日本触媒（4114） – 日本触媒グループ中期経営計画　TechnoAmenity for the future-1

日本触媒グループ中期経営計画「TechnoAmenity for the future-I」～変革の実行～ 代表取締役社長五嶋 祐治朗2021年4月に策定した長期ビジョン「TechnoAmenity for the future」に基づき、この度日本触媒グループの新中期経営計画（2022-2024年度）を策定しました。今回の中期経営計画は、2030年に向けた最初の3か年計画として、各分野における基盤作りを行うとともに、変革のためのさまざまな取り組みをスタートする期間と位置づけました。我々を取り巻く環境が刻々と変化する中、グループ企業理念「TechnoAmenity～私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します～」の実現に向け、社会から求められるニーズに柔軟に対応し、企業価値を向上させていきます。具体的には、長期ビジョンで掲げた「事業の変革」・「環境対応への変革」・「組織の変革」の３つの変革を全社一丸となって進めていきます。また、持続可能な社会の実現に向けて、気候変動問題に対する取り組みも不可欠となりますが、これは様々な素材・技術を提供している化学会社である当社にとってチャンスでもあります。このような社会課題の解決を通じて、日本触媒グループのさらなる成長に繋げていきます。昨年、当社は創業80周年を迎えました。今後ともグループ企業理念「TechnoAmenity」のもと、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。株主の皆様をはじめ、すべてのステークホルダーの皆様からのより一層のご支援を賜りますようお願いいたします。Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2contents（用語解説）AA：アクリル酸 SAP：高吸水性樹脂 EO：酸化エチレン企 業 理 念 体 系変革①：事業の変革01020304新中期経営計画サマリー-セグメント変更-ポートフォリオ変革-経営目標振り返りと現状分析コア技術（当社の強み）05新中期経営計画の位置付けと3つの変革-ソリューションズ事業拡大-マテリアルズ事業強靭化変革②：環境対応への変革変革③：組織の変革0607080910DX推進資本政策Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.301企業理念体系Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.401_企業理念体系日 本 触 媒グ ル ー プ の 目 指す 未 来日本触媒グループ企業理念真の「豊かさ・快適さ」には、経済的・物質的な側面だけではなく、私たちが暮らすこの地球環境との調和や、多様性・公平性・安全安心などの社会的・精神的な豊かさ・快適さが含まれています。今後も当社グループは企業理念「TechnoAmenity」を実践することで、持続可能な社会の実現に貢献し続けます。Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.501_企業理念体系新 企 業 理 念 体 系「TechnoAmenity」実 践 （ 会 社 ・ 個 人 が 理 念 に 基 づ い て 行 動 ） に 向 け て 、 企 業 理 念 体 系 を 見 直 しMission企業理念日 本 触 媒 グ ル ー プ の社 会 的 使 命Values価値観企 業 理 念 を 実 現 す る 上 で の大 事 に す る 考 え 方Code of Conduct行動規範一 人 ひ と り が 実 践 す べ き 行 動社是「安全が生産に優先する」多様性を尊重します私たちは、それぞれの違いを認め合い、新たな価値を創造します新たな可能性に 挑戦します私たちは、失敗を恐れず、社会課題や顧客課題の解決に挑みます地球環境保全に貢献します私たちは、事業活動を通じ、より良い地球環境を次世代につなぎますCopyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.602新中期経営計画サマリーCopyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.702_新中期経営計画サマリーセ グ メ ン ト 変 更そ れ ぞ れ の 事 業 群 の 強 み を 活 か し 、 環 境 変 化 に 柔 軟 に 対 応目 標 ・ 戦 略 を 明 確 に す る た め 、 2022年 度 よ り 外 部 発 表 セ グ メ ン ト を 変 