松竹(9601) – 2022年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

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開示日時:2022/04/14 14:00:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.02 9,287,800 646,800 639,800 272.86
2019.02 9,082,700 456,900 450,600 189.0
2020.02 9,747,900 460,900 476,100 176.18
2021.02 5,243,400 -547,800 -511,800 -830.5

※金額の単位は[万円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.02 690,300 963,700
2019.02 -288,900 663,000
2020.02 536,300 1,196,500
2021.02 -1,045,200 -814,400

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

2022年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)2022年4月14日上場会社名松竹 株式会社上場取引所 東 札 福コード番号9601URL https://www.shochiku.co.jp代表者(役職名)代表取締役社長(氏名)迫本 淳一問合せ先責任者(役職名)取締役(氏名)尾崎 啓成TEL 03-5550-1699定時株主総会開催予定日2022年5月25日配当支払開始予定日-有価証券報告書提出予定日2022年5月26日決算補足説明資料作成の有無:無決算説明会開催の有無 :無(百万円未満切捨て)(1)連結経営成績(%表示は対前期増減率)売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益百万円%百万円%百万円%百万円%2022年2月期71,83537.0△4,005-△2,801-△1,762-2021年2月期52,434△46.2△5,483-△5,610-△11,407-(注)包括利益2022年2月期△619百万円(-%)2021年2月期△10,256百万円(-%)1株当たり当期純利益潜在株式調整後1株当たり当期純利益自己資本当期純利益率総資産経常利益率売上高営業利益率円 銭円 銭%%%2022年2月期△128.33-△2.2△1.5△5.62021年2月期△830.50-△13.3△2.9△10.5(参考)持分法投資損益2022年2月期△735百万円2021年2月期△259百万円総資産純資産自己資本比率1株当たり純資産百万円百万円%円 銭2022年2月期188,78180,83342.45,827.782021年2月期191,20580,60841.95,837.84(参考)自己資本2022年2月期80,035百万円2021年2月期80,183百万円営業活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フロー現金及び現金同等物期末残高百万円百万円百万円百万円2022年2月期4,806△1,668△4,97716,5312021年2月期△8,144△3,1068,01918,017年間配当金配当金総額(合計)配当性向(連結)純資産配当率(連結)第1四半期末第2四半期末第3四半期末期末合計円 銭円 銭円 銭円 銭円 銭百万円%%2021年2月期-0.00-0.000.00---2022年2月期-0.00-0.000.00---2023年2月期(予想)-0.00-30.0030.006.1(%表示は対前期増減率)売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益1株当たり当期純利益百万円%百万円%百万円%百万円%円 銭通期89,640-600-1,400-6,710-488.591.2022年2月期の連結業績(2021年3月1日~2022年2月28日)(2)連結財政状態(3)連結キャッシュ・フローの状況2.配当の状況3.2023年2月期の連結業績予想(2022年3月1日~2023年2月28日)(注)2023年2月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期増減率は記載しておりません。① 期末発行済株式数(自己株式を含む)2022年2月期13,937,857株2021年2月期13,937,857株② 期末自己株式数2022年2月期204,443株2021年2月期202,719株③ 期中平均株式数2022年2月期13,734,320株2021年2月期13,735,608株(1)個別経営成績(%表示は対前期増減率)売上高営業利益経常利益当期純利益百万円%百万円%百万円%百万円%2022年2月期44,69843.9△1,096-△1,092-△1,452-2021年2月期31,063△45.1△1,782-△1,089-△5,024-1株当たり当期純利益潜在株式調整後1株当たり当期純利益円 銭円 銭2022年2月期△105.14-2021年2月期△363.77-総資産純資産自己資本比率1株当たり純資産百万円百万円%円 銭2022年2月期180,13581,61545.35,909.102021年2月期183,82481,22644.25,880.63(参考)自己資本2022年2月期81,615百万円2021年2月期81,226百万円(%表示は対前期増減率)売上高経常利益当期純利益1株当たり当期純利益百万円%百万円%百万円%円 銭通期52,15016.71,140-6,280-454.68※ 注記事項(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有新規 -社 (社名)、除外 1社 (社名)KSビルキャピタル特定目的会社(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無② ①以外の会計方針の変更 :無③ 会計上の見積りの変更 :無④ 修正再表示 :無(3)発行済株式数(普通株式)(参考)個別業績の概要1.2022年2月期の個別業績(2021年3月1日~2022年2月28日)(2)個別財政状態2.2023年2月期の個別業績予想(2022年3月1日~2023年2月28日)※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項(将来に関する記述等についての注意)本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料5ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 1 -1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………2(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………2(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………4(3)当期のキャッシュ・フローの概況…………………………………………………………………………………4(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………52.