ロジスネクス(7105) – 三菱ロジスネクスト SDGsレポート2021

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開示日時:2022/01/14 00:30:00

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損益情報

発表日 売上高 営業益 経常益 EPS
2018/03/31 43,309,200 928,100 974,000 27.54
2019/03/31 44,838,100 1,315,600 1,369,400 66.26
2020/03/31 44,891,800 843,700 876,900 -49.24
2021/03/31 39,149,600 159,500 284,900 -25.19

※金額の単位は[万円]

キャッシュフロー

発表日 フリーCF 営業CF
2018/03/31 1,338,300 3,078,900
2019/03/31 408,100 2,192,500
2020/03/31 1,492,100 4,200,400
2021/03/31 1,535,200 3,348,000

※金額の単位は[万円]

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SocietyEnvironmentGovernance三菱ロジスネクストSDG sレポート2021三菱ロジスネクストについて /トップメッセージ三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要01事業活動を通して地球・社会の持続的発展に貢献していきます。三菱ロジスネクストについて当社はフォークリフトをはじめ、物流システム、港湾荷役システムまでをそろえた総合物流機器メーカーです。ハード・ソフトの両面から最適な物流ソリューションをお客様に提供することを通して、世界中の物流シーンを支えています。サステナビリティ経営のさらなる強化 私たち三菱ロジスネクストグループは「世界のあらゆる物流シーンで、お客様にソリューションを提供し続け、未来創りに貢献する」との企業理念の下、サステナビリティを強く意識した経営をこれまで進めてきました。2020 年度はこうした経営姿勢を社内外にはっきりと示すべく、SDGs に対する基本方針(P2 参照)を定めるとともに、当社が社会とともに持続的に発展していくために注力すべき14 項目のマテリアリティ(重要課題)を特定しました(P3 参照)。 さらに2021 年度は各マテリアリティの達成に向けたグループの取り組みを統括するサステナビリティ会議を設置するなど、活動の代表取締役社長久保 隆実効性を高めるための推進体制の整備にも努めています(P3 参照)。また現在推進中の中期経営計画「Logisnext SolutionS 2023」においても事業活動を通じてSDGs の達成に貢献することは重要な施策の 1つとして掲げています。カーボンニュートラルへの挑戦 気候変動問題を背景に、いま全世界でカーボンニュートラルに向けた動きが加速しています。私たちはこの潮流をリスクではなくむしろ事業拡大のチャンスと捉え、積極的な取り組みを推進していく考えです。2021 年 12 月にはカーボンニュートラルに対する当社の方針を明確化し「グループ全体で 2030 年までにCO2 排出量を40%削減(2017 年度比)、2040 年までにNet Zeroを達成する」という具体的目標を設定しました。今後は自分たちが培ってきた技術や知見を最大限に活かしながら、この目標達成に向けてグループ一丸で挑戦を続けていきます。 総合物流機器メーカーとして当社がハードとソフトの両面で提供する多様な物流ソリューションは、すでに社会の様々なシーンで省エネルギー化に貢献していますが、当社グループには今以上に環境・社会問題の解決に寄与できる高い潜在能力があると私は考えています。たとえば統合前の4 社全てがバッテリーフォークリフトの技術を持ち、特に日本輸送機は日本における同分野のパイオニアとして多くの技術蓄積を有しています。事業面での統合をさらに進め、そうした各社の独自技術や固有のノウハウを融合していくことで、世界の持続可能性により高いレベルで貢献できる、存在感ある企業グループを目指していきます。バッテリーフォークリフト「ALESIS」エンジンフォークリフト「FX」レーザー誘導方式無人フォークリフト「PLATTER Auto」編集方針: 当社の SDGs達成に向けた取り組みをあらゆるステークホルダーの皆様にご理解いただくことを目的に発行 しています。対象期間: 2020年4月1日〜2021年10月31日。ただし、一部記事によっては左記以前からの継続事項も含んでいます。対象組織: 本報告書は、三菱ロジスネクスト株式会社を対象にしていますが、一部記事においては、グループ会社の 記事も含んでいます。基本方針三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要02企 業 理 念経 営 方 針基本理念SDGsに対する基本方針世界のあらゆる物流シーンで、お客様にソリューションを提供し続け、未来創りに貢献する当社は、世界の物流シーンを支える総合物流機器メーカーとして、国連が提唱する「SDGs」に賛同し、事業活動を通じて社会的課題の解決を図り、地球・社会の持続的発展と未来創りに貢献します。法令その他の社会規範を遵守し、誠実かつ公正に事業活動を遂行しますコンプライアンス安 全安全がすべての基本であるという理念の下、常に「安全第一」を心がけます環 境グローバルな視点で地球環境の保全に努め、地域社会の継続的な発展に貢献します従業員個性、創造性、挑戦する姿勢を尊重し、働き甲斐のある職場づくりを目指します品 質日々の研鑽に努め、世界に選ばれる品質を追求し続けますお客様物流に携わるすべての人々に心からご満足いただける商品・サービスを提供します技 術最先端の技術により物流の未来に新しい価値を創造しますグローバルな視点で地球環境の保全に努めます。① 地球環境の保全② 地域社会の発展地域社会の継続的な発展に貢献します。③ 人材の育成ステークホルダーと良好な関係を構築し、事業活動を通じて社会的課題の解決を図り、従業員一人ひとりの人権、個性、創造性を尊重し、働きがいのある職場環境の提供と個人の成長を支援し、グローバル社会を支える人材を育成します。④ コーポレート・ガバナンスの強化誠実かつ公正な事業活動を遂行し、企業としての社会的責任を果たすため、実効性のあるコーポレート・ガバナンス体制を確立します。