フューチャーベンチャーキャピタル(8462) – 株主提案に関する書面受領のお知らせ

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開示日時:2022/04/07 16:30:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 75,400 -6,300 -6,300 -32.97
2019.03 57,100 -16,200 -15,700 -27.51
2020.03 45,100 -10,300 -10,300 -4.17
2021.03 85,700 -1,500 -1,300 2.34

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
654.0 680.04 672.955 20.35

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 7,200 7,200
2019.03 600 1,100
2020.03 -29,200 -29,000
2021.03 26,300 27,700

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

2022 年 4 月 7 日 会社名:フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 (コード:8462 東証スタンダード市場) 代表者名:代表取締役社長 松本 直人 問合せ先:取締役管理部長 塩本 洋千 (TEL: 075-257-2511) 株主提案に関する書面受領のお知らせ 当社は、当社株主より 2022 年 6 月開催予定の第 24 回定時株主総会における議題について株主提案を行う旨の 2022 年 4 月 4 日付の書面(以下「本株主提案書面」)を受領いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。 なお、本株主提案に対する当社取締役会の意見につきましては、決定次第速やかに公表いたします。 記 マンティス・アクティビスト投資1号株式会社 1.提案株主 金武偉氏 2.本株主提案の内容 (1) 提案する議題 第1号議案 取締役(監査等委員である取締役を除く。)2名選任の件 第2号議案 監査等委員である取締役3名選任の件 (2) 議案の内容 別紙「本株主提案の内容」に記載のとおりです。 なお、別紙「本株主提案の内容」は、提案株主から提出された本株主提案書面の該当記載を原文のまま掲載したものであります。 各 位 (別紙、「本株主提案の内容」) ※提案株主から提出された本株主提案書面の該当記載を原文のまま掲載しております。 第一 株主提案の議題 第1号議案 取締役(監査等委員である取締役を除く。)2名選任の件 第2号議案 監査等委員である取締役3名選任の件 第二 株主提案の議案の要領、提案の内容及び提案の理由 はじめに(第 1 号議案及び第 2 号議案共通の提案理由) 提案者代表の個人株主 金武偉(きむ・むい)と申します。もう一人の提案者、マンティス・アクティビスト投資1号株式会社も、私の個人所有会社です。 私は株式トレーダーとしてキャリアを開始し、その後ニューヨーク州弁護士、投資ファンド業務及びベンチャー経営に携わりました。2018年、ミッション・キャピタルという投資会社を設立し、専業投資家になりました。2019年には(株)ZMP に二度投資し、翌年、好条件に恵まれ全株売却しています。FVC 株は長年個人保有してきました。 私がこの個人株主提案を出した理由は、2つです。1つ目に、現経営陣の戦略ミスにより、FVC の事業モデルと株価が行き詰まり状態にあること。2つ目に、会社が長期低迷しても同じ経営者が任期続投を繰り返し、株主に他の選択肢が与えられないことへの危機感です。 本個人株主提案は、取締役と監査等委員取締役の全員交替を目指します。いまの FVC の問題点及び新体制として掲げるビジョンにつき、以下に簡潔にまとめます。 現行事業モデルの問題点 問題点1【ファンド数の多さ】:まず、FVC はファンドの数が多すぎます。受託運用総額は200億円ですが、それを構成するファンド数は40本を超えます。ファンドごとに、出資者への募集営業、ファンド組成、定期報告、問合せ対応、分配、清算等の労力がかかり、この労働集約型モデルでは肝心な「投資案件発掘」に注力できません。 問題点2【投資領域の狭さ】:次に、ベンチャーキャピタル(VC)という投資領域は、FVCには勝ち目が薄く、狭すぎます。 多くの VC ファンドは、創業期の起業家に投資し、成長が軌道に乗れば追加投資をして勝率を上げます。IPO を制度的に「しくみ化」するわけです。しかし FVC の場合、40超あるファンド各自が地域・投資対象・金額において細分化されており、成長期やプレ IPO の個別企業に追加投資する余力が乏しく、しまいには FVC 経営者自身がホームラン狙いの VC投資を“馬券”と呼ぶ始末です。 ならば VC 領域を抜け出して戦う土俵を広げるべきですが、実行できていません。開示では“VAAS”などの呼称が踊りますが、収益構造の実態は非上場会社に少数持分投資するファンドそのものです。 