価は、お客様より受け取っておりますので、実際の損失は発⽣しておりません。4 営業利益については、当初予想を1億700万円下回りましたが、主な要因は、前年度にコスト超過のあったスマートフォン向けゲームの開発案件について、当年度も想定していた以上の改修作業が発⽣してしまい、開発コストが増加したことです。当該プロジェクトチームでは、前年度より体制の⾒直しをして開発を進めてまいりましたが、バグ対応や動作チューニングに想定以上に⼯数を要しました。これを受けて、12⽉には再度の体制変更を⾏い、安定した稼働状態にし、当該案件はすでに納品を完了しております。こちらのコスト増加が約9,000万円ございましたので、それ以外の案件においてはおおむね計画通りに、好調に推移している状況でございます。4デジタルエンタテインメント事業（売上構成）（ 単 位 ︓ 百 万 円 ）2,4531,499（61.1%）家庭⽤ゲームソフトの開発需要は旺盛であり、「プレイステーション5」や「Xbox Series X/S」にも対応したマルチプラットフォームの案件を含む、複数の開発案件が進⾏中であることから、前年同期に⽐べ増収開発途中に中⽌となった案件があったことや、運営案件が減少したことにより前年同期に⽐べ減収引き続きゲームソフト関連・モバイルコンテンツ関連に開発⼈員をシフトしている影響で、前年同期に⽐べ減収941（38.4%）70（4.4%）12（0.5%）1,607414（25.8%）1,122（69.8%）ゲームソフト関連モバイルコンテンツ関連パチンコ・パチスロ関連2021年8⽉期2Q2022年8⽉期2Q※21年8月期2Qの数値は「収益認識に関する会計基準」を適用しておりません。© TOSE CO., LTD. All rights reserved.5 次に、5ページのセグメント別の状況について、ご説明いたします。 ゲームソフト関連は、開発需要が旺盛で、多数の引き合いをいただいております。「プレイステーション5」や「Xbox Series X/S」に対応するものを含む、複数の⼤型開発案件が進⾏中です。また、前年度の上期には、開発案件において、進捗部分の成果の確実性が認められず⼯事完成基準を適⽤していた案件が多かった中、検収完了をする案件が少なかったため開発売上が僅少だったことも、前年同期⽐で⼤きく増収した要因のひとつです。その結果、ゲームソフト関連の売上⾼は、前年同期⽐261.9％増の14億9,900万円となりました。 モバイルコンテンツ関連は、スマートフォンゲームのタイトル間の競争が激しく、新規コンテンツの投⼊が難しい状況が継続していることから、お客様からの開発のご依頼は減少しており、4ページで申し上げました通り、開発途中で中⽌となった案件もございます。また、運営が終了となったゲーム案件もあることから、前年同期⽐16.1％減の9億4,100万円となりました。 パチンコ・パチスロ関連は、以前から需要の⾼いゲームソフト関連やモバイルコンテンツ関連に開発⼈員をシフトしているため、前年同期と⽐べて減収となりました。5その他事業（売上構成）（ 単 位 ︓ 百 万 円 ）23033 (14.7%)72 (31.4%)運営売上ロイヤリティ売上開発売上124 （53.9%）18419(10.4%)72(39.5%)92(50.1%)引き続き⾼⽔準に推移。コロナ禍による巣ごもり消費の拡⼤で好調が続いている家庭⽤カラオケ楽曲配信事業のロイヤリティ売上は、SI事業に取り組むBTDスタジオでは、⾃社の業務システム構築を推進中。そのため受注案件は減少。2021年8⽉期2Q2022年8⽉期2Q※21年8月期2Qの数値は「収益認識に関する会計基準」を適用しておりません。© TOSE CO., LTD. All rights reserved.6 続いて6ページで、その他事業についてご説明いたします。 コロナ禍の巣ごもり消費拡⼤で売上好調が続いている、家庭⽤カラオケ楽曲配信事業のロイヤリティ売上は、当第2四半期においても、引き続き⾼⽔準で推移しました。 ⼀⽅、システムインテグレーション事業に取り組むBTDスタジオでは、テレワーク下でもあらゆる社内決裁がスピーディに⾏われるよう、コーポレート部⾨と協⼒して⾃社の業務システムの開発を進めております。そのため前年同期と⽐べ受注案件は減少し、その結果、その他事業全体の売上⾼は前年同期⽐20.1％減の１億8,400万円となりました。 ⾃社システムの開発のため、当期の受注案件は絞っている状況ですが、⾃社開発だからこその利点として、⾃社システムでの決裁を⾃動的に基幹システムに連動させることで、ヒューマンエラーの抑制や省⼒化になり、抜本的な業務改善となる予定です。またこの開発は、社内のシステム開発⼒強化だけでなく、システムインテグレーションやデジタルトランスフォーメーションを要望されるお客様に対する、課題解決の提案の幅を広げる貴重な実績となると考えております。今後のシステムコンサルティングサービスの深化に活かしてまいります。6セグメント別概況（ 単 位 ︓ 百 万 円 ）2021年8⽉期2Q 実績2022年8⽉期2Q 実績前年同期⽐（額） （率）デジタルエンタテインメント事業1,6072,453+846+52.7%売 上 ⾼その他事業230184▲46 ▲20.1%合計1,8382,638+800+43.5%デジタルエンタテインメント事業セ グ メ ン ト益利その他事業▲861102+189—42+41 +3,390.7%合計▲85144+230—© TOSE CO., LTD. All rights reserved.7 次に7ページをご覧ください。 各セグメントの売上⾼は先ほどご説明した通りです。 デジタルエンタテインメント事業のセグメント利益については、4ページのハイライトでお伝えいたしました通り、増収効果に加え、取引価格の改善や原価抑制による売上総利益率の改善も進んでいます。しかしながらスマートフォン向けゲームの開発案件で約9,000万円のコスト増加となり、利益を圧迫することとなりましたが、それ以外においては好調な状況と⾔えます。その結果、前年同期からは⼤きく増益し、1億200万円となりました。 その他事業のセグメント利益は、前年同期⽐では家庭⽤カラオケ楽曲配信事業のロイヤリティ売上が増加したことから、4,200万円と、増益となっております。72022年8⽉期 第2四半期決算概要2022年8⽉期 業績予想重点施策への取り組み状況参考資料© TOSE CO., LTD. All rights reserved.8 次に、8ページより、2022年8⽉期の通期業績予想について、ご説明いたします。8業績予想ハイライト通期業績予想は前回発表を据え置く前期⽐、増収と⼤幅増益を⾒込む。2 0 2 1 年 8 ⽉ 期 2 0 2 2 年 8 ⽉ 期前 期 ⽐実 績予 想（ 額 ）（ 率 ）（ 単 位 ︓ 百 万 円 ）売上⾼5,9606,242+285+4.7%営 業 利 益経 常 利 益親 会 社 株 主 に 帰 属 す る当 期 純 利 益266284148480488286+213+80.3%+204+71.7%+137+93.0%© TOSE CO., LTD. All rights reserved.9 9ページをご覧ください。通期業績予想は、前回発表したものから変更せず、据え置くことといたします。 売上⾼は前期⽐4.7％増の62億4,200万円、営業利益は前期⽐80.3%増の4億8,000万円、経常利益は4億8,800万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億8,600万円を予想しており、前期⽐で増収と⼤幅増益を⾒込んでおります。9業績予想ハイライト（2Q進捗）上期実績は予想に対し下振れたが、下期にリカバリを⾒込む下期は利益率の⾼い案件も進⾏し、当初予想を達成できる⾒込み。2 2 年 8 ⽉ 期通 期 予 想( b )2 Q 予 想( a )（ 単 位 ︓ 百 万 円 ）2 Q 予 想 と の差 額( c – a )2 Q 時 点進 捗 率( c / b )売 上 ⾼2,7176,242▲7942.3％営 業 利 益経 常 利 益親 会 社 株 主 に 帰 属する当 期 純 利 益252257146© TOSE CO., LTD. All rights reserved.480488286▲107▲125▲7930.2％27.1％23.2％102 Q 実 績（ c ）2,63814413266 10ページをご覧ください。通期業績予想は、前回発表したものを据え置くものの、上期については4ページでご説明した通り、実績が予想を下回る結果となりましたので、下期のリカバリ内容についてご説明いたします。 まず、4ページでも申し上げました通り、コスト超過のあった案件は現在すでに完了しており、さらなるコスト増加は⾒込まれません。3⽉時点でプロジェクトチームの開発の精度も⾼まっており、挽回に向けて業務を遂⾏しております。 次に、家庭⽤ゲームソフトにおいて、⼤規模で⾼度なご要望が多く、下期はそのような案件の稼働を多く⾒込んでおります。