河合楽器製作所(7952) – 中期経営計画「Resonate 2024」策定のお知らせ

URLをコピーする
URLをコピーしました!

開示日時:2022/03/25 10:00:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 7,079,500 275,200 276,500 224.17
2019.03 7,237,600 367,100 371,900 235.23
2020.03 7,130,200 296,200 297,700 180.17
2021.03 6,752,000 349,600 352,200 300.16

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
3,265.0 3,369.6 3,670.3 4.76 10.16

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 150,200 311,200
2019.03 200,000 365,400
2020.03 24,600 157,200
2021.03 407,500 494,200

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

各 位 2022 年3月 25 日 上場会社名 株 式 会 社 河 合 楽 器 製 作 所 代表者名 代表取締役会長兼社長 河合 弘隆 (コード番号 7952 東証第1部)問合せ先 取締役副社長執行役員 河合 健太郎 電話番号 053-457-1227 中期経営計画「Resonate 2024」策定のお知らせ 記 当社は2022年4月から2025年3月までの3年間を対象期間とする、第7次中期経営計画「Resonate 2024」を策定いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。 1. 第6次中期経営計画「Resonate 2021」の振り返り2019 年4月から 2022 年3月期までの3年間においては、世界的な新型コロナウイルスの感染症拡大に伴う環境の変化により、当社グループにおいてもサプライチェーンや、音楽教室・体育教室の事業運営など様々な影響を受けましたが、コロナ禍での生活様式の変化や巣ごもり需要を捉え、『Shigeru Kawai』及びハイブリッド製品等の高付加価値製品や、デジタルピアノの販売が伸長し、最終年度の連結損益は業績目標を達成する見通しです。 2. KAWAI の目指す姿当社グループは、創造性豊かな好感度企業を目指し、「快適で豊かな生活環境の創造」・「お客様の満足を第一とした商品・サービスの提供」・「新しい時代に向けた企業活動の推進」・「社員を大切にし、明るい企業をめざす」を経営の理念とし、ピアノをはじめとする楽器・音楽教育等を通じて感動を皆様に広げ、快適な生活環境の創造に貢献することを使命としております。 3. 長期ビジョン『 100 年ブランドの確立 』100 年、そしてさらにその先の継続的な発展に向け、祖業であるピアノづくりで世界一を目指し、各事業の強みをさらに深化させ、お客様満足度の追求・向上と音楽文化の発展を通して、企業価値・ブランド力の向上と持続的な成長を図ります。 4. 第7次中期経営計画「Resonate 2024」について (1) 位置づけ 2019 年の前中期経営計画の時点では、2022 年4月からの3年間は「成長の加速」と位置づけていましたが、巣ごもり需要等の影響を受けて当初計画よりも大幅に前倒しで収益が増大したことや、巣ごもり需要後の鍵盤楽器需要の不透明さ、サプライチェーンの混乱なども踏まえ、第7次中期経営計画の位置づけを「新たな事業環境での堅実な成長」に変更いたしました。 100 年ブランドの構築に向け、新たな事業環境に適合しながら堅実に成長し、100 周年に向けた盤石の体制を構築いたします。そして、100 周年の「その先」を見据え、KAWAI が実現したい未来を描きま顧客購買行動の変化に適合したプロモーション政策を強化し、リアル施策とデジタル施策を融合させて「より多くのターゲット顧客」に対して、製品・サービスの価値を「より分かりやすく」伝えていきライフスタイルの変化により、ハイブリッド製品、デジタルピアノに対する需要が増加しており、こうしたニーズに応えるラインナップの拡充と生産体制の増強に取り組みます。 