3カ年中期経営計画Logisnext SolutionS 2023企業理念に基づき、 3つの基本戦略からなる中期経営計画『Logisnext SolutionS 2023』を策定しました。経営統合後、初めての中期経営計画であり、2021 年度から 2023 年度を最終年とした、さらなる飛躍に向けた当社にとって極めて重要なものと位置付けています。企業耐力の強化12成長戦略の推進ブランド力向上3既存事業の強化各地域での売上と利益の拡大を図るとともに、固定費削減や組織再編により、大きな経済変動にも耐えうる力を強化。固定費・変動費の改善調達コストや輸送費の削減はもとより、部品の内製化や労務費の見直しにも踏み込み、徹底的なコスト低減を推進。ソリューション事業の推進による事業領域拡大有人フォークリフトはもちろん、AGV/AGFを中心とした自動化、無人化ニーズに対してハードとソフトの両面でお客様の物流課題への提案内容を拡充。販売ネットワーク再編・強化による利益創出日本、米州、欧州、APAC、中国それぞれの地域ごとの戦略により、統合のメリットを最大化。市場ニーズを捉えた商品開発によるシェアアップ三菱重工業(株)との協業により、スピード感のある商品開発と技術開発を実現。「Logisnext」ブランドの活用と認知度向上カテゴリーブランド※の強みを生かし、物流ソリューションの総合メーカーとして「Logisnext」の認知度アップを図る。「Logisnext」を核に新しい企業文化の醸成 グループ人材の育成を中心に、全社の一体感と組織力を強化。持続的成長の原動力として、企業文化の醸成に繋げる。SDGsの達成に貢献し、持続的な社会の実現と企業価値の向上を目指す。※ 三菱フォークリフト、ニチユバッテリーフォークリフト、  ニチユ物流システム、TCMフォークリフト、TCM 特殊搬送車両基本方針三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要03SDGs への貢献マテリアリティ(重要課題)の特定サステナビリティ推進体制の確立 「SDGs(持続可能な開発目標)」は、2030 年までの国際 当社の事業としての重要性とステークホルダーの関心・影響 「世界のあらゆる物流シーンで、お客様にソリューション開発目標であり、すべての国に適用される普遍的な目標です。を考慮し、当社のマテリアリティとして14項目を特定しました。を提供し続け、未来創りに貢献する」という企業理念を実現持続可能で多様性と包摂性のある世界を実現するための マテリアリティの各活動については、KPIを設定し、毎期するためには、当社の成長だけではなく、環境・社会課題の17 のゴールと169 のターゲットで構成されています。実績を評価し公表します。ただし、研究開発や製品に関する解決を同時に実現する必要があるものと考えています。 当社は事業活動を通して、SDGs の達成に貢献します。項目などKPIによる評価が難しいものは、その期の取り組み 当社は 2021 年 12月、部門を横断するテーマを含む社内などを紹介します。注力するSDGs 項目当社のマテリアリティ■ E(環境) ■ S(社会) ■ G(ガバナンス)つなげることを目的とし、「サステナビリティ会議」を設置 特定したマテリアリティに関する項目を整理し、主要な 8 項目を、当社が特に注力するものとして設定しました。ステークホルダーの関心・影響■ 環境配慮製品の提供■ お客様満足の追求■ 環境負荷低減■ 製品の品質・安全性確保■ リサイクル・■ サプライチェーン・  リマニュファクチャリング  マネジメント■ 人材の多様性確保■ 人材育成■ コーポレート・ガバナンス■ 働きがい・労働生産性■ コンプライアンス■ リスク管理■ 地域・社会貢献■ 労働安全衛生のサステナビリティに関する取り組み全体を経営陣が統括し、集中的な議論と検討を通じて、実効性の高い取り組みにしました。 「サステナビリティ会議」の主な役割は、マテリアリティの特定と課題に対する方針・対応の承認、サステナビリティに関する全社の活動の取りまとめ、取り組みの推進・フォロー、必要に応じて臨時会議を開催します。 また「サステナビリティ会議」の下には、各マテリアリティの活動分野ごとに分科会を設置しています。分科会は責任者と責任組織を置き、関連部門をメンバーとしています。各マテリアリティに対する方針と目標を分科会ごとに設定  (製品再生)取締役会への報告などです。毎年 3 回の定例会議のほか、事業としての重要性し、取り組みを推進していきます。(推進体制図は次ページ)基本方針三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要04サステナビリティ推進体制図報告監督・助言取締役会サステナビリティ会議審議・報告・フォロー地域社会の発展(cid:12255)お客様満足の追求事務局(cid:12255)サプライチェーン・ マネジメント人材の育成コーポレート・ガバナンスの強化(cid:12255)人材の多様性 確保(cid:12255)人材育成(cid:12255)働きがい・ 労働生産性(cid:12255)労働安全衛生(cid:12255)コーポレート・ ガバナンス(cid:12255)コンプライアンス(cid:12255)リスク管理分科会基本方針地球環境の保全マテリアリティ(cid:12255)気候変動対応(cid:12255)製品の品質・ 安全性確保(cid:12255)環境配慮製品の 提供(cid:12255)環境負荷低減(cid:12255)リサイクル・ リマニュファクチャ リング活動分野気候変動環境活動 /EMS品質確保 /QMS製品開発営業 /サービス(国内)営業 /サービス(海外)SCM多様性確保 / 人材育成 / 環境整備コーポレート・ガバナンスの高度化分科会カーボンニュートラル推進委員会環境管理委員会品質分科会製品開発分科会国内営業分科会海外事業分科会人材育成分科会CG 分科会CSR 調達推進分科会デジタル変革対外発信/ 対話IR広報 /SRDX 推進分科会(DX 推進チーム(責任者:社長、責任組織:経営戦略室))IR 分科会(責任者:CFO、責任組織:財務企画部)広報分科会(責任者:管理本部長、責任組織:総務部)ESG環境E三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要052040年カーボンニュートラルに向けて 目標に向けた取り組みと体制 カーボンニュートラル社会の実現は地球規模の課題です。当社は、「世界のあらゆる物流シーンで、 三菱ロジスネクストの事業活動に伴うCO2 排出量削減へお客様にソリューションを提供し続け、未来創りに貢献する」を企業理念として掲げる中、その基盤である地球環境の維持は取り組むべき最優先の課題です。脱炭素分野での実績を誇る三菱重工グループの一員として、気候変動対策をリードしていくことが当社のミッションであると考えています。