問題点3【手数料依存体質】:IPO のしくみ化を放棄しながら VC 領域から脱皮できなかった結果、収益をファンド管理手数料に依存するようになり、その企業体質が重大な問題です。開示では「安定収益で黒字化達成」とアピールしますが、固定費を管理手数料で賄えない投資ファンドなどこの世にあまりおらず、自慢できる達成ではありません。 投資会社たるもの、唯一にして最大の使命は市場平均を超過する投資リターン、すなわち「投資アルファ」を勝ち取ることのはずです。手数料目当てに低空飛行を続けるいまの事業モデルからは、このアルファに対するビジョンも熱意も読み取れません。 解決策1:【細分化モデルとの決別】ファンド数過多の弊害を克服するため、FVC はまず一本あたりのファンド規模を拡大すべきです。200億のファンド規模なら、10本未満がせ問題点の解決策 いぜいでしょう。 ファンド調達なるものは本来、妙味ある投資機会を定義し、「その機会を“モノにする”ためには最低いくらの資本が必要か」を FVC が出資者に指定すべきものです。管理手数料狙いで「いくら少額でももらえる金額を受託」という細分化モデルとは決別すべきです。 並行して、ファンドに頼らない自己資本投資も実行に移すべきです。マネックスや SBI そしてゴールドマン・サックスなど、受託運用業をしながら、シナジーある企業を直接買収し成長する企業は幾多に及びます。この差は M&A の目利き力と実行力に尽きます。 解決策2:【投資領域の拡大】FVC は、新領域へ投資を広げるべきです。コロナ融資が市場でだぶつく中、地方銀行とのパイプを活かした事業再生投資は妙味あり、地方創生テーマとも合致します。ESG の気運が高まるいま、企業統治に不備ある上場企業も割安且つ投資機会が豊富です。 まとめ なた様のものです。 ています。 1.提案の内容 2.提案の理由 ます。 解決策3:【リターン重視への原点回帰】手数料ではなく“投資リターン”を追求する投資会社へと、FVC は原点回帰すべきです。経営トップはじめ、投資アルファを意識するチームがファンド数をコントロールしつつ規模拡大し、直接投資も交えて投資領域を大胆に広げれば、高投資倍率を狙える投資会社になると確信します。 FVC は、有能な社員や強固な財務状況そして有力地方銀行とのパイプなど、その持てる潜在価値を長年解放できておらず、上記解決策1~3を即刻実施すべきです。本個人株主提案は、上記改革を断行できる経営陣との交替を意図するものであり、この選択肢は個人株主あ“勝てるビジネスモデル”で、FVC に未来を創るためのキャピタル運用をしてほしいと願っ第1号議案 取締役(監査等委員である取締役を除く。)2名選任の件 後記の候補者2名を取締役に選任することをお願いするものです。 現体制下、FVCは労働集約型で手数料依存体質の低空飛行VC会社に陥りました。 つきましては、業務改革を断行し、“勝てるビジネスモデル”で FVC のもてる潜在価値を市場に解放するため、金武偉氏及び金子正裕氏を取締役として選任をお願いするものであり候補者らの略歴は下記のとおりです。 氏 名 (生年月日) 略歴 き む む い 金 武 偉 (1979年10月5日生) 2001年1月 ゴールドマン・サックス証券会社入社 2003年3月 JPモルガン証券会社入社 2008年10月 サリヴァン・アンド・クロムウェル法律事務所 2013年3月 ユニゾン・キャピタル㈱入社 2014年4月 タメコ㈱社外取締役就任 2018年8月 ミッション・キャピタル㈱ 代表取締役就任(現任) 2019年6月 ㈱幸楽苑ホールディングス 社外監査役就任(現任) 2020年6月 マンティス・アクティビスト投資1号㈱ 代表取締役就任(現任) 所有する 当社株式数 (株) 15,000 【取締役候補者とした理由】 金武偉氏は、株式トレーダー、ニューヨーク州弁護士、投資ファンド、ベンチャー経営及び個人投資家という幅広い領域での経験を有し、専門性高い知見も持ち合わせており、FVC の社内取締役(業務執行取締役)として改革を適切に遂行できるものと判断し、選任をお願いするものであります。 氏 名 (生年月日) 略歴 か ね こ ま さ ひ ろ 金 子 正 裕 (1968年7月1日生) 1990年4月 ㈱武蔵野入社 1995年4月 同社 ダスキン事業本部本部長 1996年4月 同社 環境エコロジー事業本部本部長 1998年10月 同社 IT関連事業本部本部長 2004年10月 同社 オフィスコーヒーサービス事業本部本部長 2006年12月 ㈱アクア代表取締役(現任) 2012年11月 一般社団法人JBS 専務理事 2013年11月 ㈱出前館取締役 2014年6月 同社取締役営業グループ管掌 2014年9月 同社取締役営業本部管掌 2017年4月 同社取締役コンサルティング営業本部長 【取締役候補者とした理由】 所有する 当社株式数 (株) ― 金子氏は、実業家としての実務経験に加え、上場企業経営に関する豊富な見識を有しており、社外取締役として、その職務を適切に遂行できるものと判断し、選任をお願いするものであります。 第2号議案 監査等委員である取締役3名選任の件 1.提案の内容 後記の候補者3名を監査等委員である取締役に選任することをお願いするものです。 