半導体などの材料費や海外輸送費の高騰によるコスト上昇に対応する為に、生産性の向上と販売価格「100 年ブランド」構築に向けた KAWAI ブランドの更なる強化 ① 楽器製造販売 各市場における高付加価値化とシェアアップの追求 ② 音楽教育 音楽文化の振興と普及によるブランドの発信と鍵盤楽器の需要創造 (3) 製品・サービス力の強化 ピアノメーカーならではの技術を生かした「顧客満足度」の絶え間ない探求 (2) 基本方針 す。 5. 重点戦略 (1) 顧客接点の進化 ます。 (2) 需要拡大領域の強化 (3) コスト増への対応 の適正化を進めます。 6. 基本戦略 ■楽器教育事業 (1) ブランド力の強化 (2) 販売力の強化 (4) 生産力の強化グローバル生産体制における QCDF※の強化(良い製品を、効率的に生産し、適時に、安定的に供給する ※Quality, Cost, Delivery, Flexibility) 機能面から組織を見直し、企業拡大のために必要な組織体制の構築と人員配置の実施(5) 組織力の強化■素材加工事業(1) 金属事業・車載向け新規品の受注拡大と増産体制の構築・既存品の横展開と新規品の受注・生産性向上のための設備投資の加速(2) 音響事業・個人用途の拡大と法人市場の開拓・快適な音響空間の追求による新商品開発・増販に対応する為の生産体制の確立7. 連結業績指標 〔単位:百万円〕 2025 年3月期 売上高 90,000 営 業 利 益 経 常 利 益 当 期 純 利 益 ※ 営 業 利 益 率 6,800 6,800 4,400 7.6% ROE 10%以上 ※親会社株主に帰属する当期純利益です。(為替の前提レート US$115 円、ユーロ 125 円、元 18 円) 8. 株主還元今後の経営環境並びに事業展開を考慮し、経営基盤の安定化に向けた内部留保を確保しつつ、株主各位への安定的な配当及び資本効率の向上を目的とした機動的な株主還元を行うことを基本方針とし、総還元性向の向上を図ってまいります。 中期経営計画の詳細につきましては、添付資料をご参照ください。 【将来の見通しに関する注意事項】 このプレスリリースは 2022 年3月 25 日現在の将来に関する前提、見通し、計画に基づく予測が含まれています。世界経済、競合状況、技術革新、為替の変動等の不確定要因により、実際の施策、業績が記載と異なる可能性があります。 以上 第7次中期経営計画R e s o n a t e 2 0 2 4Resonate(レゾネイト)は「鳴り響く・響き渡る」「共鳴する」という意味©D.Golik / The Fryderyk Chopin Institute第6次中期経営計画 Resonate 2021 振り返り重点戦略販売⼒の深化・コロナ禍での生活様式の変化や巣ごもり需要を捉え、『Shigeru Kawai』やハイブリッド製品などの高付加価値製品に加えてデジタルピアノの世界的な販売伸⻑・価格適正化による収益性の改善・コロナに伴う音楽教室休講措置の影響はあったが、その後安全、安心に配慮し、ピアノコースの生徒数はコロナ前から増加製品・サービス⼒の深化⽣産⼒組織⼒製品・サービス⼒販売⼒・ハイブリッドピアノ 『NOVUS NV10S』、『NOVUS NV5S』の開発・中国市場における高価格帯アップライトピアノの発売・ミニピアノのコラボ製品発売 『天然木の高級家具調ミニグランドピアノ』、『レクサスオリジナルミニピアノ』・第18回ショパン国際ピアノコンクールで当社ピアノを使用した2名の方が入賞Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 2第6次中期経営計画 Resonate 2021 振り返り重点戦略⽣産⼒の深化ピアノの生産体制強化チェーン体制の整備原価管理の実現組織⼒の深化・⻯洋⼯場及びインドネシアでの『Shigeru Kawai』をはじめとした⽣産⼒組織⼒・強い需要に対応する為のデジタルピアノの生産能⼒の拡⼤・コロナ禍で部材調達や物流の混乱が発生する中での、最適なサプライ・たゆまぬ品質向上の取り組みと、新生産システム稼働による戦略的な製品・サービス⼒販売⼒・健康経営優良法⼈(⼤規模法⼈部門)に認定・各階層に応じた教育研修プログラム充実化、社員の能⼒開発の拡充・⼥性活躍推進プロジェクト『Love it!』