メディアドゥ（3678） – 中期経営計画（2023-2027年2月期）

株式会社メディアドゥ中期経営計画2023 ー 2027年2月期（5カ年）ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人へ1. 前中期経営計画の振返り2. 新中期経営計画概要3. 各事業の取組みINDEX① 電子書籍流通事業② インプリント事業③ 出版ソリューション事業④ 国際事業⑤ ファンマーケティング事業4. ガバナンス体制5. 財務戦略／株主還元Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）1中期経営計画策定方針中期経営計画の位置づけメディアドゥ3.0への移行を実現するべく、事業と経営の両面を進化させるための計画201820192020202120222023202420252026前中期経営計画（2018年7月策定）メディアドゥと出版デジタル機構の統合と新事業創出に向けた布石を実現中期経営計画紙も含めた出版業界における地位固めと新規事業の収益化による第2の事業軸確立Media Do1.0Media Do2.0メディアドゥ単体での事業運営出版デジタル機構との統合により電子書籍取次最大手へCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）Media Do3.0Publishing Platformerコンテンツ業界のDXを支える存在へ2中期経営計画策定方針中期経営計画の位置づけ産業構造の劇的変化デジタルコンテンツコンテンツへの世界的な需要急増✓ コンテンツ制作・流通・消費がデジタル基点に（一方で、贋作や海賊版の問題も発生）✓ 大手資本によるグローバルでのコンテンツ獲得競争コンテンツ業界におけるマグニチュードが中期経営計画見直しのきっかけにメディアドゥの強みである “Position ”（＝正規版を取り扱うことができるコンテンツ業界における「信頼」と人や情報へのアクセス）を最大活用Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）3中期経営計画策定方針中期経営計画の位置づけ前中期経営計画における成果と課題課題①成果①成果②電子書籍市場の成長に伴い事業拡大するも、本業頼みの利益体質は変わらず新規事業開発やアライアンスを推進、次なる成長に向けた芽は出つつある出版デジタル機構との組織統合やガバナンス向上などの経営基盤整備が進む大手取引先との取引についての懸念や大型キャンペーンの反動が顕在化2018年からブロックチェーン技術研究に着手、90億円超のM&A／投資を実行国内No.1電子書籍取次として差別化された地位を確立新中期経営計画においても積極投資の姿勢を継続する一方、コストコントロールや投資規律を徹底する方針Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）41. 前中期経営計画の振返りREVIEW OF THE PRIVIOUS MANAGEMENT PLANCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）5前中期経営計画の振返り前中計における連結業績推移前中計は4年目で連結売上高1,000億円に到達今期は新中計1年目としてリスタート連結業績前中計1年目実績（2019年2月期）前中計2年目実績（2020年2月期）前中計3年目実績（2021年2月期）前中計4年目実績（2022年2月期）新中計1年目（2023年2月期）売上高505億円658億円1,047億円1,000億円営業利益14.6億円18.5億円28.1億円20.0億円売上高は 年間で 倍となり、835億円億円を突破26.6億円EBITDA23.8億円26.6億円34.2億円39.2億円35.9億円当期純利益▲12.4億円8.8億円15.1億円15.7億円8.5億円新中計へCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）6前中期経営計画の振返り定量面での評価①中計 年目の数値は売上高・利益とも目標達成一方、 年目は投資継続により計画の見直しが必要に連結売上高実績値修正計画当初計画（単位：億円）実績値修正計画当初計画（単位：億円）連結売上高は目標を大幅超過達成率達成率利益は 年目目標はほぼ達成も、年目は新規事業創出が遅延し投資フェーズ継続達成率次ページにて詳細説明大手海賊版サイト閉鎖による市場拡大巣ごもり消費による市場拡大上方修正達成率年月期（前中計 年目）年月期年月期（前中計 年目）年月期年月期（前中計 年目）年月期（前中計 年目）年月期年月期（前中計 年目）年月期年月期（前中計 年目）売上高を 年前倒しで達成したことから年 月に計画数値を修正Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）7前中期経営計画の振返り定量面での評価②電子書籍流通事業は想定以上の成長一方、その他事業は計画未達となった連結売上高（単位：億円）連結EBITDA（単位：億円）電子書籍流通事業前中計3年目（2021年2月期）前中計5年目（2023年2月期）前中計3年目（2021年2月期）前中計5年目（2023年2月期）電子書籍流通事業その他事業83512（1.4%）63087（13.8%）823（98.6%）543（86.2%）1,00070（7.0%）800191（23.9%）609（76.1%）930（93.0%）3534.26（17.1%）35.2（102.8%）29（82.9%）6020（23.9%） 35.940（76.1%）39.0（108%）✓ 2018年の大手海賊版サイト閉鎖、2020年のコロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり消費により、市場は大きく成長✓ システム統合によるコスト削減を実現するも、取引先ニーズが一層高まり、運用管理体制や開発コストは想定よりも膨張✓ 競争環境を踏まえ、粗利率改善に向けた交渉には至らずその他事業✓ M&A後のPMI進捗は概ね順調も、一部子会社は事業環境の変化が大きく、当初計画からの乖離が見られた✓ そのため、M&Aや出資は2020年10月発表の資金調達後に-1.0（-2.8%）-3.1（-8.6%）本格化し、当初想定よりも遅延✓ 2023年2月期は投資先行につき赤字継続の見込み実績当初計画予想当初計画※ セグメント別目標値は当初計画のみ作成実績当初計画予想当初計画Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）8前中期経営計画の振返り定性面での評価前中計における定性目標は概ね達成今後は周辺事業の本格的な事業拡大フェーズへ前中計 つの重点施策を作る① コンテンツ流通／プラットフォーム構築メディアドゥと出版デジタル機構のシステム統合完了一方、競争激化に伴い、さらなる取次機能の改善が不可欠を創りに行く② メタデータマーケティング提供③ 先端技術を活用したサービス創出事業に参入。