更マテリアルズソリューションズ高品質の素材を高い生産技術力でグローバルに提供する多様な産業の顧客ニーズに応えるため、当社の強みであるキーマテリアル開発力を活かし、他社にない独自の機能を提供する■ベーシックマテリアルズ（酸化エチレン等）■アクリル（アクリル酸およびアクリル酸エステル類・高吸水性樹脂）■インダストリアル＆ハウスホールド（生活消費財、自動車、建材分野等）■エナジー＆エレクトロニクス（電池、エレクトロニクス分野等）■ライフサイエンス（健康医療、化粧品分野）Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.802_新中期経営計画サマリーポ ー ト フ ォ リ オ 変 革上段：売上収益下段：営業利益市場成長率既存分野から成長分野へのポートフォリオ変革ソリューションズFY20241,350億円170億円ソリューションズ事業拡大・ソリューション提案力強化と注目市場へのリソース集中・戦略製品群拡販※戦略製品：当社の強みを活かし、成長が見込まれる市場で拡販を目指す既存製品FY20211,060億円85億円マテリアルズFY2021FY20242,590億円約105億円※営業利益、利益率は市況高騰分除く2,600億円155億円マテリアルズ事業強靭化収益力強化とサステナビリティによる付加価値向上バブルサイズ：売上収益利益率Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.902_新中期経営計画サマリー経 営 目 標ソリューションズ事業拡大により2024年度に過去最高益を目指す売上割合（売上収益：3,950億円）営業利益割合2024年度目標マテリアルズマテリアルズ（新規事業含む）ソリューションズ35%（新規事業含む）ソリューションズ50%営業利益330億円ROE7.5%内、ソリューションズ事業営業利益ROA170億円6.9%売上割合（売上収益：5,000億円規模）2030年の目指す姿営業利益割合マテリアルズソリューションズ（新規事業含む）50%以上マテリアルズソリューションズ（新規事業含む）65%以上ROE9%以上ROA9%以上Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 002_新中期経営計画サマリー経 営 目 標2021年度推定2024年度2030年の目指す姿600億円規模400億円規模9%以上9%以上330億円170億円7.5%6.9%50%280億円ソリューションズ事業営業利益営業利益ROEROA総還元性向財務目標新規製品売上収益（単体・SAP除く・5年以内上市）投資額成長投資および競争力維持投資カーボンニュートラル目標CO2排出量削減(2014年度比・国内・Scope1&2）270億円85億円6.6%6.4%33.4%100億円-1,200億円（FY2022-2024累計）4,000億円（FY2022-2030累計）4%削減(FY2020)-30%削減環境貢献製品売上収益290億円(FY2020)550億円1,350億円D&I目標（単体）事務系・化学系女性採用比率21%(FY2020)女性管理職（基幹職）比率男性の育児休職取得率4%(FY2020)6%(FY2020)30%6%30%＜前提条件＞2021年度推定：ナフサ55,700円/kL、ドル112円、ユーロ130円2024年度 ：ナフサ50,000円/kL、ドル110円、ユーロ130円Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 1—–03振り返りと現状分析Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 203_振り返りと現状分析過 去 の 中 期 経 営 計 画 と 業 績 動 向◆売上収益・営業利益の伸び鈍化（FY2021は、業績大幅回復）◆マテリアルズ事業に頼った事業構造◆過去３中計での重要課題である新規事業・新規製品創出は、事業化の芽が出つつあるも道半ば◆財務基盤は引き続き盤石TechnoAmenity2015新生日本触媒2020新生日本触媒2020 NEXT3,2072,8833,0212,6953,7493,2313,2283,3892,9403,0222,7323,650298311312261212267262270100138132FY2021売上割合ソリューションズ（新規事業含む）約30%マテリアルズFY2010FY2011FY2012FY2013FY2014FY2015FY2016FY2017FY2018FY2019FY2020FY2021-159過去10年間売上割合はほぼ変わらず売上収益営業利益（億円）※～FY2017：日本基準・ FY2018～：IFRSポートフォリオ変革不十分Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 303_振り返りと現状分析各 事 業 の 現 状マテリアルズ事業＜内部環境＞◆SAPサバイバル目標未達も、達成に一定のめど＜外部環境変化＞◆AA・SAP事業の競争激化、収益性低下◆新型コロナや貿易摩擦等、世界的な景気変動リスクの増大◆カーボンニュートラル対応への社会要請増ソリューションズ事業＜内部環境＞◆電材・新エネルギー分野等成長分野において、新規製品上市し、事業拡大に向けて推進中◆保有技術・既存製品を活かした周辺新規用途への展開・事業拡大が不十分＜外部環境変化＞◆顧客課題の複雑化や市場変化のスピード加速も当社の強みを活かして解決できるニーズ多数事業環境が大きく変化し、厳しい状況.