次のページで、もう少し詳しくご説明いたします。 したがって、通期では当初計画を達成できる⾒込みです。10デジタルエンタテインメント事業 進捗状況5,4783,195（58.3%）（ 単 位 ︓ 百 万 円 ）2022年8⽉期5,8704,111（70.0%）進捗率36.5%ゲームソフト関連進捗率53.9%モバイルコンテンツ関連進捗率93.9%パチンコ・パチスロ関連ゲームソフト関連モバイルコンテンツ関連パチンコ・パチスロ関連2,4531,499（61.1%）941（38.4%）2,159（39.4%）124（2.3%）12（0.5%）1,746(29.8%）12（0.2%）2021年8⽉期2Q実績通期予想© TOSE CO., LTD. All rights reserved.11 11ページ、主⼒のデジタルエンタテインメント事業についての売上予想と進捗状況をご覧ください。 10ページでお伝えした通り、現在⼤変多くのご商談をいただいており、それぞれのご依頼内容を精査し、お受けするものを慎重に検討している状況でございます。特にゲームソフト関連において、当初想定していなかった、開発案件の内容充実や、プラットフォーム展開の拡⼤などのご依頼があり、下期に開発業務の増加を⾒込んでおります。そのため、開発中⽌となったスマートフォン向けゲームの売上逸失分をカバーできる⾒込みです。11その他事業 進捗状況48177(16.0%)193 （40.2%）210（43.8%）（ 単 位 ︓ 百 万 円 ）2022年8⽉期37228（7.7%）151（40.7%）192（51.6%）進捗率66.7%運営売上進捗率60.9%進捗率38.0%開発売上ロイヤリティ売上18419（10.4%）92（50.1%）72（39.5%）運営売上ロイヤリティ売上開発売上2021年8⽉期2Q実績通期予想© TOSE CO., LTD. All rights reserved.12 次に12ページ、その他事業の売上予想と進捗状況です。 当年度は当初より、新規事業を模索する活動を進めることから減収を⾒込んでおりました。おおむね計画通りの進捗となっております。 家庭⽤カラオケ楽曲配信事業のロイヤリティ売上は、下期も上期と同程度で堅調に推移すると⾒込んでおります。 システムインテグレーション事業に取り組むBTDスタジオでは、下期も引き続き、社内の業務システム開発を進めてまいります。その開発経験を、来期以降の、システムインテグレーションやデジタルトランスフォーメーションに関連した開発案件に活かし、事業拡⼤を図ってまいります。12営業利益 進捗状況2 2 年 8 ⽉ 期通 期 予 想( b )2 Q 予 想( a )（ 単 位 ︓ 百 万 円 ）2 Q 予 想 と の差 額( c – a )2 Q 時 点進 捗 率( c / b )売 上 ⾼2,7176,242▲7942.3％営 業 利 益経 常 利 益親 会 社 株 主 に 帰 属する当 期 純 利 益252257146480488286▲107▲125▲7930.2％27.1％23.2％2 Q 実 績（ c ）2,63814413266© TOSE CO., LTD. All rights reserved.13 次に13ページで、営業利益の予想と進捗状況についてご説明いたします。 主にデジタルエンタテインメント事業が要因となり、上期の営業利益の進捗率は約30％と低くなっております。しかしながら、10ページ・11ページでご説明いたしました通り、コスト超過を起こした案件の、さらなるコスト増加は⾒込まれません。また、下期に取り組む開発案件については、取引価格の改善など条件のよいものも⾒込んでおりますため、下期はデジタルエンタテインメント事業の利益率が⼤きく改善される予定です。 その他事業については、当初の想定よりもロイヤリティ売上が増加していることなどにより、上期の営業利益の進捗率は順調な状況です。下期も同程度の利益率で推移することを⾒込んでおります。 したがって、通期では、当初の営業利益予想4億8,000万円を達成できる⾒通しです。132022年8⽉期 第2四半期決算概要2022年8⽉期 業績予想重点施策への取り組み状況参考資料© TOSE CO., LTD. All rights reserved.14 14ページより、重点施策への取り組み状況について、ご説明いたします。14重点施策への取り組み状況１．