グループ子会社化によりメタデータマーケティングも含めた海外事業強化に着手ブロックチェーンを活用した サービス「トーハンとの連携による デジタル付録付き出版物の販売」と事業拡大に向けた投資実行④ メディア・プロモーション事業活性化⑤ 出版社横断的な新サービス展開本の要約サービス「フライヤー」、世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティサイト「」が事業拡大中小出版社のデジタルシフト支援に向けたインプリント（次世代出版）事業と、出版 「」サービスを開始電子書籍流通事業その他事業Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）9前中期経営計画の振返りエクイティファイナンスによる成長投資資金の確保と財務体質の改善エクイティによる資金調達で財務体質改善、今後の成長ドライバーに資する投資を実行計75億円得られた効果①2020年10月13日 みずほ証券割当型第三者新株予約権【約45億円】②2021年3月25日 トーハンとの資本業務提携【約30億円】手元資金とあわせ、今後の成長ドライバーに資する投資として以下を実施純資産がのれんを上回り、財務体質の改善につながった（単位：百万円）自己資本のれん+投資有価証券自己資本比率・ 資本業務提携／M&A（ 億円超）・ ブロックチェーン開発・ 次世代電子書籍流通システム開発・ 人材獲得＋②エクイティ調達①エクイティ調達Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）10前中期経営計画の振返り前中計におけるアライアンスの拡大合計90億円超の資本業務提携／M&Aを実行各投資領域におけるアライアンスを実現2018年7月以降の資本業務提携／M&Aについて記載出版ソリューション事業インプリント事業国際事業ファンマーケティング事業投資額※インプレスHDとの合弁会社（2022年4月設立）ジャイブ（株）グループ会社化資本業務提携56.9億円34.9億円投資額29.2億円25.0億円23.2億円13.8億円合計91.8億円※ 上記投資額は、個別金額は非開示となっている案件も含めた数値Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）11前中期経営計画の振返り買収企業のPMI報告メディアドゥは、出版デジタル機構買収において大型案件のPMIを成功させる力を実証会社名取得時期事業進捗状況PMI成否出版デジタル機構2017年3月3年超を掛けて、経営統合・事業統合・意識統合を推進し、PMIを完遂。これにより、メディアドゥが電子書籍取次最大手としてのポジションを獲得2018年7月以降に実行したM&Aジャイブ2019年3月編集・営業の増員や戦力化など体制強化が遅延し、計画比で売上が伸び悩んだ。今後は体制構築や組織管理の効率化を図り、事業拡大を目指す2019年8月2020年10月2021年1月2021年3月2021年12月MAUの伸長など世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティサイトとして価値が向上。IPホルダーなどから増資を完了し、国内コンテンツの海外展開を強化マンガアプリ事業における競争激化や環境変化を踏まえ、2022年2月期に3.9億円の減損計上。今後はファンマーケティングサービスの提供を推進セキュリティ強化や人件費高騰／採用増に伴う人件費増大に伴い、利益は想定を下回るも、米国出版業界のDX推進の担い手として順調に事業が拡大電子書籍と実用書が好調、配本コントロールによる返品率改善により、想定を上回って業績が改善。縦スクロールコミックなど新規ジャンル開拓に挑む2022年3月にNTTドコモの持ち分を取得し、完全子会社化。投稿された小説を原作とし、コミカライズや映像化などメディアミックスを進める方針※2022年2月取得のSupadü、2022年4月設立のPUBFUNはPMI期間が短いため除外Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）12前中期経営計画の振返り人員構成の変化特にエンジニアやプロマネ人材を積極採用し、M&Aによりグループ600名体制への増員を完了連結人員数推移※1正社員 パート・アルバイト（単位：名）683M&A等による増員674うち徳島データサービス412430464362350379279582会社別人員構成（グループ正社員582名）※2022年2月期末時点メディアドゥ（308名）Firebrandグループ （78名）日本文芸社 （64名）フライヤー （53名）その他 （79名）うちメディアドゥ※メディアドゥ単体、3月初時点部門別人員構成（その他社員含む計520名）経営陣 16名（3.1%）運用管理 107名（20.6%）営業・企画 172名（33.1%）エンジニア 156名（30.0%）コーポレート部門 69名（13.3%）2018年2019年2020年2021年2022年2月期2月期2月期2月期2月期※1 上記は期末時点の数値を記載。なお、臨時雇用者には業務委託を含めていない※2 2019年2月期の臨時雇用者のうち269名は当時子会社だった徳島データサービスに所属Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）雇用形態別構成経営陣（取締役・監査役・執行役員）16名（3.1%）男女別構成※その他社員は除外その他（臨時雇用・業務委託等）204名（39.2%）計520名正社員 300名（57.7%）女性 151名（47.8%）計316名※管理職の男女比は男性78.8%、女性21.2%男性165名（52.2%）132. 新中期経営計画概要NEW MEDIUM –TERM MANAGEMENT PLANCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）14中期経営計画概要中期経営計画で成し遂げたいことこれまで培ってきたメディアドゥの「信頼」を土台に、新たな収益の柱の構築を完遂する電子書籍流通現在の収益の柱2,200社以上の出版社や150店以上の電子書店との取引実績信頼の土台メディアドゥのミッション✓ 著作物の健全なる創造サイクルの実現これまでの実績✓ 電子書籍取次No.1として、正規版の流通を推進し、市場拡大に貢献複数の収益の柱を立てるインプリント国際電子書籍流通出版ソリューションファンマーケティングCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）15中期経営計画概要メディアドゥが目指すDXメディアドゥだからできること＝とを用いて業界のDXを実現メディアドゥの強み①業界におけるPosition正規版を取り扱うことができる取引先との「信頼」と人や情報へのアクセスメディアドゥの強み②Technologyメディアドゥが実現する出版DX1. オペレーション変革・効率化✓ 電子書籍取次✓ 売上／印税分配✓ 書誌情報管理✓ 海外展開支援2.