ダイセル（4202） – 特別損失の計上および業績予想の修正に関するお知らせ

各 位2022 年２月２日会社名代表者名（コード番号問合せ先（TEL株式会社ダイセル代表取締役社長 小河 義美4202 東証 市場第一部）事業支援本部副本部長（兼）事業支援本部ＩＲ広報グループリーダー 廣川 正彦03-6711-8121）特別損失の計上および業績予想の修正に関するお知らせ当社は、2022 年３月期第３ 四半期連結会計期間において、特別損失を計上いたしました。また、2021 年 11 月５日に公表した業績予想を、下記のとおり修正いたしましたので、お知らせいたします。記1. 特別損失の計上当社では、中期戦略で掲げる ROIC の向上を目指し、採算の低下している事業資産の積極的な圧縮などを推進しています。メディカル・ヘルスケア事業の化粧品原料製造設備について、新型コロナウイルス感染症の影響により市場環境が悪化し、収益性の低下が認められるため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失に計上することといたしました。また、当社の連結子会社であるドイツの医薬品開発製造受託企業(CDMO) Lomapharm GmbH について、株式取得時にのれんを計上しておりましたが、収益性の低下により、投資額の回収が困難であると認められるため、未償却残高の全額について、のれんの減損損失を計上することといたしました。当第３四半期において、減損損失として、97 億 79 百万円を特別損失に計上しております。2. 2022 年３月期 通期連結業績予想の修正（2021 年４月１日～2022 年３月 31 日）売上高営業利益経常利益帰属する親会社株主に当期純利益１株当たり当期純利益百万円448,000462,000+14,000+3.1%百万円38,00049,500+11,500+30.3%百万円42,00053,500+11,500+27.4%百万円24,00029,000+5,000+20.8%円 銭79.5597.05－－393,56831,72334,68319,71365.18前 回 発 表 予 想 （ Ａ ）今 回 修 正 予 想 （ Ｂ ）増 減 額 （ Ｂ － Ａ ）増 減 率 （ ％ ）( ご 参 考 ) 前 期 実 績( 2 0 2 1 年 3 月 期 )3. 修正の理由当第３四半期連結累計期間の経営成績は、コロナ禍による世界的なコンテナ不足や燃料費上昇により販売直接費が増加したものの、販売数量の増加、酢酸市況の上昇、原燃料価格上昇や物流費上昇に伴う販売価格是正、事業構造改革の推進などにより想定を上回る結果となりました。第４四半期においては、原燃料価格の上昇や半導体不足の影響など先行き不透明な状況ではありますが、第３四半期連結累計期間の経営成績、製品の需要や市況の見通し、原料燃料価格前提の見直しなどを踏まえ、2021 年 11 月５日に公表した 2022 年３月期通期連結業績予想を上記の通り上方修正いたしました。なお、当第３四半期に計上いたしました特別損失（減損損失）に関しましては、前回発表の業績予想にて概算値を織り込んでおります。※1．業績予想は、現時点で入手された情報に基づき判断したものであり、実際の業績は様々な要因により、これらの業績予想とは異なることがありうることをご承知おきください。※2．今回発表の第４四半期業績予想における為替や主要原料価格の前提は、為替相場は 115 円/US$、メタノールアジアスポット価格は US$450/ton、ドバイ原油価格は US$75/bbl、国産ナフサ価格は 56,000 円/kl としております。以 上