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………53.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………………6(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………………6(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………8連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………………………8連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………………………9(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………………10(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………12(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………14(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………14(連結損益計算書関係) ……………………………………………………………………………………………14(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………15(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………………………18(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………18○添付資料の目次松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 2 -1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)による影響が続く中、ワクチン接種の進展により、経済活動に持ち直しの動きが見られたものの、新たな変異株による感染の急拡大により、依然として先行きの不透明な状況が続きました。 映画業界は、2021年年間興行収入が1,618億9,300万円(前年比113.0%)となり、興行収入での発表を始めた2000年以降最低の成績となった前年の成績は上回ったものの、依然として厳しい状況が続きました。また、入場人員は1億1,481万人(前年比108.2%)と興行収入同様に前年を上回りました。邦画・洋画の構成比は、邦画が79.3%、洋画が20.7%となりました。邦画は2000年以降、第3位の好成績となり回復傾向にあります。一方、洋画は公開本数の減少等、前年の成績をさらに下回る結果となりました。全国のスクリーン数は前年より32スクリーン増えて、3,648スクリーンとなりました。 演劇業界は、感染防止策のガイドラインを遵守し、日程や上演時間等を工夫しながら興行を執り行って参りました。その中で、松竹直営劇場の演劇公演では、お客様の安全、安心を第一と考え、上演形態に合わせつつ、できる限りの感染防止策を実施する中でお客様をお迎えいたしました。 不動産業界は、感染症の相次ぐ変異株出現による見通しが立たない状況を受けて、飲食業や宿泊業、一部の企業のオフィスで縮小や撤退が生じ、賃貸事業における空室率の影響が懸念されます。オフィス賃貸としては、今後はテレワーク等に対応した設備増設、充実した執務スペースのレイアウト要望等の傾向が見られ、中長期的なトレンドの注視が必要とされます。 このような状況下、当社グループはより一層の効率化を図るとともに、本格的な事業再開に向けた環境整備に努めて参りました 以上の結果、当連結会計年度は、売上高71,835百万円(前連結会計年度比37.0%増)、営業損失4,005百万円(前年同期は営業損失5,483百万円)、経常損失2,801百万円(前年同期は経常損失5,610百万円)となり、特別利益593百万円及び特別損失1,026百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は1,762百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失は11,407百万円)となりました。(映像関連事業) 配給は、邦画11作品、洋画3作品、アニメ9作品、シネマ歌舞伎、METライブビューイング、松竹ブロードウェイシネマ等の作品を公開しました。緊急事態宣言の発出により、対象となる地域では映画館が休館・時短営業となり、公開予定作品が延期になる等、大きな影響を受けましたが、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」「ハニーレモンソーダ」「99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE」が大ヒットし、「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」は、興行収入45.5億円と、邦画洋画を通して2021年実写映画1位となり、収益に貢献しました。 興行は、㈱松竹マルチプレックスシアターズでは、感染拡大予防ガイドラインに従い、空調設備を適切に稼働させ、お客様の体表面温度の非接触測定やアルコール消毒液の設置等、万全な感染防止策を行っております。興行では、7月には「東京リベンジャーズ」、11月には「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」、12月には「劇場版 呪術廻戦 0」「99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE」が大ヒットし、若い世代を中心に多くのお客様にご来場いただきました。また、4月には九州初となる熊本ピカデリーを開業し、11月には丸の内ピカデリー1・2を改装しリニューアルオープンしました。 テレビ制作は、地上波にて、時代劇「幕末相棒伝」「必殺仕事人2021」、2時間ドラマ「再雇用警察官2、3」、BS放送にて、BS時代劇「雲霧仁左衛門5」「春だ!