一方、 環境対応の取り組みに、当社が貢献できる機会が多くある.成長市場での多様なニーズに対して、当社の強みを活かしてソリューション提供できる.環境変化に柔軟に対応するために、それぞれの事業の目標・戦略を明確化し、取り組みを進めることが必要Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 404コア技術（当社の強み）Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 504_コア技術（当社の強み）コ ア 技 術 （ 当 社 の 強 み ）3 つ の コ ア 技 術 を 軸 に 技 術 の 融 合 ・ 進 化 を 繰 り 返 し 、 付 加 価 値 の 高 い 製 品 を 創 出無機触媒触媒を作る技術有機合成触媒を用いてキーマテリアルを作る技術高分子キーマテリアルを活用し、求める機能を出す技術マテリアルズソリューションズ気相酸化反応制御技術触媒設計・量産技術機能性モノマー生産技術高吸水性樹脂生産技術高機能ポリマー設計・生産技術高機能分子設計技術特殊モノマー開発・活用技術微粒子合成・生産技術代表製品例アクリル酸およびアクリル酸エステル類高吸水性樹脂酸化エチレン高性能アクリル樹脂、特殊モノマー微粒子、レジスト材料、エチレンイミン誘導体水溶性ポリマー、高機能界面活性剤リチウムイオン電池用電解質、環境触媒Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 605新中期経営計画の位置付けと3つの変革Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 705_新中期経営計画の位置付けと3つの変革新 中 期 経 営 計 画の 位 置 付け2030年 の 目 指 す 姿 に 向 け た 2022- 2024年 度 の 具 体 的 行 動 計 画 を 策 定「 TechnoAmenity for the future-I」 で は 、 基 盤 作 り と 変 革 実 行 に 取 り 組 む理念日本触媒グループが社会に対して果たす役割長期ビジョン2030年の目指す姿中期経営計画具体的行動計画各フェーズ取り組み2030年の目指す姿■人と社会から必要とされる素材・ソリューションを提供■社会の変化を見極め、進化し続ける化学会社■社内外の様々なステークホルダーとともに成長III：2028-2030年度飛躍⇒実現II：2025-2027年度変革加速I：2022-2024年度基盤作り⇒変革実行Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 805_新中期経営計画の位置付けと3つの変革3 つ の 変 革〈2030年の目指す姿に向けた3つの変革〉1事業の変革2環境対応への変革3組織の変革既 存 分 野 か ら 成 長 分 野 へ のポ ー ト フ ォ リ オ 変 革・ 収 益 性 の 高 い ソ リ ュ ー シ ョ ン ズ 事 業 を 拡 大・ 事 業 基 盤 強 化 に 向 け マ テ リ ア ル ズ 事 業 を抜 本 的 に 立 て 直 し・ D X 推 進 に よ る 生 産 性 向 上 、 新 た な 価 値 の 創 出2 0 5 0年 カ ー ボ ン ニ ュ ー ト ラ ル実 現 に 向 け たサ ス テ ナ ビ リ テ ィ 推 進成 長 し 続 け る 組 織 、多 様 な 人 財 がい き い き と 働 く 会 社 へ の 変 革Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.1 905_新中期経営計画の位置付けと3つの変革2 0 2 4 年 ま で の 取 り 組 み と 到 達 点DX推進により、3つの変革を加速1事業の 変革2環境対応への変革ライフサイクル全体の環境負荷低減に貢献（ 資 源 採 掘 か ら 最 終 製 品 廃 棄 ま で ）●生産 プロセ ス のCO 2排出量 削減●環境貢 献製品の 開発 ・販売拡大（お 客様の 環境負荷を低減 ）ソリューションズ事業拡大■ソリューション提案力強化と注目市場への リソース集中■戦略製品群拡販による収益力向上営業利益2 倍に 拡大 [ 2021年度比]マテリアルズ事業強靭化■収益力強化とサステナビリティ推進による付加価値向上（増設： 進行中 の NSIアクリル酸のみ ）（NSI：PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA）3組織の変革個人と 組織が成長できる仕組みを 実現●人事制度改定●ガバナンス強化●生産性向上施策●権限委譲Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 006変革①：事業の変革ソリューションズ事業拡大Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 