日野自動車(7205) – 国土交通省への陳述書提出および小型エンジン「N04C(尿素SCR)」の不正行為について

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開示日時:2022/03/25 10:30:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.03 183,798,200 8,033,600 8,186,300 89.49
2019.03 198,133,100 8,672,200 8,540,200 95.66
2020.03 181,559,700 5,486,300 5,458,800 54.82
2021.03 149,844,200 1,225,500 1,438,300 -13.05

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
1,037.0 1,008.24 989.715 42.27 11.66

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.03 1,923,600 8,647,300
2019.03 -1,985,100 4,865,300
2020.03 2,518,200 9,517,600
2021.03 4,941,100 10,842,900

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

2022 年 3 月 25 日 会 社 名 日野自動車株式会社 代表者名 取締役社長 小木曽 聡 (コード番号 7205 東証・名証第一部) 問合せ先 渉外・広報領域長 (兼 渉外広報部長) 橋本 博 (TEL.042-586-5494) 国土交通省への陳述書提出および 小型エンジン「N04C(尿素 SCR)」の不正行為について 日野自動車株式会社は、日本市場向け車両用エンジンの認証申請における不正行為に関し、国土交通省からの聴聞について、陳述書を提出いたしました。 また、2022 年 3 月 4 日の公表時点では調査中であった小型エンジン「N04C(尿素 SCR)」(小型バスに搭載)について、認証試験の燃費測定において意図的にエンジン性能を偽る不正行為があったと判断お客様をはじめとするステークホルダーの皆様には、多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深いたしました。 くお詫び申し上げます。 1.陳述書の内容 当社は、予定される当社への不利益処分の原因となる事実その他当該聴聞に係る事案に関して、当社としての意見はない旨の陳述書を国土交通省に提出いたしました。 なお、国土交通省が予定している当社に対する不利益処分の内容及び原因となる事実については、下記のとおりです。 1/3 各位 不利益処分の内容 概要 指定取消の対象となる型式 不利益処分の原因となる事実 中型エンジン A05C の一A05C-TFA, A05C-TFB 排出ガス性能に係る長距離耐久試験の途酸化炭素等発散防止装置の装置型式の指定の取消中で部品(触媒)を交換し、排出ガス性能が基準を満たしているという技術的根拠が無いにも関わらず、満たしているとの評価を得て、不正に型式指定を取得した。 中型エンジン A05C を搭通称名:日野レンジャー 不正に型式指定を取得した一酸化炭素等載した共通構造部型式のFC-DH0 発散防止装置を搭載し、不正に型式を取指定及び燃費評価の取消得した。 大型エンジン A09C を搭通称名:日野セレガ、日野燃費測定試験において、不適切な方法載した共通構造部型式のプロフィア (燃料流量計の不正操作)でデータ取得指定及び燃費評価の取消FR-DH0, FW-DH0, を行っており、燃費性能が基準を満たしFN-DH0, FH-DH0, ているという技術的根拠が無いにも関わPR-DH0, SH-DH0, らず、満たしているとの評価を得て、不FR-HH0, FW-HH0, 正に型式指定を取得した。 RU-DH0 大型エンジン E13C を搭通称名:日野セレガ、日野燃費測定試験において、不適切な方法載した共通構造部型式のプロフィア (燃料流量計の不正操作)でデータ取得指定及び燃費評価の取消FR-DH0, FW-DH0, を行っており、燃費性能が基準を満たしし SH-DH0, SS-DH0, ているという技術的根拠が無いにも関わRU-DH0 らず、満たしているとの評価を得て、不正に型式指定を取得した。 ※国土交通省報道発表資料より引用 2.小型エンジン「N04C(尿素 SCR)」(小型バスに搭載)について 小型バスに搭載している小型エンジン「N04C(尿素 SCR)」については、2022 年 3 月 4 日の公表時点においては、実際の燃費性能が諸元値に満たないことが判明しており、不正行為の可能性を認識した上で調査を継続しておりました。このたびの国土交通省の監査による判断を踏まえ、当社としても、同エンジンの燃費測定試験において意図的に性能を偽る不正行為があったと判断いたしました。 [不正行為の内容] 認証試験の燃費測定において、燃費性能が基準を満たしていない可能性を認識した上で、アイドリング時の燃料消費量について、燃料流量が安定する前の測定開始といった燃費に有利な条件での試験2/3 し し し 実施や、複数回の測定結果から最も良い値を採用するといった不正行為を確認しました。 今後の対応としては、すでに公表の通り、正しい燃費諸元値を確認した上で、使用過程車への必要 な対応、当該車種をお使いのお客様への対応、ならびに税制優遇への対応を行ってまいります。 なお、同エンジンを搭載する小型バス「日野リエッセⅡ」は、モデル切り替えのため現時点で新規出 荷はありません。 ※ 同エンジンはトヨタ自動車株式会社 小型バス「コースター」にも搭載されています。(現時点でモデル切り替えのため新規出荷なし) なお、小型トラック「日野デュトロ」および「トヨタ・ダイナ」については、異なる機種の小型エンジンが搭載されており、不利益処分の原因となる不正行為とは関係ありません。 引き続き、自社によるエンジン認証手続きに関する総点検を実施するとともに、外部有識者で構成される特別調査委員会において、事案の全容解明および真因分析を進めていただいているところです。同委員会からの再発防止策の提言等も踏まえて、当社として、信頼回復に向けた抜本的な再発防止およびコンプライアンス・ ファーストの企業体質再構築に取り組んでまいる所存です。 なお、本件にかかる業績への影響は精査中です。業績に与える影響につきまして、今後開示すべき事 項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。 <ご参考> 関連公表 2022 年 3 月 4 日 「エンジン認証に関する当社の不正行為について」 2022 年 3 月 11 日「特別調査委員会の設置について」 以上 3/3

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