エンビプロ・ホールディングス（5698） – 2022年６月期　第２四半期決算説明資料

2022年６月期 第２四半期決算説明資料株式会社エンビプロ・ホールディングス2022年２月７日証券コード 【5698】目 次1. 第２四半期 決算概要2. 2022年６月期 見通し3. 配当方針4. 参考資料2１. 第２四半期 決算概要3第２四半期（累計） ハイライト連結業績売上高営業利益経常利益27,242百万円 （前年同期比 64.0％増）1,494百万円 （前年同期比 180.9％増）1,759百万円 （前年同期比 146.7％増）四半期純利益※1,270百万円 （前年同期比 159.6％増）主要ＴＯＰＩＣＳ28,008円を上回って推移◼ 鉄スクラップ価格（東京製鐵田原海上特級価格）の期中平均価格は52,266円と前年同期の◼ 銅、アルミ、ニッケル、コバルトの平均価格も前年同期を上回って推移◼ 堅調な国内粗鋼生産に対し、中国の環境規制等による粗鋼生産抑制、海外の新型コロナウイルス感染再拡大等により海外の鉄スクラップ需要は減少し、国内高海外安の展開が継続◼ 世界的な輸送用コンテナ不足等を背景とする配船難により海上運賃が高騰◼ 脱炭素社会への動きに関連して、CO₂排出低減効果からリサイクル資源活用の評価が向上◼ リチウムイオン電池リサイクル事業はコバルト価格の上昇及び大手電池メーカー等からの仕入量増加に加え、集荷・生産・分析・販売体制の整備が進捗◼ 新工場建設計画を公表（2022年12月竣工、総投資額 約15億円）※四半期純利益：親会社株主に帰属する四半期純利益（金額、数量は切り捨て表示：％は四捨五入表示）4連結損益計算書概要2021年６月期上期2022年６月期上期前年同期比実績実績増減額増減率16,61527,24210,627（単位：百万円）売上高売上総利益営業利益経常利益税金等調整前四半期純利益四半期純利益※限界利益※EBITDA※純粋固定費※3,4115327137184893,3729052,7975,0181,4941,7591,7711,2704,5431,8343,0421,6061,0461,05264.0% 47.1% 146.7% 146.4% 962180.9% 780159.6% 1,17134.7% 928245102.5% 8.8% 5※四半期純利益：親会社株主に帰属する四半期純利益※限界利益＝売上高－変動費※EBITDA＝営業利益+減価償却費+のれん償却※純粋固定費＝【売上原価・販管費・営業外費用の固定費相当分】－【為替差益・持分利益を除いた営業外収益分】連結経常利益差異分析（前年同期比）（単位：百万円）2,5002,0001,5001,0005000＋1,250人員増加待遇改善＋81,759＋120▲ 59 ▲ 20▲ 139▲ 114713資源循環（↑）・資源価格の上昇・取扱量の増加グローバルトレーディング（↑）・取扱量の減少・相場変動の活用リチウムイオン電池リサイクル（↑）・銅、ニッケル、コバルト価格の上昇・取扱量の増加21/6売買差異ダスト処理費為替損益等差異 人件費差異設備費差異 その他経費差異 持分法による22/6（上期）・電力費差異投資利益差異（上期）変動費固定費6（単位：億円）（単位：千ｔ）（単位：億円）（単位：億円）連結業績推移売上高（取扱量）前年同期比64.0％増409243 338151 45040035030025020015010050070060050040030010009080706050403020100売上総利益前年同期比47.1％増8349 6831 経常利益前年同期比146.7％増25.017.930.025.020.015.010.05.00.0272 200186 166 36 34 50 9.31.817.57.47.120/6上期21/622/6下期取扱量(上期)20/621/622/6上期下期20/621/622/6上期下期7セグメント別業績概要売上高2021年６月期上期2022年６月期上期前年同期比（単位：百万円）グローバルトレーディング事業リチウムイオン電池リサイクル事業実績実績増減額増減率構成比16,61527,24210,62764.0% 100.0%5,9899,89112,27020,2333,9017,96365.1%64.9%125166376243250199.9%7746.2%▲ 1,937▲ 3,503 ▲ 1,565-32.2%65.8%1.2%0.8%-セグメント利益2021年６月期上期2022年６月期上期前年同期比実績実績増減額増減率構成比グローバルトレーディング事業リチウムイオン電池リサイクル事業713737164▲ 80371,7591,40537192811,046146.7% 100.0%90.7%72.0%125.6%19.0%66820617244120.7%–4.8%4.2%-8▲ 145▲ 191▲ 