106_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）ソ リ ュ ー シ ョ ン ズ 事 業 拡 大 に 向 け た 主 な 取 り 組 みソ リ ュ ー シ ョ ン 提 案 力 強 化 に 向 け た プ ラ ッ ト フ ォ ー ム を 早 期 に 整 備強みを活かせる市場の選択顧客課題の把握力強化ソリューション提案力強化タイムリーな生産体制構築強みを活かせる注目市場設定（技術戦略との連動）柔軟かつ機動的なリソース配分（事業部研究・研究センターの研究テーマの選別）ターゲット顧客の選定顧客情報の可視化と共有化企画・開発・マーケティング機能設置・強化（人員リソース増）市場毎にエキスパート育成早期の生産技術部門関与ソリューションズ対応設備増強日本触媒グループ内設備の効果的活用 外部委託先との積極的連携Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 206_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）強 み を活 か せ る 市 場の 選 択注目市場水環境浄化インフラ・住宅電池ディスプレイ水素H2パッケージング/プリンティング半導体通信健康医療化粧品社会課題と提供価値環境対応・カーボンニュートラル持続可能な社会を実現デジタル技術の発達高機能材料でより快適に生活の質(QOL)向上人の暮らしに豊かさをCopyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 306_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）顧 客 課 題 の 把 握 力 ・ ソ リ ュ ー シ ョ ン 提 案 力 強 化顧客視点での課題解決により＋αの付加価値を提供現在これから顧客ニーズ顧客ニーズ・各ニーズへの素材の提供・顧客要求への個別対応製品A製品B市場ニーズ（社会ニーズ・顧客ニーズ）・注目市場での課題把握・営業情報の可視化と共有化・全社での分析・対策立案・製品＋αの複合的提案（フォーミュレーション、サービス）・複数の製品・技術の組み合わせ日本触媒グループの強み保有製品・技術Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 406_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）顧 客 課 題 の 把 握 力 ・ ソ リ ュ ー シ ョ ン 提 案 力 強 化顧客視点での課題解決実現に向け、組織力強化・戦略的にリソース投入企画・開発・マーケティング機能強化リソース投入研 究3年間で約70名増員企画・開発約330名約400名営業・マーケティングインダストリアル&ハウスホールド事業部/エナジー&エレクトロニクス事業部/健康・医療事業開発室/化粧品事業室/企画開発関連部門● 事 業 部 に 企 画 部 門 設 置● 組 織 横 断 で の 開 発 活 動 強 化● デ ジ タ ル マ ー ケ テ ィ ン グ 推 進Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 506_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）ソ リ ュ ー シ ョ ン ズ 事 業 拡 大ポートフォリオ変革に向け、2024年度に営業利益2倍・2030年度には営業利益5倍に売上収益（億円）営業利益（億円）2,4004001,0601,35017085FY2021FY2022FY2023FY2024FY2030FY2021FY2022FY2023FY2024FY2030※ 戦 略 製 品 ： 当 社 の 強 み を 活 か し 、 成 長 が 見 込 ま れ る 市 場 で 拡 販 を 目 指 す 既 存 製 品Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 606_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）各 事 業 の 取 り 組 み市場毎に戦略立案・ 遂行（インフ ラ ・ 住宅/ 生活関連/ 材・ 機能製品）健康医療・ 化粧品事業の本格事業化インダストリアル＆ハウスホールド周辺市場での事業拡大・環境貢献製品拡充ライフサイエンス事業育成電池・ エレ ク トロ ニ ク ス分野で の グロ ーバ ル展開加速中長期視点の 事業化シナ リオ 策定エナジー＆エレクトロニクス成長市場での事業確立事業創出ディスプレイ半導体/通信企画・開発・マーケティング機能強化、顧客情報の可視化と共有化注目市場水環境浄化インフラ・住宅水素H2電池パッケージング/プリンティング健康医療化粧品Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 