による、仕事と子育て、介護の両⽴⽀援と働き方改革の実施・不透明な外部環境下において、週次での経営会議実施による経営のスピードアップ、柔軟な対応の実践・社内手続きの自動化、RPA活用による全社的な生産性向上Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 3第6次中期経営計画 Resonate 2021 振り返り事業戦略教育調律事業の海外展開・コロナ影響に伴う活動制約の中で、オンラインコンクールやグレードテストの実施など、基盤構築を推進素材加工事業・⾦属事業は、総じて受注は堅調だったが、コロナ影響に伴う自動⾞業界の変動により、予定していた⼤型の設備投資は中止・塗装事業は、コロナによる自動⾞業界の動きと連動し、受注減・音響事業は、巣ごもり需要もあり、防音室の販売が伸⻑Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 4第6次中期経営計画 Resonate 2021 振り返り業績推移新型コロナの影響で、初年度・2年目は計画に対して売上高、営業利益とも計画⽐未達となったが、最終年度は、世界的な経済活動の再開や巣ごもり需要もあり、連結損益計画は達成の⾒通し2019年3月期2020年3月期2021年3月期2022年3月期〔単位︓億円〕実績計画実績計画実績計画⾒通し売上高723.7730.0 713.0 740.0 675.2 760.0 835.0 営 業 利 益営 業 利 益 率経 常 利 益当 期 純 利 益36.65.1%39.120.131.0 29.636.0 34.942.0 56.04.2%4.2%4.9%5.2%5.5%6.7%31.0 19.0 31.1 15.4 36.0 22.540.025.742.0 58.0 26.537.0ROE8.4%7.5%6.1%8.3%9.7%9.2%12.0%〔単位︓億円〕売上高計画売上高実績営業利益計画営業利益実績売上高営業利益推移9008007006005006555453525Resonate 20242019年3月期実績2020年3月期実績2021年3月期実績2022年3月期⾒通しCopyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 5第6次中期経営計画 Resonate 2021 振り返り事業別売上高〔単位︓億円〕2019年3月期実績2022年3月期計画2022年3月期⾒通し585.8 626.5 680.0106.0 101.0 110.0 31.8 32.5 45.0 楽器教育素材加⼯その他事業別営業利益〔単位︓億円〕2019年3月期実績2022年3月期計画2022年3月期⾒通し39.3 31.5 25.7 11.3 11.3 16.4 Resonate 2024楽器教育素材加⼯0.0 -0.2 0.8 その他Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 6800.0600.0400.0200.00.050.040.030.020.010.00.0-10.0第6次中期経営計画 Resonate 2021 振り返り鍵盤楽器地域別販売計画(億円)日本(%)(億円)(%) (億円)北⽶欧州98.0(%)82.362.176.768.762.815012510075501501251007550120100806040200120100806040200120100806040200150125100755015012510075502019年3月期実績2022年3月期⾒通し2019年3月期実績2022年3月期⾒通し2019年3月期実績2022年3月期⾒通し(億円)中国(%)(億円)その他(%)159.8DP台数の伸び率は242%108.725.435.5ピアノ台数伸び率デジタルピアノ台数伸び率レート2019年3月期実績2022年3月期⾒通し110.4109.8130.4129.91円 円安変動での影響度【営業利益】▲47百万円/通期+40百万円/通期$€$€Resonate 20242019年3月期実績2022年3月期⾒通し2019年3月期実績2022年3月期⾒通しCopyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 71201008060402001801601401201008060402001501251007550第7次中期経営計画Resonate 2024KAWAIの目指す姿 経営の理念・快適で豊かな生活環境の創造・お客様の満⾜を第一とした商品・サービスの提供・新しい時代に向けた企業活動の推進・社員を⼤切にし、明るい企業をめざす祖業であるピアノづくりでトップブランドを目指し、お客様への満⾜度の追求と音楽⽂化の発展を通して、企業価値・ブランド⼒の向上と持続的な成⻑を図る。Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 9⻑期ビジョン■各事業における販売⼒、製品⼒、生産⼒、組織⼒をさらに深化させてKAWAIのブランド⼒を高め、収益性と企業価値の飛躍的な向上を目指す。■「ピアノでNo.1」を目指し、基幹事業である楽器教育事業の収益⼒向上を図る。Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 10第7次中期経営計画 位置づけ※前中計では「成⻑の加速」としていたが、巣ごもり需要等の影響を受け、当初計画よりも⼤幅に前倒しで収益が増⼤したこと、巣ごもり需要後の鍵盤楽器需要の不透明さ、サプライチェーンの混乱等を踏まえ、本中計での位置づけを「新たな事業環境での堅実な成⻑」に変更した。2027年 創⽴100周年2025-2027第8次中期経営計画未来への展開2022-2024 Resonate 2024第7次中期経営計画新たな事業環境での堅実な成⻑(※)2019-2021 Resonate 2021第6次中期経営計画成⻑の為の更なる基盤強化2016-2018 Resonate 2018第5次中期経営計画収益⼒の向上・営業利益率 5%(計画)Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 11第7次中期経営計画 業績目標業績目標〔単位︓億円〕※2022年2月9日 発表数字上業常利利高益益営 業 利 益 率当 期 純 利 益売営経RO為替レートEUS$EURO2022年3月期⾒通し※835.056.06.7%58.037.012.0%109.8円129.9円売上高営業利益推移〔単位︓億円〕第4次 中期経営計画第5次 中期経営計画第6次 中期経営計画9008007006005002025年3月期計画900.0 68.0 7.6%68.044.0 10%以上115.0円125.0円当期純利益は親会社株主に帰属する当期純利益です。売上高営業利益706050403020100Resonate 20242014.3月期実績2015.3月期実績2016.3月期実績2017.3月期実績2018.3月期実績2019.3月期実績2020.3月期実績2021.3月期実績2022.3月期⾒通し2025.3月期計画Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 12第7次中期経営計画 業績目標事業別売上高2022年3月期⾒通し2025年3月期計画3年伸⻑率835.0〔単位︓億円〕+73.0▲2.0▲6.0楽器教育素材加⼯その他〔単位︓億円〕900.0楽 器 教 育680.0753.0+10.7%素 材 加 ⼯110.0108.0▲1.8%そ の 他45.039.0▲13.3% 280列2列3列4〔単位︓億円〕列12022年3月期⾒通し列52025年3月期計画〔単位︓億円〕事業別営業利益2022年3月期⾒通し2025年3月期計画3年伸⻑率+13.2 ▲0.8 ▲0.3 ▲0.168.056.0素材加⼯ その他調整額楽器教育楽 器 教 育39.352.5+33.6%素 材 加 ⼯16.415.6▲4.9%そ の 他0.80.5▲37.5%調 整 額 ※▲0.5▲0.6-※ 「調整額」は、セグメント間取引消去、各セグメントに配分しない全社費用です。