当社は三菱重工グループの2040年カーボンニュートラル実現に向けて事業や製品・サービスの脱炭素化・電化・知能化を実現、提供していきます。 の取り組みとして、1) 生産性の向上 2) 省エネ活動の推進 を推進していきます。 3) 三菱重工グループの革新的脱炭素技術の導入  お客様の CO2 排出量削減に向けた製品・サービスの取り組みとしては、 1) エネルギー効率の良いバッテリーフォークリフト2) 港湾物流の脱炭素化に寄与する省エネ荷役機器3) 物流の効率化を実現する物流ソリューションの開発・提供を通じて推進していきます。  また、カーボンニュートラル実現には、森林の果たす役割は大変重要です。当社は森林の保全や植林についての取り組みも検討していきます。 CO2 排出量の削減目標 目標年2030 年2040 年三菱ロジスネクストの事業活動に伴うCO2 排出量削減▲40%(対2017 年度)Net Zero 当社はグローバル全体での CO2 排出量(Scope1,2※)を、2040 年までにNet Zero に致します。また、その中間目標として、2030 年までに40%削減(2017年度比)します。 これは、生産を中心とした事業活動に伴う当社グループの工場・事務所等からの CO2 排出量の削減です。  当社はこのような活動を推進するために、サステナビリティ また、当社は製品・サービスを通じてお客様のCO2 排出量会議の下、気候変動対応分科会として社長をリーダーとする削減に貢献します。三菱重工グループはグループ全体で2040年カーボンニュートラル推進委員会を設置し、環境管理委員までにバリューチェーン全体からのCO2排出量を Net Zero に会と共により強力に活動を推進していきます。 することを宣言しております。当社も物流シーンにおける製品やサービスの提供を通じてその目標達成に取り組んでいきます。 ※ 温室効果ガス(GHG)排出量の算定と報告の国際基準である GHG  プロトコルにおける Scope1,2三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要06環境配慮製品の開発・提供エコノミーな運転を可能としています。港湾・臨海部における荷役機器の脱炭素化推進 また、バッテリー化が進む欧州市場向けに、エンジン カーボンニュートラルへの物流ソリューション分野として、フォークリフト代替として使用可能な、パワーとパフォー当社は港湾におけるCO2 排出量削減へ向けた取り組みを最新鋭の脱炭素・低炭素製品の開発・提供マンスを持ちつつ、クラス最高の電費を実現する新型車三菱重工業と共に開始しています。将来的なゼロカーボン 当社は脱炭素社会の実現に向けて、クリーンでエネルギーEDiA XL の開発を行いました。実現を視野に入れた荷役機器の新モデル開発や既存機器の効率の良いバッテリーフォークリフトを普及させるべく、電費 一方で当社は様々な環境下でエンジンフォークリフトを水素燃料電池化などを通じ、カーボンニュートラルポート(エネルギー消費)改善や、中型エンジンフォークリフトにお使いになるお客様のご要望にお応えするために、各地域で実現に貢献します。代わるバッテリーフォークリフトのラインナップ拡充に取り年々厳しくなる排出ガス規制に適合したエンジンフォーク 2022 年秋に発売予定のタイヤ式門型クレーン(写真③)組んでいます。リフトを継続して開発・提供しています。2020年に市場投入の新モデルは、従来のハイブリッド型で使用される蓄電池 2019 年に市場投入した新型バッテリーフォークリフトした新型エンジンフォークリフトFDシリーズ(写真②)では、の容量はそのままに、ディーゼル発電機のエンジン排気量・ALESIS(写真①)は、2020 年には積載荷重 3.5トンまで排出ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)を大幅に低減する出力を抑えた上、最適かつ効率的な燃焼制御をすることでラインナップを拡大し、海外向けの市場投入を開始しました。尿素 SCR※システムを搭載し、ハイパワーとクリーンな排出国土交通省の排出ガス規制(4 次基準値)に対応します。これ同シリーズは環境にやさしく長 時間 稼働を可能とするガスを両立しました。ECOモード機能を搭載し、電力消費を抑えたエコロジー&※ Selective Catalytic ReductionによりCO2をはじめ NOx(窒素酸化物)、PM(黒煙粒子状物質)の排出量を削減するとともに、従来比15%以上の燃費改善を見込んでいます。また、この新モデルは、ディーゼル発電機を固体高分子形燃料電池に換装可能な仕様での開発を進めています。近い将来、ディーゼル発電機と同等に出力可能な固体高分子形燃料電池が市場で流通することが予測されており、これらの燃料電池を既存発電機と換装することで CO2 排出量ゼロに対応することが可能となります。 さらに、フォークリフトについてもまずは積載荷重 1.75トンのフォークリフトで燃料電池車(写真④)を試作し、実用化に向けて市場での試験を実施しています。① 新型バッテリーフォークリフト「ALESIS」② 新型エンジンフォークリフト「FD」シリーズ③ タイヤ式門型クレーンエコノミーな運転を可能としています。港湾・臨海部における荷役機器の脱炭素化推進改善を見込んでいます。また、この新モデルは、ディーゼル3R の取り組み また、バッテリー化が進む欧州市場向けに、エンジン カーボンニュートラルへの物流ソリューション分野として、フォークリフト代替として使用可能な、パワーとパフォー当社は港湾におけるCO2 排出量削減へ向けた取り組みを発電機を固体高分子形燃料電池に換装可能な仕様での開発環境負荷低減を進めています。近い将来、ディーゼル発電機と同等に出力 それぞれの部会での活動を通じて、様々な環境負荷低減 地域貢献活動のひとつとして、地域の清掃美化活動に活動に取り組んでいます。 3R※の取り組みとして、社内で不要となった備品の有効最新鋭の脱炭素・低炭素製品の開発・提供マンスを持ちつつ、クラス最高の電費を実現する新型車三菱重工業と共に開始しています。将来的なゼロカーボン可能な固体高分子形燃料電池が市場で流通することが予測環境専門部会の設置 当社は脱炭素社会の実現に向けて、クリーンでエネルギーEDiA XL の開発を行いました。実現を視野に入れた荷役機器の新モデル開発や既存機器のされており、これらの燃料電池を既存発電機と換装する 廃棄物削減、省エネルギー、環境改善に寄与する製品活用に、各部署が地道に取り組んでいます。ごみ焼却や埋立効率の良いバッテリーフォークリフトを普及させるべく、電費 一方で当社は様々な環境下でエンジンフォークリフトを水素燃料電池化などを通じ、カーボンニュートラルポートことで CO2 排出量ゼロに対応することが可能となります。