706_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）各 事 業 の 取 り 組 み2022～2024年度2025～2027年度2028～2030年度インダストリアル＆ハウスホールド戦略製品群の拡販営業利益＋10億円アクリル樹脂・エチレンイミン誘導体等売上収益+80億円新たな市場でのクラスター形成エナジー＆エレクトロニクス戦略製品群の拡販営業利益＋50億円アクリビュア・VEEA・環境触媒等エレクトロニクス・環境浄化分野売上収益+110億円グローバルでの事業展開イオネル、固体電解質ポリマー等電池関連分野成 長 市 場 へ の展 開売上収益150億円事 業 拡 大ライフサイエンス（健康医療・化粧品）黒字化事業育 成事業創出注目市 場に開発品を順 次上市アルカリ水電解用セパレーター、酸化グラフェン等売上収益200億円売上収益300億円Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 806変革①：事業の変革ソリューションズ事業拡大事業戦略 インダストリアル＆ハウスホールドエナジー＆エレクトロニクスライフサイエンス事業創出Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.2 906_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）事 業 戦 略 ： イ ン ダ ス ト リ ア ル ＆ ハ ウ ス ホ ー ル ド幅広い業種・顧客との接点を活かし、産業領域全般での変化を掴み、顧客課題にソリューション提供◆環境対応・QOL向上に貢献できる強みを多数保有し、グローバルで成長機会あり◆市場毎の成長戦略を立案し、個別の素材販売からソリューション提供にシフト◆加えて、2030年に向けて新たな市場でのクラスター形成を目指す注目市場水インフラ・住宅パッケージング/プリンティング強み：コンクリート混和剤用ポリマー・塗料用アクリル樹脂等の製品群とコンクリート試験室等の評価技術開発品例：多機能型コンクリート添加剤、建材用塗料材料インフラ・住宅関連材・機能製品群生活用品関連強み：EO誘導体・ポリカルボン酸系ポリマー等の水溶性ポリマー関連材料・技術、日本乳化剤・中日合成保有製品群の展開開発品例：包装材向け環境対応材料、浸透圧発生剤、洗剤向け生分解性材料強み：多様な機能を持つエチレンイミン誘導体・オキサゾリン基含有架橋剤・ピロリドン類等の当社が保有する特殊品開発品例：繊維への吸湿性付与剤、異種材料複合化向け添加剤Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 006_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）事 業 戦 略 ： イ ン ダ ス ト リ ア ル ＆ ハ ウ ス ホ ー ル ド市場全体の課題を把握し、複合的にソリューション提供インフラ・住宅関連生活用品関連材・機能製品水戦略製品群アクアロックコンクリート混和剤用ポリマーNVP・PVPピロリドン類ポリエチレンイミン・エチレンイミン誘導体塗料用アクリル樹脂エポクロスオキサゾリン基含有架橋剤アクアリックポリカルボン酸系ポリマーソフタノールセカンダリーアルコールエトキシレート日本乳化剤・日宝化学・中日合成 保有製品群浸透圧発生剤海水淡水化に必要なエネルギーの大幅な削減に貢献する材料を開発強み：高機能ポリマーの設計と量産化技術インフラ・住宅多機能型コンクリート添加剤SAPのコンクリートへの適用により強度・耐久性の向上を実現強み：高機能ポリマーの設計と評価技術Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 106_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）事 業 戦 略 ： エ ナ ジ ー ＆ エ レ ク ト ロ ニ ク ス強みを武器に、電池・エレクトロニクス・環境浄化分野等、成長市場で事業拡大◆電池関連材料の市場拡大により、複数のアイテムをグローバルに事業展開継続してリソースを投入し、成長の中心とする◆エレクトロニクス関連はディスプレイ分野中心に一定の事業規模に成長用途展開やラインナップ拡充を図るパッケージング/プリンティング注目市場環境浄化電池ディスプレイ 半導体/通信強み：Liイオン電池用電解質、SOFC用電解質シート、固体電解質ポリマー等の製品群取り組み：グローバルでの事業展開を加速し、タイムリーに材料提供エナジーエレクトロニクス＆イメージング強み：光学フィルム用アクリル樹脂、微粒子、レジスト材料、重合性モノマーVEEA/AOMA等の保有製品群取り組み：次世代ディスプレイ、半導体センサー、UVインクジェット/3Dプリンティング市場への展開環境触媒強み：脱硝・湿式酸化・排ガス処理等の環境浄化触媒製品群と触媒技術取り組み：環境浄化触媒の拡販や触媒技術を活かしたカーボンニュートラルに貢献する製品開発Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 