さくらだ!寅さん祭り」、時代劇スペシャル「無用庵隠居修行5」「寅さんファンクラブ あなたの寅さん、私の寅さん」、連続ドラマ「ソロモンの偽証」、CS放送にて、時代劇「殺すな」、配信にて、「#休暇今井」等を、万全な感染症対策をとった上で制作いたしました。番組販売では、CS局に鶴田浩二主演「大空港」、田宮二郎主演「白い滑走路」他、昔懐かしい名作を販売して好調に推移しました。 DVD・ブルーレイディスク販売では、「弱虫ペダル」「ARIA The CREPUSCOLO」「ハニーレモンソーダ」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」「たまゆらコンプリートBlu-ray BOX」等の新作や人気のアニメーションを販売し、好調に推移しました。 定額制動画配信では、Netflixにて「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」独占配信をスタートさせ、大きな話題となりました。都度課金型動画配信の新作は、「事故物件 恐い間取り」「さんかく窓の外側は夜」等の新作を配信しました。 テレビ放映権販売では、BSテレビ東京で、4月より「釣りバカ日誌」全22作品を、10月より「男はつらいよ」シリーズ4Kデジタル修復版の放送を開始し、収益に貢献しました。海外では、カンヌ国際映画祭に篠田正浩監督生誕90周年記念として4Kデジタルリマスターした「夜叉ケ池」を、ベルリン国際映画祭に「乾いた花」を出品し、大きな反響となりました。また、10月には中国で「おくりびと」が劇場公開され、大ヒットしました。松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 3 - CS放送は、松竹ブロードキャスティング㈱は、中国アニメの放送開始や、アジアで人気の俳優が出演するドラマを日本初放送する等、競合との差別化によって収益を確保しました。 この結果、売上高は40,648百万円(前年同期比27.7%増)、セグメント損失は1,890百万円(前年同期はセグメント損失2,761百万円)となりました。(演劇事業) 歌舞伎座は、歌舞伎座では年間を通して三部制興行を行いました。緊急事態宣言の発出により、「四月大歌舞伎」「五月大歌舞伎」の一部日程が中止になりましたが、4月の「上の巻」と6月の「下の巻」にわけて上演した「桜姫東文章」や1月の「壽 初春大歌舞伎」等が好評を博し、収益改善に貢献しました。「桜姫東文章」は第29回読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞しました。1月からは客席の収容率を上げ、収益改善に努めました。 新橋演舞場は、3月は「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」の再上映、4月と5月は「滝沢歌舞伎ZERO 2021」を上演し、連日大好評となりました。2019年以来の上演となる6月の「熱海五郎一座」をはじめ、7月の「おあきと春団治」、8月の「レビュー夏のおどり」と「喜劇 老後の資金がありません」、9月のジャニーズJr.公演「少年たち 君にこの歌を」、10月の第76回文化庁芸術祭賞の大賞を受賞した「十月新派特別公演」、11月のジャニーズJr.「虎者 NINJAPAN 2021」等、いずれも感染防止策を徹底して上演いたしました。 大阪松竹座は、公演関係者の感染症罹患により一部日程の中止はありましたが、3月から翌2月までのすべての予定公演を上演することができ、収益改善に繋がりました。3月の関西ジャニーズJr.「ANOTHER 新たなる冒険」や、4月の「未来記の番人」、10月の花形歌舞伎「GOEMON 石川五右衛門」が好評を博しました。 南座は、5月の「舟木一夫シアターコンサート 2021 in 南座」の延期や、9月の「九月南座超歌舞伎」の一部公演中止等、緊急事態宣言発出の影響を受けました。6月の「海老蔵歌舞伎」、7月の「松竹新喜劇 夏まつり特別公演」、7月と8月の「坂東玉三郎 特別舞踊公演」、10月の「虎者 NINJAPAN 2021」は感染症が落ち着きを見せた情勢で予定通り開催し、一定の成果を収めることが出来ました。12月の「吉例顔見世興行」も昨年に引き続き三部制で行い、収支の大幅な改善に繋がりました。 その他の公演は、4月は日生劇場で今井翼主演ミュージカル「ゴヤ –GOYA-」、5月はBunkamuraシアターコクーンで「夏祭浪花鑑」を上演し高い評価を得ました。2月のBunkamuraシアターコクーンでは、10年ぶりとなる宮藤官九郎脚本の「天日坊」を上演し大好評となりました。 受託製作は、受託製作の歌舞伎公演は、公演期間や規模を縮小しての実施となりました。4月の御園座「市川海老蔵特別公演」、6月の博多座「六月博多座大歌舞伎」、11月のTBS赤坂ACTシアター「赤坂大歌舞伎」、2月の博多座「坂東玉三郎 特別舞踊公演」、一般演劇では3月の博多座「藤山寛美公演」が好評を博しました。 シネマ歌舞伎は、5月から翌2月にかけて「月イチ歌舞伎2021」10作品の上映を行いました。緊急事態宣言発出による映画館の休館もありましたが、ラインナップ後半にかけて少しずつ動員が回復して参りました。6月には、公開延期となっていた新作「鰯賣戀曳網」を公開いたしました。 METライブビューイングは、2月から8月まで、過去シーズンの人気演目を「プレミアム・コレクション2021」として上映し、好評を博しました。秋には現地メトロポリタン歌劇場が再開し、1月より最新の2021-22シーズンを上映いたしました。 配信は、「歌舞伎オンデマンド」では、劇場に来られないお客様のニーズに応え、毎月の歌舞伎座公演を千穐楽の数日後から配信しました。6月の信州・まつもと大歌舞伎2021「夏祭浪花鑑」では、配信でしか見られない貴重な特別映像を新たに加え、既に公演をご覧になった方でも楽しめると評判になりました。年末年始には、「おうちで新春浅草歌舞伎」と銘打ち、過去の浅草歌舞伎の舞台映像を特集配信し好評を博しました。「歌舞伎家話」「紀尾井町家話」等、歌舞伎俳優のトークショーも配信し、定番の人気コンテンツとなりました。 この結果、売上高は15,728百万円(前年同期比115.0%増)、セグメント損失は4,068百万円(前年同期はセグメント損失4,268百万円)となりました。(不動産事業) 不動産賃貸では、歌舞伎座タワー・築地松竹ビル(銀座松竹スクエア)・東劇ビル・新宿松竹会館(新宿ピカデリー)・大船ショッピングセンターなど主要物件の高稼働により安定収益を確保し、感染症の影響による賃料減額も最小限に留めることで計画通りの収益に貢献しました。また、大規模物件の照明LED化などサステナビリティへの取り組み、将来の街づくりの一環として地域と連携したエリアマネジメント活動にも注力しました。 この結果、売上高は11,992百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益は5,038百万円(同6.3%減)となりました。