開発など、環境負荷低減活動には組織横断的な活動が多く、処分などの環境負荷を低減し、資源を有効に使う「循環型(エネルギー消費)改善や、中型エンジンフォークリフトにお使いになるお客様のご要望にお応えするために、各地域で実現に貢献します。 さらに、フォークリフトについてもまずは積載荷重 1.75全社または複数の部署が協力して取り組まなければ目に社会」の実現につながるものと信じて継続して活動して代わるバッテリーフォークリフトのラインナップ拡充に取り年々厳しくなる排出ガス規制に適合したエンジンフォーク 2022 年秋に発売予定のタイヤ式門型クレーン(写真③)トンのフォークリフトで燃料電池車(写真④)を試作し、実用見えて効果が現れにくいものになっています。そのため、います。組んでいます。リフトを継続して開発・提供しています。2020年に市場投入の新モデルは、従来のハイブリッド型で使用される蓄電池化に向けて市場での試験を実施しています。当社では、環境行動指針に重要項目を定め、環境保全部会、地域清掃活動への参加参加しています。 びわ湖の水環境、生態系、景観の保全に役立っているヨシの健全な育成を促す自然保護のボランティア活動として「伊庭内湖ヨシ刈り」に参加しているほか、安土工場に隣接する水路を受け持ち範囲として、地域住民の皆さんとともに、堆積した泥・砂、水草などを水路から回収する「おいそクリーンアップ大作戦」、滋賀工場地元自治会との協働による「三明川除草作業」(写真⑥)に参加しています。 コロナ禍の中で一部の清掃美化活動が中止となりましたが、今後も地域社会との関わりを重視して活動を継続していきます。 2019 年に市場投入した新型バッテリーフォークリフトした新型エンジンフォークリフトFDシリーズ(写真②)では、の容量はそのままに、ディーゼル発電機のエンジン排気量・ALESIS(写真①)は、2020 年には積載荷重 3.5トンまで排出ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)を大幅に低減する出力を抑えた上、最適かつ効率的な燃焼制御をすることでラインナップを拡大し、海外向けの市場投入を開始しました。尿素 SCR※システムを搭載し、ハイパワーとクリーンな排出国土交通省の排出ガス規制(4 次基準値)に対応します。これ同シリーズは環境にやさしく長 時間稼 働を可能とするガスを両立しました。ECOモード機能を搭載し、電力消費を抑えたエコロジー&によりCO2をはじめ NOx(窒素酸化物)、PM(黒煙粒子状物質)の排出量を削減するとともに、従来比15%以上の燃費三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要07製品環境部会、省エネルギー部会、物流・梱包部会の 4つ計画的な環境投資の部会を設け、EMS※実施計画に基づき、活動を推進して 工場内の水銀灯・蛍光灯を発光効率の良い LED 器具に順次更新してきました。(写真⑤)他にも2020 年度は、コンプレッサーの更新による省エネ化などを実施し、CO2 排出量を約 65トン削減しました。※ リデュース、リユース、リサイクルいます。※ 環境マネジメントシステム全社及び環境専門部会の活動 環境保全部会では、主に廃棄物の削減・再資源化、地域貢献活動など環境啓発活動に関して活動しています。 製品環境部会では、主に省エネルギー、含有化学物質管理など環境に配慮した製品開発やグリーン調達に関して活動しています。 省エネルギー部会では、主にエネルギー、水、原材料などの消費効率を高め、環境に配慮した生産活動の推進に関して活動しています。 物流・梱包部会では、主に輸送効率の向上、梱包資材の低減などに関して活動しています。④ 燃料電池フォークリフト⑤ 工場の照明をLED化三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要083R の取り組み それぞれの部会での活動を通じて、様々な環境負荷低減活動に取り組んでいます。地域清掃活動への参加参加しています。 地域貢献活動のひとつとして、地域の清掃美化活動にリサイクル・リマニュファクチャリング環境専門部会の設置 3R※の取り組みとして、社内で不要となった備品の有効 びわ湖の水環境、生態系、景観の保全に役立っているヨシリサイクル原料資材の活用 廃棄物削減、省エネルギー、環境改善に寄与する製品活用に、各部署が地道に取り組んでいます。ごみ焼却や埋立の健全な育成を促す自然保護のボランティア活動として 海上輸送時の環境負荷低減に向けた施策として、強化図り資源の再利用を促進しています。開発など、環境負荷低減活動には組織横断的な活動が多く、処分などの環境負荷を低減し、資源を有効に使う「循環型「伊庭内湖ヨシ刈り」に参加しているほか、安土工場に隣接段ボール梱包(写真⑦)への切り替えを実施しました。これ また、豊富な業務経験が必要な中古車査定員に代わり、全社または複数の部署が協力して取り組まなければ目に社会」の実現につながるものと信じて継続して活動してする水路を受け持ち範囲として、地域住民の皆さんとともによりコンテナの積載効率の向上も同時に目指します。AIを活用して車両データ及び過去の価格データから中古車中古車販売 新車下取り車やリース・レンタル終了後の車両を他企業とのコラボレーションにより中古車販売(写真⑧)やレンタル用として貸し出すことでリサイクル製品のイメージアップを査定ができるシステムを構築中です。人のノウハウに依存しない仕組みの確立による業務効率化に取り組んでいます。見えて効果が現れにくいものになっています。そのため、います。当社では、環境行動指針に重要項目を定め、環境保全部会、製品環境部会、省エネルギー部会、物流・梱包部会の 4つ計画的な環境投資の部会を設け、EMS※実施計画に基づき、活動を推進して 工場内の水銀灯・蛍光灯を発光効率の良い LED 器具にいます。順次更新してきました。(写真⑤)他にも2020 年度は、コンプレッサーの更新による省エネ化などを実施し、CO2 排出量を約 65トン削減しました。に、堆積した泥・砂、水草などを水路から回収する「おいそクリーンアップ大作戦」、滋賀工場地元自治会との協働による「三明川除草作業」(写真⑥)に参加しています。 コロナ禍の中で一部の清掃美化活動が中止となりましたが、今後も地域社会との関わりを重視して活動を継続していきます。⑦ 強化段ボール活用前の木材梱包全社及び環境専門部会の活動 環境保全部会では、主に廃棄物の削減・再資源化、地域貢献活動など環境啓発活動に関して活動しています。 製品環境部会では、主に省エネルギー、含有化学物質管理など環境に配慮した製品開発やグリーン調達に関して活動しています。 