46連結資源循環事業その他調整額連結資源循環事業その他調整額セグメント別業績概要2021年６月期上期2022年６月期上期前年同期比実績実績構成比増減額増減率（単位：百万円）売上高5,9899,8913,90165.1%32.2%セグメント利益7371,40566890.7%72.0%資源循環事業➢ 鉄スクラップ、非鉄金属の平均価格は前年同期を上回って推移➢ 物理的選別技術を背景とした資源リサイクルの収益性の向上➢ 大型シュレッダーから生産される鉄スクラップの上級品種への需要増加により、下級品種との価格差が一時的に拡大➢ 大型解体物件から排出される鉄スクラップ仕入の影響による取扱量の増加売上高12,27020,2337,96364.9%65.8%セグメント利益164371206125.6%19.0%グローバルトレーディング事業展開が継続➢ 堅調な国内粗鋼生産に対して海外の鉄スクラップ需要は減少し、国内高海外安の➢ 輸送用コンテナ不足等を背景とする配船難により海上運賃が高騰➢ 国内需要の取り込み及び価格変動を活用した販売により収益を確保➢ 物流代行サービスの価格転嫁及びRORO船の活用増加等により収益を確保9セグメント別業績概要リチウムイオン電池リサイクル事業2021年６月期上期2022年６月期上期前年同期比実績実績構成比増減額増減率（単位：百万円）売上高125250199.9%1.2%セグメント利益▲ 80172-4.8%37692➢ 銅、ニッケル、コバルトの平均価格は前年同期を上回って推移➢ 大手電池メーカーからの仕入や処分業許可を活用した廃電池の処理受託による取扱量の増加➢ ブラックマス※生産量の増加➢ 前期に実施した減損損失による減価償却費減少に伴う収益の増加売上高セグメント利益1663724381774446.2%0.8%120.7%4.2%その他≪環境経営コンサルティング事業≫➢ ＣＤＰ評価向上支援、カーボンニュートラル戦略立案及びＴＣＦＤ対応支援、サーキュラーエコノミー等のコンサルティングの堅調な受注により収益を確保≪障がい福祉サービス事業≫➢ 報酬改定による収益性の悪化及び待遇改善による人件費の増加➢ 就労移行支援事業所ブライトむさし小杉を2022年２月末に閉鎖※ブラックマス：カーボンが含有されているコバルト、ニッケルの濃縮滓10セグメント利益四半期推移(単位：百万円)資源循環事業(単位：百万円)グローバルトレーディング事業7236857202642823026194942421026121/6:1Q21/6:2Q21/6:3Q21/6:4Q22/6:1Q22/6:2Q21/6:1Q21/6:2Q21/6:3Q21/6:4Q22/6:1Q22/6:2Q(単位：百万円)リチウムイオン電池リサイクル事業その他(単位：百万円)734524183133▲ 24▲ 37▲ 4214521/6:1Q 21/6:2Q 21/6:3Q 21/6:4Q 22/6:1Q 22/6:2Q21/6:1Q21/6:2Q21/6:3Q21/6:4Q22/6:1Q22/6:2Q8006004002000806040200▲ 20▲ 40▲ 6035030025020015010050050403020100693611連結貸借対照表概要2021年2021年６月末12月末前期末比増減額（単位：百万円）2021年2021年６月末12月末前期末比増減額流動資産固定資産17,50016,989▲ 511 流動負債9,7659,169▲ 5959,0489,654606 固定負債3,4503,186▲ 264（有形固定資産）6,1196,419300 負債合計13,21512,355▲ 859（無形固定資産）669933 純資産13,33314,288(投資その他の資産)2,8623,135273 （自己資本）12,95913,890資産合計26,54826,64495 負債純資産合計 26,54826,644主要ＴＯＰＩＣＳ（前期末比）◼ 流動資産 （受取手形及び売掛金164百万円、現金及び預金▲765百万円、商品及び製品▲121百万円）◼ 固定資産 （投資有価証券254百万円、建設仮勘定213百万円、土地150百万円）◼ 流動負債 （短期借入金545百万円、支払手形及び買掛金▲627百万円、未払法人税等▲122百万円）◼ 固定負債 （長期借入金▲238百万円）◼ 自己資本比率 52.1％（2021年６月末 48.8％）9549319512連結キャッシュ・フロー計算書概要営業活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フロー現金及び現金同等物に係る換算差額現金及び現金同等物の増減額現金及び現金同等物の期首残高現金及び現金同等物の期末残高主要ＴＯＰＩＣＳ2021年６月期2021年６月期2022年６月期上期下期上期（単位：百万円）▲506▲117▲298▲21▲94310,2429,29825410130▲ 2,568▲ 2,1819,2987,117▲ 38▲ 380▲ 36417▲ 7667,1176,351◼ 営業ＣＦ：（収入）税金等調整前四半期純利益1,771百万円、減価償却費343百万円（支出）仕入債務の減少額630百万円、法人税等の支払額587百万円、未払金の減少額488百万円、持分法による投資利益258百万円、売上債権の増加額153百万円◼ 投資ＣＦ：（収入）有形固定資産の売却11百万円（支出）有形固定資産の取得326百万円、子会社株式の取得40百万円◼ 財務ＣＦ：（収入）短期借入金の増加額545百万円、長期借入金の借入135百万円（支出）長期借入金の返済577百万円、配当金の支払額369百万円、ファイナンス・リース債務の返済97百万円13２. 