ビジネスモデル変革✓ DCA（デジタルコンテンツアセット）の実現→“保有”の概念を持つデジタルコンテンツの提供出版業界・コンテンツ業界におけるDX推進をリードできる「技術力」✓ 新サービスの創出→出版インプリント、メディアなどCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）16中期経営計画概要中計策定ロジックと全体像メディアドゥの企業理念・目指す姿Mission著作物の健全なる創造サイクルの実現Visionひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人へ経営方針メディアドゥのPositionを活かし、人 × IT × 戦略によって出版・コンテンツ市場自体の拡大に貢献する機会・リスク・向き合うべき社会課題外部環境分析内部環境分析✓ 海賊版サイトの影響拡大も、電子書籍市場は引き続き拡大傾向✓ 取次事業の期待役割に変化（さらなるコスト減と売上増のための機能）✓ Web3、デジタル化進展による新た✓ 取次システムの刷新不可避✓ 人材獲得における競争力向上、社内業務効率化、PMI体制構築が急務✓ 財務戦略・ガバナンス・サステな可能性（NFT、縦スクコミック等）ナビリティ推進への要請Publishing Platformer→コンテンツ業界のDXを支える存在へ戦略方向性①オペレーション変革・効率化 ②ビジネスモデル変革戦略方向性各事業ごとに中長期におけるテーマ・戦略・目標・KPIを設定電子書籍取次事業国際事業出版ソリューション事業インプリント事業ファンマーケティング事業推進・進捗管理体制強化成長とリスク管理のバランス ✓ ガバナンス／統合的リスクコーポレート部門管理✓ 人的資本／財務戦略構築Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）17中期経営計画概要中期経営計画 数値目標中計5年目における業績目標は連結売上高1,500億円、EBITDA100億円規模連結業績売上高営業利益EBITDA当期純利益ROE2022年2月期（前期）1,047億円28.1億円39.2億円15.7億円10.9%2023年2月期（今期）2025年2月期（中計3年目）2027年2月期（中計5年目）1,000億円1,200億円1,500億円20.0億円35.9億円8.5億円5.2%40億円55億円28億円15.0%85億円100億円60億円23.0%Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）18中期経営計画概要事業セグメント変更新中期経営計画の策定に伴い、2023年2月期より事業セグメントを変更旧セグメント新セグメント戦略上セグメント事業セグメント事業セグメント戦略上セグメント✓ Legacyを作る✓ Legacyを創りに行く✓ その他事業①電子書籍流通事業②その他事業①電子書籍流通事業2022年2月期 売上高96,257百万円（約92%）②戦略投資事業2022年2月期 売上高8,897百万円（約8%）✓ 電子書籍流通事業✓ インプリント事業✓ 出版ソリューション事業✓ 国際事業✓ ファンマーケティング事業※説明会資料等におけるセグメントの線引きが曖昧で、各事業の成長や戦略等が混在・不明瞭となっていた※主力事業である電子書流通事業は単独で管理Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）19中期経営計画概要各セグメントにおける内訳IP発掘／育成企画・出版（支援）取次／流通国際販売／マーケティングインプリント事業出版ソリューション事業電子書籍流通事業国際事業ファンマーケティング事業対象子会社／サービス対象子会社／サービス実用書・コミック・小説・雑誌を紙・電子問わず出版・販売㈱インプレスHDとの合弁会社法人／個人の両PODサービスを統合させPOD市場拡大を目指すジャイブ株式会社次世代型出版「インプリント事業」を手掛け、女性向けマンガレーベルを保有小説投稿サイトの運営および映像化などのプロデュース事業漫画のカラーリング・作画支援電子書籍売上管理、および紙・電子の統合印税管理システム書籍の要約コンテンツを提供するサービス「flier」を運営メディアドゥグループの国際事業展開拠点（サンディエゴ）（サービス）メディアドゥが開発したNFTマーケットプレイス（サービス）国内出版社2,200社以上電子書店150店以上との取引を有する国内最大手取次事業を展開米国の書誌情報管理、情報配信、電子書籍配信等を展開世界最大級アニメ・マンガコミュニティメディア「MyAnimeList」運営取次事業に関する業務アウトソーシングを受託書籍Webマーケティングツール「NetGalley」の提供マンガアプリ運営、ファンマーケティングサービスの提供米国大手出版社を顧客に持ち出版社特販サイトをSaaSで提供無料マンガ閲覧サービスの提供Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）20中期経営計画概要各セグメントの売上貢献イメージ電子書籍流通事業による安定収益を源泉に、第二・第三の収益の柱を確立セグメント別売上高構成比旧セグメント新セグメントに置き換え新セグメントその他事業（約5％）電子書籍流通事業（約95％）✓ インプリント事業✓ 出版ソリューション事業✓ 国際事業✓ ファンマーケティング事業戦略投資事業（約8％）電子書籍流通事業（約92％）戦略投資事業（約25％）電子書籍流通事業（約75％）2027年2月期（中計5年目）2022年2月期2022年2月期Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）213. 各事業の取組みINITIATIVES BY SEGMENTCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）22① 電子書籍流通事業EBOOK DISTRIBUTION BUSINESSCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）23① 電子書籍流通事業事業方針電子書籍流通事業における当社のPositionをさらに強固にするべく体制・システムを改良電子書籍流通事業✓ これまで築き上げた国内最大手の電子書籍取次としての独自のポジションに変化なし✓ トーハンとの連携によって業界にしっかり根をはるとともに、さらなる効率化と機能追加によりオペレーショナルエクセレンスを実現正規版を取り扱うことができる「信頼」を生み出す当社グループのコア事業インプリント事業出版ソリューション事業国際事業ファンマーケティング事業Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）24① 