シンバイオ(4582) – 東京大学との共同研究及び社会連携講座「分子腫瘍薬学」設置の契約締結について

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開示日時:2022/01/06 11:30:00

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2022年1月6日 各位 会 社 名 シ ン バ イ オ 製 薬 株 式 会 社 代 表 者 名 代表取締役社長兼 CEO 吉 田 文 紀 (コード番号:4582) 問 合 せ 先 管理本部 IR 室(TEL.03-5472-1125) 東京大学との共同研究及び社会連携講座 「分子腫瘍薬学」設置の契約締結について シンバイオ製薬株式会社(本社:東京都、以下「シンバイオ」)は、国立大学法人東京大学(東京都、以下「東京大学」)との間で、抗がん剤として開発中のBendamustine(以下、「ベンダムスチン」)およびRigosertib(以下、「リゴセルチブ」)、あるいは他の多様な薬物との併用療法を含む抗腫瘍薬物治療に関して、新たな有用性の探索とその背景にある分子機序の解析を行うことを目的とした共同研究及び社会連携講座「分子腫瘍薬学」(以下「本講座」)の設置に関する契約(以下「本契約」)を締結したことをお知らせいたします。 シンバイオは本契約に基づき、東京大学大学院薬学系研究科内に本講座を2022年4月1日付で設置し、大学院薬学系研究科・堀昌平教授を筆頭に現在東京大学医科学研究所に在籍されている北村俊雄教授並びに同・榎本豊助教との共同研究を行い、様々な腫瘍細胞と評価系を用いてエピジェネティックス制御の解析やがん免疫システムにおける作用を探ることなどにより、ベンダムスチンとリゴセルチブの従来認知されていた作用以外の薬理作用の検討、両化合物あるいは他の既存薬との組み合わせにより得られる薬理作用等を解析し、新たな有用性を見出すとともに新規適応症の探索を行います。 堀昌平教授は、制御性T細胞の機能に関する分子機序の解明において卓越した研究業績とともに新たな研究パラダイムを切り開いてこられました。北村俊雄教授は、これまで白血病などの造血器腫瘍の研究と造血幹細胞分化の研究において多大な研究業績と研究・臨床の幅広いネットワークを築いてこられ、エピジェネティクス異常による造血器腫瘍の発症の分子機構解明や造血器腫瘍モデルを利用した新規治療法の開発に取り組んでこられました。 吉田文紀社長兼CEOは、「本共同研究ではより多面的な分子機序レベルからのアプローチにより、ベンダムスチン、リゴセルチブ、およびその併用療法、さらには他の既存薬との併用等において、それぞれの薬剤が持つ潜在的なポテンシャルを見出すことで新たな治療方法の開発を目指し事業価値の最大化に努めてまいります。」と語っています。 なお、本件が2021年12月期業績に与える影響はありません。 以 上 1 【トレアキシン®(一般名:ベンダムスチン)について】 殺細胞性の抗腫瘍薬であり、1970年代からドイツで使用が開始され、現在50ヵ国以上で低悪性度非ホジキンリンパ腫(低悪性度NHL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、慢性リンパ性白血病(CLL)などを適応症として使用されています。国内においては凍結乾燥注射剤(FD製剤)で、2010年10月に再発又は難治性低悪性度NHL及びMCLを適応症として医薬品製造販売承認を取得した後、2016年8月にCLLに対する効能追加の承認を取得し、2016年12月に未治療の低悪性度NHL及びMCLに対する効能追加の承認を取得しています。また、2020年9月に「トレアキシン®点滴静注液100mg/4mL」(RTD製剤、Ready-To-Dilute:溶解不要で希釈するのみの製剤)について、上記のすべての効能において医薬品製造販売承認を取得しました。さらに、FD製剤及びRTD製剤で、それぞれ2021年3月及び2021年4月に再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に対する効能追加の承認を取得しています。 【リゴセルチブについて】 リゴセルチブは、がん関連遺伝子産物であるRASの作用を阻害することにより、PI3Kなど複数のキナーゼ(リン酸化酵素)の作用を妨げ、がんの生存や増殖に必要な細胞内シグナルの伝達を抑制することで、がん細胞を死滅させる新たな作用機序を有する低分子の抗シンバイオは、2011年7月にオンコノバ社との間でライセンス契約を締結し、リゴセルチブの日本及び韓国における独占的開発権及び販売権を取得しております。 がん剤です。 【当社会社概要】 シンバイオ製薬株式会社は、米国アムジェン社元副社長で、旧アムジェン株式会社の実質的な創業者である吉田文紀が 2005 年 3 月に設立した医薬品企業です。経営理念は「共創・共生」(共に創り、共に生きる)で表され、患者さんを中心として医師、科学者、行政、資本提供者を「共創・共生」の経営理念で結び、満たされない医療ニーズに応えてゆくことにより、社会的責任及び経営責任を果たすことを事業目的としています。なお、2016 年 5 月に米国完全子会社 SymBio Pharma USA, Inc.(本社:米国ノースカロライナ州 ダーラム、社長:吉田文紀)を設立しました。 2

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