ユビテック(6662) – 「Work_Mate」行動変容実態およびAPI連携について

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開示日時:2022/03/22 12:00:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.06 209,157 13,177 13,227 9.39
2019.06 187,609 13,130 13,157 6.03
2020.06 176,444 5,184 5,218 2.71
2021.06 129,107 -13,867 -13,836 -30.6

※金額の単位は[万円]

株価

前日終値 50日平均 200日平均 実績PER 予想PER
238.0 248.0 269.715

※金額の単位は[円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.06 14,246 19,481
2019.06 -1,625 9,931
2020.06 -5,418 3,788
2021.06 -19,735 -12,766

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

2022 年 3 月 22 日 株式会社ユビテック 「熱中症予兆アラート」により 86%が休憩取得・活動量緩和し、89%が 30 分以内に回復へ 安全見守りサービス「Work Mate」が作業者の熱中症予防のための行動変容に寄与 ~行動変容による作業者の安全管理と生産性向上に期待~ 株式会社ユビテック(代表取締役社長:大内 雅雄 以下、ユビテック)は、安全見守りサービス「Work Mate」において、2021 年 5 月 1 日~10 月 31 日の期間に発報した「熱中症予兆アラート」を分析しましたので、お知らせします*1。 分析の結果、アラートを受けた作業者の 86%が休憩取得・活動量緩和という熱中症予防のための行動変容をおこしたことがわかりました。本機能について熱中症対策として一定の有効性が確認されました。 1. 熱中症対策と「Work Mate」の「熱中症予兆検知機能」 熱中症対策は、夏場の作業だけでなく、熱源設備の保守などを行う企業にとっては通年の課題です。熱中症は回復まで数日を要すことがあり、発症の要因には個人差があります。現場の監督者は、作業者個人にあわせて適切なタイミングで休憩・水分補給などを指示する必要がありますが、作業者のわずかな体調変化を目視で把握をすることは困難です。「Work Mate」の「熱中症予兆検知機能」は、作業者の個人特性を AI が解析し、熱中症の予兆を検知すると「熱中症予兆アラート」を作業者と監督者へ発報します。また、「回復」状態の通知も行い、作業復帰を促します。 2. 熱中症を回避する作業者の行動変容 期間内に「Work Mate」が発報した「熱中症予兆アラート」は 228 件でした。内訳を分析した結果、アラート発報後 30 分以内に、71%が休憩を取得、15%が活動量を緩和したことを確認しました。「熱中症予兆アラート」が客観的な指標となり、アラートまた、行動変容が確認された作業者のうち、89%が行動変容後 30 分以内に回復状態*2 に至ったことが確認されました。 を受けた作業者の 86%の行動変容に繋がりました。業種別 行動変容率集計 休憩取得時のバイタル推移(イメージ) 活動量緩和時のバイタル推移(イメージ) 休憩取得の判定基準: 歩数が 1 分間 10 歩以下の状態が 5 分以上継続した場合 活動量緩和の判定基準: 特定の時間軸前後の歩数が 30%以上低下した場合 以上継続した状態と判定 各 位 業種休憩取得率a活動量緩和b行動変容率a+b行動変容後回復率製造業(工場)68%17%85%87%建設業73%13%87%96%保守(フィールドエンジニアリング)96%4%100%96%合計71%15%86%89% パルス 歩数 パルス 歩数 休憩判定 回復状態へ アラート発報 アラート発報からの時間(分) パルス アラート発報からの時間(分) 歩数 アラート発報 活動量緩和判定 回復状態へ 3.熱中症対策における「Work Mate」の有効性について 前述のとおり、「熱中症予兆アラート」によって早期の休憩取得や活動量緩和等、予防のための行動変容に繋がり、その結果、期間内において、「Work Mate」利用企業で熱中症患者の発生はなく、熱中症対策として一定の有効性が確認されました。 ※ 鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、社長:天野 裕正、以下、鹿島建設)での活用事例 鹿島建設の関西支店が工事を進める「新名神高速道路枚方工事」では、2021 年 3 月より「Work Mate」を作業員の熱中症対策やバイタルデータ管理、位置測位に活用しています*3。 また、鹿島建設は、現場の一元管理による生産性および安全性の向上を目指し、「Field Browser」*4を基幹システムとして運用しており、このたび「Work Mate」の有効性が確認されたことから、「Field Browser」と API 連携を行い、作業者の状態を「Field Browser」画面上で把握できるようになりました。 「Work Mate」と API 連携をした「Field Browser の画面」 z 4.今後の展開 ユビテックは、「ヒト」にまつわるデータの価値創造を最優先し、AI・データ活用のエクスパティーズ(専門的技術)を高めております。企業活動上、最も大切で必要不可欠、普遍的な存在である「ヒト」のバイタルデータと AI を活用した「危険予知・予防」をコンセプトとしたサービスを今後も展開してまいります。 *1 2021 年 1 月 18 日付プレスリリース:安全衛生支援サービス「Work Mate」に、熱中症予兆検知機能を新たに追加 作業者の個人特性を AIが解析し、体調不良の予兆を自動で検知 *2 回復状態:「Work Mate」が独自に作業者の状態を分析し定義 *3 2021 年 2 月 16 日付プレスリリース: 鹿島建設と安全衛生支援サービス「Work Mate」 の試行運用を開始 *4 「Field Browser」:鹿島建設が現場管理の生産性および安全性の更なる向上を目指して開発した総合管理システム。現場の状況・状態の変化に応じたタイムリーでスピーディな意思決定を実現するため、人、モノ、建設機械の位置や稼働状況を、気象、交通情報などの環境情報 と併せて一元管理できる。 <本件に関するお問い合わせ先> 株式会社ユビテック 広報マーケティング室 小笠・細野 TEL:03-5447-6732 以上 ■「Work Mate」の特徴・機能 作業者のバイタル情報と周囲の温湿度状態を把握して熱中症予兆を推定 作業者が転倒・転落した際に管理者へアラート通知 スマートウオッチ上で所定の操作をすることで作業者から管理者へ SOS 発報 作業者の現在の屋内外 作業場所を測位し、リアルタイムにウェブ画面上に表示 バイタル、活動量を可視化 (パルス、体調レベル、疲労レベル、身体負荷、歩数、カロリー) ※ 熱中症予兆検知について ・実証で得たバイタルデータから熱中症の「予兆」を検知するアルゴリズムをユビテックが独自開発 ・日々のバイタルデータの個人特性を AI が学習することで、検知精度が進化し続けていく ・回復状態も検知し、現場での適切な休憩および現場復帰を促す ☑転倒・転落検知の本人確認画面・通知 ☑体調レベルの変化通知 熱中症予兆検知転倒・転落検知SOSアラート通知機能屋内外位置測位バイタル情報測定

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