⼤規模・⾼度化する開発に対応した開発体制の充実・強化⼭崎スタジオ研究開発推進室獲得した開発技術・ノウハウの全社展開「SCARLET NEXUS」の開発で獲得したハイエンド開発技術・マニュアル化・社内セミナー全社展開外部セミナーにも登壇︓当社開発者がスピーカーとして講演しました CEDEC 2021 UNREAL FEST EXTREME 2021 WINTERプロジェクトマネジメントの品質向上企画開発推進室開発プロジェクトのマネジメント業務を標準化第1ステップとして、プロジェクトの⽴ち上げについての基準書を作成し、社内教育などのツールとしても利⽤。データ分析チームの強化運営開発⽀援室⻄⼤路スタジオスマホゲームのユーザーデータを解析し、運営チームに共有イベント企画など運営業務に反映15© TOSE CO., LTD. All rights reserved. 15ページをご覧ください。 1つ⽬の重点施策が、⼤規模・⾼度化する開発に対応した開発体制の充実・強化です。 業績説明の中でも申し上げました通り、規模が⼤きく⾼度な開発のご依頼が増加しています。スカーレットネクサスの開発を⾏った⼭崎スタジオでは、開発経験を通じてハイエンド開発技術やノウハウが多岐に渡って蓄積されました。それを全社に展開すべく、研究開発推進室と協⼒して、マニュアル化や社内セミナーの実施などを進めております。また、外部との技術交流も積極的に⾏っております。前年8⽉には、ゲームを中⼼としたコンピュータエンタテインメントの開発者向けカンファレンス、セデックに、当社のサウンドクリエーターが、お客様である共同開発者の⽅とともにスピーカーとして登壇し、スカーレットネクサスのサウンド表現について講演を⾏いました。また11⽉には、アンリアルエンジンの公式勉強会であるアンリアルフェスにて、こちらも共同開発のお客様とともに、当社の開発者が招かれ、同ゲーム開発における演出⽅法や、マルチプラットフォーム開発について講演し、⼤変ご好評をいただきました。 次に、開発プロジェクトのマネジメント品質向上の取り組みについてご紹介します。⼤型化するゲーム開発では、関わるスタッフの⼈数も多く、⼯程も複雑なため、想定されるリスクも⼤きくなっています。リスクを最⼩限にして、プロジェクト成15功の確度を⾼めるため、企画開発推進室を中⼼として、プロジェクトのマネジメント業務の標準化に取り組んでいます。現在ではまず、プロジェクトの⽴ち上げに関する基準書を作成し、社内教育での活⽤を開始しました。 そして、ゲームのデータ分析の強化についても取り組みを進めてまいりました。スタジオが運営業務を⾏っているスマートフォン向けゲームについて、運営開発⽀援室が、ユーザーの課⾦額や継続率など、様々なデータのモニタリング、解析を実施しています。その解析結果を、運営業務を⾏うスタジオにフィードバックし、スタジオではそれを受けて、イベントの企画や新しいキャラクターの投⼊など、運営業務の充実に活⽤しています。その結果、運営売上・ロイヤリティ売上の⽬標超過達成につながっております。15重点施策への取り組み状況２．成⻑性の⾼い事業と様々なIPを活⽤した事業への取り組み メタバースやNFTに関連した事業への参⼊メタバース成功の要素が整うNFT技術の広まり 通信の⾼速化 ⾼性能モバイル端末の普及 VR・ARの実⽤化 など デジタル資産の価値向上 様々なモノの所有概念の変⾰×トーセのゲーム開発技術の応⽤ 複雑な⽴体映像の制作 企画⼒・提案⼒・ネットワーク© TOSE CO., LTD. All rights reserved. 続いて16ページをご覧ください。16 2つ⽬の重点施策は、成⻑性の⾼い事業と様々なIPを活⽤した事業への取り組みです。こちらについては、メタバースやNFTに関連する事業開発についての参⼊状況をご紹介いたします。 前年度より多数の企業が参⼊を発表しているメタバースですが、15年ほど前にも話題になったときがありました。当時は技術的な課題が多く、⽣活の中で広く楽しめるプラットフォームにはなりませんでしたが、現在では、通信の⾼速化や、⾼性能モバイル端末の普及など、メタバースが成功する要素が整ってきており、市場は今後⼤きく成⻑していくものと⾒込まれています。 また、NFT資産についても関⼼が⾼まっており、多数の組織がマネタイズを検討しています。従来のモノの所有概念が⼀変し、デジタル資産の価値が向上していくと考えられます。 明⽇、4⽉26⽇の10時より、京都市とANAホールディングス様、ANA NEO様とのメタバース事業に関する連携協定の締結式を実施する予定です。