三菱重工業（7011） – 2021年度第3四半期決算説明資料

2021年度第3四半期決算説明資料2022年2月7日© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.目次Ⅰ. 2021年度第3四半期決算実績• 連結経営成績サマリー• 連結財政状態• キャッシュ・フロー• セグメント情報（受注高・受注残高/売上収益/事業利益）• 事業利益増減分析• コロナ影響を受けた主な事業の現況• 第3四半期決算の総括Ⅱ．2021年度業績見通しⅢ．補足資料4689-1213141517-1820-25© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.2Ⅰ. 2021年度第3四半期決算実績連結経営成績サマリー受注高（億円）24,92322,359売上収益26,03326,453◼ 受注高• プラント・インフラ（製鉄機械等）及び物流・冷熱・ドライブシステム（物流機器・冷熱等）の受注が増加• エナジーは、バイオマス発電所新設案件等の受注が増加したものの、GTCCで昨年度大型案件の受注があったことによる反動により、全体では減少当期利益• 民間航空機Tier1の受注は低位継続◼ 売上収益、利益500• 航空・防衛・宇宙以外の3セグメントは増収• 全セグメントで黒字化FY20 3Q FY213Q FY20 3Q FY213Q 事業利益80823733FY20 3Q FY213Q FY20 3Q FY213Q © MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.4連結経営成績サマリー（億円）2020年度3Q2021年度3Q増減(利益率）(利益率）(増減率）22,35926,03324,923+2,563(+11.5%)26,453+419(+1.6%)(0.9%)237(3.1%)+571 (+240.7%)(0.1%)33(1.9%)+467 (+1,414.7%)808500受注高売上収益事業利益親会社の所有者に帰属する当期利益EBITDA(5.0%)1,292(6.8%)1,792+500(+38.7%)フリーCF△6,390△1,481+4,909-© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.5連結財政状態（億円）資産48,10751,159◼ 総資産は前年度末から3,052億円増加◼ 主な要因は運転資金の期中変動その他流動資産売上債権棚卸資産固定資産投資等営業債務契約負債その他有利子負債資本FY20末FY21-3Q末負債・資本FY20末 FY21-3Q末 増減有利子負債残高（億円）9,05611,712+2,655自己資本比率28.4%27.3% △1.1ptD/Eレシオ0.630.79+0.16（※1）（※2）主な内訳（億円）（※1）CP+2,570 （※2）当期利益＋500、配当△403FY20末FY21-3Q末© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.650,00040,00030,00020,00010,000050,00040,00030,00020,00010,0000連結財政状態売上債権（営業債権、契約資産）12,34113,848FY20末FY21-3Q末増減（現金及び現金同等物）(2,454)(3,582)(+1,128)（億円）+1,507+1,310+1,059△11△813+3,052△426△47+484+2,655+3848,4456,1299,77712,95851,1597,2117,27110,18611,71214,7787,1345,0709,78913,77148,1077,6377,3189,7019,05614,393棚卸資産その他流動資産固定資産投資等営業債務契約負債その他有利子負債資本資産合計（うち親会社の所有者に帰属する持分）(13,663)(13,959)(+296)負債・資本合計48,10751,159+3,052© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.7キャッシュ・フロー（億円）FY20-3QFY21-3Q◼ フリー・キャッシュ・フロー436 △ 1,918 営業/投資キャッシュ・フローともに順調に推移していることを踏まえ、前回公表値の通期見通し（+0）から、+1,000億円上方修正△ 4,795 フリー・キャッシュ・フロー△1,481◼ 営業キャッシュ・フロー営業CF投資CF△ 1,595 フリー・キャッシュ・フロー△6,390利益の増加に加え、製鉄機械の受注増加等に伴う前受金減少幅の縮小により、前年同期から+2,877億円の改善◼ 投資キャッシュ・フローアセットマネジメント（不動産及び株式の売却）が前倒しで進捗成長領域とカーボンニュートラルへの投資資金を創出© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.8セグメント別 受注高・受注残高エナジープラント・インフラ（億円）8,9998,7963,9576,391◼ プラント・インフラFY20-3QFY21-3QFY20-3QFY21-3Q物流・冷熱・ドライブシステム航空・防衛・宇宙6,2377,2083,4172,798◼ エナジー増加：スチームパワー（バイオマス等）減少：GTCC増加：製鉄機械、機械システム、商船減少：エンジニアリング◼ 物流・冷熱・ドライブシステム増加：物流機器、冷熱、エンジン◼ 航空・防衛・宇宙増加：CRJ減少：民間航空機Tier1受注残高51,46150,072（億円）32,28030,2903654929,8838,928FY20-4Q11,4717,814FY21-3QFY20-3QFY21-3QFY20-3QFY21-3Q© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.9セグメント別 売上収益エナジープラント・インフラ（億円）10,41410,7374,4784,612◼ エナジー増収：GTCC、航空エンジン減収：スチームパワー◼ プラント・インフラ増収：製鉄機械、環境設備◼ 物流・冷熱・ドライブシステム増収：物流機器、冷熱、エンジンFY20-3QFY21-3QFY20-3QFY21-3Q◼ 航空・防衛・宇宙物流・冷熱・ドライブシステム航空・防衛・宇宙増収：艦艇・特殊機械減収：防衛航空機・飛昇体、宇宙、民間航空機6,1457,0855,3204,239FY20-3QFY21-3QFY20-3QFY21-3Q© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.10セグメント別 事業利益エナジープラント・インフラ（億円）784◼ エナジー増益：GTCC、スチームパワー、航空エンジン減益：洋上風車（FY20:MVOW株式譲渡）138127◼ プラント・インフラ△90増益：製鉄機械、エンジニアリングFY20-3QFY21-3QFY20-3QFY21-3Q◼ 物流・冷熱・ドライブシステム増益：物流機器、ターボチャージャ、エンジン物流・冷熱・ドライブシステム22795航空・防衛・宇宙◼ 航空・防衛・宇宙204増益：SpaceJet関連費用の大幅削減艦艇・特殊機械、CRJ減益：防衛航空機・飛昇体、宇宙、民間航空機Tier1FY20-3QFY21-3QFY20-3QFY21-3Q△771© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.112021年度第3四半期決算実績 セグメント別内訳受注高売上収益事業利益FY203QFY213Q増減FY203QFY213Q増減FY203QFY213Q増減（億円）エナジー8,9998,796 △203 10,414 10,737+322784138 △645プラント・インフラ3,9576,391 +2,4334,4784,612+133△90127+217物流・冷熱・ドライブシステム6,2377,208+9706,1457,085+93995227+132航空・防衛・宇宙3,4172,798 △6185,3204,239 △1,081 △771204+976その他△251 △271△19 △325 △220+105220110 △109合計22,359 24,923 +2,563 26,033 26,453+419237808+571© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.12事業利益増減分析◼ 材料費・輸送費の高騰や半導体不足に伴う減益影響は継続しているものの、中量産品と航空エンジンはコロナ影響から回復基調◼ 受注品事業は構造改革の進捗により採算が改善◼ 三菱パワー統合などの施策により、固定費削減は順調に進捗FY20-3Q定常収益1,269億円FY20-３QMVOW株式譲渡△831億円FY21-3Q事業利益808億円固定費削減+130億円アセットマネジメント増減(FY20→21）△80億円材料費・輸送費の高騰、半導体不足に伴う影響△240億円中量産品・民間航空機事業の売上増減+240億円その他の事業の売上増減等+230億円為替影響+90億円SpaceJet△1,031億円FY20-3Q事業利益237億円© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.13コロナ影響を受けた主な事業の現況事業売上実績FY21-3Q末の状況FY19-3Q比約5%減◼ 売上収益は一昨年（コロナ前）と同レベルまで回復。中量産品民間航空機航空エンジン民間航空機構造Tier1FY19-3QFY20-3QFY21-3QFY19-3QFY20-3QFY21-3Q約30%減◼ 国内線を主体とした狭胴機や燃費の良い新型機種を中心に市況回復基調。約70%減◼ 国内線旅客需要は米中欧で回復傾向にあるが、国際線旅客需要の回復には時間を要する。◼ B787減産の影響あり。FY19-3QFY20-3QFY21-3Q© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.142021年度第3四半期決算の総括◼ 受注民間航空機等で市況の厳しさは残るものの、製鉄機械・中量産品事業（物流・冷熱・ドライブシステム）を中心に回復基調。