省エネルギー部会では、主にエネルギー、水、原材料などの消費効率を高め、環境に配慮した生産活動の推進に関して活動しています。 物流・梱包部会では、主に輸送効率の向上、梱包資材の低減などに関して活動しています。⑥ 三明川除草作業⑦ 強化段ボール梱包⑧ オリジナルデザイン中古車三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要09環境方針・環境行動指針グローバルな視点で地球環境の保全に努め、地域社会の継続的な発展に貢献します環境方針環境行動指針三菱ロジスネクスト株式会社及びその関連会社は、環境方針にもとづき、フォークリフト等の産業車両、物流システム及び物流関連商品の開発・製造・販売・サービスを中心にした事業活動において、持続的な環境負荷の低減と社会の環境改善を目指して、次のとおり積極的に活動する。1.2.3.地球環境の保護と調和を経営の最重要課題のひとつとして位置づけ、社業を通じて、環境保護への取り組みを継続的かつ計画的に進める。当社の事業活動が環境に与える影響を的確に捉え、環境保護活動を推進するとともに、環境汚染の予防に努める。環境関連の法規、条例及び協定、当社が同意するその他の要求事項を順守し、自主基準を策定して環境保護に取り組む。4.当社の事業活動における環境影響を考慮して、以下を重要項目として取り組む。(1)(2)(3)(4)環境に配慮した製品づくりを行う。事業活動に伴う産業廃棄物の減量化、再資源化及び適正処理化を行う。原材料及び燃料・エネルギーの消費効率を高め、製造時の環境保護を図る。製品 / 部品の物流時における輸送効率の向上及び梱包資材の削減に努め、環境負荷を低減する。5.この環境行動指針は、社内教育及び啓蒙活動を通じて全従業員及び全構内業者に周知するとともに一般にも開示する。上記の環境行動指針にもとづき、技術的、経済的に可能な範囲で環境目的・目標を設定するとともに定期的に見直し、環境パフォーマンス向上を目指して、環境マネジメントシステムの継続的な改善を図る。三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要10環境への取り組み京都滋賀安土法令順守 燃えるごみ(一般廃棄物)廃棄量CO2 排出量水 質京都、安土工場では在宅勤務の影響で減少傾向にありますが、滋賀工場では在籍人員増加の影響もあり前年度比で増加しています。分別ルールは浸透しており、各職場の協力により廃棄量抑制に努めます。(トン)100(トン-CO2)10,000滋賀工場で空調機増設はありましたが、3 工場とも生産減により前年度より減少しました。滋賀、安土工場では、浄化槽排水処理施設を設置し、工場の汚水及び工程排水を浄化しています。浄化した水は、近隣河川の支流水路に放流しています。京都工場でも、適正処理を行った後、下水道へ排水しています。工場測定項目単位規制値実測値500(千 kWh)10,0005,000020162017201820192020(年度)20162017201820192020(年度)測定日:(京都)2021 年 3 月24日 (滋賀)2020 年 6 月26日 (安土)2020 年 11 月13日電気消費量水消費量京都、安土工場では、生産減により、前年度より減少しました。滋賀工場では、空調機増設の影響により前年度より増加しました。生産減、在宅勤務などの影響により3 工場とも前年度より減少しました。(千 m3)10020162017201820192020(年度)20162017201820192020(年度)測定日:(京都)2021 年 3 月22日 (滋賀)2021 年 1 月18日 (安土)2020 年 11 月13日京都浮遊物質量(SS)ノルマルヘキサン抽出物質pH生物化学的酸素要求量(BOD)亜鉛pH生物化学的酸素要求量(BOD)化学的酸素要求量(COD)滋賀浮遊物質量(SS)窒素燐pHノルマルヘキサン抽出物質生物化学的酸素要求量(BOD)浮遊物質量(SS)窒素燐mg/Lmg/Lmg/Lmg/Lmg/Lmg/Lmg/Lmg/Lmg/Lmg/Lmg/Lmg/Lmg/L52303070121.23.04040901217.03.04.00.60.90.17.177.66.31.2測定日:(京都)2021 年 1 月20日 (滋賀)2021 年 3 月2日 (安土)2021 年 3 月5日0.1未満臭 気定期的に敷地境界において悪臭測定を実施しています。測定項目規制値実測値工場京都滋賀安土トルエンキシレントルエンキシレントルエンキシレン単位ppmppmppmppmppmppm5〜9mg/L6007.9124mg/L60046.42.0未満騒 音0.2未満定期的に敷地境界での騒音測定を実施しています。6.5〜8.0工場測定項目単位規制値実測値京都騒音滋賀騒音安土騒音8:00〜18:0018:00〜22:008:00〜18:0018:00〜22:008:00〜18:0018:00〜22:00dBdBdBdBdBdB0.5未満6〜8.5大 気定期的に温風暖房機の大気測定や各地域の条例に定める有害物質の測定を行っています。測定項目単位規制値実測値ばいじんℊ/m3N0.001工場京都滋賀温風暖房機(都市ガス)コジェネ発電設備空調設備NOxppmばいじんℊ/m3Nばいじんℊ/m3Nm3N/hvolppmm3N/hppmm3N/hppmSOxNOxSOxNOxSOxNOx0.10150−−6000.10−1500.201.2180ばいじんℊ/m3N安土温風暖房機(重油)測定日:(京都)2021 年 1 月12日 (滋賀)2021 年 3 月8日・2020 年 7 月10日 (安土)2021 年 2 月4〜5日1011011017060656070700.1未満0.1未満1未満0.1未満1未満0.1未満645165−534933059−−−−320.0190.01571単位京都滋賀安土京都滋賀安土OUTPUT単位項目CO2トン3,0686,2953,287安土化学的酸素要求量(COD)環境負荷の全体像(2020年度)INPUT項目電力千 kWh5,4678,4684,414都市ガス千 m34421,204A重油灯油軽油ガソリンLPG水kℓkℓkℓkℓm3千 m3̶̶3616̶2244213828745,767529192̶̶̶̶12化学物質(PRTR排出量)トン3479.28.7一般廃棄物トン13328産業廃棄物トン560794176化学物質(PRTR移動量)トン3743.710.15,0000500三菱ロジスネクスト三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要11S社会お客様満足の追求表示します。