(その他の事業) ウィズコロナの社会状況を見据え、各事業におけるオンラインによる販売、配信の強化をはかりつつ、人気シリーズ作品やコア層向けの商品開発・販売を主軸に展開しました。 プログラム・キャラクター商品は、実写作品では、「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」等、アニメ作品では「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」「ARIA The CREPUSCOLO/The BENEDIZIONE」等の作品を中心に収益に貢献しました。松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 4 - イベント事業/オンライン配信は、4月に幕張メッセにて開催した超歌舞伎2021「御伽草紙戀姿絵」では、同時生配信も実施しました。熊本ピカデリーでは次世代の“3面上映システム”の初上映作品として「3面スクリーン版 超歌舞伎『今昔饗宴千本桜2020 夏』」を上映し好評を博しました。7月には体験型推理ゲーム「マーダーミステリーシアター 演技の代償」の第二弾を、12月には新作「マーダーミステリーシアター 裏切りの晩餐」をライブ配信しました。 また、バーチャルプロダクション手法を用いたコンテンツ開発の拠点として、「代官山メタバーススタジオ」を開設し、1月にコンテンツ第一弾として、源氏物語を題材とした「META歌舞伎 Genji Memories」をオンライン配信し、次世代のエンタテインメントとして好評を博しました。 この結果、売上高は3,465百万円(前年同期比155.0%増)、セグメント損失は197百万円(前年同期はセグメント損失886百万円)となりました。(2)当期の財政状態の概況 当連結会計年度末における総資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,423百万円減少し、188,781百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金が増加したものの、現金及び預金、有形固定資産が減少したこと等によるものであります。 負債は、前連結会計年度末に比べ2,649百万円減少し、107,947百万円となりました。これは主に買掛金が増加したものの、長期借入金が減少したこと等によるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ225百万円増加し、80,833百万円となりました。これは主に利益剰余金が減少したものの、その他有価証券評価差額金の増加したこと等によるものであります。(3)当期のキャッシュ・フローの概況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は16,531百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,486百万円の減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は4,806百万円(前年同期に使用した資金は8,144百万円)となりました。これは主として、減価償却費5,614百万円の計上等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,668百万円(前年同期に使用した資金は3,106百万円)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出2,263百万円等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は4,977百万円(前年同期に得られた資金は8,019百万円)となりました。これは主として、長期借入れによる収入4,460百万円等があったものの、長期借入金の返済による支出9,908百万円等によるものであります。松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 5 -(4)今後の見通し 世界的な感染症の拡大が長期化し、わが国経済においても、感染症を取り巻く環境は日々変化しており、終息時期が不透明な状況が続くものと見込まれます。当社グループを取り巻く経営環境についても、引き続き予断を許さない状況を注視する必要があります。 映像関連事業は、映画製作・配給は、感染症の感染拡大を予防するためのガイドラインに基づき、スタッフ・キャストの安全のため感染対策を徹底して参ります。また、独自の製作力を高め自社企画・幹事作品を増やすとともに、外部幹事の作品にも積極的に参加し、宣伝・営業活動に尽力して参ります。2021年の公開予定から公開延期となりました名匠小泉堯史監督が司馬遼太郎の歴史的名著に挑む歴史大作「峠 最後のサムライ」、池井戸潤の傑作群像劇の映画化「シャイロックの子供たち」等の邦画実写作品に加え、アニメでは、ガンダムシリーズ最新作「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」、2018年本屋大賞の大ベストセラー、直木賞作家・辻村深月の最高純度のファンタジーミステリー待望の劇場アニメ化「かがみの孤城」、洋画作品では、監督の実体験を映画化した感動の実話であり、インド版「ニューシネマ・パラダイス」との呼び声も高い「Last Film Show(英題)」等、様々なジャンルの作品を公開して参ります。 演劇事業は、引き続き感染予防策を徹底しつつ、上演形態や日程等を工夫しながら興行して参ります。歌舞伎公演につきましては、ベテラン俳優の至芸をお見せするとともに、次代を担う若い俳優の活躍の場を一層広げて参ります。一般演劇公演につきましては、新派や松竹新喜劇、藤山寛美三十三回忌追善喜劇特別公演、ジャニーズ公演の他、恒例のOSK日本歌劇団のレビューやミュージカル等、様々なジャンルの作品に取り組んで参ります。シネマ歌舞伎では、昨年歌舞伎座で上演され話題となった「桜姫東文章」を「上の巻」「下の巻」と2本連続で4月に公開いたしました。また、積極的にライブラリー作品の二次利用を展開して参ります。 不動産事業は、長引く感染症の影響も踏まえた、綿密なテナントコミュニケーションによって既存テナントとの良好な関係を構築するとともに、テナントの入れ替えにも柔軟に対応し、賃貸収益の確保に努めて参ります。また、長期的な収益向上策として、最大の拠点である東銀座のブランド価値を高め、将来の開発計画も見据えた街づくりの一環としてエリアマネジメントも推進し、地域の活性化や環境整備等に貢献する活動にも積極的に取り組んで参ります。 その他の事業は、ウィズコロナの社会状況を見据え、引き続き各事業におけるオンラインによる販売、配信を強化し、効率的な業務運用とコスト管理を徹底することにより収益力の改善に努めます。