◼ 売上収益、利益• 2021事業計画で掲げた各種施策は順調に進捗。• 中量産品や航空エンジンのコロナ影響からの回復、受注品事業の構造改革推進、組織再編・業務改善等による固定費削減、事業ポートフォリオの組み替え効果などにより、3Q業績は前年同期比で増収・増益。• 4Qの売上進捗予想等を踏まえ、通期業績見通し達成を見込む。◼ キャッシュ・フロー• アセットマネジメント（不動産及び株式の売却）を前倒しで進め、成長領域とカーボンニュートラルへの投資資金創出。• 営業/投資キャッシュ・フローともに順調に推移していることを踏まえ、フリー・キャッシュ・フローを前回公表値の通期見通し（+0）から、+1,000億円上方修正。© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.15Ⅱ. 2021年度業績見通し本資料に記載している業績見通し等の将来に関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したもので、リスクや不確実性を含んでおり、また、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。従いまして、この業績見通しのみに依拠して投資判断を下すことはお控えくださいますようお願いいたします。実際の業績は、様々な重要な要素により、この業績見通しとは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、当社グループの事業領域をとりまく経済情勢、対ドルをはじめとする円の為替レート、日本の株式相場などが含まれます。2021年度業績見通し サマリー前回公表値（2021年10月29日）からフリーCF見通しを上方修正2020年度実績2021年度見通し対前年度増減（利益率）（利益率）今回見通し前回公表値33,36336,99936,00036,000+2,637(+7.9%)37,50037,500+501(+1.4%)(1.5%)540 (4.3%)1,6001,600+1,060 (+195.8%)（億円）(増減率) 親会社の所有者に帰属する当期利益(1.1%)406 (2.7%)1,0001,000+594 (+146.1%)3.1%(5.2%)1,933 (7.7%)7.1%2,9007.1%2,900+4.0pt+967 (+50.0%)△2,7711,0000+3,771–75円90円90円（中間0円/期末75円）（中間45円/期末45円）【前提為替レート】【未確定外貨】1ドル ＝ 110 円1ユーロ ＝ 130 円24億ドル3億ユーロ17© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.受 注 高売上収益事業利益ROEEBITDAフリーCF配当2021年度業績見通し セグメント別内訳前回公表値（2021年10月29日）から変更なし受注高売上収益事業利益（億円）FY20実績’21年度見通し対前年度増減FY20実績’21年度見通し対前年度増減FY20実績’21年度見通し対前年度増減エナジー12,992 14,000 +1,008 15,460 16,000+5401,2761,000△276プラント・インフラ5,7527,000 +1,2486,3726,500+128 △102200+302物流・冷熱・ドライブシステム8,6809,500+8208,6039,500+897156300+144航空・防衛・宇宙6,2626,000 △2627,0216,000 △1,021 △948200 +1,148その他△324 △500 △176 △457 △500△43158 △100△258合計33,363 36,000 +2,637 36,999 37,500+5015401,600 +1,060© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.18Ⅲ. 補足資料補足資料 第3四半期決算実績 〈エナジー〉（億円・各期の数値は累計）［ FY2020 ］［ FY2021 ］受注売上事業利益12,9928,9995,5233,1718,7964,9422,3541Q 2Q 3Q 4Q1Q 2Q 3Q 4Q15,46010,4146,62510,7376,738 3,1403,37014,000（主な事業の受注）FY20-3QFY21-3QGTCCスチームパワー航空エンジン原子力GTCCスチームパワー航空エンジン原子力3,7961,6353821,6843,4883,6364131,5893,4112,5325111,3724,1493,4814811,41116,000（主な事業の売上）FY20-3QFY21-3Q7841,2768.2%3△124下線は利益率1,000• スチームパワーの受注は、バイオマス発電所新設案件等により、前年同期比増加。• 航空エンジンの受注は復調基調。8711386.3%• セグメント全体の事業利益は、IGCC（勿来、広野）の不適合発生などにより低調。