2電池ディスプレイ06_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）事 業 戦 略 ： エ ナ ジ ー ＆ エ レ ク ト ロ ニ ク ス注 目 市 場 と ト ピ ッ ク スイオネルLiイオン電池用電解質EV市場の拡大に向けたグローバル市場への拡販戦略遂行強み：合成技術と高度な生産プロセス環境浄化排水処理触媒環境規制強化を背景に増加するニーズへの対応とよりマイルドな条件で運転可能なシステムの開発強み：無機触媒技術アクリビュア光学フィルム用アクリル樹脂液晶ディスプレイ分野での拡販と耐熱特性・光学特性を活かした用途展開を強化強み：高機能ポリマーの設計と量産化技術パッケージング/プリンティングVEEA,AOMA重合性モノマーUVインクジェット、3Dプリンター向け等プリンティング分野での顧客開拓を継続強み：特殊モノマーの開発と安定量産化技術Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 306_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）事 業 戦 略 ： ラ イ フ サ イ エ ン ス2030年度には、健康医療・化粧品事業を各売上収益100億円レベルの事業として確立◆前中計から新たな成長分野として設定し、先行投資してきたライフサイエンス分野での本格事業化・収益化に向けて活動推進健康医療化粧品注目市場健康・医療成長が期待される中分子医薬（核酸、ペプチド）およびDDS市場でのソリューション提供を図る強み：国内有数のGMP製造体制（出荷実績）、独自技術ターゲット：取り組み：GMP製造施設の活用による受託案件獲得、独自の合成・DDS技術を開発促進し、独自技術を有する受託企業を目指すターゲット：化粧品スキンケア、ヘアケア、メーキャップ市場でのパーソナルケア多機能原料等、化粧品素材ニーズへの対応を図る強み：「分子設計」「合成技術」「重合技術」を駆使し、高付加価値材料を提供取り組み：保有製品・技術を活用した化粧品素材の開発推進、提携による素材・配合技術の獲得により、「提案型化粧品事業」の早期立上げを目指すCopyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 406_変革①：事業の変革（ソリューションズ事業拡大）事 業 戦 略 ： 事 業 創 出中長期視点のバックキャストアプローチで注目市場での事業化シナリオ策定＜開発品例＞電池半導体/通信注目市場パッケージング/プリンティングディスプレイ水水素H2インフラ・住宅水素H2アルカリ水電解用セパレーターR&D強化・事業化促進に向けた取り組みグリーン水素製造用に欧州中心に市場開拓を継続強み：有機無機複合化技術オープンイノベーション推進●ベンチャーキャピタルや外部人材活用強化●産官学連携推進DX活用による開発スピードアップ●MI活用(MI:マテリアルズインフォマティクス) ●実験データ集積・活用半導体/通信事業化推進システム刷新による製品化加速●開発品に関する情報連携R&D人財育成●人財ポートフォリオ整備●事業創出力強化酸化グラフェン独自の機能を活かした用途開拓を継続強み：合成技術と生産プロセスCopyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 506変革①：事業の変革マテリアルズ事業強靭化事業戦略 アクリルベーシックマテリアルズCopyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 606_変革①：事業の変革（マテリアルズ事業強靭化）マ テ リ ア ル ズ 事 業 強 靭 化事業拡大より、収益力強化とサステナビリティ推進による付加価値向上を重視収益力強化カーボンニュートラル対応カーボンニュートラル対応を強力に推進185スプレッド▲80市況高騰分数量増コスト競争力増200155・クリーンエネルギーの利用・原材料のバイオ化FY2021FY2024FY2030営業利益（億円）・リサイクル原料の利用Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 706_変革①：事業の変革（マテリアルズ事業強靭化）事 業 戦 略 ： ア ク リ ルAA・SAP一体運営によるシナジー最大化SAPサバイバルプロジェクトグローバル供給体制AA・SAPグローバル供給体制の強化インドネシア AA10万トン/年建設（2023年商業運転予定）プロジェクトを継続し、収益性向上●AA・SAP生産性の向上●既存プラント改修による能力増強●高効率生産技術を導入した設備へのシフト●グローバルでの最適な生産・供給体制構築（並行して、知見を姫路製造所の他製品へも水平展開）Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 806_変革①：事業の変革（マテリアルズ事業強靭化）事 業 戦 略 ： ア ク リ ル主力製品であるAA・SAPの原料バイオマス化・リサイクルの取り組みを強力に推進バイオAAの開発バイオSAPへの取り組みSAPリサイクルの推進Bioバイオマス原料アクリル酸の新製法の開発に取り組み中（複数ルートを検討）●2025年までにパイロット実証●2030年までに実用化を目指す強み：触媒設計・量産技術マスバランス方式によるバイオマス由来のプロピレンからAA・SAPを生産開始（欧州子会社で先行）使用済み紙おむつから回収・再生したリサイクルSAP生産の実証Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.3 906_変革①：事業の変革（マテリアルズ事業強靭化）事 業 戦 略 ： ベ ー シ ッ ク マ テ リ ア ル ズ安定的なキャッシュを創出し続けるための事業基盤構築EOレジリエンスプロジェクトバイオエチレンへの取り組みSAPサバイバルプロジェクトの知見をEOおよび誘導品にも活かし、川崎製造所全体での収益性改善を図る●高度制御、高効率生産技術導入による製造コスト削減●稼働計画最適化●原料から物流までの一連の事業強化⇒持続可能な事業としての、収益体質確保ENEOS、三菱商事とバイオ原料を使用したエチレン誘導品の製造・販売に向けた共同調査開始川崎コンビナートCopyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 007変革②：環境対応への変革Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 107_変革②：環境対応への変革カ ー ボ ン ニ ュ ー ト ラ ル 実 現 に 向 け た シ ナ リ オ生産プロセスのCO2排出量削減と環境貢献製品の開発・販売拡大自社排出CO2削減（Scope1&2）FY2014（基準年）FY2030FY2050・バイオマス原料の利用促進・省エネルギー推進・グリーンエネルギーの利用促進・プロセスの改善・触媒の効率向上▲30%・バイオマス原料の利用拡大・リサイクル原料利用・省エネルギーの更なる推進・グリーンエネルギーの利用拡大・CO2回収・再利用・カーボンネガティブ技術の活用CO2排出量(Scope1&2)国内グループ会社含む82万t57万tカーボンニュートラル2050年カーボンニュートラル実現に向けて、2030年までにCO2排出量30%削減（2014年比）※CO2排出量：温室効果ガス排出量を対象としているが、そのほとんどがCO2のため、CO2排出量と記載Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 207_変革②：環境対応への変革カ ー ボ ン ニ ュ ー ト ラ ル 実 現 に 向 け た シ ナ リ オ社会全体（サプライチェーン）での排出量削減への貢献（Scope3）世界のCO2排出量を削減できる技術開発（ CO2変換技術や水素/アンモニア利用技術 等）顧客企業の最終製品のライフサイクル全体でのCO2排出量を削減できる素材・ソリューション提供環境貢献製品売上収益目標（億円）1,350550290Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 3製品提供やリサイクルを通じたCO2排出量削減に貢献FY2020FY2024FY203007_変革②：環境対応への変革社 会 的 価 値 と 経 済 的 価 値 の 両 立社会課題を化学会社としての機会ととらえ、強みを武器に成長機会日本触媒グループの強みを発揮できる製品・技術水素利用の拡大・アンモニア分解触媒・アルカリ水電解用セパレーターCO2の回収・再利用・CO2吸収材料・CO2変換触媒自動車等電動化の進展・Liイオン電池用電解質（イオネル）・亜鉛電池用セパレーター環境規制の強化・排水処理触媒・包装材向け環境対応材料省エネの実現・浸透圧発生剤（海水淡水化向け）・蓄熱デバイスの開発Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 408変革③：組織の変革Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 508_変革③：組織の変革取 り 組 み 施 策個 人 と 組 織 が 成 長 で き る 仕 組 み を 早 期 に 実 現●チャレンジする人財を評価する人事制度の導入（202 2年 4月導入）●多様な人財の活躍推進 （D& I 推進・シニ ア人財活用・リーダー人財育成）●多様な働き方を支える制度導入やITインフラ整備人財育成・活躍推進●生産性向上に向けた具体的施策の実行（203 0年 間接部 門総工数1 0% 削減）●決裁権限見直しによる権限委譲を進め、各部門での判断迅速化（20 22年 4月から）●経営と従業員の対話強化を継続（社長への提案制度継 続）組織の成長●取締役会の実効性の強化●取締役会の知識・経験・能力、多様性の確保●役員に対する中長期のインセンティブの強化コーポレート・ガバナンスの強化Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 