異常停止・充電中などの状態を周囲の作業者に分かりやすく これからも自律誘導化などAGV・AGFのインテリジェント省人化・無人化製品の開発、提供化を推進し、より効率的でフレキシブルな AGV・AGFシス 当社は急速な人手不足を背景とした物流現場におけるテムを開発することで、自動化が困難であった物流現場の自動化ニーズに応えるために安全かつ環境にやさしい高性能高度自動化ニーズに応えていきます。な無人搬送車(AGV)と無人フォークリフト(AGF)の開発を進めています。 レーザー誘導方式 AGF(写真⑨)は、床面工事が不要なことから環境負荷を大幅に低減させ、工事ができない貸し倉庫などへの AGF 導入を可能としました。さらに、有人フォークリフトと同じレベルの処理能力(スループット)と小 回り性 能を有したAGF の開 発を進め、これまで有 人フォークリフト作業が主力であった物流現場への AGF 導入⑨ 省人化・無人化製品を推進し、物流の自動化に貢献します。 特にコロナ禍の中で eコマース市場が拡大し、「非接触安全啓発活動⑩ 安全DVD⑪ KYTカレンダー⑫ 安全講習会実施実績開催回数参加延べ人数49,40144,52846,90644,88245,00031,5653,4804,0034,2694,2264,2784,500化」「自動化」のニーズが高まる物流倉庫では、AGF の需要 フォークリフトをはじめとした産業界の労働災害を防止がさらに増加しています。するため、当社販売会社はお客様向けの安全啓発・促進活動※1 新型コロナウイルス感染防止のため1回の参加人数を縮小 ※2 目標値2016 2017201820192020※12021※2(年度) これらのニーズに応え、従来製品以上に作業効率向上にを実施しています。また、活動促進のため安全 DVD(写真貢献できる製品「プラッターオートHタイプ」を2021 年 8月⑩)の制作・販売をはじめ様々なツール(写真⑪)を提供して運転資格講習の開催に発売しました。従来の AGFにおける、有人フォークリフトいます。その他にもお客様のニーズに合わせた安全講習会 最大荷重 1トン以上のフォークリフトの運転作業に従事に比べて荷役・走行速度が遅く、荷物の出し入れに必要なの開催(グラフ⑫)、厚生労働省が実施している「全国安全する方は、労働安全衛生法に基づく運転技能講習の修了が通路幅が大きいという課題をクリアし、物流現場でより活躍週間」に合わせた安全ポスターの配布等、社会全体の安全義務づけられています。当社はフォークリフト、ショベルできる製品になりました。人と機械が共に作業する現場に意識の向上に貢献するべく取り組んでいます。ローダーのメーカーとしてユーザーの皆様の安全を第一に備えて安全性にも配慮しており、車両の全周囲をカバーする障害物センサーを配置するほか、4色LEDライトが待機・願い、労働局長登録教習機関として全国 2カ所で講習会を開催しています。安全性を高める製品オプションの提案 当社は「あらゆる操作が安全にできる」「誰もが簡単に操作できる」をコンセプトに安全・安心にこだわり抜いた商品力を持つフォークリフトを中心とした物流機器を提供しています。 2022 年度には、優れた環境性能を実現した新型エンジンフォークリフト「ERSIS(エルシス)」(写真⑬)を発売します。低騒音・低振動設計、パワフルな作業性能を持つとともに、段差走行時の振動・衝撃を低減する「グッドランニングシステム」(写真⑭、図⑮)や、シートベルト解除時走行不可、駐車ブレーキ ON 時走行不可、LPG 残量少時始動不可のインターロックなどをオプション設定し、安全機能を拡充させています。 また、LVS(フォークリフト稼 働 管 理システム)をオプション設定し、作業現場の「見える化」を実現します。三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要12ともに、段差走行時の振動・衝撃を低減する「グッドラン⑭ グッドランニングシステム 振動・衝撃吸収率 これらのお客様との接点を増やす取り組みにより、お客様● オンラインショールーム『Logisnext EXPO』(写真⑰)の開催 2020 年度より、コロナ禍の中での新たな取り組みとしてオンラインショールーム「Logisnext EXPO」を開催しています。実際の催事会場にご来場いただくのでなはく、インターネット上で360°バーチャル空間を歩きながら見渡すことができる感染リスクのない新しい展示会であり、当社のソリューションやサービスについて様々な情報を発信しています。ニーズをタイムリーかつ正確に把握することでお客様満足の提供に取り組んでいます。安全性を高める製品オプションの提案 当社は「あらゆる操作が安全にできる」「誰もが簡単に操作できる」をコンセプトに安全・安心にこだわり抜いた商品力を持つフォークリフトを中心とした物流機器を提供しています。 2022 年度には、優れた環境性能を実現した新型エンジンフォークリフト「ERSIS(エルシス)」(写真⑬)を発売します。低騒音・低振動設計、パワフルな作業性能を持つとニングシステム」(写真⑭、図⑮)や、シートベルト解除時走行不可、駐車ブレーキ ON 時走行不可、LPG 残量少時始動不可のインターロックなどをオプション設定し、安全機能を拡充させています。 また、LVS(フォークリフト稼 働 管 理システム)をオプション設定し、作業現場の「見える化」を実現します。運転資格講習の開催 最大荷重 1トン以上のフォークリフトの運転作業に従事する方は、労働安全衛生法に基づく運転技能講習の修了が義務づけられています。当社はフォークリフト、ショベルローダーのメーカーとしてユーザーの皆様の安全を第一に願い、労働局長登録教習機関として全国 2カ所で講習会を開催しています。⑮ グッドランニングシステム 構造図お客様とのコミュニケーション 当社製品をご購入いただいたお客様と中長期にわたって良好な関係を構築する手段として、販売会社によるお客様とのコミュニケーション活動を支援するために、次のような取り組みを定期的に行っています。● 「お客様アンケート」の実施⑯ 販促誌『monogram』⑬ エンジンフォークリフト「ERSIS」● 販促誌『monogram』の発行(写真⑯)⑰ オンラインショールーム『Logisnext EXPO』三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要13製品の品質・安全性確保 また、従業員が市場クレームの現状と不具合内容を直に発注集約を進めています。見られる機会として開催している不具合品展示会(写真⑱) このところ、半導体や電子部品をはじめとした供給問題がは、従来の現物展示会とあわせて新たにWEB 展示会を開催頻発し生産リスクが高まっていますが、コアサプライヤとのできませんでしたが、リモート会議や動画配信方式(写真⑲)により、これまで以上に密度の濃い有益な情報提供を行い、サプライヤからの理解と納得を得られる取り組みを品質方針しました。