デンカ（4061） – 約110億円の戦略投資により抗原検査キットを含む検査試薬製品の生産能力増強を決定 ～ヘルスケア事業をさらに強化し、世界の感染症対策に貢献～

各 位 2022 年 4 月 14 日 会 社 名 デ ン カ 株 式 会 社 代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 今 井 俊 夫 (コード 4061：東証プライム) コーポレートコミュニケーション部長 問 合 せ 先 山本 浩之 (電話 03-5290-5511) 約 110 億円の戦略投資により抗原検査キットを含む検査試薬製品の生産能力増強を決定 ～ヘルスケア事業をさらに強化し、世界の感染症対策に貢献～＜五泉事業所鏡田工場 製造新棟の外観イメージ＞ デンカ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：今井 俊夫）はヘルスケア事業のさらなる成長を目的として、検査試薬の製造拠点である五泉事業所鏡田工場（新潟県五泉市）に約 110 億円の戦略投資を決定しました。抗原迅速診断キットおよび検査試薬の生産能力増強とデジタライゼーションによる業務・生産・物流プロセス改革を通じて競争力を強化いたします。 ヘルスケア事業の中核である検査試薬分野は新型コロナウイルス感染症などにより、マーケットが急激に変化しています。検査試薬メーカーとして、当社は新たに製造棟を建設し、生産能力増強だけでなくデジタライゼーションによりコスト競争力を強化することで拡大する検査需要に対応し、世界の人々の QOL 向上に貢献いたします。 ＜戦略投資による強化ポイント＞ (1)新型コロナウイルスをはじめとする抗原迅速診断キットの生産能力を約 2.5 倍増強 (2)検査試薬の生産能力を約 2 倍増強 (3)デジタライゼーションによる業務・生産・物流プロセス改革・自動化を通じたコスト競争力強化 （自動化倉庫、無人搬送車両、MES(*1) 等の導入） 尚、当社は本戦略投資について日本政府が推進する、国民が健康な生活を営む上で重要な製品・部素材のサプライチェーン強靭化に向けた補助金制度(*2)に申請する予定です。 当社は SDGs を羅針盤に、誰よりも上手にできる仕事で全ての人がより良く生きる世界をつくる、社会にとってかけがえのない企業を目指してまいります。 以 上 (*1)MES（Manufacturing Execution System） 各製造工程の可視化・管理、作業者への指示・支援などを担う情報システム。 (*2)経済産業省「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」 https://www.meti.go.jp/covid-19/supplychain/index.html 【投資概要】 ・投資拠点：五泉事業所鏡田工場（新潟県五泉市） ・新棟概要：総延べ床面積 16,600 ㎡、地上 4 階建 ・投資金額：約 110 億円（見込） ・竣工時期：2024 年度下期（予定） ※本件による 2022 年度当社連結業績への影響はありません。 【参考：五泉事業所（鏡田工場・新潟工場）概要】 ・鏡田工場：新潟県五泉市木越字鏡田 1359-1 ・新潟工場：新潟県五泉市南本町 1-2-2 ・製造品目：抗原検査キット（新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、RS ウイルス等） 免疫血清検査試薬、臨床化学検査試薬、細菌検査試薬、ウイルス検査試薬など インフルエンザワクチン、破傷風トキソイド、がん治療用ウイルス G47Δ製剤 ・従業員数：約 850 名（五泉事業所全体計）