長年、FVCの経営モニタリングは不十分でした。これは、経営責任の不透明さと開示姿2.提案の理由 勢から見て取れます。 象徴的な事例2件を整理します: コロラド撤退劇 2016年 現社長は、就任直後から FVC を米コロラドに進出させます。当初こそ「経済発展及び起業家の支援において、大きな役割を果たすこととな」ると鳴り物入りで果たした米国進出でしたが、1年と経たないうちに、「見通しが立たない」な どとして現地買収企業につき減損計上し、現地コワーキング事業撤退も公表しました。 2017年9月 現社長は「米国でのコワーキング事業の不振に対し」8%減俸(期間1年)を公表します。しかし、コロラド関連の減損はその後も続きます。結局、現地法人を無償譲渡して米国進出の後始末をつけるのに、追加で2年かかっています。 経営責任はそもそもの米国進出にあったわけですが、コワーキング事業以外に関し、経営責任がとられた形跡は見当たりません。 HIF 詐欺被害事件 2019年9月 FVC はやっとのことで米国撤退に目途をつけます。 2020年2月4日 現経営陣は、決済代行ベンチャーHIF 社の MBO(マネジメントバイアウト)支援案件を約3億円で実行します。しかし同2月、HIF は実在しない売掛債権の買取代金として約3億円を支払い、詐欺被害にあいました。 投資プロセスと経営判断にも問題があったかと推察しますが、劣らず問題なのは開示姿勢です。 2020年 6 月 FVC は開示で約3億円の減損を公表します。しかし、その減損の原因事実が、ついこの間実行されたばかりの HIF 投資であったことは、当時株主に明かされませんでした。この不透明な開示の結果、株主及び市場は乱高下する株価を見ながら憶測に翻弄されます。なお、本件に関する信賞必罰は不明です。 上記2事例だけをみても、FVC 監査等委員会による経営モニタリングは、株主価値、そして企業全体価値を保護する観点から不十分と考えます。つきましては、このお手盛りガバナンスを一掃するため、松本高一氏及び高野寧績氏並びに片岡晃氏を監査等委員である取締役として選任をお願いするものであります。 各候補者の略歴は、下記のとおりです。 氏 名 (生年月日) 略歴 ま つ も と こ う い ち 松 本 高 一 2003年9月 ㈱AGSコンサルティング 入社 2006年1月 新光証券㈱(現みずほ証券㈱) 入社 2012年9月 ㈱プラスアルファ・コンサルティング 入社 所有する 当社株式数 (株) ― (1980年3月26日生) 2014年10月 SMBC日興証券㈱ 入社 2017年8月 ㈱アンビグラム 代表取締役社長(現任) 2017年9月 ㈱ラバブル・マーケティング・グループ 社外取締役(現任) 2018年6月 澤田ホールディングス㈱ 社外取締役 2018年8月 ㈱アッピア 代表取締役(現任) 2020年11月 ㈱フューチャーリンクネットワーク 社外監査役(現任) 【取締役候補者とした理由】 松本氏は、スタートアップ上場プロセスに関する専門的知見に加え、上場企業ガバナンスに関する豊富な見識を有しており、監査等委員である社外取締役として、その職務を適切に遂行できるものと判断し、選任をお願いするものであります。 氏 名 (生年月日) 略歴 た か の や す の り 高 野 寧 績 (1980年11月10日生) 2003年11月 中央青山監査法人 2007年5月 リーマン・ブラザーズ証券㈱ 2008年10月 野村證券㈱ 2012年11月 ユニゾン・キャピタル㈱ 2014年8月 養和監査法人 代表社員(現任) 2016年1月 高野寧績税理士事務所 開設(現任) 【取締役候補者とした理由】 高野氏は、税務会計に関する専門的知見に加え、投資ファンド業務及び企業統治に関する豊富な見識を有しており、監査等委員である社外取締役として、その職務を適切に遂行できるものと判断し、選任をお願いするものであります。 氏 名 (生年月日) 略歴 か た お か あ き ら 片 岡 晃 (1955年1月22日生) 1979年4月 キッコーマン㈱ 入社 1993年5月 コロンビア大学経営大学院(MBA)修了 1997年5月 キッコーマン㈱ 欧州製造法人代表取締役就任 2002年5月 ㈱ベネッセコーポレーション入社 2003年4月 同社 執行役員常務 経営企画本部長就任 2009年10月 ㈱キンレイ 食品事業カンパニーCEO就任 2010年10月 同社 代表取締役 食品事業カンパニーCEO就任 2014年4月 ユニゾン・キャピタル㈱ アドバイザー就任 2016年5月 ㈱アルク 取締役COO就任 2019年1月 ㈱羽田市場代表取締役社長CEO就任 ベルリッツ・ジャパン㈱代表取締役社長就任 【取締役候補者とした理由】 片岡氏は、プロ経営者としての実務経験に加え、投資ファンド業務に関する豊富な見識を有しており、監査等委員である社外取締役として、その職務を適切に遂行できるものと判断所有する 当社株式数 (株) ― 所有する 当社株式数 (株) 200 し、選任をお願いするものであります。 い申し上げます。 本個人株主提案の詳細な説明は、https://www.wechoose.info/ を参照されますようお願以上

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