608_変革③：組織の変革人 財 育 成 ・ 活 躍 推 進成 長 し 続 け る 組 織 、 多 様 な 人 財 が い き い き 働 く 会 社 へ 変 革年功的運用から脱却人財パイプラインと選抜型リーダー育成昇級時の客観審査の導入期待役割に応じた報酬制度リーダーの継続的輩出シニア活躍支援チャレンジする人財を評価ねらい多様な人財が活躍できる環境構築社員のエンゲージメント向上D&I推進施策実行エンゲージメントサーベイの活用自己申告制度の導入Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 708_変革③：組織の変革コ ー ポ レ ー ト ・ ガ バ ナ ン ス の 強 化持 続 的 な 成 長 と 中 長 期 的 な 企 業 価 値 向 上 に 向 け た コ ー ポ レ ー ト ガ バ ナ ン ス の 強 化取締役会の実効性の強化持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指した取締役会における経営方針・戦略等の議論充実業務執行に対する監督・アドバイザリー機能の強化取締役会の知識・経験・能力、多様性の確保経営戦略や事業環境に応じた取締役会のスキルマトリックスの策定持続的な成長を担う役員候補者の育成役員に対する中長期のインセンティブの強化株式報酬の導入を含む役員報酬の見直しCopyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 809DX推進Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.4 909_DX推進「 先 導 ・ サ ポ ー ト ・ 全 社 横 串 」 す る D X 推 進 組 織 を 設 置 し 、D X 推 進 を 加 速5つのDX推進ポイントR&D部門生産部門営業部門間接部門人財育成■提供価値実現スピードアップ（開発・量産化）■高度なプラント運営による生産性向上（計画・運営・保全）■受身の価値提供から■より効率的・生産性■デジタル技術・価値提案への高い業務へ・MI活用・実験データ集積/活用・R&D基盤のデジタル化・情報統合基盤を活用した高度化、効率化・無線インフラによる現場支援、データ解析・デジタルを使った新規顧客開拓の実現・DX活用による個別製品営業からの脱却・DX技術を活用し業務改善・共通業務の改革データを使いこなせる人財・風土へ・R&Dのデータサイエンス専門人財、二刀流人財を育成・生産現場のデータ解析人財を育成全社DX推進組織2024年度までにDX推進に約100億円投資Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.5 009_DX推進3 つ の 変 革 の 駆 動 力 と し て 、 デ ジ タ ル 技 術 ・ デ ー タ を 活 用事業の変革におけるDX活用企画・開発研究営業・マーケティング生産ニーズ・シーズマッチングによる製品化成功率の向上MI活用により開発期間を1/2に短縮マーケティングオートメーション推進による質の良い案件創出エンジツール活用によるプラント立ち上げ期間の短縮データ入力自動化による創造的業務時間の創出（年54,000時間増加）社内情報連携強化による売上拡大・顧客対応スピードアップCopyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.5 110資本政策Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.5 2キ ャ ッ シ ュ ア ロ ケ ー シ ョ ン成 長 投 資、 競 争 力 維 持 投 資 、 株 主 還 元 の 最 適 な バ ラ ン ス を 取 る こ と で 、中 期 経 営 計 画 期 間 終 了 時 （ 2 0 2 4年 度 ） の R O E 7 . 5 % 、 R O A 6 . 9 % を 達 成10_資本政策2022-24年度累計借入等100億円営業キャッシュフロー1,400億円中長期の成長に向けた投資（戦略投資含む）成長投資750億円・ソリューションズ事業拡大・サステナビリティ関連投資・DX関連投資競争力維持投資450億円株主還元300億円コア事業の競争力維持・強化に向けた投資・マテリアルズ事業強靭化・製造所基盤再構築株主還元・総還元性向50%・資本効率性を重視したバランスシート・マネジメントの実施Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.5 310_資本政策株 主 還 元当中期経営計画期間の方針十分な成長投資、競争力維持投資の財源を確保しつつ、資本効率性の追求を両立させる株主還元の実施総還元性向 50％（配当性向 40%, 自己株式取得 10%）（参考）2011～2020年度平均 配当性向 34.3%配当性向 33.4%2021年度 （予想）Copyright NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.5 4