2022年６月期 見通し142022年６月期連結業績見通し連結業績予想売上高営業利益経常利益当期純利益※業績予想の前提条件54,000百万円（前期比 31.9％増）2,390百万円2,850百万円1,950百万円（前期比 12.2％増）（前期比 13.6％増）（前期比 30.7％増）鉄スクラップ電気銅金銀ニッケルコバルト為替50,000円/ｔ 1,000,000円/t6,000円/g85,000円/kg1,800円/kg4,650円/kg105円/USD主要ＴＯＰＩＣＳ◼ コロナ禍で先行きが不透明ながらも金属スクラップの需要は増加することを予想◼ 資源価格の前提条件は前期末の水準に基づき予想◼ 金銀滓※回収量の増加◼ 広域の解体・片付け案件の取り組み強化◼ 輸出・輸入・三国間貿易と集荷ヤードの拡大◼ リチウムイオン電池リサイクル事業の既存工場拡張、湿式製錬事業の調査を推進◼ 気候変動関連及びサーキュラーエコノミーコンサルティングの需要増加◼ 生産性の向上と一般管理費見直しによる固定費削減の効果を継続※当期純利益：親会社株主に帰属する当期純利益※金銀滓：金、銀、銅、プラチナ、パラジウムの混合物152022年６月期連結業績見通し2021年６月期通期2022年６月期通期前期比（単位：百万円）2022年６月期上期実績予想増減額増減率実績進捗率40,93354,00013,06631.9% 27,24250.4% 9,3971,03212.3% 5,01853.4% 2,3902,8502,8561,9508,8003,1536,37925912.2% 1,49462.5% 34113.6% 1,75961.8% 75435.9% 1,77162.0% 45830.7% 1,27065.1% 7762854849.7% 4,54351.6% 9.9% 1,83458.2% 8.2% 3,04247.7% 12.1%14.2%2.1% 17.3% －－税金等調整前当期純利益売上高売上総利益営業利益経常利益当期純利益※限界利益※EBITDA※純粋固定費※ROE8,3642,1302,5082,1011,4918,0232,8685,895※当期純利益：親会社株主に帰属する当期純利益※限界利益＝売上高－変動費※EBITDA＝営業利益+減価償却費+のれん償却※純粋固定費＝【売上原価・販管費・営業外費用の固定費相当分】－【為替差益・持分利益を除いた営業外収益分】16連結経常利益差異分析（前期比）（単位：百万円）＋773＋52▲ 482,508金属スクラップ、廃電池等の取扱量の増加予想＋482,850▲ 308▲ 81▲ 94人員増加待遇改善3,5003,0002,5002,0001,5001,000500021/6売買差異ダスト処理費為替損益等差異人件費差異設備費差異その他経費差異持分法による22/6・電力費差異変動費固定費投資利益差異17３. 配当方針18配当方針当社の配当基本方針• 内部留保等を総合的に勘案しながら、長期的な視野に立ち、安定的かつ継続的な利益還元を行うことを基本方針とする。• 業績連動利益配分の指標として連結配当性向 20～30%を目標とする。• 連結配当性向に基づく配当金が年間 10 円を下回る場合にも、年間 10 円の安定配当を目指す。403020100¥33 ¥25 ¥12.5 ¥12.5 ¥7.5 ¥15 ¥17 ¥16 ¥10 14/615/616/617/618/619/620/621/6※2018年１月１日を効力発生日として、普通株式１株につき２株の株式分割を行っています。１株当たり配当金は2014年６月期以前から株式分割が行われたと想定して算定しています。22/6予想19４. 参考資料20セグメント別：品種別売上高資源循環事業鉄ゴム製品RPF,製紙原料等品種別売上高・合計取扱量非鉄金属金銀滓その他逆有償解体・片付け等出荷量グローバルトレーディング事業品種別売上高・合計取扱量鉄非鉄金属中古自動車その他出荷量（単位：億円）120（単位：千ｔ） （単位：億円）3002501008060402005978910228289119399889915502502001501002001501005050001222598321/6上期21/6下期22/6上期21/6上期21/6下期22/6上期（単位：千ｔ）700千20260018731131293315150500400300200100021品種別取扱量地域別売上高（単位：千ｔ）2020年６月期通期2021年６月期通期2022年6月期上期601578294（単位：億円）2020年６月期通期2021年６月期通期2022年6月期上期197137品目鉄非鉄金属金銀滓※ゴム製品その他合計品目RPF等燃料、製紙原料等ブラックマス等※地域日本韓国台湾その他ベトナムその他東アジア東南アジア南アジア