98088078068058048038080706050403020100Resonate 2024前期2022年3月期⾒通し楽器教育素材その他調整額Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 当期22025年3月期計画13第7次中期経営計画 業績目標鍵盤楽器地域別販売計画(億円)日本(%)(億円)(%)(億円)北⽶欧州(%)98.0104.882.388.386.568.715012510075501501251007550120100806040200120100806040200120100806040200150125100755015012510075502022年3月期⾒通し2025年3月期計画(億円)200中国190.5159.82022年3月期⾒通し2025年3月期計画2022年3月期⾒通し2025年3月期計画(%)(億円)その他(%)35.543.9ピアノ台数伸び率デジタルピアノ台数伸び率レート2022年3月期⾒通し2025年3月期計画109.8115.0129.9125.01円 円安変動での影響度【営業利益】▲52百万円/通期+49百万円/通期$€$€Resonate 20242022年3月期⾒通し2025年3月期計画2022年3月期⾒通し2025年3月期計画Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 141201008060402001801601401201008060402001501251007550第7次中期経営計画概要第7次中期経営計画 概要基本方針100年ブランドの構築に向け、新たな事業環境に適合しながら堅実に成⻑し、100周年に向けた盤⽯の体制を構築する100周年の「その先」を⾒据え、KAWAIが実現したい未来を描く重点戦略新たな事業環境で堅実に成⻑する為に、・「顧客接点の進化」・「需要拡⼤領域の強化」・「コスト増への対応」に重点的に取り組むResonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 16第7次中期経営計画 概要基本戦略楽器教育事業更なる収益⼒向上と事業拡⼤を目指し、・「ブランド⼒」・「販売⼒」・「製品・サービス⼒」・「⽣産⼒」・「組織⼒」の強化を加速させる素材加工事業Resonate2024「新規品の受注拡⼤」「新規顧客開拓の加速」及び「増産体制の構築」を通じて、収益の増⼤を図るResonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 17重 点 戦 略第7次中期経営計画 重点戦略新型コロナウィルスの影響で⼤きく変化した事業環境で堅実に成⻑する為に、下記の戦略に重点的に取り組む顧客接点の進化顧客購買⾏動の変化に適合したプロモーション施策の実施(リアル施策とデジタル施策の融合により、「より多くのターゲット顧客」に対して、製品・サービスの価値を「より分かりやすく」伝える)需要拡⼤領域の強化ライフスタイルの変化により特に需要が伸びている製品カテゴリー(ハイブリット製品、デジタルピアノ)におけるラインナップの拡充と生産体制の増強コスト増への対応半導体などの材料費や海外輸送費の高騰によるコスト増に対応する為の生産性の向上と適正価格の設定Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 19基 本 戦 略( 楽 器 教 育 事 業 )第7次中期経営計画 基本戦略(楽器教育事業)ブランド⼒の強化「100年ブランド」構築に向けたKAWAIブランドの更なる強化顧客とのコミュニケーションスタイルの進化・⻯洋⼯場に『Shigeru Kawai』の⼯程⾒学ルート及び展示試弾スペースを設置・デジタルマーケティングの強化国際ピアノコンクールや有名音⼤・ホールにおけるKAWAIブランドのプレゼンス向上著名なピアニスト・アーティストとの関係強化によるブランドイメージの向上『Shigeru Kawai国際ピアノコンクール』による次世代有望アーティストの発掘と⽀援Resonate 2024©D.Golik / The Fryderyk Chopin InstituteCopyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 21第7次中期経営計画 基本戦略(楽器教育事業)販売⼒の強化(楽器製造販売)各市場における高付加価値化とシェアアップの追求成熟市場(日本、北⽶、欧州)・『Shigeru Kawai』やハイブリッドピアノなどの高付加価値製品の販売強化・直営店を活用したブランド発信⼒と顧客接点の強化・代理店との共栄関係の深化と販路の拡充中国市場・成⻑エリアでの販路の拡⼤・成熟エリアでの販売店の改装、入れ替えによる販売⼒増強・ディーラー内でのKAWAIブランドのプレゼンス向上新興市場・東南アジアでの新規取引先との関係強化と音楽教室の活用・中南⽶、中近東、アフリカ等の取引先関係強化と新規開拓Resonate 