エイチ・アイ・エス(9603) – 財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関する事項について

URLをコピーする
URLをコピーしました!

開示日時:2022/01/28 17:15:00

損益

決算期 売上高 営業益 経常益 EPS
2018.10 72,855,400 1,802,500 1,895,300 165.42
2019.10 80,851,000 1,754,000 1,729,800 197.66
2020.10 43,028,400 -3,113,000 -3,094,300 -432.66

※金額の単位は[万円]

キャッシュフロー

決算期 フリーCF 営業CF
2018.10 -2,504,300 2,039,700
2019.10 -3,654,100 3,934,400
2020.10 -12,428,300 -5,771,800

※金額の単位は[万円]

▼テキスト箇所の抽出

各 位 2022 年1月 28 日 会 社 名 株 式 会 社 エ イ チ ・ ア イ ・ エ ス 代 表 者 名 代表取締役会長兼社長 社長執行役員 グループ最高経営責任者 澤田 秀雄 (コード番号 9603 東証第一部) 問 合 せ 先 取 締 役 上 席 執 行 役 員 最 高 財 務 責 任 者 矢 田 素 史 (TEL 050-1746-4188) 財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関する事項について 当社は、金融商品取引法第 24 条の 4 の 4 第 1 項に基づき、2022 年1月 28 日に関東財務局に提出いたしました 2021 年 10 月期の内部統制報告書において、開示すべき重要な不備がある旨を記載いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。 1 開示すべき重要な不備の内容 当事業年度の決算の確定作業期間中に、連結子会社2社(株式会社ミキ・ツーリスト及び株式会社ジャパンホリデートラベル)において Go To トラベル事業給付金の申請に関する疑惑があることを把握したため、専門家を含めたメンバーによる調査により、これら疑惑の全容解明と類似事案の有無等の確認が必要であると判断し、2021 年 12 月 8 日に調査委員会を設置し、調査を行いました。 その結果、対象となった子会社2社それぞれから、宿泊の実態がなく、Go To トラベル事業給付金の給付要件を充たさない不適切な給付申請が発見された旨の報告があり、当該実態のない取引に基づいた売上の計上や Go To トラベル事業給付金及び地域共通クーポンの計上等の不適切な会計処理が行われていることが判明しました。 また、株式会社ミキ・ツーリストについては、外部ホテル運営会社と連携して、不適切な給付申請を計画的に行ったと疑われる事実が明らかになりました。 これらの調査により判明した事実は、当社の関係会社に対する管理監督体制や内部監査機能の不十分性、子会社におけるコンプライアンス意識の不足や社長の業務執行に対する監視・監督機能の不十分性、当社グループにおける内部通報制度の不十分性等、当社及び当該連結子会社2社における全社的な内部統制の不備に起因するものであると認識しており、財務報告に重要な影響を及ぼす開示すべき重要な不備に該当すると判断しました。 2 事業年度末までに是正できなかった理由 事実の判明が当事業年度末日後になったためです。 3 開示すべき重要な不備の是正方針 当社は、財務報告に係る内部統制の重要性を認識しており、開示すべき重要な不備を是正するために、調査委員会の指摘・提言を踏まえ、以下の再発防止策を講じて、適切な内部統制の整備及び運用を図ってまいります。 1) コンプライアンス意識の改革 当社のリスク・コンプライアンス委員会の活動を通じ、当社グループのコンプライアンス施策の実施、コンプライアンス意識の向上を図ります 2) 各社取締役会による監督機能の強化 各社取締役会における付議事項の見直しを実施するとともに、十分な検討時間や事前の情報共有、事後の進捗報告等により取締役会の審議の実質化・充実化を図ります。 3) 親会社による子会社管理の強化 当社役職員からの役員任命が行われてこなかった会社について任命要否を検討します。また、関係会社管理規程を見直し、事前承認・報告ルールの周知徹底及び事後チェックを通じて運用状況を改善してまいります。 4) 内部監査の強化 監査項目の見直しを検討してまいります。 5) 不祥事の早期発見のための取組み IT を活用したリスク分析の強化、監査部門の人員補充を含めた監査体制の強化並びに内部通報制度をグループ横断型の制度とし、定期的に制度の周知を図ります。また、グループ各社の経営層に対する定期的なアンケートを通じてコンプライアンス意識の浸透や不正発生への抑止力を高めます。 4 財務諸表及び連結財務諸表に与える影響 上記の開示すべき重要な不備に起因する必要な修正は、重要性が乏しいものを除き全て財務諸表及び連結財務諸表に反映しています。 5 財務諸表及び連結財務諸表の監査報告における監査意見 無限定適正意見であります。 以上

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアしたい方はこちらからどうぞ
URLをコピーする
URLをコピーしました!