• 火力のアフターサービスや原子力を中心に、年度末にかけて売上が集中する計画。© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.20補足資料 第3四半期決算実績 〈プラント・インフラ〉（億円・各期の数値は累計）［ FY2020 ］［ FY2021 ］（主な事業の受注）5,752 3,957 4,1132,2082,534 1,175 1Q 2Q 3Q 4Q1Q 2Q 3Q 4Q7,000 6,391エンジニアリング製鉄機械機械システムFY20-3QFY21-3Q1,0341,0009988263,1551,1466,3726,5004,4782,8701,3954,6123,0171,549（主な事業の売上）エンジニアリング製鉄機械機械システムFY20-3QFY21-3Q1,1181,4579341,0171,641970下線は利益率2003.1%7270127• 製鉄機械の受注は、世界的なコロナ影響からの回復に伴う鉄鋼需要増大を背景に好調。脱炭素・水素活用に関する新規の引き合いも増加。• 海外の一部工事の追加費用や拠点統廃合に伴う損失はあるものの、構造改革は順調に進捗。△1.6%△40 △67 △90 △102© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.21受受注注売売上上事事業業利利益益補足資料 第3四半期決算実績 〈物流・冷熱・ドライブシステム〉（億円・各期の数値は累計）［ FY2020 ］［ FY2021 ］8,680 6,237 4,022 1,862 7,2084,661 2,4129,500 （主な事業の受注）物流機器エンジン・ターボチャージャ冷熱・カーエアコンFY20-3QFY21-3Q2,8341,6931,7493,3661,7892,1141Q 2Q 3Q 4Q1Q 2Q 3Q 4Q8,6036,1453,9521,8297,0854,5442,3509,500（主な事業の売上）物流機器エンジン・ターボチャージャ冷熱・カーエアコンFY20-3QFY21-3Q2,8351,6501,7043,3661,7522,02695451561.8%1461013.2%△26下線は利益率300227• 物流機器・冷熱・エンジンの受注・売上は好調であり、FY19を上回るペースで推移。• 自動車メーカーの生産調整や半導体不足の影響を受け、ターボチャージャ・カーエアコンの受注・売上は回復ペース伸び悩み。• 材料費・輸送費の高騰や半導体不足の減益影響は継続しているものの、売価アップ等でカバー。© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.22受注売上事業利益補足資料 第3四半期決算実績 〈航空・防衛・宇宙〉（億円・各期の数値は累計）［ FY2020 ］［ FY2021 ］6,262 6,000 3,417 2,056 765 2,7981,781 6181Q 2Q 3Q 4Q1Q 2Q 3Q 4Q防衛・宇宙民間機FY20-3QFY21-3Q2,3291,0881,9608387,0215,3203,3591,5516,0004,2392,4731,308防衛・宇宙民間機FY20-3QFY21-3Q3,9271,3943,403835下線は利益率2042003576• 民間航空機のTier1事業は、Boeingの減産の影響3.3%により減収。• セグメント全体では、固定費削減他コストダウン施策の効果により、前年同期比増益かつ黒字。△620 △663 △771△13.5%△948© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.23受注売上事業利益補足資料 参考データガスタービン 受注台数・契約残台数大型米州アジアEMEA その他FY203Q423-9契約残台数 46合計FY20通期44321348FY213Q-3-6941中小型米州アジアEMEA その他FY203Q—-0契約残台数 8合計FY20通期6—65FY213Q-1–16民間航空機 出荷機数7771Q 2Q 3Q 4Q 合計 777X1Q 2Q 3Q 4Q 合計 7871Q 2Q 3Q 4Q 合計FY2020FY20213510476FY20213231011814FY202154424FY202017FY202032201484© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.24補足資料 参考データ研究開発費、減価償却費、設備投資研究開発費減価償却費設備投資FY20-3QFY21-3Q8461,055861755984844（単位：億円）FY21見通し1,3001,3001,200販売費及び一般管理費販管費FY20-3Q（単位：億円）FY21-3Q3,9564,048為替レート（売上計上平均レート）FY20-3QFY21-3QUSドル（円／USドル）ユーロ（円／ユーロ）106.6121.8110.5130.0© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.25