また、他業種企業との取組みを強化し競争力を高め、既存事業の深堀りにとどまらず、新たなコンテンツの開発や海外マーケットも含めて事業領域の拡大にスピード感を持って取り組み、次世代の収益の柱構築を目指します。 上記を踏まえ、2023年2月期の通期連結業績予想につきましては売上高89,640百万円、営業利益600百万円、経常利益1,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては6,710百万円を見込んでおります。2023年2月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期増減率は記載しておりません。 なお、当該業績予想につきましては、当社グループが現在入手可能な情報に基づいて判断したものであり、新型コロナウイルスの感染状況や不安定な国際情勢等の様々な要因によって変動する可能性がありますが、開示すべき事項が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 当企業グループは、国内の同業他社との比較可能性を確保するため、会計基準につきましては日本基準を適用しております。なお、IFRSの適用につきましては、適切に対応していく方針であります。松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 6 -(単位:百万円)前連結会計年度(2021年2月28日)当連結会計年度(2022年2月28日)資産の部流動資産現金及び預金18,31216,791受取手形及び売掛金5,4348,713商品及び製品1,8521,648仕掛品4,7394,201原材料及び貯蔵品108114前渡金632720前払費用8671,134立替金399158未収消費税等82042その他2,168886貸倒引当金△25△14流動資産合計35,31034,396固定資産有形固定資産建物及び構築物(純額)44,49143,151設備(純額)11,66011,254機械装置及び運搬具(純額)1,8561,589工具、器具及び備品(純額)787902土地41,78441,847リース資産(純額)2,6412,511建設仮勘定12615その他(純額)2831有形固定資産合計103,377101,304無形固定資産借地権1,6601,451商標権86ソフトウエア596501その他6246無形固定資産合計2,3272,005投資その他の資産投資有価証券30,07031,560長期貸付金6921,045長期前払費用12,56312,479繰延税金資産295428退職給付に係る資産118136差入保証金5,8474,812その他763709貸倒引当金△161△98投資その他の資産合計50,18951,074固定資産合計155,895154,384資産合計191,205188,7813.連結財務諸表及び主な注記(1)連結貸借対照表松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 7 -(単位:百万円)前連結会計年度(2021年2月28日)当連結会計年度(2022年2月28日)負債の部流動負債支払手形及び買掛金5,4917,963短期借入金4,2814,8711年内返済予定の長期借入金9,90816,935リース債務7831,213未払金1,5452,611未払費用1,354957未払事業所税163113未払法人税等860428未払消費税等1631,165賞与引当金464479その他4,2402,824流動負債合計29,25739,563固定負債長期借入金61,26648,791リース債務2,0171,414繰延税金負債4,8014,838役員退職慰労引当金1,036886退職給付に係る負債1,5681,675資産除去債務1,3941,483受入保証金8,4748,715その他778579固定負債合計81,33968,384負債合計110,597107,947純資産の部株主資本資本金33,01833,018資本剰余金30,13630,136利益剰余金10,3228,476自己株式△1,470△1,485株主資本合計72,00670,145その他の包括利益累計額その他有価証券評価差額金8,45010,297為替換算調整勘定△59△63退職給付に係る調整累計額△213△344その他の包括利益累計額合計8,1769,889非支配株主持分424798純資産合計80,60880,833負債純資産合計191,205188,781松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 8 -(単位:百万円)前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)売上高52,43471,835売上原価33,29346,403売上総利益19,14125,432販売費及び一般管理費広告宣伝費1,8723,096人件費9,07310,064事業所税109111貸倒引当金繰入額514賞与引当金繰入額389381退職給付費用268403役員退職慰労引当金繰入額102108地代家賃3,6194,680減価償却費2,0002,425その他7,1828,152販売費及び一般管理費合計24,62529,437営業損失(△)△5,483△4,005営業外収益受取利息513受取配当金551574雇用調整助成金307340協力金収入-1,045補助金収入-713雑収入294299営業外収益合計1,1592,986営業外費用支払利息617621借入手数料166193持分法による投資損失259735雑支出241233営業外費用合計1,2851,783経常損失(△)△5,610△2,801特別利益固定資産売却益-295投資有価証券売却益-170持分変動利益-9災害損失引当金戻入額-※1 117特別利益合計-593特別損失固定資産売却損48-固定資産除却損19067投資有価証券評価損117-関係会社株式評価損-22災害による損失31035公演中止損失※2 3,667※2 560臨時休業等による損失※3 1,048※3 340減損損失428-特別損失合計5,8101,026税金等調整前当期純損失(△)△11,420△3,234法人税、住民税及び事業税185204過年度法人税等-△211法人税等調整額△128△894法人税等合計57△901当期純損失(△)△11,478△2,333非支配株主に帰属する当期純損失(△)△70△570親会社株主に帰属する当期純損失(△)△11,407△1,762(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書(連結損益計算書)松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 9 -(単位:百万円)前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)当期純損失(△)△11,478△2,333その他の包括利益その他有価証券評価差額金1,7271,848為替換算調整勘定△23△3退職給付に係る調整額△481△130持分法適用会社に対する持分相当額△0△0その他の包括利益合計1,2211,713包括利益△10,256△619(内訳)親会社株主に係る包括利益△10,186△48非支配株主に係る包括利益△70△570(連結包括利益計算書)松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 10 -(単位:百万円)株主資本資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高33,01830,13622,143△1,45683,841当期変動額剰余金の配当△414△414親会社株主に帰属する当期純損失(△)△11,407△11,407自己株式の取得△14△14自己株式の処分001持分法適用会社に対する持分変動に伴う自己株式の増減△0△0株主資本以外の項目の当期変動額(純額)当期変動額合計-0△11,821△13△11,834当期末残高33,01830,13610,322△1,47072,006その他の包括利益累計額非支配株主持分純資産合計その他有価証券評価差額金為替換算調整勘定退職給付に係る調整累計額その他の包括利益累計額合計当期首残高6,723△362686,95549591,292当期変動額剰余金の配当△414親会社株主に帰属する当期純損失(△)△11,407自己株式の取得△14自己株式の処分1持分法適用会社に対する持分変動に伴う自己株式の増減△0株主資本以外の項目の当期変動額(純額)1,726△23△4811,221△701,150当期変動額合計1,726△23△4811,221△70△10,684当期末残高8,450△59△2138,17642480,608(3)連結株主資本等変動計算書前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 11 -(単位:百万円)株主資本資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高33,01830,13610,322△1,47072,006当期変動額親会社株主に帰属する当期純損失(△)△1,762△1,762連結範囲の変動△83△83自己株式の取得△8△8持分法適用会社に対する持分変動に伴う自己株式の増減△6△6株主資本以外の項目の当期変動額(純額)当期変動額合計–△1,845△15△1,861当期末残高33,01830,1368,476△1,48570,145その他の包括利益累計額非支配株主持分純資産合計その他有価証券評価差額金為替換算調整勘定退職給付に係る調整累計額その他の包括利益累計額合計当期首残高8,450△59△2138,17642480,608当期変動額親会社株主に帰属する当期純損失(△)△1,762連結範囲の変動△83自己株式の取得△8持分法適用会社に対する持分変動に伴う自己株式の増減△6株主資本以外の項目の当期変動額(純額)1,847△3△1301,7133732,086当期変動額合計1,847△3△1301,713373225当期末残高10,297△63△3449,88979880,833当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 12 -(単位:百万円)前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)営業活動によるキャッシュ・フロー税金等調整前当期純損失(△)△11,420△3,234減価償却費5,6985,614賞与引当金の増減額(△は減少)△6514退職給付に係る資産の増減額(△は増加)40△159退職給付に係る負債の増減額(△は減少)91107役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)22△150貸倒引当金の増減額(△は減少)△42△73受取利息及び受取配当金△557△588支払利息618621持分法による投資損益(△は益)259735有形固定資産除却損19067有形固定資産売却損益(△は益)48△295関係会社株式評価損-22投資有価証券売却損益(△は益)-△170投資有価証券評価損益(△は益)117-持分変動損益(△は益)-△9減損損失428-公演中止損失3,667560臨時休業等による損失1,048340災害による損失31035売上債権の増減額(△は増加)2,296△3,278たな卸資産の増減額(△は増加)△1,747735前渡金の増減額(△は増加)△119△80仕入債務の増減額(△は減少)△1,2272,472差入保証金の増減額(△は増加)△681,056受入保証金の増減額(△は減少)493△698未払消費税等の増減額(△は減少)△8491,052その他の流動資産の増減額(△は増加)△2,135728その他の流動負債の増減額(△は減少)△713△86その他5△86小計△3,6105,250利息及び配当金の受取額643689利息の支払額△547△619災害による損失の支払額-△211公演中止による支出△3,557△542法人税等の還付額-1,132臨時休業等による支出△836△199法人税等の支払額△237△692営業活動によるキャッシュ・フロー△8,1444,806(4)連結キャッシュ・フロー計算書松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 13 -(単位:百万円)前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)投資活動によるキャッシュ・フロー定期預金の預入による支出△294△260定期預金の払戻による収入294294有形固定資産の取得による支出△2,120△2,263有形固定資産の売却による収入-628無形固定資産の取得による支出△188△132無形固定資産の売却による収入-162資産除去債務の履行による支出△1△61投資有価証券の取得による支出△45△303投資有価証券の売却による収入-552関係会社株式の取得による支出△300△0貸付けによる支出△500△396貸付金の回収による収入5958その他△1153投資活動によるキャッシュ・フロー△3,106△1,668財務活動によるキャッシュ・フロー短期借入金の増減額(△は減少)95590長期借入れによる収入19,5004,460長期借入金の返済による支出△9,173△9,908社債(責任財産限定)の償還による支出△1,100-非支配株主からの払込みによる収入-800リース債務の返済による支出△819△859自己株式の取得による支出△14△8自己株式の売却による収入1-割賦債務の返済による支出△53△51配当金の支払額△415-財務活動によるキャッシュ・フロー8,019△4,977現金及び現金同等物の増減額(△は減少)△3,232△1,839現金及び現金同等物の期首残高21,25018,017新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額-352現金及び現金同等物の期末残高18,01716,531松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 14 -(5)連結財務諸表に関する注記事項(継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。