2024カワイハンブルグCopyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. カワイダラス22第7次中期経営計画 基本戦略(楽器教育事業)販売⼒の強化(⾳楽教育)音楽⽂化の振興と普及によるブランドの発信と鍵盤楽器の需要創造国内・高需要エリアへの選択と集中・ピアノコースの生徒数増⼤を軸とした音楽教室の拡⼤海外︓中⻑期的に重要な海外展開の推進<東南アジア>・各教育機関に対する音楽教育の必要性の訴求と講師の育成・各国の所得水準に合わせたグループレッスンの導入、拡⼤・KAWAIブランドでのグレードテストとコンクールの開催<中国>・宋慶齢基⾦会との音楽教室に関する連携事業の強化継続・オンライン活用による調律研修事業の拡充と調律受託サービスの展開Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 23第7次中期経営計画 基本戦略(楽器教育事業)製品・サービス⼒の強化ピアノメーカーならではの技術を生かした「顧客満⾜度」の絶え間ない探求素材・基礎開発レベルでの研究の継続市場調査を通じた「顧客起点」での企画開発⼒の強化マーケティングアプローチによる競争⼒のある価格設定成⻑余地が⼤きい普及価格帯デジタルピアノの投入による製品ラインナップの拡充MPA(※)による高品質なアフターサービス体制の拡充※ Master Piano Artisan 技術⼒の高い調律師のみが持つ社内資格Resonate 2024Shigeru Kawai ピアノ研究所Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 24第7次中期経営計画 基本戦略(楽器教育事業)⽣産⼒の強化グローバル生産体制におけるQCDF(※)の強化(良い製品を、効率的に生産し、適時に、安定的に供給する)※Quality, Cost, Delivery, Flexibility⻑年培ったKAWAIのオンリーワン技術を次世代につなぎ、100年ブランドに相応しい鍵盤楽器づくりをグローバルに展開品質及び生産性向上のための⼈財・設備投資の促進生産⼯程の自動化などによる継続的な原価低減活動の実施『Shigeru Kawai』やデジタルピアノの需要増に伴う生産ラインの拡充及び⼯場の増設地政学的リスク及び将来の増産体制を⾒据えた、前⼯程からの安定供給体制の構築Resonate 2024カワイインドネシア 第4⼯場Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 25第7次中期経営計画 基本戦略(楽器教育事業)組織⼒の強化機能⾯から組織を⾒直し、企業拡⼤のために必要な組織体制の構築と⼈員配置の実施時代に即した教育・福利厚生への注⼒による従業員エンゲージメントの向上「健康経営優良法⼈」の継続的な認定取得による社員がいきいきと活躍できる「健康経営」の推進⼥性の活躍やダイバーシティを促進するための「誰もが安心して働きやすい環境」の整備グローバルで活躍できる⼈財を増やし、強靭な会社へと成⻑させる⼈財の育成への注⼒全社的な生産性向上と定型業務効率化の推進Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 26基 本 戦 略( 素 材 加 ⼯ 事 業 )第7次中期経営計画 基本戦略(素材加工事業)⾦属事業⾞載向け新規品の受注拡⼤と増産体制の構築既存品の横展開と新規品の受注生産性向上のための設備投資の加速⾳響事業個⼈用途の拡⼤と法⼈市場の開拓快適な音響空間の追求による新商品開発増販に対応する為の生産体制の確⽴Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 28事業ポートフォリオ戦略「高い競争⼒」を有する「安定成⻑市場」に経営資源を集中させることで、不確実性の高い時代においても「持続的かつ堅実な成⻑」を実現する。楽器教育事業素材加工事業当社の原点であり主⼒事業。創業者の「世界一のピアノづくり」の精神を受け継ぎ、革新的な製品を世に送り出し続けている。ピアノ、デジタルピアノ共に世界売上シェア4位(※)であり、更に著名な国際ピアノコンクールで当社ピアノが採用され続けており、世界的に高い評価と競争⼒を有している。 ※当社調べピアノで培った技術を活かして成⻑してきた「素材加⼯事業」は、当社の経営の柱の一つとなっている。特に、国内外の⼤手カーメーカー向けに高い技術⼒を生かした付加価値の高い部品を供給している。⾞載市場の増⼤を⾒越し、⾞載向け部品市場の攻略を進めている。その他 5%素材加⼯13%3ヶ年の合計投資額 70億円(前中計⾒通し⽐ 2倍)通常投資(45億円) 改修や生産性向上を目的とした既存事業への基礎投資(減価償却費と同等水準)戦略投資(25億円) デジタルピアノ⼯場の増設/旗艦店リニューアル⾞載向け部品製造ライン増設知財及び⼈的投資(経費)研究開発/マーケティング/戦略的⼈財投資アーティストリレーション楽器教育82%事業別売上構成⽐(95期⾒通し)Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 29サステナビリティ方針の策定カワイグループは、サステナビリティ方針を定め、中⻑期的な企業価値の向上に努めてまいります。サステナビリティ方針まいります。経営の理念「創造性豊かな好感度企業をめざして…」の実現に向け、より良い楽器づくりと音楽⽂化への貢献を目的とした企業活動を通じて、地球環境・社会との調和、さらには経営の健全性を確保することにより企業としての持続的な発展に努めるとともに、お客さまをはじめとした全てのステークホルダーの皆様と協働して持続可能な社会の実現に貢献して各事業分野でグローバルな視野に⽴って地球環境と資源を守るとともに、真に豊かな心と社会の実現に尽くしてまいります。音楽を通じて感動と満⾜をお届けする「感動製造業」として、豊かでうるおいのある社会の実現を目指し、全てのステークホルダーの皆様との良好な関係を構築してまいります。持続的な企業価値の向上を実現するため、法令やその他のルールを遵守し、健全かつ透明性の高い経営の実践に取り組んでまいります。Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 30環境・社会への取り組みサステナビリティを巡る課題に対し、環境・社会に関する取り組みを重点的に⾏い、企業としての持続的な成⻑を図ってまいります。地球環境への取り組みダイバーシティ推進⾳楽文化振興国内外での植林活動・インドネシアにて苗木を植林(2007〜、総植林本数 70万本)・東北地方にて海岸防災林再生⽀援のため・⼥性活躍推進活動(Love it!)を中心に、ワークライフバランスを実現するための取り組みを実施植樹/保育を実施 (2015〜)・中核⼈材の多様性確保に向け、基本方針と数値目標を設定環境負荷低減・地球温暖化防止 (CO2 排出量削減)・資源有効活用 (廃棄物削減)1971年〜多 彩 な 演 奏 家 を 招 き 、 日 本 全 国 各 地 で2,000回を超える「カワイコンサート」を開催2017年〜次 世 代 を 担 う ピ ア ニ ス ト 育 成 の た め 、Shigeru Kawai国際ピアノコンクールを開催数値目標⼥性管理職⽐率12.5%⼥性監督職⽐率外国⼈従業員数中途採用者数20%15名50名※達成時期︓2025年3月末©D.Golik / The Fryderyk Chopin InstituteResonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 31第7次中期経営計画 株主還元基本方針当社は、今後の経営環境並びに事業展開を考慮し、経営基盤の安定化に向けた内部留保を確保しつつ、株主各位への安定的な配当及び資本効率の向上を目的とした機動的な株主還元を⾏う事を基本方針とし、総還元性向の向上に努めてまいります。Resonate 2024Copyright 2022 Kawai Musical Instruments Mfg.Co.,Ltd. 32本資料に記述されている当社の業績予想、将来予測などは、当社が作成時点で入手可能な情報に基づいて判断したものであり、経済情勢、販売競争の激化、知的財産権に関するリスクなど、様々な外部要因・ 内部要因の変化により、実際の業績、成果はこれら見通しと大きく異なる結果となる可能性があります。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアしたい方はこちらからどうぞ
URLをコピーする
URLをコピーしました!