オリンパス（7733） – 2022年３月期第３四半期連結決算概況と通期業績見通し

2022年3月期 第3四半期 連結決算概況と通期業績見通しオリンパス株式会社 | 執行役 CFO 武田 睦史 | 2022年2月4日 本資料のうち、業績見通し等は、現在入手可能な情報による判断および仮定に基づいたものであり、判断や仮定に内在する不確定な要素および今後の事業運営や内外の状況変化等による変動可能性に照らし、実際の業績等が目標と大きく異なる結果となる可能性があります。 また、これらの情報は、今後予告なしに変更されることがあります。従いまして、本情報及び資料の利用は、他の方法により入手された情報とも照合確認し、利用者の判断によって行って下さいますようお願い致します。 本資料内に、医薬品医療機器等法未承認品など、一部地域における未承認、未発売の技術を含む製品、デバイス情報が含まれておりますが、その内容は宣伝広告、医学的アドバイスを目的としているものではありません。また、あくまでも当社の技術開発の一例としてご紹介するものであり、将来の販売をお約束するものではありません 本資料利用の結果生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いません。免責事項Page 2ハイライト第3四半期及び累計実績通期業績見通し売上高： 医療分野を中心に伸長し、3Q累計実績で+23%成長FY2020比でも2桁成長となり、パンデミック前を大きく上回る水準営業利益： 売上回復及び販管費の効率化により、3Q累計営業利益は額・率ともに過去最高*売上高：FY2020（パンデミック前）を超える水準、医療分野は過去最高の見込み営業利益：額は1,440億円、率は約17%と、ともに過去最高を見込む当期利益**：過去最高の1,090億円となる見通し株主還元：年間配当は2円増の14円を予定。自己株式の取得約300億円を見込む*四半期報告書の開示を開始した2009年3月期から**親会社の所有者に帰属する当期利益。2016年3月期までは日本基準、2017年3月期以降はIFRSPage 301 2022年3月期 第3四半期連結業績および事業概況2022年3月期 第3四半期実績 ①連結業績概況12売上高：営業利益： 売上回復および販管費の効率化により、3Q累計の営業利益は額・率ともに過去最高*医療分野を中心に伸長し、連結で+23%の成長。FY2020（パンデミック前）と比較しても大幅な成長3Q累計実績（4-12月）3Q実績（10-12月）（単位：億円）FY2020FY2021FY2022FY2021比FY2020比FY2020FY2021FY2022FY2021比FY2020比為替除きFY2021比為替除きFY2020比為替除きFY2021比為替除きFY2020比売上高5,613 5,136 16,298 +23% +16% +12%+8%1,929 1,971 2,167 +10% +3% +12% +6%売上総利益（売上総利益率）3,676(65.5%) 3,235(63.0%) 4,118(65.4%) +27% +22% +12%+9%+11% +5% +13% +9%+17% +13%+6%+2%+15% +10% +10% +5%販管費（販管費率）その他損益等営業利益（営業利益率）調整後営業利益（調整後営業利益率）税引前利益（税引前利益率）当期利益**（当期利益率）EPS2,782 (49.6%)2,502 (48.7%)2,936 (46.6%)▲47▲86▲93847(15.1%)897(16.0%)805(14.3%)591(10.5%)647(12.6%)21,089(17.3%)735(14.3%)619(12.1%)16(0.3%)1,188(18.9%)1,036(16.5%)877(13.9%)45円1円68円+67%+5,298%——–1,248(64.7%) 1,275(64.7%) 1,416(65.3%) 932(48.3%)887(45.0%)1,022(47.1%)▲28▲44▲68289(15.0%)318(16.5%)271(14.0%)231(12.0%)344(17.5%)389(19.8%)336(17.0%)243(12.3%)327(15.1%)396(18.3%)298(13.7%)253(11.7%)—–▲11%+4%——*四半期報告書の開示を開始した2009年3月期から**親会社の所有者に帰属する当期利益+68% +58% +29% +26%▲5% ▲13% +13% +6%Page 52022年3月期 第3四半期実績 ②内視鏡事業内視鏡事業全体約30%約55%FY2021FY20223,337億円売上高(3Q累計)約10%*四捨五入のため、合計値が100%にならないことがありますFY2022 vs FY2021 3Q（10-12月）売上高成長率円ベース為替影響調整後 消化器内視鏡4%▲3%単位: 億円売上高営業利益その他の損益**営業利益率（為替影響調整後）1Q743124▲42Q970299 ▲23Q3Q累計4Q通期1Q2Q3Q3Q累計1,0542,7671,1703,9371,0001,2061,1313,337316 ▲8739▲13249 ▲46988▲59227▲22390▲10300▲9916▲4016.7%30.8%30.0%26.7%21.2%25.1%22.7%(23.7%)32.3%(31.9%)26.5%(27.0%)27.4%(27.8%)**決算短信に記載の「その他の収益/費用」の数値／***FY2022より、内視鏡事業の消化器内視鏡分野に分類していた気管支鏡につきまして、治療機器事業の呼吸器科に移管しています。FY2021の実績も同様の組替えを行っています。 オーストラリア・韓国を含むアジアパシフィック地域及び日本で好調に推移。「EVIS X1」シリーズの販売が堅調に推移していることに加え、一世代前のスコープ等も増収に寄与。中国・欧州は減収。中国は、予算執行の停滞等が発生したこと及び2Qにおける納入の前倒しも影響。欧州は前年同期に英国等で大型入札案件もあり、減収 厳しい競争環境等により中国では減収となった一方、欧州、北米、日本で好調に推移。欧州ではロシアでの大型入札案件に加え、北米では「VISERA ELITEⅡ」への切り替えを推進 保守サービスを含む既存のサービス契約の安定的な売上、新規契約の増加に加え、新型コロナウイルスの影響からの回復により、中国、欧州を中心に堅調に推移17%10%9%2%7%0% （参考値：社内管理ベース）FY2020比 +5%成長 外科内視鏡 医療サービス合計Page 62022年3月期 第3四半期実績 ③治療機器事業約25%約30%FY2021治療機器事業全体2,037億円売上高(3Q累計)約15%約30%*四捨五入のため、合計値が100%にならないことがありますFY2022 vs FY2021 3Q（10-12月）売上高成長率円ベース為替影響調整後単位: 億円売上高営業利益その他の損益**営業利益率（為替影響調整後）1Q43037▲32Q587 63▲13Q3Q累計4Q通期623 1,640679 2,318132▲3232▲774▲22306▲30FY20221Q636141252Q695162▲43Q3Q累計706136▲82,037438138.5%10.7%21.3%14.1%10.9%13.2%22.1%(23.1%)23.3%(23.0%)19.2%(19.5%)21.5%(21.8%)**決算短信に記載の「その他の収益/費用」の数値／***FY2022より、内視鏡事業の消化器内視鏡分野に分類していた気管支鏡につきまして、治療機器事業の呼吸器科に移管しています。FY2021の実績も同様の組替えを行っています。 消化器科（処置具）11%6%用の製品群の売上が拡大 引き続き症例数が回復傾向にあり、欧州、米国で好調に推移。特にERCP、サンプリング（生検鉗子等）、ESD・EMR20%11% 引き続き症例数が回復傾向にあり、BPH用の切除用電極と尿路結石用破砕装置「SOLTIVE SuperPulsed Laser System」の拡販が奏功した北米が特に好調に推移。欧州はロシアで大型案件もあり、好調に推移13%4% 中国は予算執行の停滞等により減収となった一方、新型コロナウイルスの影響からの回復に加え、Veran MedicalTechnologies社の売上、EBUS-TBNA(超音波気管支鏡ガイド下針生検)で主に使われる処置具や気管支鏡（超音波気管支鏡の新製品を含む）等が好調に推移した北米で大幅な成長を実現 その他の治療領域3% 耳鼻科で好調に推移。特に耳鼻咽喉科向け内視鏡の売上が寄与9%13%6% （参考値：社内管理ベース）FY2020比 +8%成長 泌尿器科 呼吸器科合計Page 72022年3月期 第3四半期実績 ④科学事業約60%約40%FY2021科学事業全体829億円売上高(3Q累計)単位: 億円売上高営業利益その他の損益**営業利益率（為替影響調整後）1Q178▲16▲32Q2261833Q3Q累計2666692703004Q28920通期95949▲13▲12-8.1%10.3%4.4%6.9%5.2%FY20221Q24819▲22Q28346▲13Q3Q累計29749▲2829114▲57.5%(8.1%)16.3%(15.4%)16.4%(15.6%)13.7%(13.3%)**決算短信に記載の「その他の収益/費用」の数値*四捨五入のため、合計値が100%にならないことがありますFY2022 vs FY2021 3Q（10-12月）売上高成長率円ベース為替影響調整後 ライフサイエンス 産業合計Page 80%7%7%15%12% 新型コロナウイルスの影響からの回復に加え、研究所、大学での予算執行が堅調に進むも、前年同期に中国が好調に推移したこともあり、前年並みの水準 全体的な市況回復に伴い、引き続き設備投資状況が改善。