密接な情報共有により、リスク軽減に努めています。引き進めています。 2021 年度は下記4項目の品質方針を策定し、当社で働く 全社品質改善報告会では、品質統括室から当社の品質続きコアサプライヤとの相互連携・協力関係を強化し、コロナすべての従業員に周知徹底しています。この方針に基づき、管理状況報告、全社の品質改善活動・パフォーマンス向上禍の中での危機局面に対応していきます。当社製品の開発や製造のほか、すべてのオペレーションのにつながる活動の機会と品質維持・向上に努めています。する内容を紹介しました。現地調達の推進とサプライヤ監査1. お客様に安心、安全な商品とサービスを提供し、顧客満足日々の品質改善活動の取 海外生産拠点では、地産地消を原則とした現地サプライヤり組みを通して経営方針でからの調達(現調化)を推進することで、日本からの輸出を2. 不適合の未然防止に努め、発生時には迅速かつ確実なある「品質の追求」に結び削減し、循環型社会の構築を目指しています。またこれに付いていることを全部署あわせて、海外サプライヤの品質管理基準を日本と統一3. すべての社員が品質意識を高め、各部門連携の下、最良に改めて啓発しています。⑱ 不具合品展示会し、複数の地域で同一機種を生産する利点を活かした、4. 品質マネジメントシステムの継続的改善を推進するサプライチェーン・マネジメントグローバルレベルでのサプライチェーンの複線化を進めています。この取り組みにより、地政学的な大規模な供給リスク下においても安定調達を実現できる、強靭なグローバルサプライチェーンの構築を目指しています。の向上に努める対応を行うの品質を作り上げる品質月間の取り組み 品質意識の高揚・品質管理活動の幅広い普及を目的に、サプライヤ評価による改善指導と高評価サプライヤ選定 また、各生産拠点では、サプライチェーンの中核を担う毎年 11 月(1日〜 30日)は全国で「品質月間」と定められて サプライヤ評価を年 1 回実施し、品質・納期で評価の低コアサプライヤを招聘して定期的にビジネスパートナー説明います。当社も品質月間の活動の一環として、品質に関するいサプライヤに対しては、評価結果と具体的な改善要望を会を開催しています。経営幹部から経営状況や事業環境、意識高揚のため「品質月間ポスター」掲示、「品質月間のぼり」連絡し、定期的に改善の進(cid:7743)状況を確認しています。また、活動方針を説明する設置、「品質朝礼」実施を部署ごとに行っています。また、グローバルで統一された評価基準によるサプライヤの工場ことで、当社活動への11 月は計量強化月間でもあり、2020 年度は新たに計測器監査を行い、品質レベルの維持向上にも努めています。より深い理解と協力教育を通してモノづくりの基本を再認識するため「計測器 これらの活動の成果は、新型車開発・投入時のサプライをお願いしています。講習会」「計測器技能競技会」を開催しました。ヤ選定にも取り入れており、高評価状態が安定的に継続しコロナ禍の中で参集かつ工場監査にも合格した、コアとなりうるサプライヤへの型 の 説 明 会 は 開 催⑲ ビジネスパートナー説明会発注集約を進めています。 このところ、半導体や電子部品をはじめとした供給問題が頻発し生産リスクが高まっていますが、コアサプライヤとの密接な情報共有により、リスク軽減に努めています。引き続きコアサプライヤとの相互連携・協力関係を強化し、コロナ禍の中での危機局面に対応していきます。現地調達の推進とサプライヤ監査 海外生産拠点では、地産地消を原則とした現地サプライヤからの調達(現調化)を推進することで、日本からの輸出を削減し、循環型社会の構築を目指しています。またこれにあわせて、海外サプライヤの品質管理基準を日本と統一し、複数の地域で同一機種を生産する利点を活かした、グローバルレベルでのサプライチェーンの複線化を進めています。この取り組みにより、地政学的な大規模な供給リスク下においても安定調達を実現できる、強靭なグローバルサプライチェーンの構築を目指しています。サプライヤ評価による改善指導と高評価サプライヤ選定 また、各生産拠点では、サプライチェーンの中核を担う サプライヤ評価を年 1 回実施し、品質・納期で評価の低コアサプライヤを招聘して定期的にビジネスパートナー説明いサプライヤに対しては、評価結果と具体的な改善要望を会を開催しています。経営幹部から経営状況や事業環境、連絡し、定期的に改善の進(cid:7743)状況を確認しています。また、活動方針を説明するグローバルで統一された評価基準によるサプライヤの工場ことで、当社活動への監査を行い、品質レベルの維持向上にも努めています。より深い理解と協力 これらの活動の成果は、新型車開発・投入時のサプライをお願いしています。ヤ選定にも取り入れており、高評価状態が安定的に継続しコロナ禍の中で参集かつ工場監査にも合格した、コアとなりうるサプライヤへの型 の 説 明 会 は 開 催三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要14できませんでしたが、リモート会議や動画配信方式(写真カリキュラムを策定しています。また、若年層に対しては早期を実施しています。⑲)により、これまで以上に密度の濃い有益な情報提供をの段階から先行的にグローバルマインドの醸成を図り、言葉 安全面では、ほぼ毎月テーマを決めて職場の安全衛生行い、サプライヤからの理解と納得を得られる取り組みをや文化、社会システムの異なる場所で何かを成し遂げるなど、パトロールを実施するなど、職場チェックを行っています。進めています。様々な「経験」を積ませることが重要と考えていることから、海 衛生面では、特にメンタルヘルスに力を入れており、メン人材の多様性確保外拠点を中心に3ヵ月程度派遣する海外トレーニー制度を設タル面で従業員をフォローして、休業の発生をできるだけけています。本年度は新型コロナウイルスの影響により海外少なくするよう活動しています。また、ストレスチェックの派遣ができないため、バーチャルでの実施を予定しています。集団分析を活用して、職場環境の改善につなげています。メンタルヘルス研修では、職場改善の好事例を紹介し、横 少子高齢化と労働人口の減少が進む中、社内に異なるサービス研修会経験・技能・属性のある多様な視点や価値観を持った人材が お客様に安全・安心・信頼のサービスを提供するため、いることは、会社が持続的成長をしていく上で強みとなり当社グループのサービスマンに対する研修会(写真㉑)をます。そこで、当社でも女性活躍促進を含む多様性の確保実施しています。