電子書籍流通事業中計において目指す姿中計期間において目指す姿さらなる流通カロリー抑制と機能追加により業界のインフラとしての役割を強化施策①施策②施策③流通カロリー抑制による電子書籍市場拡大データマーケティングなど新たな機能追加新規商材の確立文字もの電子書籍市場拡大✓ データベース管理、キャンペーン運用、バナー制作を効率化✓ 出版社・電子書店における関連業務を丸ごと運用するなど、中小・新規参入プレイヤー支援✓ 新たな基幹システム開発、業界最大級のデータベースを活用したマーケティングツールなど新機能提供✓ 縦スクロールコミックやオーディオブックなど、今後生み出されるものも含めた多様なフォーマットへの対応✓ 出版社・電子書店と連携した販促施策による文字もの市場拡大Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）25① 電子書籍流通事業電子書籍市場規模推移電子書籍市場は今後も成長継続の見通し電子書籍市場拡大に伴い、出版社・電子書店の業績向上・DX投資充実→当社にとっての成長機会（単位：億円）1,4111,013651768+28.5%コロナウイルスによる巣ごもり消費による増加6,7476,4146,0935,7725,3784,821+22.1%2018年4月の大手海賊版サイト閉鎖による成長3,7503,1222,5562,2781,8262021年版予想2020年版予想2019年版予想市場は想定以上に成長し毎年上方修正出所：インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2021」Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）26① 電子書籍流通事業ジャンル別出版市場規模コミック市場は前年対比23%増と伸長文字ものの電子化余地は引き続き大きい2021年ジャンル別出版市場規模（単位：億円）4,114（66.3%）前回から＋4.1449（6.4%）前回から＋0.699（2.8%）2,0876,5663,427コミック全体6,201文字もの全体7,015雑誌全体3,526※ 出版科学研究所が発表する紙出版物の統計では、コミック書籍の90％が「雑誌扱いコミック」として「雑誌」に分類されているため、上記では「雑誌扱いコミック書籍」を書籍として集計し直した値を記載。また、コミック売上には紙・電子とも「コミック書籍」のみ計上、「コミック雑誌」は雑誌に含めている（出所：出版科学研究所）。米国・中国の出版市場における文字もの電子書籍シェアは30〜40%Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）27① 電子書籍流通事業主要取引先の業務移管による影響LINEマンガの商流変更による影響を最大限織り込み、今期業績予想を試算2022年2月期におけるLINEマンガ※営業利益今期業績への影響（LINEマンガ※向け売上高）190億円業績への影響を最大限見積もり、2022年度第2四半期以降に順次切り替えが実行されるものとして試算（前年比約5割の売上水準へ）営業、運用管理、開発などの体制や関連費用などを考慮4億円売上高営業利益※ LINEマンガを運営する、LINE Digital Frontier株式会社向けの売上高を記載。Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）1Q2Q3Q4Qスケジュールに変更が生じるなど、連結業績に影響を与える開示すべき事項が生じる場合には速やかにお知らせします※グラフはイメージであり、実績ならびに計画期間における数値目標を具体的に示唆するものではありません）※詳細は同日付発表の適時開示資料「主要取引先との取引状況と今期業績予想に関するお知らせ」をご参照ください28① 電子書籍流通事業電子書籍取次における当社優位性電子書籍取次の独自のポジションに変化なし今後も市場成長とともに事業拡大へ当社電子書籍流通事業と市場の伸び率比較当社の成長率は過去 年間で市場より平均ポイント高い年度は出版デジタル機構統合に伴い、伸び率の記載を割愛成長率の高い出版社・電子書店との取引300名規模の営業企画・運用管理体制自社開発の取次基幹・配信システム当社電子書籍流通事業 市場全体一時的な売上剥落の可能性はあるが、今後も市場成長とともに一層の事業拡大を実現可能出所：インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書」なお、年度市場成長は予測値を記載Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）29① 電子書籍流通事業次世代基幹システム開発競争優位性を維持し、さらなる市場成長に貢献すべく、次世代基幹システムへの移行を推進現基幹システム次世代基幹システム統合移行メディアドゥ出版デジタル機構※2017年3月子会社化2019年3月：完成2021年2月：旧システム停止メディアドゥと出版デジタル機構のシステム統合によりコスト削減を実現技術的負債により開発負担増加、将来的なパフォーマンス低下懸念1. 技術的負債を解消し、柔軟かつ迅速な開発が可能2. 国内最大の電子書籍販売データを活用した新規機能を搭載3. 縦スクロールコミックなど、新たなコンテンツへの対応4. キャンペーン運用効率化など流通カロリーを一層抑制5. 出版社向けダッシュボードの提供Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）30② インプリント事業INPRINTS BUSINESSCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）31② インプリント事業事業方針コンテンツ需要の高まりを受け、電子書籍流通機能を軸にIP創出の強化・効率化を推進インプリント事業＝デジタルを基点にした次世代出版事業メディアドゥグループが有する出版プラットフォーム機能電子書籍取次新思考の出版1. 販売／企画におけるマーケットインとプロダクトアウトの融合2. デジタルファーストのコンテンツ制作（紙依存からの脱却）①マーケティング②システム開発IP・顧客分析／マーケット分析等在庫管理／生産管理／売上実績管理等インフラ機能を提供インプリントレーベルインプリントレーベル③バックオフィス④PODソリューションインプリントレーベルインフラ機能と編集機能を分離、効率的な出版プロセスと特色あるラインナップを実現人事／経理／総務／法務等PUBFUNを活用した、在庫コントロールCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）・・・32② インプリント事業中計において目指す姿中計期間において目指す姿グループ連携によるコンテンツ制作と出版プラットフォーム機能の強化・拡大施策①施策②施策③コンテンツを生み出す新たな仕組みを確立出版プラットフォーム機能の強化✓ デジタルを基点とした、新たなコンテンツ制作プロセスの浸透✓ グループ内の出版社、投稿サイト、作画・カラーリング機能を活用、多様なコンテンツを創出✓ マーケティング、システム開発、コーポレートなどインフラ機能と編集機能を分離✓ 特色あるコンテンツを生み出す編集の独立を維持しつつ、効率的運用を実現アライアンスによるインプリント事業拡大✓ さらなるコンテンツホルダーとの事業提携やM&Aを実施、グループにおけるIP創出・利活用を推進Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）33② インプリント事業当社グループにおけるインプリント各社メディアドゥのインフラを活用することで、中小出版社のIP価値の最大化し、コンテンツ業界の発展に貢献【出版社】【出版社】ジャイブ株式会社・出版点数1.4万点以上・累計部数5億冊【作画支援】【無料閲覧サービス】出版社との協業小説マンガ／縦スクロールコミック・掲載点数1.6万点以上コンテンツメーカーとの協業によるマルチコンテンツ展開を加速【小説投稿サイト】・200万点以上の作品を配信・累計作家数140万人以上・書籍化された出版点数750点以上ドラマ／映画アニメCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）34② インプリント事業マルチメディア展開の成功事例グループで保有するIPは200タイトル以上がコミカライズを含むマルチメディア展開投稿小説を原作としたコミカライズ（さらにドラマ・映画化した事例も）Disney＋にて映画化（主演：柳楽優弥）（ファンマーケティング事業）日本テレビ系にてドラマ化（主演：成田凌）NFT商品化（FanTop上で流通）©月島綾・梨里緒／双葉社・エブリスタ©袴田十莉・もぁらす／双葉社・エブリスタ©連打一人・金沢伸明／双葉社・エブリスタNFT商品化（FanTop上で流通）Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）35©望月麻衣・秋月壱葉／双葉社・エブリスタ©夏川ゆきの・黒沢明世／マンガボックス©ウェルザード・村瀬克俊／集英社③ 出版ソリューション事業PUBLISHING SOLUTION BUSINESSCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）36③ 出版ソリューション事業事業方針電子書籍流通で培ったPositionを活用し、業界の発展に資するBtoBサービスを拡充業界が抱える課題電子書籍取次中小プレイヤーが多く、デジタル化が遅延紙本市場縮小、返本率高く効率化に改善余地グローバル化、他デジタルコンテンツ市場拡大利用形態やキャンペーンなどニーズの高度化デジタル特典付き出版物電子図書館サービスアクセシブルライブラリープリントオンデマンドサービス（）縦スクロールコミック制作・流通支援…Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）37③ 出版ソリューション事業中計において目指す姿中計期間において目指す姿① 業界連携による新たな事業機会模索② 縦スクロールコミックのエコシステム構築施策①施策②施策③トーハンとの連携による紙も含めた出版DXの推進✓ NFT特典付き書籍の事業拡大、紙書店での電子書籍販売など紙出版市場活性化に向けた協業✓ 電子図書館サービス普及含め、出版業界のDX推進において一層の協業を推進POD事業合弁会社設立など新たなアライアンス推進縦スクロールコミックのエコシステムを構築✓ インプレスHDとのPOD事業合弁会社PUBFUN（2022年4月設立）など、出版市場活性化に向けたアライアンスを継続実施✓ 海外からのコンテンツ輸入やオリジナル作品制作などの環境整備✓ 電子書籍取次をはじめとした流通インフラ整備✓ 他社との連携によるIP価値最大化Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）38③ 出版ソリューション事業トーハンとの協業①トーハンとのフィジカル×NFTによる、出版の新しい創造と流通エコシステムを実現国内の出版社と の電子書店を繋ぐ電子書籍取次最大手の出版社との書店を結び、紙出版流通の 分の 以上を占める業界の課題解決・価値創出に向け紙/電子の垣根を超えてアプローチ1.NFTデジタル特典付き出版物電子図書館の導入促進2.✓ トーハンとの連携により全国最大約5,000店もの書店に配✓ トーハンが有する全国16支店・営業所を活用し、100言語本し、面でマーケットを捉える✓ フィジカル（本）を通じて“本物”を流通させる／できるの以上、370万以上のコンテンツが提供可能なOverDriveのシステム導入を促進はメディアドゥ×トーハンだからこそ✓ コロナ禍によるフィジカル制限やデジタル化の進展を捉✓ 信頼性のあるNFTをユーザーに届け、認知を向上えながら、社会課題の解決にも寄与Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）39③ 出版ソリューション事業トーハンとの協業②メディアドゥは正規版のNFT流通を推進し、NFT市場の健全なる拡大のけん引者にNFTへの認知拡大とマーケットづくり✓ 紙×電子取次業者として業界関係性を最大活用し、正規版の流通を促進✓ 書籍に付加価値を付与し、販売単価の値上げを実現✓ FanTopの認知拡大とユーザー獲得に寄与※トーハン調べ実売率※80%以上（発売約2カ月）販売単価上昇率+37.9%発売日2021年12月8日／講談社トーハン紙本購入特典取得書店ユーザー✓ 特装版平均実売率：約+20%✓ 平均価格上昇率 ：約+20%UP対通常版比Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）40③ 出版ソリューション事業トーハンとの協業③ボトルネックになっていたアクセシビリティに対応導入件数の飛躍的増加に期待電子書籍取次国内最大手電子書籍流通ノウハウ電子図書館サービス世界最大手システム＋370万以上のコンテンツアクセシブルライブラリー✓ 視覚障碍者のニーズに基づく、高速でも聞き取りやすい音声自動読み上げエンジンの採用✓ 介助がなくても単独で利用可能な視覚障碍者に特化したUI紙書籍取次国内最大手✓ 図書館に行きたくても行けない人でも利用が電子図書館サービス可能✓ 教育格差是正、他を圧倒する英語コンテンツにより英語学習機会を提供営業力＆全国16拠点の営業網Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）アクセシブル対応によりあらゆる図書館が導入先対象にサービス普及率※%導入成約件数： 31件うち、21件はトーハンとの連携による導入伸び率 ：約+50%※出所：（一社）電子出版制作・流通協議会41③ 出版ソリューション事業PUBFUNPOD出版サービスにおける上位2社が合弁会社PUBFUNを設立し、圧倒的なシェアにコンテンツ制作個人(著者)法人(出版社)法人向けに強みを持つPUBRID個人向けに強みを持つﾈｸﾊﾟﾌﾞ･ｵｰｻｰｽﾞﾌﾟﾚｽ※インプレスホールディングスPODのメリット✓ これまで出版機会を得られなかった著作物の刊行が可能✓ 在庫リスクのない少部数の紙出版が可能（絶版書対策）✓ 読者にとって出版物の多様性が拡大ストアAmazonその他書店最近注目の「ひとり出版社」を始めとした個人、出版社以外の法人への出版機会の提供などの新たな著者／出版ニーズに柔軟に対応、市場拡大を推進※インプレスHD子会社のインプレスR&Dが展開Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）42③ 出版ソリューション事業縦スクロールコミック市場の成長縦スクロールコミック市場が急成長出版市場の新たな成長ドライバーに縦スクロールマンガの特長✓ グローバル展開可能なコンテンツ✓ 利用単価・継続率が高い✓ 既存の枠組みに囚われない新たなビジネスモデルの実現✓ 新たなユーザー層獲得の可能性韓国ウェブトゥーン市場規模推移※ 韓国コンテンツ振興院『2021ウェブトゥーン企業実態調査報告書』よりなお 円換算は1ウォン＝0.1円として試算市場は3年で2.8倍に急成長10,538億ウォン（1,054億円）6,400億ウォン（640億円）4,633億ウォン（466億円）3,799億ウォン（380億円）2017年2018年2019年2020年Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）43③ 出版ソリューション事業縦スクロールコミック市場への参入縦スクロールコミックの制作と流通の両面を手掛け、健全な市場拡大に貢献グローバルでの市場規模は2021年の約4,400億円から2028年には約3兆1,500億円に達すると予測※Positionを活かしたコンテンツ流通を実現し、市場の健全な発展に貢献コンテンツ流通・調達コンテンツ制作・制作支援原作提供ジャイブ㈱＋ 国内外プレイヤー（出版社／制作スタジオ、電子書店など）との連携Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）44※ QYResearch「Global Webtoons Market Size, Status and Forecast 2022-2028」より。 円換算は1ドル＝120円として試算④ 国際事業GLOBAL BUSINESSCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）45④ 国際事業事業方針高いシェアを持つ出版SaaS企業をグループ化、市場拡大を支える世界インフラを構築顧客網拡大とさらなる機能補完（M&A含む）日本国内NFTなど、新たな技術を輸出＋資本提供海外グループ会社出版社と書店をつなぐBtoB事業（KADOKAWA、講談社、集英社、小学館※など国内大手出版4社が顧客）※50音順出版DXの先進事例を輸入＋世界の出版ネットワーク出版社と書店にツールを提供するBtoB事業（ペンギンランダムハウスなどグローバル大手出版5社が顧客）Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）46④ 国際事業中計において目指す姿中計期間において目指す姿世界におけるメディアドゥグループの存在感を向上として、施策①施策②施策③出版インフラ機能としてのグローバルでの地位確立✓ Firebrand Group、SupadüのPMI推進、営業・システム連携✓ バーティカルSaaSとして欧米市場での浸透率をさらに向上、業界にとって、なくてはならない存在へ新規サービスの世界展開／日本へのDX事例導入✓ 米国5大出版社を含む、欧米での顧客網を活用し、NFTプラットフォーム構築や日本発コンテンツ輸出を推進✓ DX事例を国内出版業界に応用、グループ連携によるサービス開発MediaDo Internationalの機能・体制拡充✓ さらなるM&Aに向けて、海外現地法人の管理体制を拡充✓ W3Cなど海外におけるメディアドゥグループの発信力強化Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）47④ 国際事業海外DXサービス輸入（業界特化型）海外で高いシェアを有するバーティカルSaaSを国内に輸入し、出版業界のDXを推進国別出版市場規模推移（2010年を100として指数化）出所：出版科学研究所国内出版市場マンガ除く国内出版市場米国出版市場ドイツ出版市場国内はマンガ以外の出版市場は下落傾向が止まらず一方、海外出版市場は自らDXを推進し堅調に推移15014013012011010090807060デジタル化が進んだマンガとそれ以外の市場では大きな差が生じた欧米と日本では過去10年で市場の勢いに明確な違い145.5海外で高いシェアを有するDXサービスの輸入国内出版業界におけるPosition95.692.068.1国内出版業界の活性化（＝文化の発展）に資するサービスを提供2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年※米国出版市場はセルフパブリッシング（デジタル、POD、投稿サイトなど）を含めると出版市場はむしろ拡大Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）48④ 国際事業国際事業におけるグループ企業世界規模で出版インフラネットワークを構築し世界的なコンテンツ市場拡大の恩恵を享受※米Quality Solutions, Inc.(Firebrand)、NetGalley, LLCは米サンディエゴの子会社Media Do International, Inc.が株式取得、英Supadü LimitedはNetGalley, LLCの英国現地法人NetGalley UK Ltd.が株式取得デジタルコンテンツ によるコンテンツへの世界的な需要急増世界の出版市場を支えるインフラとして存在感を高め、コンテンツ市場拡大に合わせた着実な成長を目指す出版データ統合管理・分析ツールコミュニケーションマーケティングツール統合型D2Cツール✓ 米国出版大手2社を含め100社以上の顧客が利✓ 米国5大出版社すべてを含む500社以上の出版✓ 米国5大出版社すべて（間接的な提供含む）用するシェアNo.1サービス✓ 年間解約率0%社が利用✓ 年間解約率3%を含む240社以上の出版社が利用✓ 年間解約率3%未満Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）49⑤ ファンマーケティング事業FAN MARKETING BUSINESSCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）50⑤ ファンマーケティング事業 事業方針テクノロジーとコンテンツの両面に強みを持つ当社にしかできないNFT流通の実現過熱するNFTマーケットで起こっていることテクノロジーコンテンツマーケット✓ 技術力を背景に大手からベンチャーま✓ ディズニーなど大手含め、IPホルダ✓ 一部アート作品に対して、投機的なで、多くのプレイヤーが参入ーも参入意欲高資金流入✓ その一方、コンテンツ業界にも明るい✓ 一般的なNFTの特性（誰でも見られる、✓ 少ない正規版、贋作の問題プレイヤーは少数消すことができない）がゆえに慎重な姿勢さらなる市場拡大には ホルダーの参入障壁を下げる必要性健全な市場発展に貢献できるプレイヤーは限定的Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）51⑤ ファンマーケティング事業中計において目指す姿中計期間において目指す姿ホルダーやファンとのつながりを深化日本発の正規版 コンテンツ流通を実現施策①施策②施策③IPホルダーとの協業によりコンテンツのNFT化を促進✓ 出版に加え、音楽・映像・ゲームなど多様なIPホルダーとの関係強化✓ 既にリアルの世界で成立しているファンアイテムだけでなく、NFTならではのファンアイテムを創造差別化されたNFTエコシステムの実現IPホルダーとファンのダイレクトコミュニケーション✓ FanTop上での販売に加え、MyAnimeListを活用した海外向けNFTマーケットプレイス設立やIPホルダーのNFT事業取り組み支援✓ Web3を見据え、ファンとのコミュニケーションをもとにしたコンテンツの制作・流通・販売を実現すべく、様々なサービスを提供✓ アプリによる3Dファンアイテムやさらに進んだNFTコンテンツを実現Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）52⑤ ファンマーケティング事業課題に対する打ち手とメディアドゥが実現できる理由IPホルダーの意向／課題を理解しているからこそ正規版コンテンツ拡大でNFTマーケットを牽引可能電子書籍流通での実績電子書籍流通事業において業界No1のポジションで正規版を取り扱ってきた実績・2021年度流通総額：1,580億円・主要出版社全てとの取引※1メディアドゥの勝ち筋ミッション著作物の健全なる創造サイクルの実現信頼トーハン⇔メディアドゥが手掛けるNFT実績NFTデジタル特典は「出版物」に付帯して流通→全てが正規版NFTとして流通検品の実施 メディアドゥが真贋を見極める稀有なポジションだからこそ業界全体が見渡せてコンテンツの理解、IPホルダーの課題把握が可能※1 日本書籍出版協会に加盟している出版社（2021 年7月31日現在、394 社）のうち、オーディオブックなど非出版系の出版社を除いた企業を主要出版社と定義Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）53⑤ ファンマーケティング事業差別化ポイント①正規版の流通実績差別化要素によりメディアドゥの存在感を更に強め、正規版コンテンツの拡大を加速するコンテンツホルダー出版社、映像メーカー音楽レーベルなど出版市場全体1.6兆円（コミック 0.6兆円）（書籍/雑誌1.0兆円）※1音楽市場0.8兆円※2※1 出所：出版科学研究所メディアドゥの差別化ポイント1. トーハンと連携した全国書店での展開2. FanTopアプリケーション機能3. ホワイトレーベル（OEM）での販売4. D2Fサービスによるマーケティング支援※2 出所：一般財団法人デジタルコンテンツ協会「2020デジタルコンテンツ白書」パッケージソフト売上/ネットワーク配信売上/コンサート入場料収入の合計Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）54中期経営計画上、2027年2月期 NFT流通総額を90億円として試算⑤ ファンマーケティング事業差別化ポイント②開発力・ 技術力FanTopアプリで正規版コンテンツを技術で保護さらに楽しむ機能で新たな体験を提供AR Room機能AR表示機能バリューチェーンの全機能を提供売買保護楽しむ• （DLを制限できる）アプリを活用し、NFT所有者しか見れないコンIPホルダー向け機能テンツの実現• DCA（デジタルコンテンツアセット®）の保護• ブロックチェーン技術にFlowを採用し、スムーズなトレードを実現ファン向け機能• 3Dモデルの表現機能• AR表示機能、ARルーム機能• VR技術による仮想空間で楽しむ新機能保護機能と楽しむ機能の両立を実現Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）55⑤ ファンマーケティング事業差別化ポイント③D2FサービスWeb3の世界でD2F 機能を持つグループサービスがファンにアイテムを届ける新たな流通の形となる※①Web3への移行によるマーケティングの変化②価値観・消費行動の変化Web2.0Web3✓ コアファンは価格や機能的な価値のみで購買・所有行動は行わない✓ コンテンツに込められた想いやコンセプトをいかに伝えられるかがユーザーをターゲティングするためトラッキングが鍵非中央集権であるため顧客との直接的な結びつきが鍵重要なポイント※ Direct to Fan直接ファンと接点を持てるコミュニティの形成が重要課題D2F機能をもつ各サービスで課題解決• 世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティサイト• アニメ・マンガに関連するグローバルなファン層に• デジタル上の‟ファンアイテム”（ファン向けの収集品）の収集・鑑賞、ファン同士の共有・譲渡・売買• 月額制のファンクラブをノーコードで作成できるサリーチ可能を最大限に楽しめるNFTマーケットプレイス• ファンクラブ毎に形成されるコミュニティでマーケービスを展開ティングが可能Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）564. ガバナンス体制GOVERNANCE SYSTEMCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）57ガバナンス体制ガバナンス向上の取組みプライム市場移行を契機に、さらなるガバナンス向上を目指す202020212022• 執行役員制度導入• 統合報告書発行• ESG方針策定• 改訂CGコードに合わせてガバナンス基本方針など各種方針 策定・改正• 初の女性取締役就任• 指名報酬諮問委員会設置• 東証プライム市場移行• サステナビリティ推進委員会設置グループ管理体制拡充による全社ガバナンス向上Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）58ガバナンス体制新経営体制5月開催の定時株主総会にて新体制へ移行今後はさらに透明性・客観性を重視した体制へ※ 下記取締役は2022年5月26日開催予定の定時株主総会にて選任予定、各役員の役職名は6月以降のものを記載社内取締役 4名独立社外取締役 2名取締役 6名新任新任藤田 恭嗣代表取締役社長CEO指名報酬諮問委員会委員新名 新取締役副社長COO溝口 敦取締役CBDO苅田 明史取締役CSO兼CFOサステナビリティ推進委員長金丸 絢子指名報酬諮問委員長宮城 