5G関連の電子部品や半導体市場が活発であることから工業用顕微鏡が好調に推移。また市場環境に回復傾向が見られる工業用内視鏡、非破壊検査機器も売上増加に寄与4% （参考値：社内管理ベース）FY2020比 +6%成長財政状態計算書営業CFの増加に伴って、現預金が増加Medi-Tate社の買収等により、のれんと無形資産等が増加2021年6月に約7,200万株の自己株式の消却を実施（823億円）2021年12月外債を発行（USD500M）（単位：億円）2021年3月末* 2021年12月末増減額2021年3月末* 2021年12月末増減額流動資産棚卸資産非流動資産有形固定資産無形資産・その他のれん資産 合計5,8011,5896,0342,3922,3681,2746,5731,6706,3562,3822,4281,546+773流動負債+81+323▲10社債及び借入金非流動負債社債及び借入金+60資本+273自己資本比率11,83512,930+1,095負債及び資本合計3,2843154,5963,2373,95533.3%11,8353,3335164,7943,4154,803+49+201+198+178+84837.1%+3.8pt12,930+1,095*2021年3月期に発生したVeran Medical Technologies社、Quest Photonic Devices社の企業結合について、第1四半期連結会計期間、第2四半期連結会計期間及び当第3四半期連結会計期間において暫定的な金額の修正を行っています。これに伴い、2021年3月期の数値を遡及して修正しています。Page 9有利子負債：3,931（2021年3月末比+378）現金及び現金同等物：2,751（2021年3月末比+576）純有利子負債：1,180連結キャッシュフロー計算書FCF：581億円のプラス。Medi-Tate社の買収による216億円の支出、社外転進支援制度の引当金取り崩しに伴う112億円の一時要因を考慮すると、909億円のプラス財務CF： 外債発行による調達の一方、借入金の返済や配当金支払などにより93億円のマイナス（単位：億円）税引前利益営業キャッシュフロー投資キャッシュフローフリーキャッシュフロー財務キャッシュフロー現金及び現金同等物期末残高Page 10第3四半期実績（4-12月）2021年3月期2022年3月期619890▲1,150▲2605201,8771,0361,153▲571581▲932,7512022年3月期第3四半期（4-12月）の主な一時要因営業CF：社外転進支援制度の引当金取崩による支出投資CF：事業・子会社等の取得による支出増減+417+262+579+841▲613+874112億円216億円02 2022年3月期 通期業績見通し通期業績見通し ①連結業績123売上高：営業利益：当期利益*：FY2020（パンデミック前）を超える水準、医療分野は過去最高となる見込み額は1,440億円、率は約17%と、ともに過去最高を見込む過去最高の1,090億円となる見通し（単位：億円）売上高売上総利益（売上総利益率）販売費および一般管理費（販売費および一般管理費率）* その他の収益および費用等営業利益（営業利益率）調整後営業利益（調整後営業利益率）税引前利益（税引前利益率）親会社の所有者に帰属する当期利益*（親会社の所有者に帰属する当期利益率）EPSPage 122022年3月期11月5日公表見通し2022年3月期最新見通し増減前回見通し比為替影響調整後前回見通し比FY2021比FY2020比2021年3月期通期実績**2020年3月期通期実績**8,56018,620+60+1%+60 +1%0%0% +18%+23%+14%+17%5,610(65.5%) 4,000 (46.7%)▲1701,440(16.8%)1,615(18.9%)1,390(16.2%)1,090(12.7%)85円5,670(65.8%) 4,050 (47.0%)▲1801,440(16.7%)1,625(18.9%)1,390(16.1%)1,090(12.6%)85円23+50 +1%+1% +13%+6%-0—0%▲3%+76%+56%——2022年3月期配当年間配当14円を予定*親会社の所有者に帰属する当期利益。