具体的にはキャリアや経歴に応じた階層に向けた取り組みを行っています。別の研修や、新製品発売時の技術研修などをカリキュラム展開を図っています。㉒ 安全衛生理念・基本方針としています。また、車両制御方式の複雑化に伴う技術の三菱ロジスネクストグループ安全衛生基本方針⑳ 女性管理職・女性労働者の割合2017年度2018年度2019年度2020年度全従業員に占める女性労働者の割合8.8%9.6%9.9%10.2%女性管理職の割合 0.7%1.2%1.4%1.6%全管理職の割合 16.5%15.8%15.7%16.3%高度化に適応するため、不具合情報や対策を共有する会議の開催に加え、グループ会社向けに動画配信サイトを開設しました。㉑ サービス研修会㉓ 労働災害状況(数値は各年度末日時点)2018年度2019年度2020年度労働安全衛生 グループ全体の安全衛生理念「安全がすべての基本」を制定し、基本方針 3 点を制定しました。(図㉒)この理念・休業災害不休業災害休業災害不休業災害休業災害京都工場安土工場滋賀工場02031不休業災害110002590012410 当社では、各等級昇格時に階層別教育を実施するために方針に基づき安全で安心な職場形成を目指し、様々な活動人材育成社内研修制度三菱ロジスネクストグループ安全衛生理念「安全がすべての基本」 安全がすべての基本であるという理念の下、「常に安全第一」を心がけます。1.いつも安全意識を持って行動します。 安全衛生活動に対して積極的に関わり、安全意識の高揚に努めます。2.決めたこと、決められたことは守ります。 法令遵守はもとより、社内規定及びルールを遵守します。3.安全で安心な職場を作ります。 健康を重んじ、安全で安心な職場づくりに積極的に関わります。三菱ロジスネクストの ESG三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要15働きがい・労働生産性地域・社会貢献 今後もこれらの活動を続けることで、社会・地域の継続的な発展に寄与していきます。 詳細は下記ページからご覧ください。 当社では、どの世代の従業員も働きがいを持って仕事が 当社は事業活動の他にも、社会・地域の発展や課題解決 https://www.logisnext.com/sponsorship/できるよう、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。取りを目的として、様々な社会貢献活動を行っています。特に、 また、地域の次世代教育への貢献活動として、整備技術組みとしては有給休暇について法律で定められた年間5日地域の活性化に貢献することは地元企業としての責任である者の育成を支援しています。の取得を確実に実行するとともに、取得率が向上するよう、と考え、本社が位置する京都を本拠地とする「京都サンガ 日産自動車大学校では、学生をプロのレースチームに従業員個々人が有給休暇取得の計画を立て、定期的に取得F.C.」(写真㉕)、「京都フィルハーモニー室内合奏団」へのスタッフとして参加させるプロジェクトを行っています。学校状況をフォローしています。(図㉔)また、育児や介護に関協賛をはじめとして、工場や事業所の地元地域の祭りやで学んだことをアウトプットすることで実践力を磨き、真剣する制度について、より柔軟な働き方ができるよう法律のイベントへの協力など、積極的に取り組んでいます。勝負の場やレース前後の活動で社会人として必要な「主体定めを上回る内容を定めています。今後、リモートワーク 2021 年 11 月からは、スポーツ振興の観点からラグビー性」「チームワーク」「おもてなしの心」「感謝の気持ち」を培い、の制度化などの検討を進めていく予定です。チーム「三菱重工相模原ダイナボアーズ」(写真㉖)のプラチャレンジし、学びあうことを目的としています。当社では㉔ 有給休暇取得日数チナパートナーとして協賛しています。この取り組みにスポンサーとして支援するほか、学生への また、難病児支援事業を行う「公益社団法人 ア・ドリーム・就職説明会の実施、学園祭への車両出展等の産学連携活動2018年度2019年度2020年度ア・デイ IN TOKYO」のサポーターとして、難病児の夢のを行い、整備技術者の育成に貢献しています。当社1人平均取得日数11.3日13.3日12.7日実現に向けた支援を継続しています。(厚労省統計の企業平均)9.3日9.4日10.1日(厚労省統計の製造業平均)11.0日11.0日11.9日当社取得率(%)55.4%64.0%60.2%(厚労省統計の企業平均)51.1%52.4%56.3%(厚労省統計の製造業平均)58.4%59.2%64.1%当社人数(労組員)1,570人1,520人1,489人㉕ 京都サンガ F.C.㉖ 三菱重工相模原ダイナボアーズ三菱ロジスネクストについてトップメッセージ基本方針E(環境)S(社会)G(ガバナンス)活動事例サマリー会社概要16三菱ロジスネクストの ESGGガバナンスガバナンス改革 具体的には「事業戦略討議」として、当社の事業戦略・実行の推進・運営上の最高機関としてリスク・コンプライアンス計画やガバナンス上の課題等についての討議を毎月実施して委員会を設置し、グループ全体のリスク情報を統括・集約います。また、サステナビリティ推進体制を構築し、取締役会し、統一管理する体制を構築しています。(図㉘)半期ごとに 毎期、取締役会の実効性評価を実施し、取締役会の課題においてサステナビリティ推進を監督する仕組みを確立しま各部門においてリスクの洗い出しを行い、リスクの分析・評価に対して取組方針を策定し、継続的に取締役会の実効性した。指名・報酬諮問委員会においては、社長・経営陣幹部のを実施し重大リスクを決定しています。重大リスクのうち向上に努めています。後継者計画について議論し、2021 年度より指名・報酬諮問特に優先度の高いリスクについてはアクションプランを作成 2020 年度の実効性評価において、中長期の戦略や方向委員会が後継者計画に適切に関与することを決定しています。し、日常よりリスクの低減活動に取り組んでいます。グループ性、SDGs・ESG を含むサステナビリティについては、取締役会においてより広範な議論が求められていることから、さらに取り組みを深化させる必要があり、少数株主保護の電子契約システムの導入方策の整備、後継者計画への指名・報酬諮問委員会の関与会社についても、各社にリスク管理責任者を配置し、当社に準じたプロセスでリスク管理活動に取り組んでいます。 これらの活動状況については、四半期ごとに開催するリスク・コンプライアンス委員会に報告され、重大リスクのについても、検討課題として認識すべきという結果となりま 取引先との契

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