(連結損益計算書関係)※1.災害損失引当金戻入額前連結累計期間(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) 該当事項はありません。当連結累計期間(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日) 2021年2月13日に発生した福島県沖を震源とする地震で被災した映画館の原状回復工事費用等のうち、前連結会計年度末の連結貸借対照表において流動負債の「その他」に計上した見積り額を取り崩したことから災害損失引当金戻入額として特別利益に計上しております。※2.公演中止損失前連結累計期間(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) 新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、当社の直営劇場をはじめとする演劇公演を3月以降、中止または延期といたしました。このため当該公演にかかる製作費・人件費・地代家賃等を公演中止損失として特別損失に計上しております。当連結累計期間(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日) 政府による緊急事態宣言の発出及び自治体からの要請に伴い、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、当社の直営劇場をはじめとする演劇公演について、4月以降において一部の公演を中止といたしました。このため当該公演にかかる製作費・人件費・地代家賃等を公演中止損失として特別損失に計上しております。※3.臨時休業等による損失前連結累計期間(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) 新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、当企業グループが運営する映画館をはじめとする営業施設において営業時間の短縮及び休業を実施いたしました。このため臨時休業中に発生した人件費・地代家賃・減価償却費等を臨時休業等による損失として特別損失に計上しております。当連結累計期間(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日) 政府による緊急事態宣言の発出及び自治体からの要請に伴い、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、当企業グループが運営する映画館をはじめとする営業施設において休業を実施いたしました。このため臨時休業中に発生した人件費・地代家賃・減価償却費等を臨時休業等による損失として特別損失に計上しております。松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 15 -(単位:百万円)映像関連事業演劇事業不動産事業その他(注)1合計調整額(注)2連結財務諸表計上額(注)3売上高外部顧客への売上高31,8277,31711,9311,35952,434-52,434セグメント間の内部売上高又は振替高541762,0812162,528△2,528-計31,8817,49314,0121,57554,963△2,52852,434セグメント利益又は損失(△)△2,761△4,2685,379△886△2,536△2,946△5,483セグメント資産33,96917,916104,2351,713157,83533,369191,205その他の項目減価償却費1,8698872,825155,5971005,698減損損失--428-428-428有形固定資産及び無形固定資産の増加額8731181,43042,42712,429(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要 当企業グループの報告セグメントは、当企業グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。 当企業グループは、取り扱うサービスの観点から事業を区分し、各事業部門が包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 したがって、当企業グループは、事業別のセグメントから構成されており、「映像関連事業」、「演劇事業」及び「不動産事業」の3つを報告セグメントとしております。 「映像関連事業」は、劇場用映画の製作・売買・配給・興行、テレビ映画の制作・販売、BS・CS・CATVのソフト製作・編集、衛星基幹放送、一般放送、ビデオソフトの製作・買付・販売、音楽著作権の利用開発・許諾等であります。「演劇事業」は、演劇の企画・製作・興行、俳優・タレントの斡旋、舞台衣裳の製作・販売・賃貸、演劇舞台の大道具・小道具・音響の製作・販売等であります。「不動産事業」は、所有不動産の賃貸・管理等であります。2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一です。報告セグメントの利益は営業利益をベースとした数値であります。 セグメント間の内部売上高及び振替高は主に市場実勢価格に基づいております。3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プログラムの製作・販売、キャラクター商品の企画・販売、イベントの企画、新規事業開発等があります。松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 16 -(単位:百万円)映像関連事業演劇事業不動産事業その他(注)1合計調整額(注)2連結財務諸表計上額(注)3売上高外部顧客への売上高40,64815,72811,9923,46571,835-71,835セグメント間の内部売上高又は振替高1251432,1776503,097△3,097-計40,77415,87214,1694,11674,932△3,09771,835セグメント利益又は損失(△)△1,890△4,0685,038△197△1,116△2,888△4,005セグメント資産38,94316,64296,9081,078153,57335,208188,781その他の項目減価償却費1,8748432,791145,523915,614有形固定資産及び無形固定資産の増加額1,919831,36273,37373,3802.