2016年3月期までは日本基準、2017年3月期以降はIFRS**「売上高」から「税引前利益」まで、継続事業の金額を表示しています。なお、当期利益は「継続事業からの当期利益」を表示しています。7,3057,5524,595(62.9%) 3,570 (48.9%)4,828(63.9%) 3,812 (50.5%)▲205▲94820(11.2%)1,021(13.5%)768(10.5%)657(9.0%)922(12.2%)1,031(14.1%)866(11.5%)606(8.0%)10円39円通期業績見通し ②セグメント別業績12内視鏡・治療機器： 売上、営業利益ともに医療分野としてパンデミック前を上回る過去最高となる見込み全社消去：ITインフラや品質法規制対応等の運営基盤強化及び業務効率向上に向けた施策の実行のため、修正2022年3月期11月5日公表見通し2022年3月期最新見通し増減前回見通し比為替影響調整後前回見通し比FY2021比2021年3月期通期実績4,5301,2702,7605501,140155130▲25▲5108,5601,440124,5901,3102,7705701,140155120▲25▲5708,6201,440+60+40+10+20000▲10600+1%+3%0%+4%0%0%▲8%0%1%0%0%+1%▲1%2%▲1%▲4%▲8%0億円0%▲3%+17%+33%+19%+87%+19%+213%+31%▲18億円▲54億円+18%+76%3,9379882,318 3069594992▲7▲5167,305820全社・消去営業利益▲60▲60億円▲58億円単位：億円内視鏡治療機器科学その他連結合計Page 13売上高営業利益売上高営業利益売上高営業利益売上高営業利益売上高営業利益03 真のグローバル・メドテックカンパニーに向けてプロダクトパイプライン：内視鏡事業（2022年2月4日時点）経営戦略：内視鏡事業における圧倒的ポジションの強化リユース内視鏡の競争優位性の堅持継続的な技術革新と販売力シングルユース内視鏡によるポートフォリオ拡充リユース内視鏡を補完する製品ラインアップの提供現在の主力製品直近の新製品 / 発売予定の製品 中長期のパイプライン消化器内視鏡 EVIS LUCERA ELITE（日本、中国） EVIS EXERA III（米国、欧州）外科内視鏡 VISERA ELITE II 2D/3D/IR機能（欧州、日本） VISERA ELITE II 2D（米国） VISERA ELITE（中国） VISERA 4K UHD（米国、欧州、日本、中国）消化器内視鏡 EVIS X1（欧州、日本） 十二指腸内視鏡 TJF-Q190V（米国） 内視鏡CADプラットフォーム ENDO-AID消化器内視鏡 EVIS X1（米国、中国） EVIS X1 3D機能 シングルユース十二指腸内視鏡（欧州）外科内視鏡 VISERA ELITE II 3D/IR機能 (米国） VISERA ELITE II 2D/3D/IR機能（中国）外科内視鏡 次世代外科内視鏡システム（欧州、日本）*FY2020を起点に、FY2021からFY2023までのCAGR*注：医薬品医療機器等法未承認品など、一部地域における未承認、未発売の技術を含む製品、デバイス情報が含まれておりますPage 15~6%内視鏡事業年平均成長率*プロダクトパイプライン：治療機器事業（2022年2月4日時点）経営戦略：治療機器事業への注力と拡大消化器科既存の製品領域において製品ラインアップを拡充し、関連する領域での成長拡大泌尿器科前立腺肥大の分野で業界をリードしつつ、製品ラインアップを拡充し、結石処置における競争力を向上呼吸器科オリンパス製品とVeran Medical社製品でシナジーを創出するとともに、BLVR*市場も拡大することにより、肺がん領域のポートフォリオを拡大し、リーダーシップを強化現在の主力製品直近の新製品 / 発売予定の製品 中長期のパイプライン消化器科 Visiglide ESD Knife EZ Clip / QuickClip Pro EndoJaw消化器科 5製品（米国） 5製品（欧州） 6製品（日本） 3製品（中国）泌尿器科 前立腺肥大症治療用切除デバイス ツリウムファイバーレーザー装置 SOLTIVESuperPulsed Laser System（米国、欧州）呼吸器科*** 気管支鏡、超音波気管支鏡 ViziShot スパイレーションバルブシステム泌尿器科 前立腺肥大症低侵襲治療デバイスiTind （米国、欧州）呼吸器科*** 電磁ナビゲーションシステム（米国） シングルユース気管支鏡（米国） 超音波気管支鏡（米国）消化器科 シングルユース胆道鏡泌尿器科 シングルユース尿管鏡呼吸器科*** 電磁ナビゲーションシステム（欧州） EVIS X1 気管支鏡 （米国） シングルユース気管支鏡*Bronchoscopic Lung Volume Reduction **FY2020を起点に、FY2021からFY2023までのCAGR ***FY2022より、内視鏡事業の消化器内視鏡分野に分類していた気管支鏡につきまして、治療機器事業の呼吸器科に移管しています。