インド他西アジアUAE他816280.363463321246－2371921310570.620693（単位：ｋｇ）南米チリ他2020年６月期通期2021年６月期通期2022年6月期上期アフリカ ウガンダ他金回収量707133その他－銀回収量1,0691,244579合計409272※金銀滓：金、銀、銅、プラチナ、パラジウムの混合物※ブラックマス：カーボンが含有されているコバルト、ニッケルの濃縮滓117826033834683103387313893133121060500353143022セグメント別業績四半期推移2021年６月期2022年6月期（単位：百万円）セグメント１Ｑ２Ｑ３Ｑ４Ｑ通期構成比1Q２Ｑ構成比売上高2,7953,1943,7304,49614,21630.9%4,7625,12935.1%資源循環事業経常利益2424946197232,08074.4%68572080.1%グローバルトレーディング事業リチウムイオン電池リサイクル事業その他調整額連結経常利益率売上高経常利益経常利益率売上高経常利益経常利益率売上高経常利益売上高経常利益経常利益率売上高経常利益経常利益率8.7%15.5% 16.6% 16.1% 14.6%－14.4% 14.0%－5,3566,9147,55811,20431,03367.5% 11,1099,12362.5%6110226428271125.4%302697.7%1.2%1.5%3.5%2.5%2.3%－2.7%0.8%62▲37－9431▲42▲2462－71568100331622486143560.8%▲80 ▲ 2.9%－354840.8%3.0%14718127452297311636－ 15.0%－12.9% 32.2%▲870 ▲1,066 ▲1,198 ▲1,891 ▲5,026－ ▲1,853 ▲1,649▲81－▲63▲138－－▲3－▲287－－－▲130▲60－－7,4399,17610,25914,05840,933100.0% 14,29212,950 100.0%2164967541,0402,508100.0%921838 100.0%2.9%5.4%7.4%7.4%6.1%－6.4%6.5%－－1.6%8.2%－0.8%4.0%－－－－23経常利益率32.8%8.2% 33.0% 16.3% 23.8%－35.9% 30.9%※セグメント利益は経常利益で記載をしております。相場推移①鉄スクラップ価格（東京製鐵田原海上特級）(千円/ｔ)電気銅建値ニッケル建値($/kg)コバルト建値1,2001,1001,0009008007006005009080706050403020100(円/ｔ)60,00055,00050,00045,00040,00035,00030,00025,00020,00015,00010,000(千円/ｔ)3,0002,5002,0001,5001,000（出所）東京製鐵㈱、日刊産業新聞（出所）ＪＸ金属㈱、IRuniverse㈱24相場推移②金価格銀価格プラチナ価格パラジウム価格(円/kg)110,000100,00090,00080,00070,00060,00050,00040,000(円/ｇ)11,00010,0009,0008,0007,0006,0005,0004,0003,0002,000(円/ｇ)7,0006,5006,0005,5005,0004,5004,0003,5003,000(円/ｇ)4,4004,0003,6003,2002,8002,400（出所）IRuniverse㈱25相場推移③金属相場の推移（INDEX推移 2020年7月を100とする）鉄スクラップ価格電気銅建値アルミ建値ニッケル建値ドル/円 為替コバルト価格27025023021019017015013011090705030（出所）東京製鐵㈱、ＪＸ金属㈱、㈱日本経済新聞社、日刊産業新聞、IRuniverse㈱、㈱三菱UFJ銀行26◼ 本資料は投資家の参考に資するよう、株式会社エンビプロ・ホールディングスの現状を理解していただくために作成したものです。◼ 本資料に記載された内容は、現時点において一般に認識されている経済・社会等の情勢及び弊社が合理的と判断した一定の前提に基づいて作成されておりますが、経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更される可能性があります。【本資料及びIRに関するお問い合わせ先】株式会社エンビプロ・ホールディングス 経営企画部TEL （0544）21-3160URL https://www.envipro.jp/27