アイロムグループ（2372） – 当社子会社によるワクチンおよび遺伝子治療薬の開発・製造に関するMerckとの基本合意書締結のお知らせ

2022年１月26日 会 社 名 株式会社アイロムグループ 代 表 者 名 代表取締役社長 森 豊隆 （コード番号 2372 東証第一部） 問 合 せ 先 役氏電職 取締役 CEOオフィスセンター担当 名 小島 修一 話 03-3264-3148 各 位 当社子会社によるワクチンおよび遺伝子治療薬の 開発・製造に関するMerckとの基本合意書締結のお知らせ 当社の100％子会社である株式会社IDファーマ（以下、「IDファーマ」という）は、世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck（以下、「メルク」という）と、IDファーマが開発を進めているワクチンおよび遺伝子治療薬の開発・製造をメルクがサポートする予定であることを確認する基本合意書を締結し、今後の取り組みについて決定しましたので下記のとおりお知らせいたします。 １．基本合意の概要 ＜基本合意の目的＞ ① ID ファーマが開発中の遺伝子医療医薬品（ワクチンおよび遺伝子治療薬）におけるウイルスベクターの開発・製造の加速 ② 世界中の患者様へより迅速かつ安定的に供給することを目指した ID ファーマのセンダイウイルスベクターを用いた COVID-19（新型コロナウイルス感染症）ワクチン開発の促進 ID ファーマは、今回の基本合意に基づき、メルクより上流工程から下流工程までのバイオプロセス開発におけるコンサルティング、技術サポート、プロセスの最適化サービスや BioReliance®テストサービスを受ける予定です。 今回の基本合意に際し、メルク株式会社の執行役員プロセスソリューション事業本部長の波多野功氏は「メルクは、Mobius®シングルユースバイオリアクターを活用しながらバイオプロセス開発における深い専門知識や技術を提供することによって、ID ファーマが世界中の患者様により早く治療薬を届けるために必要なソリューションを提供する予定です。細胞・遺伝子治療における30年の経験を生かし、ID ファーマが日本における新規遺伝子治療の開発・製造を促進できるよう支援を計画しています。」と述べています。 また、ID ファーマ代表取締役社長 森豊隆は「今回の契約は両社の強みを生かすものです。ID ファーマの基盤技術であるセンダイウイルスベクターの技術力と、メルクのグローバルに展開するバイオプロセスに関する専門知識とノウハウを融合し、建設中の新工場（茨城県つくば市、今夏竣工予定）を拠点に、将来的に製造にかかる時間やコスト削減を目指します。メルクのプロセスおよび開発・製造サポートを受けることで、ID ファーマの技術から創出されるワクチンや治療薬を、一日も早く世界中の患者様へ安定的に供給できる可能性があり、希望と安心に満ちた持続可能な世界の実現に取り組んでまいります。」と述べています。 記 1 ２．業績に与える影響 本合意による2022年３月期および来期以降（2023年３月期以降）の業績への影響については精査中です。当期の業績予想に変更が生じる場合には、速やかにお知らせいたします。 また、来期以降の業績につきましては、各期の連結業績予想数値に織り込んで開示いたします。 メルクについて Merck（メルク）はヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約 58,000 人の従業員が、人々の暮らしをより良くすることを目標に、より楽しく持続可能な生活の方法を生み出すことに力を注いでいます。ゲノム編集技術を進展させることから治療が困難を極める疾患に独自の治療法を発見すること、また各種デバイスのスマート化まで、メルクはあらゆる分野に取り組んでいます。2020 年には 66 カ国で 175 億ユーロの売上高を計上しました。 アイロムグループについて アイロムグループは、『明日への希望をつなぐ医療を目指して進み続ける』という企業理念のもと、創業以来一貫して患者様の生活の質を高めるために、先端医療に関わる技術開発に取り組むとともに、医薬品等の臨床開発を支援しています。それぞれの事業推進の過程で得られたノウハウやネットワーク等を組み合わせてグループ価値を高めながら 、独自のべクター技術を用いたワクチンや遺伝子治療製剤の研究・開発、その先端医療技術を化粧品等に応用した新製品の研究・開発、再生医療の実用化などを推進しています。 以 上 2