当社では以前より、メタバースやNFTに関連した事業を通して、創業地である京都の伝統⽂化発信や活性化などの地域貢献ができないかと、京都市へのご提案を続けておりました。16 このたびANA NEO様より、メタバース上で京都の観光や芸術を楽しむV-KYOTOの構想が京都市のほうへ寄せられ、京都の産業振興や⽂化財の保存活⽤など、コンセプトがわたくしどもと⼀致していたことから、4者で公⺠連携して事業に取り組むこととなりました。詳細については、26⽇10時からの協定発表にてお伝えできればと思います。 当社には、複雑な⽴体映像の制作などのメタバースに応⽤できるゲーム開発技術だけでなく、企画⼒・提案⼒や、京都に留まらない広いネットワークがございます。それらを活かして、新しい事業開発を進めてまいります。 最後に、3つ⽬の重点施策は⼈事・教育・採⽤の改⾰継続ですが、15ページでご説明したような社内資料等を活⽤し、教育を充実させております。⾼い技術を持つ企業として、優秀なクリエイターが集まる企業を⽬指してまいります。16株主還元配当⽅針当社は、企業体質の強化と新たなビジネス分野への積極的な事業展開に備えるために内部留保資⾦の充実を図りつつ、株主の皆様に対し安定的な配当を維持していくことを基本⽅針としています。2022年8⽉期（予想）12.5円12.5円中間配当期末配当配当合計25円6 6 . 2 %配当性向© TOSE CO., LTD. All rights reserved.17 最後に、17ページをご覧ください。 株主還元については、引き続き安定した配当を維持していく⽅針であり、2022年8⽉期においても、年間配当⾦は25円を⽬指しております。 以上をもちまして、決算説明を終了いたします。ご清聴いただきまして誠にありがとうございました。172022年8⽉期 第2四半期決算概要2022年8⽉期 業績予想重点施策への取り組み状況参考資料© TOSE CO., LTD. All rights reserved.1818会社概要会社名株式会社トーセ （英訳名 TOSE CO., LTD.）（2022年2⽉28⽇現在）設⽴年⽉⽇1979年（昭和54年）11⽉1⽇本社所在地京都市下京区東洞院通四条下ル代表者資本⾦代表取締役会⻑兼CEO 齋藤 茂代表取締役社⻑兼COO 渡辺 康⼈9億6,700万円従業員数（連結）622名事業内容家庭⽤ゲームソフトの企画・開発・運営モバイル・インターネット関連コンテンツの企画・開発・運営© TOSE CO., LTD. All rights reserved.1919セグメント別連結業績の詳細2022年8⽉期2Q セグメント別売上（単位︓百万円／％表⽰は対前年同期増減率）デジタルエンタテインメント事業1,908+141.1%459▲35.7%85▲15.1%開発売上運営売上ロイヤリティ売上その他事業合計721992▲41.4%▲43.3%+27.4%1,981+116.3%478178▲36.1%+2.7%合計 2,453+52.7%184▲20.1%2,638+43.5%2021年8⽉期2Q セグメント別売上デジタルエンタテインメント事業その他事業開発売上運営売上ロイヤリティ売上791714101合計1,6071243372230合計9157481731,838© TOSE CO., LTD. All rights reserved.2020本資料お取扱上の注意 本資料には将来に関する⾒通し、期待、判断、計画あるいは戦略が含まれています。この将来予測に基づく記載は、受託開発に対する需要変動、プラットフォーム別の需要変動、各プロジェクトの受託内容の変動ならびにその他のリスクや不確定要素を含みます。 本資料に含まれる全ての将来予測に基づく記載は、資料掲載⽇に⼊⼿可能な情報に基づいており、私たちは、このような将来予測に基づく記載を更新する義務を負いません。またこの記載は、将来の実績を保証するものではなく、実際の結果が、私たちの現在の期待とは実体的に異なる場合があります。このような違いには、多数の要素が原因となりえます。本資料に関するお問い合わせ株式会社トーセ 経営企画部 IR・広報グループ電話︓075-342-2525（代表）E-mail︓keiki@tose.co.jp最新の適時開⽰やニュースリリース等のIR情報を、ご登録のメールアドレスにお知らせするサービスを、下記URLからお申込みいただけます。https://www.magicalir.net/4728/mail/index.php© TOSE CO., LTD. All rights reserved.2121