治男指名報酬諮問委員会委員→今後は社外取締役比率を段階的に引き上げるとともに、マネジメントボード（取締役会自身が業務執行の意思決定に関与）からモニタリングボード（取締役会は経営者の業務執行を監督）への移行を目指すCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）59ガバナンス体制サステナビリティ推進委員会の設置サステナビリティ推進委員会を設置リスクと機会の両面を経営戦略に織り込むサステナビリティ推進委員会報告監査取締役会（社内取締役4名、社外取締役2名社外取締役比率1/3）監査役会2022年6月、リスク管理委員会から改組統合型リスク管理に加え、社会課題を踏まえた事業機会の最大化を図る指名報酬諮問委員会（代表取締役を含む3名以上、過半数と委員長は社外取締役）答申2021年6月より設置役員候補者の選任ならびに報酬決定プロセスの客観性・透明性を高める代表取締役社長常勤役員会執行役員（6名）各部・各社報告内部監査室Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）605. 財務戦略／株主還元FINANCIAL STRATEGY / SHAREHOLDER RETURNSCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）61財務戦略／株主還元投資・M&A方針Game Changeを実現する投資・M&Aを推進一方で、事業ポートフォリオは随時見直す方針今後の投資・M&Aターゲットインプリント事業更なるIPホルダーとの事業提携・アライアンス推進縦スクロールコミックの制作スタジオや電子書店との提携電子書籍流通事業で培ってきた「信頼」に基づくプレゼンス国際事業高いシェアを有し、大手出版社を顧客に持つSaaS事業を拡充により持ち込み案件多数出版ソリューション事業ファンマーケティング事業NFT／Web3分野での事業拡大・競争力向上に向けた提携事業ポートフォリオ見直し基準買収3年目以降、ROIC 7%を下回ることが見込まれる場合に対象会社のピボット／経営者交代／売却・撤退等を実施Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）62財務戦略／株主還元財務指標とキャッシュフローマネジメント収益創出力の強化と規律あるキャッシュフローマネジメントにより、持続的な成長サイクルの実現を目指す財務指標目標（2027年2月期）キャッシュフローマネジメント成長性売上高 1,500億円規模収益性営業利益率 5%以上効率性ROE 20%水準株主還元総還元性向 30%水準事業の収益創出力の強化純利益 ※1150億円以上償却費 ※150億円以上創出キャッシュ※2成長投資等株主還元借入返済Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）※1 中期経営計画期間における5か年累計※2 上記の図はイメージであり、計画期間における数値目標を具体的に示唆するものではありません63財務戦略／株主還元オフィス改装・グループ会社移転オフィス改装・移転により、コロナ禍で希薄化した社員コミュニケーションを活性化メディアドゥ本社8階部分改装グループ会社（日本文芸社、フライヤー、コンセプト「会社にいきたいと思うオフィス」Nagisa）オフィス移転（メディアドゥと同ビル）→改装・移転総費用4.6億円（2023年2月期 2.2億円の費用増※うち一時的な費用は1.2億円）、チームワークやコミュニケーション活性化によるイノベーション創出を図るCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）64財務戦略／株主還元2023年2月期 計画電子書籍流通事業の利益減＋戦略投資事業への先行投資につき、2023年2月期は利益減連結EBITDA（単位：億円）39.2+3.4▲5.0インプリント事業＋0.3電子書籍売上成長 主要取引先ならびに前期キャンペーン反動による減少電子書籍流通事業▲1.62022年2月期実績M&Aの影響（エブリスタ、Supadü）ファンマーケティング事業+1.0 ▲1.3出版ソリューション事業▲0.6国際事業+2.1▲2.235.9オフィス改装・移転▲1.0人件費増加等戦略投資事業▲0.6その他▲1.1Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）2023年2月期計画65財務戦略／株主還元中期経営計画 業績目標第二の事業軸を創り、EBITDA100億円を目指す事業拡大に向けて、さらなるM&Aを実施検討連結売上高（単位：億円）1,047今期1,0001,2001,500戦略投資25%連結EBITDA（単位：億円）電子書籍流通75%39.2今期35.950100戦略投資50%電子書籍流通50%2022年2月期（前期）2023年2月期（中計1年目）2025年2月期（中計3年目）2027年2月期（中計5年目）2022年2月期（前期）2023年2月期（中計1年目）2025年2月期（中計3年目）2027年2月期（中計5年目）電子書籍流通事業インプリント事業出版ソリューション事業国際事業ファンマーケティング事業Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）66財務戦略／株主還元株主還元方針2023年2月期は10億円の自己株式取得を実施今後は段階的に総還元性向を引き上げ株主還元方針総還元性向の推移単位：百万円総還元性向※120%以上これまで2023年2月期以降 30%以上※1 総還元性向＝（配当金支払総額＋自己株式取得総額）／親会社株主に帰属する当期純利益2019年2月期実績2020年2月期実績2021年2月期実績2022年2月期予定2023年2月期予想当期純利益-1,2431,5191,576850配当総額※2自己株式取得額130-3223330–1,000総還元性向NA※320.1%20.1%21.1%117.6%884184-※2 2022年2月期配当は2022年4月21日開催の取締役会にて決議予定※3 2019年2月期は当期純利益が赤字のため、総還元性向は記載せずCopyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. ｜ 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画（2023-2027）67将来見通しに関する注意事項と会計監査について本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」（forward-looking statements）を含みます。これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な経済状況が含まれます。今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修正をおこなう義務を負うものではありません。また、本資料内には会計監査