*注：医薬品医療機器等法未承認品など、一部地域における未承認、未発売の技術を含む製品、デバイス情報が含まれておりますPage 16~8%治療機器事業年平均成長率**治療機器事業：泌尿器科の成長を牽引する製品SOLTIVE SuperPulsed Laser System*より早くより確実な結石破砕に貢献PLASMA+*経尿道的切除術をサポートするTURisシステム用途市場特徴 結石治療の結石破砕術（レーザー） 市場全体の規模 1,800億円／市場成長率 4% 1 オリンパスは、ツリウムファイバーレーザー技術を使った結石破砕装置開発のパイオニアとしてSOLTIVEを導入。クリニカルスタディでは、Holmium: YAG（ホルミウム・ヤグレーザー）と比較し、症例時間を短縮し、コストの低減かつ患者さんのアウトカム向上に貢献することを示す2 2022年3月期3Q累計の売上は計画を20%上回る実績 コア市場での売上およびシェアの継続的拡大、ポートフォリオの強化を図ることにより、今後3年間に亘って、二桁成長を見込む用途市場特徴 前立腺肥大症の経尿道的切除術（バイポーラ） 市場全体の規模 950億円／市場成長率 12% 1 オリンパスは、差別化されたPLASMA技術で長年にわたってリーダーシップを発揮しており、レゼクトスコープ、電極、高周波電源装置の統合プラットフォームを提供 プロダクトリーダーとして、差別化された症例へのソリューションと前立腺肥大症の治療のための電極を提供。統合プラットフォームについては膀胱がんの治療にも対応が可能 患者数および症例数の増加と第3世代システム（PLASMA+）の導入地域を拡大することにより、今後3年間に亘って、1桁半ばの成長を見込む米国、カナダ、欧州、アジアで発売済み欧州、オーストラリアで発売済み米国、アジアではFY2022に発売予定1 結石治療とBPH（前立腺肥大症）の市場規模と市場成長率には、SOLTIVEおよびPLASMA+の適用外の症例、製品カテゴリ（前立腺肥大症低侵襲治療デバイス等）が含まれます。2 Ryan, JR; Nguyen, MH; Linscott, JA; Nowicki, SW; Jumper, BM; Ingimarsson, JP; “PD54-07: Thulium Fiber Laser Results in Shorter Operating Times During Ureteroscopy and Laser Lithotripsy;” The Journal of Urology, September 2021; accessed Nov. 2, 2021.Page 17*注：医薬品医療機器等法未承認品。一部地域における未承認、未発売の技術を含む製品、デバイス情報が含まれておりますFY2022重点施策FY2022グローバル・メドテックカンパニーとしての深化医療ビジネスにおける収益性の高い成長戦略の深化Transform Olympusによる企業体質の更なる改善および基盤強化今後の成長を牽引する製品開発への着実な投資継続サステナブルな社会に資するESGへの取り組みGlobal Business Servicesの推進オリンパスシステムズのアクセンチュアへの株式譲渡が完了コーポレート・ベンチャー・キャピタル「Olympus Innovation Ventures」の設立「Dow Jones Sustainability World Index（DJSI World）」に選定医療分野における戦略的な方針を策定（OLYMPUS Investor Day 2021）科学事業の分社化を正式決定し、新会社の全株式を第三者に譲渡することを念頭に検討Page 18科学事業の分社化の進捗2022年4月1日を効力発生日（予定）として、新たに設立した完全子会社である株式会社エビデントに対し、吸収分割により当社の科学事業を承継させる吸収分割契約を2022年1月14日に締結分割後に株式会社エビデントの全株式を第三者に譲渡することを念頭に置いた検討を実施生物顕微鏡工業用顕微鏡非破壊検査機器工業用内視鏡蛍光X線分析計科学事業の分社化により、医療分野と科学事業のそれぞれの事業特性に合った経営体制を確立することで、持続的な成長と収益性向上に向けた取り組みを加速させ、オリンパスグループ全体の企業価値の向上を図るPage 