調整額は以下のとおりであります。 (1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△2,946百万円には、セグメント間取引消去△151百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△2,795百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない当社の総務部門等管理部門に係る経費であります。 (2)セグメント資産の調整額33,369百万円には、各報告セグメントに配分されていない全社資産42,852百万円、セグメント間の債権債務相殺消去額△9,483百万円が含まれております。 (3)減価償却費の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社の減価償却費であります。 (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、各報告セグメントに配分していない有形固定資産及び無形固定資産の取得額であります。3.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プログラムの製作・販売、キャラクター商品の企画・販売、イベントの企画、新規事業開発等があります。2.調整額は以下のとおりであります。 (1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△2,888百万円には、セグメント間取引消去△100百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△2,787百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない当社の総務部門等管理部門に係る経費であります。 (2)セグメント資産の調整額35,208百万円には、各報告セグメントに配分されていない全社資産44,909百万円、セグメント間の債権債務相殺消去額△9,701百万円が含まれております。 (3)減価償却費の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社の減価償却費であります。 (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、各報告セグメントに配分していない有形固定資産及び無形固定資産の取得額であります。3.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 17 -【関連情報】前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)1.製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。2.地域ごとの情報(1)売上高本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の90%を超えるため、記載を省略しております。(2)有形固定資産本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)1.製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。2.地域ごとの情報(1)売上高本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の90%を超えるため、記載を省略しております。(2)有形固定資産本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)該当事項はありません。【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)該当事項はありません。当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)該当事項はありません。【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)該当事項はありません。当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)該当事項はありません。松竹㈱(9601)2022年2月期決算短信- 18 -前連結会計年度(自 2020年3月1日至 2021年2月28日)当連結会計年度(自 2021年3月1日至 2022年2月28日)1株当たり純資産額5,837円84銭5,827円78銭1株当たり当期純損失(△)△830円50銭△128円33銭前連結会計年度(自 2020年3月1日至 2021年2月28日)当連結会計年度(自 2021年3月1日至 2022年2月28日)1株当たり当期純損失(△)親会社株主に帰属する当期純損失(△)(百万円)△11,407△1,762普通株主に帰属しない金額(百万円)--親会社株主に帰属する当期純損失(△)(百万円)△11,407△1,762期中平均株式数(千株)13,73513,734(1株当たり情報)(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。   2.1株当たり当期純損失(△)の算定上の基礎は、以下のとおりであります。(1)資産の名称新木場倉庫(2)所在地東京都江東区(3)土地面積10,664.04㎡(敷地面積)(4)建屋面積19,233.63㎡(延床面積)(5)譲渡価額10,700百万円(6)帳簿価額3,410百万円(7)譲渡益6,989百万円(1)商号SMFLみらいパートナーズ株式会社(2)所在地東京都千代田区丸の内1丁目3番2号(3)代表者の役職・氏名代表取締役社長 寺田 達朗(4)資本金200百万円(5)当社と当該会社の関係譲渡先と当社との間には、特記すべき資本関係、人的関係および取引関係は無く、また相手先は当社の関連当事者には該当しない。(1)取締役会決議日2022年3月24日(2)契約締結日2022年3月25日(3)物件引渡期日2022年4月1日(重要な後発事象)(固定資産の譲渡) 当社は、2022年3月24日開催の取締役会におきまして、下記のとおり、固定資産の譲渡について決議し、4月1日付で物件を引き渡しております。1.譲渡の理由保有物件の見直しによる資産の有効活用及び資産効率向上のため、固定資産を譲渡することと致しました。2.譲渡資産の内容3.譲渡先の概要4.譲渡の日程5.損益に与える影響当該固定資産の譲渡による固定資産売却益は、2023年2月期第1四半期に特別利益として6,989百万円を計上する予定です。

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