19参考資料2022年3月期 第3四半期実績 連結営業利益増減要因第3四半期累計実績（4-12月）販売増減+503全事業で売上増加原価率変動+194 増収を主要因として、工場の操業度が改善 前期発生した内視鏡・処置具製品の自主回収費用の減少販管費増減▲318 販売活動の制限緩和による費用の増加 運営基盤強化や収益性改善に向けた投資その他*▲6 Medi-Tate社の段階取得に係る差益 固定資産売却益 Transform Olympus関連費用 科学事業の分社化に向けた費用為替影響+686472021年3月期営業利益Page 22（単位：億円） *その他には、決算短信に記載の「持分法による投資損益」、「その他収益」、「その他費用」が含まれています。10892022年3月期営業利益2022年3月期営業利益2022年3月期 第3四半期実績 連結営業利益増減要因第3四半期実績（10-12月）販売増減+32治療機器事業、科学事業で売上増加344原価率変動+35 増収を主要因として、工場の操業度が改善 前期発生した処置具の自主回収費用の減少販管費増減▲87 販売活動の制限緩和による費用の増加 運営基盤強化や収益性改善に向けた投資その他*▲24為替影響+26科学事業の分社化に向けた費用2021年3月期営業利益Page 23（単位：億円） *その他には、決算短信に記載の「持分法による投資損益」、「その他収益」、「その他費用」が含まれています。3272022年3月期営業利益2022年3月期営業利益2022年3月期 第3四半期実績 セグメント別概況（単位：億円）2021年3月期 2022年3月期前年同期比2021年3月期 2022年3月期 前年同期比3Q累計実績（4-12月）3Q実績（10-12月）売上高営業利益売上高営業利益売上高営業利益売上高営業損益営業損益売上高営業利益2,7677391,6402326693060▲15▲3385,136 6473,3379162,03743882911495▲15▲3646,2981,089+21%+24%+24%+89%+24%+284%+58%0億円+23%+68%▲26億円▲25億円為替影響調整後+14%+18%+17%+82%+17%+252%+54%+1億円+16%+58%1,0541,131316 623132 2662728▲6▲1251,971 3443007061362974933▲3▲1542,167327為替影響調整後0%▲10%+6%▲2%+4%+58%+15%+7%▲5%+13%+3%+12%+78%+17%+2億円+2億円▲29億円▲27億円+10%▲5%+3%▲13%*FY2022より、内視鏡事業の消化器内視鏡分野に分類していた気管支鏡につきまして、治療機器事業の呼吸器科に移管しています。FY2021の実績も同様の組替えを行っています。内視鏡治療機器科学その他全社・消去連結合計Page 24投資等Page 25第3四半期累計実績（4-12月）および通期見通し（億円）FY2021 3Q累計FY2022 3Q累計FY2022 通期見通し（単位：億円）FY2021FY2022850780625586561545620480441研究開発支出* (a)開発費資産化 (b)損益計算書上における研究開発費(a-b)償却費開発資産残高586 11647064599625 12450268601（単位：億円）FY2021FY20222021年9月末2021年12月末研究開発支出*資本的支出**減価償却費*研究開発支出には、開発費資産化(b)の数値が含まれています。／ **資本的支出には、開発費資産化(b)の数値が含まれています。また、2021年3月期よりIFRS第16号「リース」を適用し、資本的支出には下記使用権資産が含まれています。（FY2021 3Q累計：178億円、FY2022 3Q累計：113億円、FY2022 通期見通し：130億円）為替及び為替感応度為替円／USドル円／Euro円／CNY為替感応度（年間）（単位：億円）ドル（1円あたり）ユーロ（1円あたり）人民元（1円あたり）Page 26（単位：円）FY2020 3QFY2020 3Q累計FY2021 3QFY2021 3Q累計FY2022 3QFY2022 3Q累計109120151091211610512516106122151141301811113117FY2022年間見通し11213017売上高営業利益23166810745